多くの人が抱えているであろう問題の1つ、先延ばし。そんな問題に効く、いますぐ効く、先延ばしをやめる方法について。わたし自身が実践している方法をお話しします。
昔のじぶんに比べたら。
多くの人が抱えている「じぶんの問題点」として、おそらく、「先延ばし」は上位に食い込むものと推測します。実際に見聞きもするところですし、なにより、じぶん自身にもそれがある…
ですが、その昔のじぶんに比べたら、先延ばしグセはだいぶ改善されたとの実感があります。と、まぁ、わたしの自分語りはさておき。では、どうしたら先延ばしを改善できるのか?
わたし自身が実践をしていることで、「これは効く!いますぐ効く!」というものをまとめてみました。ぜんぶで5つ、次のとおりです↓
- やらなきゃいけないことはやめる
- ヒマをつくらない
- まわりに公言する
- 先におカネをかけてしまう
- ちょっとでいいから毎日やる
それではこのあと、順番に解説していきます。
いますぐ先延ばしをやめる方法5選
1.やらなきゃいけないことはやめる
やらなきゃいけないことはやらなきゃいけないのではないか、とおもわれることでしょう。もちろん、やらなければいけません。でも、「そればかり」になってしまうのは問題です。
たとえば、仕事はやらなければいけないものの1つだと言えます。とはいえ、仕事を朝から晩まで、平日・休日を問わず… というのでは、ほかにやりたいことができなくなってしまうでしょう。
勉強したいのに、運動もしたいのに、ぜんぶ先延ばしになっている。そういう人は、やらなきゃいけないことばかりをやっている可能性があります。かつてのわたしもそうでした。
では、どうするか。やらなきゃいけないことはやめることです。少なくとも、やりすぎないことです。
わたしは、いま時期だと 16時くらいには仕事をやめるようにしています。日が暮れる前に、散歩を楽しみたいからです。ある意味では、ムリやり16時に仕事を切り上げています。
仕事を続けることはできますが(あるいは、続けたいとおもうこともありますが)、続けてしまえば、散歩が先延ばしになることを知っているからです。
というわけで、やらなきゃいけないことをいかにしてやめるかを考えてみましょう。いかにして、やりたいことをやれるかを考えてみましょう。
2.ヒマをつくらない
などと言うと、「余裕がない人生はツラい」とおもわれるかもしれませんが。ヒマがないのと、人生の余裕とに相関関係はないものとおもいます。
かえって、ヒマがあっても人生がツラいということはあるわけで。それはともかく、ここで言う「ヒマ」とは「無計画な時間」をあらわしています。予定がない時間、ということです。
この点で、わたしは基本的に、ヒマをつくらないようにしています。毎朝、向こう24時間のスケジュールをびっちりと埋めてしまいます。なので、予定がない時間帯はありません。
うへぇ、ツラそう… とおもわれるかもですが、スケジュールのなかには「休憩」も織り込んでいますから、むしろきちんと休んでいるとさえ言えます。
そのうえで、先延ばししたくないこと(やりたいこと)については、スケジュールのなかに織り込み済みです。つまり、やりたいことをやるための時間を、あらかじめ天引きしています。
いっぽうで、「時間があったらやろう」などと考えていて、実際にできた試しはありません。
時間があったり、時間があるとおもうと、ヒトは無自覚に怠けるものです(いわゆるパーキンソンの法則)。そもそも、時間がないことだってあるでしょう。
結果、やりたいことは先延ばしになる命運にあります。ヒマをつくらないようにしてみましょう。
3.まわりに公言する
古今東西、言われ尽くした感のある方法ではありますが。それゆえに効果は大きい、ということでしょう。先延ばしにしたくないことがあれば、まわりに公言する。まわりに言って回る。
まぁまぁ、言って回るまではしなくてもよいかもですが。それでも、だれか身近な人だけにでも伝えてみることで、それが約束となり責任となり、先延ばしがしづらくなるものでしょう。
ヒトは社会的動物です。言ったことをやらずに、他人から「ダメな人」だと見られたら、社会のなかで生きてはいけない… だから、ちゃんとやらなきゃ!という思考が遺伝子に刻まれています。
というわけで、まわりに公言してみましょう。それでも、他人に言うのはちょっと… とおもわれるのであれば、おすすめの方法が1つあります。文字にして、目に見えるようにしておくことです。
わたしもまた、先延ばししたくないことはリスト化しています。そのリストをじぶんにとっての公言として、リストを定期的に見直すのがマイルールです。
ヒトは、じぶんとの約束も守りたいと考えるものですから、文字にすること、リスト化することには効果があるものと実感しています。有言実行でいきましょう。不言実行は困難です。
4.先におカネをかけてしまう
自慢ではありませんが、わたしは「カタチ」から入るタイプです。事あるごとに、妻からもそう言われています。それでもカタチから入るのには、ちゃんと理由もあるのです。
たとえば、何かあたらしいことをはじめようとするときに、あるといい道具(なくてもいい道具)があれば、先に買ってしまう。はじめてみて、続けられそうであれば買うのではなく先に買う。
すると、「おカネもかけちゃったし…」ということで、引くに引けなくなる心理が生じます。つまり、みずから退路を断つ。背水の陣に追い込むという作戦です。
たいした作戦じゃないなぁ、とおもわれるかもしれません。それは、カタチから入るじぶんを正当化するための言い訳にすぎないのではないか。そうおもわれるのであれば、そのとおりでしょう。
が、いっぽうで、先におカネをかけたから続いていることは多々あります。たとえば、このブログにも無料でできるところを、あえておカネをかけてもきました。
YouTube投稿をはじめるときにも、あえて、おカネをかけて機材を買ったりもしています。もっとおカネをかけずにやる方法はあったにもかかわらず、です。
使ったおカネはあとから取り戻すチャンスがあります。ですが、過ぎた時間をあとから取り戻すチャンスはありません(タイムマシーンがない限り)。先延ばしで後悔したくなければ、おカネをかけるのは1つの方法です。
5.ちょっとでいいから毎日やる
先延ばしをしてしまう理由のひとつとして、「慣れていないから」があるものと考えています。なぜなら、毎日の歯磨きを先延ばしする人はいませんよね(たぶん)。
歯磨きはメンドーなものでもありますが、先延ばしをしないのは慣れているからです。言い換えると、習慣になっているからです。だったら、先延ばししたくないことは習慣化すればいい。
とはいえ、それができれば苦労はしません。どうしたら、習慣化できるのか。方法はいろいろありますが、わたしが効果的だと考えるものを1つ挙げるとすれば、「ちょっとでいいから毎日やる」ことです。
ポイントは「毎日」にあります。毎日やると決めていれば、「きょうはやらない」という選択肢はなくなります。すると、「やるかどうかで迷う」ことがなくなるのがメリットです。
ですが、やれなければ意味がないので、慣れないうちはできるだけ負荷を小さくしておきましょう。できるだけカンタンなレベルにまで下げておくということです。
時間を短くするのもいいでしょう。たとえば、1分だけやるとか。慣れてきたら、少しずつ負荷を上げていきます。そして、毎日やることが定着すれば、毎日やらないことが気持ち悪くなるはずです。
そこまでできたら、先延ばしをすることはなくなります。
まとめ
多くの人が抱えているであろう問題の1つ、先延ばし。そんな問題に効く、いますぐ効く、先延ばしをやめる方法について。わたし自身が実践している方法をお話ししました。
なにか1つでも試していただけ、先延ばし改善のきっかけになるようであれば幸いです。わたしもまた、さらに良い方法を模索していきます!