ふだんから、荷物はバックパック(リュック)のわたし。いま使っている「BECKMANN(ベックマン) STREET FLX」がお気に入りです。なぜなら、大容量にして機動的。しかもオシャレだから。というわけで、レビューします。
オンでもオフでもバックパックがいい
かれこれ7年くらい、オンでもオフでも荷物は「バックパック(リュック)」にしています。わりと、いろいろと持ち歩きたいタイプなので(たとえば、パソコンやサウナグッズなど)、荷物量が多いとバックパックはラクなのです。
同じ重さの荷物でも、手持ちのカバンより、バックパックを背負ったほうが軽く感じるし、長時間でも苦にならない。ということは、経験的におわかりのことでしょう。それに、バックパックは両手が空くのも安全だし、快適です。
さらにいうなら、もし外出中に大地震などで被災した際、手持ちのカバンよりもバックパックのほうが、徒歩移動をするのにも適しているため、サバイバル力が上がります(バックパックのなかには、各種防災グッズも常備してます)。
というわけで、オンでもオフでもバックパック派のわたし。最近のお気に入りは、「BECKMANN(ベックマン) STREET FLX」です。日本ではあまり見かけないかもですが、ノルウェーでは国民的なブランド!らしいです。
なにはともあれ、そんなBECKMANN(ベックマン) STREET FLXをレビューしてみます。端的にいえば、大容量でも機動的、しかもオシャレなところがおすすめです。良いところだけではなく、イマイチなところもあわせて、正直にお伝えします。
BECKMANN(ベックマン) STREET FLXをレビュー
良いところと、イマイチなところとに分けてお話をしていきます。
良いところ
大容量(容量UPが可能)
BECKMANN(ベックマン) STREET FLXの容量は、「30リットル〜35リットル」とされています。「〜」とあるのは、基本30リットルだけど、35リットルにも容量UPできるよー、ということです。
ファスナーを開くことで、容量UPができるしくみです↓
そもそも30リットルでも、容量としては多めの部類に入るでしょうし、容量UPをはかることで、1〜2泊くらいの出張にも耐えられるものと考えます。
ふだん使いとしても、容量が多ければ多いで、何か買い物したときなどにも放り込んでおける(手持ちしなくてよい)のはメリットでしょう。大は小を兼ねるという面でも、わたしは、バックパックなら大きめを選ぶ派です。
容量が多いと重くなるのを心配されるかもですが、背負うのは手持ちに比べると「重さ」が気にならいことは、前述しました。という点でも、バックパックなら容量多めを選ぶのが、わたしのおすすめでもあります。
フィットして疲れにくい
BECKMANN(ベックマン) STREET FLXは、「カラダにフィットして疲れにくい」のが売りです。いわゆる人間工学にもとづいて設計されています。
まずは、背中部分の「超軽量S字アルミプレート」です。このプレートが、背中(背骨)にフィットすることで、重量の負荷が分散されるとのこと。わかりづらいかもですが、プレートはこんなふうに搭載されています↓
加えて、チェストストラップ(胸の位置のストラップ)があるので、バックパックをより安定的にフィットさせることができます。すばらしいのは、上下に可動できるため、じぶんに合った位置でストラップを締められることです↓
えー、チェストストラップなんていらないよー。と、おもわれるのであれば間違いです。研究によれば、チェストストラップを利用することで、カラダへの負担が軽減されることがわかっています。ぜひ、使いましょう。
また、肩ベルトにも厚みがあり、クッション性があって、安心感もあります。このあたり、バックパックによっては「ペラッペラ」に薄かったりもするのですが、BECKMANN(ベックマン) STREET FLXには妥協がありません。
さらに、ウエストストラップ(腰の位置のストラップ)もあるので、バックパックをより安定させることができます。
ふだんは使わなくてよいかもですが、わたしは、わりと長めの距離もウォーキングやジョギングで移動するため、そういったときにはウエストストラップが便利です。自転車に乗る人などにも、役立つことでしょう。
いずれにせよ、カラダにフィットして疲れにくいのが、BECKMANN(ベックマン) STREET FLXのよいところ。ゆえに、大容量で荷物自体が重くても、それほどの苦労はないということです。
なお、背中があたる部分は、しっかりとクッション性があり、通気性も考慮されているとのこと↓
カナダやドイツを含む、複数の国で健康に関する公的機関からの受賞や認証を獲得している、という点も注目です。
雨でも安心の高撥水性
BECKMANN(ベックマン) STREET FLXがつくられているノルウェーでは、雨でも傘を使わないのが文化だそうで。だとすれば、雨でカバンの中の荷物が濡れしまうのは困ります。
そんなわけで、BECKMANN(ベックマン) STREET FLXは、高撥水性の再生PET生地(サステナブル素材!)が採用されています。つまり、あるていどの雨なら弾いてくれるということです(完全防水仕様ではありません)。うーん、これは便利↓
わたしは、パソコンなんかを持ち歩いていますから、雨がカバンのなかに染み込むのは避けたいところです。この点、BECKMANN(ベックマン) STREET FLXなら、小雨はもちろん、少々の強雨でも傘を併用すれば大丈夫でしょう。
