時間がない… と、感じることありますよね。その感覚をそのままにしていると、焦りで心身に悪影響が及ぶものです。そこで、時間がない… の焦りに効く対策をご紹介します。
誰でも1度くらいはあるはずだ。
時間がない… と、感じること。誰でも1度くらいはありますよね。もちろん、わたしも1度だけではなくて何度もありました。
でも、「時間がない…」という感覚をそのままにしているとよいことがありません。まず、焦りによって脳のパフォーマンスが低下します。焦ってミスる… というのは「あるある」でしょう。
また、「時間がない…」という感覚はストレスをもたらします。「間に合うかなぁ…?」とか、「これ、ちゃんとおわるかなぁ…?」とか考え続けるのは、精神的に疲れるものです。
その結果、ストレスで睡眠不足にでもなろうものなら、カラダにまでダメージが及びます。というわけで、「時間がない…」を甘く見てはいけないわけです。
そこで、わたしが実践している対策を3つほど、ご紹介してみます。こちらです↓
- 減らすよりやめる
- 時間を多めに見積もっておく
- いざというときの手段を用意しておく
それではこのあと、順番に見ていきましょう。1つでも、「試してみようかな」というものが見つかるようでしたら幸いです。
時間がない…の焦りに効く対策3選
減らすよりやめる
効率化、という言葉があります。手順を見直したり、いちぶの手順を省いたり。あるいは、ITを使って自動化するなどの方法もあるでしょう。
それらの効率化に、共通しているのは「減らす」です。現状やるべき「量」が 100だとしたら、10減らすとか 20減らすとか、そういうたぐいのハナシが「効率化」にあたります。
とはいえ、効率化の効果はそれほど見込めず。やっぱり、まだまだ時間がない… という結果におわることはあるものです。そんなときには、「減らす」ことよりも「やめる」ことを考えましょう。
そのハナシ、どっかで聞いたことあるし〜。知ってるし〜。と、おもわれるかもしれませんが。
知っているのとやっているのとでは、まるで別モノです。では、お聞きします。あなたにとって、具体的にやめる方法とはなんでしょう? どうやって、やめることを実践しているのでしょう?
ちょっと、ウザかったですね。というわけで、わたしが実践していることをお話しします。
その方法とは、「いちど保留する」ことです。もう少し具体的に言うと、「なにかやるべきこと」や「やりたいこと」などを思いついたときには、すぐには実行しない。まずは、メモします。
ツールとしては、スマホの「Fast Notion」に入力して、「Notion」の中にある「INBOX」フォルダに送信。これで、スマホからでも、タブレットからでもパソコンからでも見ることが可能です。
そして毎朝、INBOXフォルダのなかみを確認します。すると、意外にも「やらなくてもいいこと」や「やるべきでないこと」も書かれていたりするのですね。もう一度言います、「意外」にも。
大事だとおもってメモしたのにもかかわらず、そうでもないことはあるわけです。
たとえば、「〇〇を買おうかな」とおもっても、「やっぱりいらないや」とか。「〇〇について調べよう」とおもっても、調べる必要がなくなったりとか。
ヒトは、目の前のことから逃げるために(意識的にも・無意識的にも)、目の前のことを中断するために、何かを思いついてはそれにすぐ手を付けてしまうことあります。
でも、それがやらなくてもいいことであれば、「時間を失う」ばかりです。結果として、時間がない… に陥ります。なので、「いちど保留する」ためのしくみをつくるのがおすすめです。
そのうえで、「減らすよりやめる!」という目で、保留したものを見直してみましょう。いままでになかった時間を生み出すことができるはずです。
時間を多めに見積もっておく
そもそも論として、なにかを実行するにあたって「時間を見積もる」ことをしているでしょうか? 言い換えるなら、あらかじめスケジュールを立てているでしょうか?
わたしは、毎朝の時点で、その日1日のスケジュールを立てています。タスクを順番に並べてみて、それぞれのタスクを何時から何分で実行するかの「予定」を決める感じです。
これを聞いて、「うへぇ〜」とイヤになるかもしれません。たしかに、万人に合った方法とは言えないでしょう。人を選ぶ方法ではありますが、万人に役立つであろう「要素」はあります。
それが、「時間を多めに見積もる」です。1日のスケジュールをフルに立てないまでも、なにかを実行する前には、時間を多めに見積もったうえでスタートしてみましょう。
わたしの場合は、じぶんがイメージする実行時間の「1.5倍」を目安にしています。つまり、1時間かかるとおもったら、1.5時間で見積もるということです。
すると、その後のスケジュールについては「余裕」ができる、というか、余裕をとらざるをえなくなるでしょう。結果として、パンパンのスケジュールを避けることができます。
そのうえで、実際はどうなるか? 時間を多めに見積もったのですから、見積もりよりも早くおわることが少なくありません。これで、「時間がない…」の感覚から逃れることができます。
ここでのポイントは、「時間を見積もる」ことです。これは「時間制限を課している」のと同じことであり、クリアできるかどうかのゲームのようなものでもあります。
そのゲームをクリアできたら、気分がいいですよね。じぶんは「できるぞ!」という意識にもつながるので、自己効力感を高めるのにも役立ちます。すると、集中力も高まり、その後のスケジュールもより早くおえられるようになる。のだとすれば、好循環です。
1.5倍というのは、わたしの目安であり、ケース・バイ・ケースでもあります。すべてのタスクを1.5倍で見積もっているわけではありません。日々のルーティーンで、誤差が少ないことがわかっているタスクは、多めに見積もることはないわけで。
要は、あまり馴染みのないタスクなんかを「多めに見積もる」ということです。どのていど多めに見積もるかは、各自がいろいろ試しながら決めていくとよいでしょう。
いざというときの手段を用意しておく
時間がない… の焦りに効く対策として、ここまで2つお話をしてきました。さいごにもうひとつ、「いざというときの手段を用意しておく」です。
前述の2つの対策を講じてもなお、時間がない… という状況が起きることはありえます。その不安が、やっぱり焦りにつながるわけです。なので、いざ時間がないときの手段を用意しておきます。
わたしが実践していることで言うと、まずは「スケジュールに余白をとっておく」。1日なかに 30分とか、1週間のなかに半日、1ヶ月のなかに数日とか、なにもスケジュールしない時間を空けておくのです。
その余白があれば、いざというときにも「なんとかできるだろう」という感覚を持つことができます。
また、タスクに「優先順位」を付けておくのも1つの方法です。どうしても時間が足りないときには、このタスクは後回しにする・後回しにしてもかまわない、と決めておきます。
そのうえで、いざとなったら後回しにできるように「算段」をしておくのです。たとえば、納期のある仕事なら、あらかじめ期限には余裕をもっておくとか、誰かに任せられるように準備しておくとか。
そういった「いざというときの手段」があるだけでも、気持ちにゆとりができるものです。逆に、手段がないと、いざとなったらどうしよう…という焦りに襲われます。
焦る気持ちを退けるためにも、いざというときのことをあらかじめ考えて、手段を用意しておくのがおすすめです。
まとめ
時間がない… という感覚をそのままにしていると、焦りで心身に悪影響が及ぶものです。というわけで、わたしが実践している「時間がない… の焦りに効く対策」をご紹介しました。
1つでも、「試してみようかな」というものが見つかるようでしたら幸いです。
- 減らすよりやめる
- 時間を多めに見積もっておく
- いざというときの手段を用意しておく