ここへ来て、ますますの広がりを見せるAI。お絵かきAIやら、おしゃべりAIやら。そんなAIとの向き合い方として注意したい感情・思考についてまとめてみます。
知っている人3割、使いたくない人3割。
きょうは、2023年3月5日。昨年末あたりから一気に広まりを見せている「AI」。お絵かきAIやら、おしゃべりAIやら。ここ最近では、ChatGPTやBing、Notion AIが話題となりました。
これに関連して、「ChatGPTの国内認知度は3割。今後使いたくない人が3割」というアンケート結果があるそうです。AIに対する向き合い方は人それぞれ、バラツキがあるということでしょう。
それでも、中長期的に見れば、AIの普及は不可逆であり、世の中にスマホが浸透したように、AIもまた浸透していくに違いない。というのが、わたしの個人的な見解です。
それはそれとして。AIに対する向き合い方は人それぞれではあるけれど、注意したい感情・思考もあるかなぁとおもい、まとめてみることにしました。次のとおりです↓
- AIは怖い
- AIが嫌い
- AIは使えない
- AIがわからない
- AIは正しい
それではこのあと、順番に確認していきましょう。
AIとの向き合い方として注意したい感情・思考5つ
AIは怖い
人間はAIに支配される…! みたいなハナシは、よく聞くハナシでもありまして。そんなことはありえない! という反論もあったりするわけですが。なんにせよ、「怖い」は感情です。
その感情をさておいて、起きている「事実」に目を向けると。前述したとおり、AIは広まりを見せています。その広まりを、いち個人が止められるかと言えば、止められるものでもありません。
あれだけガラケーに固執していた人たちでも、結局はスマホを持つようになったのと同じです。だとすれば、怖がっているばかりではなく、どう向き合うかを決めておいたほうがいいでしょう。
怖いという感情は理解できますが、少なくとも現状では「あす、いきなり、世界がAIに支配されている」なんてことはありません。AIの利便性に目を向けることで、広がる世界があり、選択肢が増えることに気がつきます。
わたしも最近では、「とりあえずAIと話をしてみる」ということが増えました。じぶんでは気づいていなかった視点を示してくれたり、お手軽さ(速い・安い)は目をみはるものがあります。
AIが嫌い
怖いとは別に、嫌いという感情もあります。わかりやすいので繰り返しますが、やはりスマホも「嫌い」だという人たちがいました(いまもいるかもですが)。
でも、ほとんどの人が、結局はスマホを持つようになったのは、持たざるをえなくなったからです。ガラケーのサービスがおわっていけば、ガラケーをあきらめざるをえません。
結局、スマホに乗り換えるのであれば、もっと早く乗り換えておけばよかった… ということもあるでしょう。使い方を覚えるのがタイヘンだとか、スマホはなんて便利なんだとか。
食わず嫌い、という言葉があります。食わず嫌いの原因は、食わないことです。試しに食ってみたらうまかった、ということはあるものでしょう。なので、AIも使ってみるこだと考えています。
かつては食わず嫌い王の自負があるわたしですが、AIについては、新サービスをいろいろと課金してまで試しています。課金といっても、ひとまず月に数千円くらいですから、それほどではありません。
使ってみて、やっぱり嫌いだったら、そのときはやめればいいのです。
AIは使えない
AIは使えない、というハナシがあります。なにかと話題のChatGPTについても、「内容が不正確だ!」みたいなことが取りざたされており、「ほれみたことか、AIなんて使えない!」という意見もあるようです。
個人的には、「100%AIを信用しようとするほうが恐ろしい」とおもいますがどうでしょう。わたしの理解によれば、AIとは「人間がわからないことを教えてくれるもの」ではありません。
人間がわかっていることのなかから、たぶんこれであろうということを「確率的」に選んで教えてくれるものだとおもっています。
だとすれば、確率論なので間違えることはあるでしょう。それよりなにより、人間自体が間違っていることもあるわけですから、それを元に回答するAIも間違えることがあるのは当然です。
そもそも人間が完璧ではないのですから、AIに完璧を求めるのはおかしなハナシなのでは? と、わたしはおもっています。それでも、AIが扱える「量・速さ」はヒトに比べれば圧倒的です。
使えない部分を探すよりは、使える部分を探して利用する、という向き合い方もあります。
AIがわからない
AIを使いたくない、と考える人のなかには「AIがわからないから」という理由があるそうです。わからないものには恐れをいだくものであり、AIが未知だとすれば合点はいきます。
が、未知のものにしている原因は「じぶん自身」ということもあるでしょう。端的に言えば、勉強不足だということです。えーと、わたしもじぶんのことを棚に上げてハナシをしています。
それでも、勉強は大事だと考えているので、できるだけ日々勉強するための時間・機会をつくるようにはしているところです。チャット型AIは毎日使っていますし、ほかにも、AIで絵を描いてみたり、動画をつくってみたり。
多分に独学なので、わからないこともありますが、わからないなりにわかるようになることはあるものです。すると、わからないものに対する恐れはやわらぐことを実感しています。
むしろ、わかるようになる楽しさを感じられるところです。なので、勉強しましょう。という、わりと身も蓋もないお話しです。わたしも、もっとがんばります。
AIは正しい
AIは正しい、という向き合い方にも注意が必要です。前述したとおり、AIは 100%の正解を提供してくれるものではありません。
ですが、AIの「パフォーマンス」に魅せられてしまうと、AIは正しいかのように錯覚してしまうこともあるでしょう。ですから、「AIは使えない」と非難するのもよくありませんが、「AIを盲信する」のもよくありません。
実際、日々AIと会話していると、とんでもないウソを言ってくることはありますし、トンチンカンなことを言ってくることもあります。年月が違っているとか、数字が違っているとか。
でも、活字でそれっぽい文章として返されると、全体的に合っているように見えてしまうんですよね。それを検証するのは、いまのところ人間の役割だと言えます。
じゃあ、やっぱりAIは使えないじゃんか! というハナシにはなりません。細部に誤りがあったとしても、構成や枠組み、要素などについては使えることが多く、何より速い。じぶんの代わりに「下調べ」をしてくれるリサーチャーと考えれば、じゅうぶんに優秀です。
まとめ
ここへ来て、ますますの広がりを見せるAI。お絵かきAIやら、おしゃべりAIやら。そんなAIとの向き合い方として注意したい感情・思考についてまとめてみました。
おそらく、AIの浸透は止まらないものとおもわれます。むしろ、ますますスピードが速くなるかもしれません。じぶんなりの、AIに対する向き合い方が重要になる時期です。
- AIは怖い
- AIが嫌い
- AIは使えない
- AIがわからない
- AIは正しい