M2 MacBook Airにおすすめのハブとして、「Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD 10Gbps データ ハブ」をレビューします。イマイチな点もあわせて正直に。
M2 MacBook Airにおすすめのハブはこれしかない。
2022年7月以降、M2 MacBook Airがわたしの愛機です。つまり、メインマシン。M2 MacBook Airは、ひとことで言って「最の高」なのですが、残念なポイントがないわけではありません。
それは、「ポートが少ないこと」です。具体的に言うと、USB-Cのポートが2つ。これしかないのは正直ツラい… なぜなら、うち1つは「外付けディスプレイ」につなぐために、常時使用しているから。
すると、残りのポートは USB-Cが1つです。さぁ、どうする?
というわけで、たどりついた答えが「Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD 10Gbps データ ハブ」になります。「って、長ぇよ」と、おもわれたかもしれませんが。
長くとも略さずに、正式名称を伝えなければいけない理由もあるのです(後述)。なにはともあれ、M2 MacBook Airのハブならコレだ! ということで↓
おすすめな点だけではなく、イマイチな点もふまえて、このあとレビューしていきます。それではいってみましょう!
おすすめな点/Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD 10Gbps データ ハブ
まずは、Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD 10Gbps データ ハブのおすすめな点から。さすがに名称が長いので、便宜的に「PowerExpand 8-in-1」と略します。
ポートが豊富、以上
なんと言っても、ポートが豊富。これに尽きます。「PowerExpand 8-in-1」の名のとおり、これ1つに「8つのポート」が詰まっているのですね。具体的には…
- 4K・60Hz対応 HDMIポート
- データ転送用USB-Cポート (最大 10Gbps)
- PD対応・充電用 USB-Cポート
- イーサネットポート(最大1Gbps)
- microSDスロット
- SDカードスロット
- データ転送・充電用 USB-Aポート(10Gbps) ×2
では、順番に説明を加えます。
4K・60Hz対応 HDMIポート
4Kかつ60Hzまで対応しています。4K30HZなどもありますが、それだと映像がカクついたりしちゃうんですよね。その点、PowerExpand 8-in-1ならば安心でしょう。
ちなみに、わたしはふだん、「LG 35WN75C-B(曲面ウルトラワイドモニター)」を使っています↓
これと、M2 MacBook AirとをUSB-Cケーブル1本で繋いでいます。外付けディスプレイへの出力だけではなく、M2 MacBook Airへの充電もこれ1本なので便利です。
なので、HDMIポートはふだん使っていないのですが、コワーキングスペースなどで別のディスプレイに繋ぐときなんかは助かりますね。やっぱり、大画面・2画面のほうがはかどるので。
データ転送用USB-Cポート (最大 10Gbps)
はっきり言います。これこそが、「PowerExpand 8-in-1」の最大のおすすめポイントです。データ転送や映像出力に対応した USB-Cポートになります。
多くのハブが、USB-Cポートは充電用のみ(後述)だったりするのですよね。つまり、USB-Cでのデータ通信ができないわけです。
わたしが、M2 MacBook Airのポートのうち1つを、外付けディスプレイに常時接続していることはお話をしました。
そのうえで、「USB-Cの外付けカメラをつなぎたい、USB-Aの外付けマイクもつなぎたい」となるとハブがなければ不可能です…
このとき、ハブに付いているUSB-Cポートが「充電用」だとカメラは機能しません。あたりまえですが。そう、あたりまえなんですけれど、データ転送用のUSB-Cポート付きハブはあまりないので気をつけましょう。
似たような名称のハブに「Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD メディア ハブ」という商品があります。こちらには、充電用のUSB-Cポートしかないので要注意です。まぎらわしすぎる。
PD対応・充電用 USB-Cポート
こっちのUSB-Cポートは、データ転送や映像出力には非対応なので注意です。充電用のポートになります。PD対応(急速充電できる)で、最大 85W出力とのこと。
なので、急速充電器に PowerExpand 8-in-1をつないで、そのPowerExpand 8-in-1からパソコンや他のデバイスにつないで急速充電ができます。
イーサネットポート(最大1Gbps)
有線でインターネットするとき用のポートになります。無線が安定しないときなどは、あると便利なのがこのポート。あってよかったイーサネットポート、です。
microSDスロット、SDカードスロット
microSDと、SDカードの両方が使えます。UHS-I対応とのこと、書き込み・読み込み速度は「最大 104MB/s」とのこと。microSDもSDカードもつかわないんで、よくわかりませんが。
データ転送・充電用 USB-Aポート(10Gbps) ×2
USB-Aポートは2つ付いています。どちらも、データ転送・充電に対応です。
ポイントは、転送速度が速いこと。「最大 10Gbps」です。いろいろとハブを探しているとわかりますが、けっこう多くのハブが「最大5Gbps」だったりするわけで。
速いは正義。PowerExpand 8-in-1のおすすめポイントの1つだと言ってよいでしょう。わたしの場合、YouTube投稿の動画データなんかを、外付けHDに転送するときなんかに役立っています。
イマイチな点/Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD 10Gbps データ ハブ
では、続いて、PowerExpand 8-in-1のイマイチな点も少々。
ちょっと重い・デカい
PowerExpand 8-in-1の重量は、おおよそ 110gです。外装はプラスチックなので、軽そうに見えるのですが、持ってみると意外と重いぞ… という感じでしょうか。
サイズ感としても、ちょっとデカいです。まぁ、8つも詰め込んでいますから、その代償ということになります。コード部分を除くと、「12cm × 5.5cm × 1.5cm」くらいです。
コードが固くて・短い
PowerExpand 8-in-1のコードは、長さが 20cm弱。ちょっと短いのはしかたがないにしても、コードが固いのが難点です。おかげで、取り回しづらい…
置きたいように置きにくい、つなぎたいようにつなぎにくい、ということはありますね。はい。
ちょっとお値段が高い
ハブもいろいろで、お値段はピンきりです。そのなかにあっては、やや高め。Amazon価格で 8,000円弱といったところです。
とはいえ、前述した「データ転送用 USB-C」を外すことができないのであれば、この値段はけして高くはないでしょう。
まとめ
M2 MacBook Airにおすすめのハブとして、「Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD 10Gbps データ ハブ」をレビューしました。
M2 MacBook Airを使っていて、「ポートが足りない…」という人であれば、このハブを買っておけば間違いないものとおもいますがいかがでしょうか。