また、ファスナー部分も防水処理されている(止水ファスナー?)とのことで、安心感があります↓
ポッケもいろいろ
BECKMANN(ベックマン) STREET FLXには、ポッケ的なものがいろいろとついています。モノを小分けに整理して収納するのには、ポッケが多いと便利ですね。
ちなみに、BECKMANN(ベックマン) STREET FLXは、上部をガバっと開けることで内部にアクセスするタイプです↓
で、上部(フタのような部分)を開けたウラに、メッシュのポケットがあります。サイフやキーケースなど、わりとよく使うけど、盗られたら困るモノなんかを入れておくのによさそうです↓
なお、上部を開けるためのファスナー(2つ)は、背中側に回せるため、背負っているときに誰かがこっそり開けようとすることは困難です。なので、BECKMANN(ベックマン) STREET FLXは盗難にも強そうだといえます。
メインの荷室には、両サイドに伸縮性のあるポッケがついています。ペットボトルや折りたたみ傘などを、固定してしまっておくのによいのではないでしょうか↓
加えて、メインの荷室の背中側には、パソコンを入れる用のポッケがあります。かなり厚手のクッションが効いているので、パソコンケース無しで、ダイレクトにしまっても問題ないでしょう。
ポッケは2つに分かれているため、パソコンとタブレットの2つをしまうこともできます。Macbook Air 13インチと、iPad Pro 11インチをしまったようすがこちらです↓
続いて、外側のポッケです。あまり広さも深さもないので、ハンカチやティッシュなどを入れるの使っています。厚みもありませんが、文庫本や新書本くらいなら入れることが可能です。読書派には助かります↓
背中側から開けられる位置にもポッケがあります。それほど厚みはありませんので、スマホやイヤホン(ケース)なんかをしまっておくのによいかもです↓
背負ったときには、ファスナーは首元くらいの位置になるので、うしろからこっそり誰かに開けられる…ということはないものと考えます。
さいごに、外側のサイド部分です。マイボトルやペットボトルを入れるのに便利。ポッケは両サイドに付いています↓
以上が、BECKMANN(ベックマン) STREET FLXの各種ポッケです。
見た目がオシャレ
各人の感性によるところではありますが、わたしは、BECKMANN(ベックマン) STREET FLXがだいぶオシャレな見た目だとおもっています。
ほかにはあまり見かけない、スタイリッシュなフォルムですし、マッドな質感には高級さもあります。カラーは、わたしが持っているブラックのほかに、グレー、グリーン、ベージュの4色展開です。
ほんとうは、珍しいベージュを買おうとおもったのですが、さすがに黒ずみとかが気になるだろうなぁ、と泣く泣く断念しました(値段がお高めなので、できるだけ長くは使いたいし…みたいな)。
前述した機能性ばかりではなく、デザイン性の高さもおすすめポイントです。オンでもオフでも、あるいはアウトドアでもタウンカジュアルでも、場面を選ばずに使えるのもいいよなぁと感じています。
イマイチなところ
デカいのがアダになる
さきほど、BECKMANN(ベックマン) STREET FLXは大容量だと話をしましたが。それは、欠点にもなりうるところです。なにせ、サイズとしてはデカいので。
具体的には、高さが47センチ、幅が33センチ、奥行きが23センチ(容量UP前)です。身長176センチのわたしが背負ってみると、こんな感じになります↓
まぁ、わたしからすれば、背負ってる分にはデカくてもかまわないのですが。困るのは、サウナ施設(銭湯含む)でロッカーが小さいとき(3日にいちどのペースで、サウナに通うのが習慣)。
先日も、しかたがないので、中身を取り出したうえで、BECKMANN(ベックマン) STREET FLXをつぶして、無理やり押し込んだという…でも逆に、困るのはいまのところ、そういうときくらいなんですけど。
なお、小柄な方など、さすがにもうちょっと小さいのがいいよ…というのであれば、サイズが一回り小さいBECKMANN(ベックマン) STREET Lightという製品もあります↓
こちらは、アッシュローズ(ピンクっぽい色)も色展開しているので、女性にも良さそうです。
値段がお高め
BECKMANN(ベックマン) STREET FLXは、定価で29,800円です。けっこうしますよね。わたしの金銭感覚からすると、高価なバックパックの部類に入ります。なので、買うまでには少々の躊躇もありました。
あとは、機能性やデザイン性を含めて、じぶんが良しとするかどうかでしかありません。
汚れが目立つ
色が黒だからということもありますが、皮脂汚れやホコリなどは目立ちます。前述したとおり、マッドなPET生地なので、油分は目立つんですよねー。油分に関しては、ほかの色でも同じことかもしれません。
わたしはそういうの気になるタチなので、そういう人にはイマイチでしょう。
とはいえ、フツーに使っている限りは、それほど油分が付くこともありませんし、たまーに拭いてあげるくらいですんでいます。が、いちおうイマイチなところとして、正直に挙げておくことにしましょう。
まとめ
ふだんから、荷物はバックパック(リュック)のわたしが、いま使っている「BECKMANN(ベックマン) STREET FLX」をレビューしました。大容量にして機動的、しかもオシャレ。というわけで、お気に入りですしおすすめです。