昭和や平成のプラネタリウムしか知らないわたしが、令和のプラネタリウム「コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA」に行ってきましたので、そのレビューをします。
平成とは違うのだよ、平成とは。
きょうは、2023年4月16日。つい先日、コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMAに行ってきました。
名前のとおり、プラネタリウムです。横浜・みなとみらいの玄関口、58街区に位置しています(横浜駅から徒歩6分、新高島駅から徒歩1分)。
2022年3月のオープンでまだあたらしく、いちどは行ってみたいなぁ… とおもっていました。
で、プラネタリウム自体が久しぶりです。「超」が付くくらいに久しぶりです。さいごは、平成の時代に行ったようにおもいますが、言っても昭和になってできたプラネタリウムかもしれない。
そのうえで、コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMAで鑑賞しての感想をひとこと。令和のプラネタリウムはひと味違う! これに尽きます。
そりゃあ、昭和や平成とは違うだろうよ。と、おもわれるかもしれませんが。もしもあなたが、昭和や令和のプラネタリウムしか知らないのであれば、いちどは行ってみることをおすすめします。
もう、真っ暗闇で星空を眺めるだけのプラネタリウムではないのです。カラフルでなめらかなアニメーション、効果的なBGM、気の利いたナレーション、すべてにおいて解像度が高く、いままでにない感動体験があります。
というわけでこのあと、そんなコニカミノルタプラネタリアYOKOHAMAをレビューです。
コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMAのおすすめポイント
まずは、コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMAのおすすめポイントから。次のとおりです。
事前にオンライン予約ができる
コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMAは、事前にオンライン予約ができます。もちろん、座席指定です。いまどきはあたりまえなのでしょうけど、その昔はあたりまえじゃなかった。
それはともかく、せっかく行くのであれば予約をしていきましょう。休日はけっこう混みます。
わたしは平日に行ったのでそれほどでもなかったですが、「良い座席」で観たいのであれば、やはり事前予約に限るというものです。ここで、ワンポイントアドバイスがあります。
座席は、「後方寄りの中央」がおすすめです。それが、見上げたときに視野全面に映像をとらえやすい場所になります。ポイントは「後方寄り」であること。
上映中は、座席をリクライニングしますが、完全に座席が倒れるわけではないので、視点は前方に向かいます。ですから、あまり前方の座席に座ると、後方寄りの映像を見にくくなるわけですね。
ちなみに、わたしは妻と「G12、G13」の座席で観ましたが、ベストポジションだったとおもいます↓
プログラムがいろいろある
コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMAは、上映プログラムがいろいろあります。たとえば、きょうだとこんな感じです↓
どちらかというと子ども向けのプログラムや、どちらかというと大人向けのプログラムなんかがある感じでしょうか。いろいろあるので選ぶのに、ちょっと迷ってしまうかもしれません。
で、わたしが鑑賞したのは「Songs for the Planetarium vol.1」です。「人気声優さんが、星空とともに名曲を紹介」というコンセプトになっています↓
内容としては大人向きであり、それも、あまり若い人よりは 30代後半以降くらいにハマるかなぁ、みたいな。選曲もそういうフンイキですし、わたしなど(アラフィフ)はドンピシャかもです。
なお、「Songs for the Planetarium vol.1」は、来場者のアンケートによれば「泣けるプラネタリウム」として評判らしく、2023年春以降に続編の上映が決まっています。
たしかに泣ける内容であり、「プラネタリウムで泣く」というのは、令和ならではの新感覚だと言えるでしょう。
カフェメニューが楽しい
館内には、カフェが併設されています↓
「銀河を旅する途中に出会うカフェ」とのコンセプトであり、メニューがいろいろと「ズルい」です。オリジナル感が強く(ここにしかない・ここでしか味わえない)、映える系のものが多いので、ついつい買ってしまう人が多いでしょう↓
もちろん、わたしも。「一番人気」と書かれていた「ギャラクシードーナツ」を、素直に購入です↓
コンセプトどおりで、クォリティも高いなぁ、とおもいます(←ナゾの上から目線)。ほかのメニューも、惹かれるものが多く、次の機会にはまた試してみたいとおもえるものばかりでした。
お子さまや、若者などはとくに楽しめるのではないでしょうか。という、典型的にオジサン的な発言になってしまいましたが、カフェについては以上です。
解像度が高くて引き込まれる
で、肝心のプラネタリウムはどうなんだ? というハナシです。とにかく、おどろかされたのは「映像のキレイさ」。入場したときのようすは、こんなふうでした↓
えっ、プラネタリウムって「真っ黒」なところじゃなかったっけ? しかも、なにこの解像度の高さは? 映像キレイすぎでしょ。いったい、どういうこと? どういうしくみ?
