日常における移動で、心身が疲労しすぎたり、虚無感におそわれたり…というのなら。その移動は幸福度を下げているのかもしれません。というわけで、幸福度を上げる移動の心得についてお話をします。
なんとなく移動している君へ。
日常における「移動」について。たとえば、自宅から仕事場所まで移動するとか。この点、「なんとなく移動している」と、幸福度を下げるものと考えています。
それって、どういうこと?と、おもわれるかもしれませんが。移動をへて、心身が疲労しすぎたり、虚無感におそわれたり…というのであれば、幸福度を下げているといってよいでしょう。
なので、わたしは「幸福度を上げる移動の心得」を掲げています。これにより、なんとなく移動するのではなく、有意義に移動することができている!と実感をしているところです。
では、その心得とは?具体的には次のとおりです↓
- 徒歩移動を織り込む
- モビリティを活用する
- そもそも移動しない
- スマホをいじらない
- パソコンを持参する
このあと、それぞれについて説明をしてみます。
幸福度を上げる移動の心得
徒歩移動を織り込む
わたしは、積極的に「徒歩による移動」を織り込むようにしています。電車やバスなど、乗り物ばかりを利用しないということです。小1時間くらいならば、ふつうに歩きます。
いやいや、疲れてしまうでしょう。と、おもわれるかもしれませんが。適度な運動という位置づけであれば、歩くことが心身の疲労を回復することが研究でわかっています。
むしろ、それくらいの徒歩で疲れているようならば、あきらかな運動不足です。でもさぁ、歩くのに時間を使いすぎるのも、なんだかもったいなくないですか?と、おもわれるかもしれません。
たしかに、そのとおりです。なので、わたしはよく「音声コンテンツ」を利用しています。つまり、歩く時間をインプットにあてる、ということですね。いまは、音声コンテンツもいろいろありますから(AmazonオーディブルやVoicyなど)、コンテンツ選びには事欠きません。
健康にもよくて、インプットもできる、ついでに移動できている(しかも、おカネはかからない!)だなんて、徒歩はすばらしいとおもうのですがいかがでしょうか。
モビリティを活用する
わたしは、あまり乗り物が得意ではありません。バスはとくにダメです。本を読んでいたりすると、速攻で酔います。本を読んでいなくても、時間が長くなる(30分くらい)と酔います。
とはいえ、あるていどの距離となれば、さすがに徒歩では時間がかかりすぎる…そんなときには、カーシェアやシェアサイクルが便利です。ちなみに、じぶんで運転する分にはクルマも酔いません。
最近は、カーシェアもシェアサイクルもポートが増えているので、より便利になりました。とくに都心部のシェアサイクルはポートがたっぷりです。
たまにはサイクリングも気持ちのよいものですし、短時間であれば料金もリーズナブル(15分で150円くらい)。雨風が強くない限りは、わたしは真冬でもシェアサイクルを使います。
注意点としては、交通事故の可能性が高まることでしょうか。交通ルールに気をつけるのはもちろん、道はあらかじめ調べてアタマに入れておくと、走行中に気が散らずにすみます。
そもそも移動しない
ここでいったん、あらためて考えるべきことがあります。それは、本当に移動する必要があるのか?ということです。つまり、そもそも移動しなくてもよいのではないか?と、考えてみる。
なんとなく移動していると、抜け落ちる部分です。言うまでもありませんが、いまは、オンラインミーティングという手段が浸透しましたから、移動せずともできることは多々あります。
なので、コロナ禍では多くの人たちが、リアルからオンラインへと移行しました。ところが、どうでしょう?脱コロナのいま、どういうわけか大部分がリアルに戻ろうとしています。
自宅勤務だった会社も、ふつうに通勤に戻っていたり、時代の針は巻き戻されてしまったかのようです。もちろん、リアルのよさがあるのは理解しますが、リアルに戻り過ぎでは?
それはそれとして、「そもそも移動しない」という選択肢をあらためて自問する。これも、わたしにとっては、じぶんの幸福度を上げる移動の心得です。しなくてもよい移動ならば、しないに限ります。
スマホをいじらない
よく言われることではありますが、電車のなかを見渡すと、ほとんどの人がスマホをいじっています。わたし調べでは、ほぼほぼ常に9割以上です。
スマホで何をしているかはわかりませんが。ある調査結果によれば、SNSの投稿・閲覧、ニュースやメールのチェック、ゲームや動画の視聴などがほとんどだといいます。
あまり生産的ではありませんし、ややもすると、虚無感につながる行為が多いようにおもいますがいかがでしょうか。いっぽうで、わたしは、電車移動の際は原則、読書の時間に充てています。
どういうわけか、電子書籍だと酔いやすいので、電車ではもっぱら紙の本です。そのうえで、周囲を見渡してみると、紙の本を読んでいる人などほぼ皆無であることに気づきます。やれ、おそろしいことじゃ。
スマホはよくない、と言われますが。なにがよくないかって、スマホ自体がよくないのではなくて、「スマホばかりになって、ほかのことができない」のがよくないのです。ほかのこととは、たとえば読書です。
本を読みたいけど読めていないなぁ、というのであれば、「電車のなかでは読書」と決めてみましょう。
パソコンを持参する
スマホの話を続けます。とはいえ、メールの返信だってしなきゃいけないし、情報収集だってしなきゃいけないし、だからスマホをいじるんだ!と、いわれるかもしれませんが。
それ、スマホよりもパソコンのほうが効率いいですよ。入力するなら、よほどのフリック達人でない限りはキーボードのほうが速いですし、大画面のほうが一覧性が高いので効率的でしょう。
だから、スマホをいじらない。というのも、わたしの考えです。そこで、外出時にはパソコンを持参します。そのうえで、パソコンをいじれる場所で、スマホではなくパソコンを使えばよいのです。
すると、同じことをするでもパソコンのほうが速いので、より時間を有効に使えます。スマホは便利で、何でもできはしますが、パソコンのほうがより向いていることはあるものです。
何でもスマホ、を見直してみましょう。あわせて、パソコンを持参する必要があります。ポイントは、軽くて持ち運び安いパソコンを用意すること。そして、リュックがおすすめです。
わたしのメインPCは、Macbook Air13インチ。それを、完全防水のリュックに入れて持参しています。リュックだと、少々の重さでも負担が小さく、歩いたり自転車を乗るにも不自由ありません。
まとめ
日常における移動で、心身が疲労しすぎたり、虚無感におそわれたり…というのなら。その移動は幸福度を下げているのかもしれません。というわけで、幸福度を上げる移動の心得についてお話をしました。
何か1つでも、ご参考になるものがあれば幸いです。ぜひ、いちど試してみていただければとおもいます。
- 徒歩移動を織り込む
- モビリティを活用する
- そもそも移動しない
- スマホをいじらない
- パソコンを持参する