いますぐ行動が良い、とは言うけれど。その理由がわかっていないと、実際には動けないものです。また、方法がわからなくても動けないものでしょう。というお話をしていきます。
いまでしょ! でも、やらないヒトたち。
いつやるの? いまでしょ! というフレーズが流行ったのはいつのことだったのか… というのは、さておき。いまやりましょう、いますぐ行動しましょう、というのはよく聞くハナシです。
じゃあ、それってなんで? と聞かれたときに説明できるかどうか。
「いますぐ行動」が大事なことだとわかっていても、それはなぜなのか? その理由がわかっていないと、ヒトは実際に動くことはできないものでしょう。
だからこそ、古今東西で「いますぐ行動」と言われ続けてもいるわけです。
また、理由がわかっていたとしても、具体的な「方法」がわからないがために、行動できていないケースもあります。どうしたら、いますぐ行動しやすくなるのか? の方法です。
というわけで、本記事では「いますぐ行動」が良い理由と、その方法について。わたしの考えや、実践していることをふまえてお話をしていきます。
それではいってみましょう!
「いますぐ行動」が良い理由
まずは、「いますぐ行動」が良い理由から。わたしがおもうに、ぜんぶで3つあります↓
- 早くやるほど効果が大きいから
- 歳をとるのはあっと言う間だから
- ヒトの気持ちはうつろいやすいから
それでは、順番に確認していきましょう。
早くやるほど効果が大きいから
わたしはいま、47歳です。仮に、わたしの寿命が 80歳だとしたら。それまで 33年という時間が残されています。うわっ、それしかないのか! と、切なくなったのはさておき。
いますぐ行動できたことによって、わたしがなにかしらのスキルを身につけたとしましょう。すると、33年のあいだ、そのスキルは効果を発揮し続けるわけです。
ところが、79歳になってからようやく、同じスキルを身につけたとしたら…? 当然、1年しかその効果を発揮することはできません。なんだか、もったいないですよね。
ヒトが学びはじめるのに遅すぎることはありませんが、どちらかといえば、より長く効果を発揮できたほうがよいでしょう。
というわけで、「早くやるほど効果が大きいから」は、いますぐ行動が良い理由のひとつです。
歳をとるのはあっという間だから
もう少し厳密に言うと、「歳をとるほど、時間があっという間に感じるから」ということになります。よくそんなハナシを見聞きするし、じぶんで言っている人もいるでしょう。
わたしはいま、47歳です(←しつこい)。だとすると、わたしにとっての1年は、「47分の1年」だと言えます。では、10歳だったわたしはどうでしょう?
10分の1年ですよね。では、47分の1年と 10分の1年と、どちらが短いか? 言うまでもなく、47分の1年のほうです。だから、歳をとるほど、時間があっという間に感じるんだ。というのが、ジャネーの法則です。
まぁ、あくまで「主観(感じ方)」の話ですから、客観性には乏しいものはありますが。主観であれ何であれ、じぶんが実際にそう感じるのであれば、考慮にあたいするハナシでしょう。
ふと気がついたら、あっという間に歳をとっていた。いますぐ行動すれば良かった… と、後悔をしたくはありませんよね。歳をとるほど、その後悔は大きく感じるはずですし。
ヒトの気持ちはうつろいやすいから
ヒトの気持ちというのは、総じてうつろいやすいものです。
ひとつのことにこだわりすぎると、ほかのことへの注意が不十分になり、命が危険にさらされてしまう… という太古の時代の遺伝子が、いまなお、わたしたちの中には残っています。
だから、なにか「これやろう!」と決めても、しばらく放置していると、ほかのことに注意が向いてすっかり忘れてしまったりもするのです。しかたない、遺伝子がそうなのだから。
だとしたら、「ヒトの気持ちはうつろいやすい」ことを理解したうえで、なるべく早く、なるべくすぐに行動をするしかありません。いつやるの? いまでしょ。
「いますぐ行動」をしやすくする方法
続いて、「いますぐ行動」をしやすくする方法について。わたしが実践しているのは、次の3つです↓
- 次の行動を決める
- 知ることをやめない
- 健康に気をつける
それでは、順番に確認していきましょう。
次の行動を決める
なるべく早く、なるべくすぐに行動しましょう、という話をしています。その理由は、前述しました。それでもなお動けないのであれば、それは方法に問題があるのかもしれません。
問題の1つが、「次の行動」です。次の行動が決まっていなかったり、決まっていても抽象的すぎたり、具体的であったとしても難易度が高すぎたり… これだと、すぐには動けないものでしょう。
というわけで、「いますぐ行動」をしやすくなる方法は、次の行動を決めること。それも具体的に、かつ、難易度低めの行動を決めることです。
この手のハナシになると、わたしはよく「読書」を例に持ち出します。わかりやすいからです。たとえば、「読書をする」という行動を決めたとして、そこでおわってはいけません。
読む本を決めて(できれば手元に用意して)、何ページ読むのかを決めましょう。このとき大事なことは? そう、難易度を高くしすぎないこと。高くしすぎると、おっくうにもなります。
というわけで、「とりあえず1ページ」でもじゅうぶんでしょう。その行動が実際にできたときに、「じゃあ、次はもう1ページ」と「次の行動」をまた決めればよいのです。
知ることをやめない
ヒトは、「未知」のものに警戒心をいだくことがあります。触らぬ神に祟りなし、みたいな。ところが、未知のものを避け続けていると、チャンスを逃してしまうこともあるわけで。
たとえば、AI(人工知能)。AIのことがほとんどわからず、「いつか人間は、AIに支配されるのだ」みたいなハナシばかり聞いていたとすると、AIを警戒もするでしょう。
ところが、AIがわたしたちの役に立つことは増えています。最近では、チャットAIやら、お絵かきAIやらの進歩によって、ヒトが「文章を書く・絵を描く」の可能性が広がっているところです。つまり、ヒトは誰でも、もっと文章を書ける・もっと絵を描けるようになるかもしれない。
ということを知っていれば、AIを体験してみようかな? と、おもえるのではないでしょうか。そうおもえるのは、AIが役に立つかもしれないことを「知っている」からです。
なので、「いろいろと知っておくことが、行動を後押しする」ものと、わたしは考えています。いろいろ知るための方法の1つが読書です。たまには、じぶんがよくわからないジャンルの本を読んでみる。すると、「知る」ことができて、あるとき行動を促してくれるものと感じています。
健康に気をつける
なんだそりゃ、とおもわれたかもしれませんが。行動をするにあたって、健康は大切です。心身の健康が損なわれていては、行動をする「気力・体力」が不足します。
行動するときに、パワーがないよりはあったほうがいい。気力がみなぎっていれば、行動しやすくなりますし、体力に満ちあふれていれば、行動が長続きもするでしょう。
じゃあ、どうやって健康に気をつけるのか? 最終的には人それぞれ、です。細かいことを言い出せば、キリがありません。ただ、大きなところでいえば「運動・睡眠・食事」です。
適度に運動をする、充分な睡眠をとる、バランスのよい食事をする。あまりに抽象的ではありますが、あとは個々人で具体化をするほかありません。地道な積み重ねも必要なところです。
でも、「いますぐ行動」を実現するためには、避けてはとおれない部分だと考えています。というわけで、言葉だけ聞くと新鮮味はありませんが「健康に気をつけましょう」、以上です。
まとめ
いますぐ行動が良い、とは言うけれど。その理由がわかっていないと、実際には動けないものです。また、方法がわからなくても動けないものでしょう。
というわけで、「いますぐ行動」が良い理由と、その方法についてまとめました。ご参考になるものがあるようでしたら幸いです。