とおもって、よく調べてみたら「日本初のLEDドームシステム」を搭載していました。主流のプロジェクターによる投影方式ではなく、自発光によるLED映像です。
そういやぁ、場内をいくら見渡しても、プラネタリウムにお馴染みの「プロジェクター」がありません。あれ、けっこう大きくてジャマなんですよね。
それはさておき、そんなLEDのおかげで、カラフルなアニメーションをまじえた、ストーリー性の高いプラネタリウムを楽しむことができます。
なお、本編の上映中は撮影不可なので、ぜひご自身の眼で確かめてください。
コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMAのイマイチなところ
続いて、コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMAのイマイチなところにもふれておきます。次のとおりです。
背もたれの角度が浅くて首が痛くなる
昭和や平成のプラネタリウムがおもいだせないのですが、コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMAの座席はリクライニングします。
なので、上を見上げやすくはなるのですが、長いあいだ見上げているには角度が浅くて、後半はちょっと首がつらかったです。上映時間は 45分。けっこう長いんですね。
わたし以外にもツラそうにしてましたから、やっぱり角度が浅いのでしょう。あともうちょっとリクライニングできればサイコーだとおもいます。
ところで、このツラさを解消するためなのかどうなのか、「プレミアムシート」なるものが用意されています。完全に横になって、鑑賞できるタイプのシートです↓
いやいや、昭和や平成のプラネタリウムには、こんなのなかったからね。スゴイぞ、令和。
プレミアムシートの位置がビミョー?
で、事前予約の段階で、いちどはプレミアムシート(2人用)を予約しようかなぁ、とおもいました。ただ、シートの位置がビミョーなんですよね。
まず、場内の最前列です(前述の座席表を参照、W-1〜4)。最前列ということは、横になったとしても、後方のほうは視界的に見にくいんじゃないかなぁ、とおもうわけです。
それから、もうひとつ。プレミアムシートのわりとすぐ後ろには、「しきり」もなく一般座席があります。これって、プレミアムシートで横になったとき、アタマの上から一般座席の人に覗かれているような感覚があるのでは… などとおもったり。
そういう神経質な人はダメかもしれません。まぁ、試していないのでわかりませんが。
ちなみに、プレミアムシートは人気です。きょう(土曜日)、事前予約を確認してみたら、大人向けな感じのプログラムでは満席でした(わたしが行った平日は、2席空いてました)。
音質がもうちょっと良ければ
わたしが鑑賞したプログラムが「名曲紹介」がコンセプトであることは前述しました。なので、余計にそう感じたのかもしれませんが、「音質がもうちょっと良ければ」とおもいます。
音楽を聞いていると、こもった感じや、ときおり音が割れる箇所があって、少し残念でした。もちろん、ヒドすぎるというレベルではありませんから、「欲を言えば」というくらいです。
また、わたしが神経質すぎるのか、わたしの耳がおかしい、という可能性もありますので。参考ていどに聞き流していただければとおもいます。はい。
料金がちょっと高いかも…
コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMAの鑑賞料金は、1つのプログラムにつき、一般座席が 1,600円(小学生以下 1,000円)。プレミアムシートは2名まで1シート 4,200円です。
上映時間は 45分なので、映画と比べるとちょっと高いかも… という感覚はありますね。まぁまぁ、映画館とは施設・設備が違うだろうと言われればそれまでですけど。
なお、プレミアムシートは2名で 4,200円なので、一般座席との差は1人あたり 500円になります。これについては、割安と言ってもよいのではないでしょうか。ゆえに、人気なのだともおもいます。
まとめ
昭和や平成のプラネタリウムしか知らないわたしが、令和のプラネタリウム「コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA」に行ってきましたので、そのレビューをしました。
もしもあなたが、昭和や令和のプラネタリウムしか知らないのであれば、いちどは行ってみることをおすすめします。本記事が、その後押しになるようであれば幸いです。