メルマガ有料化のメリットとデメリット

メルマガ有料化のメリットとデメリット

メルマガの配信を、かれこれ7年ほど続けています。ずーっと無料だったところ、少し前から有料化したことにともない、そのメリットとデメリットについてお話をしてみることにしました。

目次

7年無料からの有料化

メルマガの配信を、かれこれ7年ほど続けています。もともとは1本だったのですが、2023年4月からはあたらしくはじめて、計2本になりました。

もともとの1本は、読者の「気づき」や「きっかけ」になればと、じぶんの価値観や、日ごろ考えていることをツラツラと書くもの。あたらしくはじめたほうは、銀行融資関連のもの。

このうち、もともとの1本は、2023年7月から「有料化」しました(あたらしくはじめたほうは、開始時から有料)。それまでは、ずーっと無料で配信を続けていたわけですが。

この点で、きょうは「メルマガ有料化のメリットとデメリット」について、お話をしてみようかとおもいます。有料化を検討していて、迷われている方のご参考になることがあれば、ということで。

メルマガ有料化のメリット

言いたいことが言いやすくなる

有料化すると、「間口」が狭まります。端的にいえば、「無料だから登録しておこう」という人が、多かれ少なかれ減るから、ですね。

結果として、配信者に対して「より共感度が高い人」が、購読者として残ることになります。誤解なきように言っておくと、無料の場合には共感度が高い人がいないわけではありません。

ていどの問題として、無料のときよりも有料のときのほうが、共感度が高い人の割合が多くなる、という話をしています。で、共感度が高い人の割合が高くなるとどうなるか?

じぶんの言いたいことが、より言いやすくなります。もちろん、無料のときでも、言いたいことは言えるわけですが、有料のときよりも「遠慮」は生じるものでしょう。

読者のなかに、共感度が低い人があるていど混じっていると、じぶんの「言いたいこと」が誤解されたり、場合によっては非難を浴びるなどのトラブルが「生じやすくなる」からですね。

誤解されるのは、伝え方が未熟だからではないのか? といわれれば、否定はしません。けれども、どこまで言っても、他人を完全に理解することはできず、誤解が生じる可能性は存在します。

だとすれば、言いたいことが言いやすくなるのは、配信者にしてみるとメリットだ。というのが、わたしの感覚です。ちなみに、有料化以降はこんなテーマ(タイトル)で書いています↓

  • #2410/君が苦しいのは、忘れるのがヘタだから
  • #2409/発信量を減らしてもラクにはならない
  • #2408/無料メルマガで裾野を広げる、という言い訳
  • #2407/他人にケチをつけるのは楽しいかい?
  • #2406/初対面が苦手な僕の心持ち
  • #2405/Threadsをやらなかった人・Threadsをすぐにやめた人
  • #2404/SNSで盛っている自分に気付かない君へ
  • #2403/他人の悪口はどこで言うべきか
  • #2402/やり抜くのか、あきらめるのか
  • #2401/ジブリ新作『君たちはどう生きるか』の感想(ネタバレなし)
  • #2400/同業者向け仕事は恩返し
  • #2399/僕たちはどう収入を捨てるか
  • #2398/モチベが低い僕はどうしたら
  • #2397/タダを期待する人・される人

テーマだけではよくわからないでしょうが、無料のメルマガだったら書かないだろうものが、あきらかに混じっています。#2403/他人の悪口はどこで言うべきか、とか。

なにはともあれ、言いたいことが言いやすいということは、メルマガを続けるにあたっては「重要な環境」でもあります。その環境を求めて、有料化するのもアリ。わたしはそう考えています。

直接的な収入になる

続いてのメリットがこれ。まぁ、あたりまえなのですが、有料化すれば「直接的な収入」が発生します。直接的な収入とは、購読者からの購読料収入です。

ただし、これがメリットになるかどうかは、じぶんがメルマガを「どう位置づけているか」によります。

たとえば、メルマガは「より多くの人にリーチして、じぶんのことを知ってもらうため」と位置づけている場合はどうでしょう? つまり、メルマガで顧客の裾野を広げよう、という場合です。

そうして、じぶんのことを知ってもらったうえで、バックエンド商品を購入してもらう。そういった位置づけであるならば、購読料収入は少なすぎる… というケースもあるでしょう。

わたしも、はじめはそうだったのですが。いまは、「書くこと自体を収入にしたい」との思いが強くなり、たとえ少額でも(いずれは増やしたいわけですが)、メルマガ自体を直接的な収入源にしたいと考えるようになりました。

