ブログ、メルマガ、YouTubeでの発信を続けています。が、いずれも辞めたかったことはあり、それぞれに辞めたかった理由は違っていた、というお話です。辞めようかで悩んでいる人の参考に。
いまのところは、という注釈付きで。
きょう(2023年2月5日)で、このブログは毎日更新をはじめてから 2,485日めになります。毎日配信しているメルマガは、2,319日め。毎週投稿のYouTubeは、35ヶ月めになりました。
「いまのところは」という注釈付きで、きょうまで続いています。そして、「いまのところは」という注釈付きで、続けていくつもりです。
そんなブログもメルマガも YouTubeも、「辞めちゃおうかな…」と考えたことはありました。ただ、それぞれに「辞めたかった理由」に違いがあるのですね。わたしの場合。
そこで、それぞれの辞めたかった理由について、少しお話をしてみます。「続けたいけど続けられずに悩んでいる…」という話も見聞きするので、なにかのきっかけや参考になればとの思いです。
それではいってみましょう。
ブログを辞めたかった理由
ブログ・メルマガ・YouTube、3つの発信のなかで最初にはじめたのがブログでした。それまではブログどころか、文章を書く習慣がなかったわたしにとってはだいぶツラかったです。
半年〜1年くらいのところがとくに。PV(閲覧数)はなかなか伸びない、いっぽうでネタ切れ感がハンパない… 成果が見えないなかでの苦労が続きました。
そんなときに「悪魔のささやき」が聴こえたのですね。「ツラい思いまでしてやるものではない」という他人からのアドバイス(?)。
そうだよな、ツラい思いまでしてやることに意味はない。そうだ、辞めちゃおう! と、わりと本気でおもいました。というわけで、「他人のアドバイス」が辞めたかった理由になったわけです。
最終的には、妻が止めてくれたことで続けることになりましたが(妻はいまでも毎日、投稿前チェックをしてくれています)。まぁ、それはそれとして。
他人のアドバイスはありがたいものですが、受け入れるかどうかは「じぶんが」決めるべきものです。ただただ受け入れていたのでは、じぶんの人生を生きることはできない。と、気づいた瞬間でもありました。
つまり、「じぶんが決めて辞める」のはかまわないが、「他人から言われたから辞める」というのは違う、ということですね。言われてみればあたりまえでしょうが、弱っているときには都合よく忘れます。
なので、じぶんが弱っているときこそ、じぶんの思いを大事にする。他人に逃げずに、じぶんで答えを出すことにこだわるのがよいかとおもっています。
で、弱っているときに、わたしがじぶんに向かってよく問いかけること。それは、「将来、後悔する可能性があるかどうか」です。いま辞めたことを、いずれ後悔しそうかどうか。
後悔する可能性があるのなら、いまはひとまず続けてみよう。割と消極的な姿勢ではありますが、わたしは基本、これで乗り越えてきました。ヒトは「損を嫌う」ものです。将来の損を避けようと、がんばれるところはあります。
もちろん、「ダラダラ続けることに意味はない」との意見もあるでしょうから。そこは当然、人それぞれです。それでも、じぶんは続けることを選んだ。それだけのハナシではあります。
メルマガを辞めたかった理由
メルマガは、いまから1年ちょっと前に「リニューアル」をしまして、内容を変えました。
それまでは、毎日のブログ記事の「補足」的な内容だったのですが、リニューアル後は、ブログ記事とはまったく関係がない内容にしています。
テーマとしては、じぶんの「価値観・仕事観」といったところでしょうか。
これまでも、主テーマに添えるかたちで価値観・仕事観について書くことはありましたが、主テーマとして価値観・仕事観について書くことはあまりなく。どちらかというと苦手でもあり。
おかげで、リニューアル後しばらくは負担感も大きく、辞めたかったことがありました。つまり、「苦手」が辞めたかった理由になっていたわけです。
では、1年ちょっと続けたいまはどうかというと。上手・下手は別として、苦手意識はだいぶなくなりました。はじめのころは1時間くらいかかったりもしましたが、いまは30分くらいです(だいたい 2,000文字前後書きます)。
なにが言いたいのかというと、「経験」で超えられる壁もある。そういうことです。辞めてしまえば得られない経験(の積み重ね)があり、辞めなければ得られる経験(の積み重ね)があります。
では、どうしてツラいときも続けることができたのか。「読者がいる」と、常に感じていたからです。これは、メルマガのよさでもあるでしょう。
メルマガの配信システムにもよりますが、「読者が何人いるか」や「どれくらい開封しているか」などを知ることが可能です。すると、読者の動きがわかるので、やりがいにつながるでしょう。
なにより、読者の方から直接、「声」をいただけるのはうれしいものです。わたしは、読者専用の「フォーム」を用意していて、常に、読者の声をいただけるようにしています。
というように、読者と直接つながれる「しくみ」をつくっておくことが、辞めずに継続するのを後押ししてくれることにもなるのでは…? と、おもっていますがいかがでしょうか。
YouTubeを辞めたかった理由
YouTubeが、ブログやメルマガとは圧倒的に違うと感じるのは「編集」のタイヘンさです。撮影しておしまいではなく、その後の動画編集があります。
ノー編集で投稿する方法もありますが、わたしはそうしていません。その理由は、ここでは余談になるのでさておいて。編集が必要だという前提でお話をします。
で、動画の編集は、文章の編集よりもタイヘンです。YouTubeをはじめたばかりのころは、もっとタイヘンでした。そもそも、撮影で話すことにも慣れておらず、頻繁に撮り直しをしたり…
10分くらいの動画をつくるのに、5〜6時間かかっていたこともあります。いまなら、2時間〜2時間半といったところです。道具の使い方を改善したり、道具を替えるなどして速くなりました。
と、ここまでくるには時間もかかっているわけで。時間がかかっていることが辞めたい理由にもなりました。もっとほかに優先してやるべきことがあるのでは…? みたいな。
でも、こういうことを考えるときというのは、たいていは「逃げ」なんですよね。ここで逃げると、逃げクセがつきます。結局、ほかに優先してやるべきと考えていたことからも逃げます。
なので、逃げたくなってからどれだけ粘れるかは、ひとつのポイントになるでしょう。では、どうやって粘るか? おカネをかけるのは1つの手段ではないかとおもっています。
たとえば、動画編集がスムーズにできるよう、スペックが高いパソコンを買うとか。動画編集用のデバイスやソフトを買うとか。良いカメラやマイクなどの撮影機材をそろえてみるとか。
いま挙げたようなモノは、なくてもなんとかなるものです。無料の範囲でもできることはいろいろあります。が、そこをあえておカネをかけて、じぶんに覚悟を求めるわけですね。
わたしはけっこう、この手段を使ってきたとおもいます。でもおかげで、辞めずに続けてくることができましたし、その恩恵もあることを実感してもいます。
まとめ
ブログ、メルマガ、YouTubeでの発信を続けています。が、いずれも辞めたかったことはあり、それぞれに辞めたかった理由は違っていた、というお話をしました。
「続けたいけど続けられずに悩んでいる…」という話も見聞きします。本記事が、なにかのきっかけや参考になれば幸いです。