仕事が忙しい、時間が無いなら歩けばいい。そんなバカな、とおもわれるかもしれませんが。実際にやってみて、実感しているところでもあるので、その理由をお話ししてみることにします。
文字どおり、歩くようにすればいい。
いっぱんに、「仕事が忙しい」とか「時間が無い」とかいうハナシがあります。この点で、1つの解決方法として「歩けばいい」ということを実感しているところです。
ことし(2023年)に入ってから、1日平均1万歩以上の距離を歩き続けています。
いやいや、どういうこと? と、おもわれるかもしれませんが。文字どおり、歩くようにすれば、仕事が忙しいとか時間が無い状態を改善できるみたいだよねー、ということです。
また、そんなテキトーなことを… と言われないように、理由を挙げてみます↓
- 締め切り効果が働く
- 脳疲労が回復する
- 睡眠の質が上がる
- 体力が向上する
- ストレスが減る
これらの理由によって、結果的に、歩かないよりも歩くほうが仕事が早くおわるようになる。時間をより有効に使えるようになる。という話を、このあとしてみることにします。
仕事が忙しい・時間が無いなら歩けばいい理由
締め切り効果が働く
冒頭でもふれたとおり、わたしはいま、1日平均1万歩以上を歩くようにしています。たまーに1万歩を歩くことはできても、1日平均となると、そこそこがんばらないといけません。
雨の日も風の日もあれば、気分が乗らない日もあるでしょう。きょうはスケジュール詰まってるんだよねぇ… ということだってあるはずです。
それでも歩く! ということで、朝と夕方、ときには日中、歩きに出かけます。これはもはや義務であり、「時間の天引き」をしているので、仕事ができる時間はおのずと減ります。
すると、いわゆる「締め切り効果」が働くものです。時間が限られていると、集中力が高まって何とかできた、というヤツです。逆に、時間が限られていない状況だとむしろ、集中力が散漫になっていると言ってもよいでしょう。
というわけで、夕方4時には仕事をおえて、そこから1時間くらい散歩するのが日課です。それで仕事が犠牲になっているか? といえば、そういうこともありません。
脳疲労が回復する
歩くための時間を天引きしている、と前述しました。でもさぁ、そこまでして歩く必要あります? とおもわれるかもしれません。あります、たくさんあります。
歩くことには、仕事を早くおわらせる効果がいろいろ期待できるからです。そういう意味では、締切効果だけで、仕事が早くおわっているのでもありません。
で、まず挙げられる効果が「脳疲労の回復」です。散歩をしながら、景色や音など「何か」に注意を向けて歩いていると、余計なことを考えずにすみます。これが、脳にとっては重要です。
これは、特定の仕事に集中しているのとはちょっと違って、アタマをガンガン使っているわけではありません。じゃあ、ただボーっとしていればいいか、というとそれも違います。
ヒトは、ボーっとしているようでいて、いろいろと考えてしまうものだからですね。すると、やっぱり脳は疲労します。
いっぽうで、散歩をしながら、景色や音、あるいは足裏の感覚などに注意を向けていると、いろいろと考えることもなく、脳を休めることができるのだそうです。実際、アタマがスッキリします。歩いたあとの仕事のパフォーマンスも上がる、というものです。
睡眠の質が上がる
1万歩を歩くというのは、適度な運動にもなります。運動をすれば、肉体的な疲労をともないますから、疲れて寝付きが良くなる、というのも良い効果の1つです。
それだけではありません。適度な運動によって、深い睡眠がとりやすくなることも研究でわかっています。深い睡眠がとれれば、脳の疲労もカラダの疲労も、より回復しやすくなるわけで。
翌日の仕事がはかどるであろうことは、容易に想像がつくでしょう。ところが、多くのヒトは運動不足の状態にあり、結果として、睡眠の質を落とし、仕事のパフォーマンスも下げています。
パフォーマンスが上がれば、同じ仕事でも効率的に早くおえることができる。そうすれば、より多くの自由な時間を手にすることもできる。好循環です。
逆に、運動をしない、あまり歩きもしないというのは、みずからを悪循環の環境に置いている、といっても過言ではありません。
睡眠は、心身の健康の源とも言われます。カラダだけではなくて、ココロの健康にも欠かせないものです。睡眠の質が悪いと、不安や焦りの感情が増すこともわかっています。
睡眠を軽視したり、睡眠を犠牲にしてまで仕事をしてはいけません。いずれは、その代償を負うことになります。
体力が向上する
歩くことも運動の1つです。走ることなどに比べれば、負荷として劣りはするものの、なにもしないよりはいいに決まっている! と言ってよいでしょう。
コロナ禍ではリモートワークが増えて、通勤もなく、運動不足になってしまった… なんてハナシもありましたが。リモートワークだろうとなんだろうと、仕事のあいまに「ちょっと歩く」ことはできるはずです。
まとまった距離を歩くのもよいですが、仕事のあいまのリフレッシュも兼ねて、小まめに歩くのも悪くはありません。結果、まとまった距離を歩くことができれば、「ちょっと」ではなくなります。
で、散歩くらいで体力が向上するのか? と、おもわれるかもしれませんが。散歩を続けることで、心肺機能が高まり、持久力が増すことがわかっています。仕事には、持久力も重要ですよね。
また、血管がじょうぶになる、血流がよくなる、などの効果もあります。このあたりは、脳の働きにも影響するところですから、やはり、仕事の生産性アップにもつながるでしょう。
ストレスが減る
週に3回以上の運動は、うつ病のリスクを低下させる可能性があることがわかっています。さらに、1日 30分の運動を追加するごとに、リスクはさらに 17%低下するそうです。
ちなみに、ここでいう運動は種類を問わず、歩くことも含まれます。つまり、歩くことによって、うつやストレス症状をやわらげることができるものと考えてよいでしょう。
実際に、散歩をしてみると気分が良くなると感じるものです。もちろん、気のせいというわけではなく、きちんとした理屈もあります。歩くことで、セロトニンが活性化するのです。
セロトニンには、精神の安定、怒りや焦燥感の抑制といった効果があり、幸せホルモンとも呼ばれています。セロトニンの活性化を狙うのであれば、15分〜30分くらい歩くのがベストです(歩きすぎると、ストレスホルモンが増加します…)。
仕事を効率的に進めるためには、メンタルの状態も大事な要素ですから、歩くことでメンタルを整えるのもおすすめです。
まとめ
仕事が忙しい、時間が無いなら歩けばいい。そんなバカな、とおもわれるかもしれませんが。実際にやってみて、実感しているところでもあるので、その理由をお話ししてみました。
歩くことには、短期的にも、中長期的にも「効果」があるものと考えます。日ごろ、あまり歩いていないなぁということであれば、ダマサれたとおもって歩いてみるのはいかがでしょうか。
- 締め切り効果が働く
- 脳疲労が回復する
- 睡眠の質が上がる
- 体力が向上する
- ストレスが減る