こういった位置づけの場合には、直接的な収入が、じぶんの「やる気」や「やりがい」にもつながるのはメリットです(収入があまりに少なければ、落ち込みもするでしょうけれど)。

ちなみに、メルマガは「社会奉仕」だという位置づけも、ありえるといえばありえます。バックエンド商品なんてないし、購読料収入も求めない。ただただ無料で配信を続ける。

というのも、ありえることなのでしょうが、あまり現実的ではなく、割合としては「超少数派」にあたるものと考えます。この点で、メルマガは「社会奉仕」だと、じぶんに言い訳をしたり、偽ったりすることには気をつけたいものです。

覚悟が強まる

メリットをもう1つ。有料化すると、「おカネをいただいている」ということから、メルマガ配信に対する覚悟が強まることを感じています。

いちおう、言い訳めいたハナシをしておくと、無料だからといって、手を抜いたりしているつもりはありません。

でもやっぱり、無料よりも有料のほうが「チカラが入る」ということはあるでしょう。それが、偽らざる本音でもあります。だとすれば、続けていこうとの覚悟も強まるというものです。

メルマガでもブログでも、続けるには「相応の覚悟」を要するため、有料化によって覚悟を強め、続けていく確率を上げられるのなら、それはそれでメリットだろうと考えています。

とはいえ、荒療治といえば荒療治ですし、本質的ではない感も否めません。あくまで副次的なメリットであり、これを「主のメリット」にしてはいけないだろう、とも考えています

メルマガ有料化のデメリット

読者が減りやすい

では、デメリットについても話をしてみます。まずは、読者が減りやすい。というか、読者が激減しました。あくまで、わたしの場合は… ということですが。

ただ、増えるか・減るかで言えば、有料化すれば「減る」でしょう。どれほど減るかは別にして、有料化する前よりは減るはずです。なにをそんなにムキになっているのかは、さておき。

前述したとおり、「無料だから登録しておこう」という人が、多かれ少なかれ減るから。これが、有料化によって読者が減りやすい理由です。

では、読者が減ってうれしいですか? と聞かれて、「うれしいです!」と満面の笑みを浮かべる配信者はいないものと考えます。やっぱり、読者が減るのはさびしいものなのです。

それを想像してしまうから、有料化したくても二の足を踏んでしまう。迷ってしまう、ということもあるでしょう。じぶんの「勇気」を試される場面でもあります。

もっとも、試した結果、想定を超えて読者が減ってショックを受ける… あぁ、わたしのことか。

けれども、前述したようなメリットはあるわけですし、じぶんの「力量」を自覚する、よい機会になることも事実です。「読者が減る=力量不足」だと感じるのなら、精進すればよいだけのこと。

そのくらいの「開き直りメンタル」は、配信者としての資質の1つかもしれない。と、おもっているのですがいかがでしょうか。

うかつにやめられない

デメリットを、もうひとつ。有料化して、読者の方々からおカネをいただく以上、続けるのがツラいからと、うかつにやめるわけにもいかなくなる。デメリットといえば、デメリットでしょう。

うかつにやめんなよ! と言われればそのとおりですし、うかつにやめたいなどともおもわないわけですが。そうは言っても、ひとりの人間ですから、やめたくなることだってあります。

そんなときには、有料化していることが、よりいっそうじぶんを追い詰めてしまう… 1つの可能性として、あらかじめ想定はしておいたほうがよいものと考えます。

想定してみたうえで、「あぁ、そんな状況には耐えられない」となるのであれば、有料化はやめておいたほうがよいでしょう、きっと。で、わたし自身はどうなのか?

そんときはそんとき、と考える派です。などと言うと、とてつもなく無責任に聞こえるかもしれませんが。それでも、あまりアレコレ考えてしまうと、何もできなくなってしまいます。

何もできないよりは、試してみるほうが大事かなぁ、とおもうので。一生懸命やるだけやってみて、ダメだったら、そのときはそのときです。

そもそも、有料であれ、無料であれ、うかつにやめるのがよくないことに変わりはありません。だとすれば、無料だからやめてもOK、有料だからやめるのはNG、ということでもないでしょう。

まとめ

メルマガの配信を、かれこれ7年ほど続けています。ずーっと無料だったところ、少し前から有料化したことにともない、そのメリットとデメリットについてお話をしてみることにしました。

有料化を検討していて、迷われている方のご参考になることがあれば幸いです。

メルマガ有料化のメリットとデメリット

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