それなりのあいだテキスト発信を続けてきたわたしが考える、キーボード選びのポイントについてお話をしてみます。キーボードなんてどれだって同じ、というわけでもありません。
キーボードなんてどれだって同じ
こうして、ブログやらメルマガやらの「テキスト発信」を継続しています。文字量にすると、1週間におよそ4万字です。このときに、重要だと感じるのがキーボード。
テキスト(文字)を入力するにしても、音声入力後にテキスト修正するにしても、キーボードが欠かせません。そのキーボードしだいで、相応の「差」が出るものと考えています。
キーボードなんて、打てればいい。どれだって同じだろう。と、おもわれるかもしれませんが。そうでもないことは、複数のキーボードを試してみればわかるはずです。
テキスト入力が多ければ多い人ほど、キーボード選びによる「差」は大きくなります。ここでいう差とは、端的にいえば「生産性」の良し悪しであり、無視できるものでもないでしょう。
快適にテキスト入力ができれば、発信だって、より継続しやすなるというものです。
そこで、それなりのあいだテキスト発信を続けてきたわたしが考える、キーボード選びのポイントを挙げてみます。おもには3つ、次のとおりです↓
- 速く打てる
- ラクに打てる
- テンションが上がる
それではこのあと、順番にお話をしていきます。
テキスト発信を継続するためのキーボード選びのポイント
速く打てる
キーボードで入力をするのであれば、速く打てるに越したことはありません。この点、タッチタイピングを訓練したり、ショートカットキーを覚えたりと、じぶんのスキルを磨くのも大切です。
が、いっぽうで、速く打てるキーボードを選ぶのも大切だといえます。では、わたしにとって、速く打てるキーボードとは…ずばり、US(英語)配列のキーボードです。
世の中的には、JIS(日本語)配列のキーボードが主流でしょう。見た目でいうと、キートップ(キーの表面)に「ひらがな」や「カタカナ」なんかが印字されているキーボードです。
それに対して、US配列のキーボードには、「ひらがな」や「カタカナ」の印字はなく、「アルファベット」のみとなります。ですが、US配列とJIS配列の差は、見た目だけではありません。
キー配列そのものによる差もあります。US配列には、その差が「速く打てる」につながるのです。
細かいことは挙げればいろいろありますが、おもなところでは…
- Enter(Return)キーがホームポジションから近い
- BackSpace(Delete)キーがホームポジションから近い
- 記号キーの配列がまとまっている
なかでも、Enter(Return)キー。日本語での入力だと、漢字変換による「確定」が多いので、ホームポジションから近いことは、地味ではあっても積み重なれば確実に効いてきます。
なので、たまにJIS配列のキーボードを使うと、Enter(Return)キーの遠さに絶望します。
もっとも、US配列にはデメリットもありますし、慣れもありますから、万人におすすめできるものではありませんが、少なくともわたしがJIS配列に戻ることはないでしょう。それくらいにはおすすめです。
ラクに打てる
前述の「速く打てる」に付随するものではありますが、「ラクに打てる」のもキーボード選びのポイントです。配列によるラク以外にも、ラクに打てる要因はもちろんあります。
たとえば、キーストローク。キーを押したときに、どれくらいの深さまで沈み込むかです。キーボードによってだいぶ差があります。めちゃくちゃ浅いのもあれば、深いものもある。
また、キー荷重(押下圧)も、キーボードによって差が生じるところです。キーを押すのに、どれくらいのチカラが必要になるかということであり、個人の好みが分かれるでしょう。
さらには、接点の差もあります。同じキーストロークやキー荷重であったとしても、どの深さでキーの入力を検知するのかの深さにも、キーボードによって差があるのです。
というように、ラクに打てる要素はいろいろあるにもかかわらず、「キーボードなんて、どれも同じでしょう?」というのでは、ムダにエネルギーを消費している可能性があります。
じぶんに合わないキーボードを使っているのかもしれず、本当はもっとじぶんに合ったキーボードがあるのだとすれば、もったいないハナシです。
なので、まずは、キーボードによって相応の差があることを理解する。そのうえで、いろいろなキーボードを触ってみて、よりじぶんに合ったキーボードを探してみる、使ってみるのがよいでしょう。
家電量販店などにいけば、たくさんのキーボードを試すこともできますし。それ以外にも、試し打ちができる場所を用意しているキーボードもありますから、気になるものはネットで検索してみましょう。
テンションが上がる
意外と、これが一番大事なのではないかとおもっているのが「テンションが上がる」かどうかです。使っていてテンションが上がるキーボードであれば、テキスト入力も楽しい。結果、発信も続くというものでしょう。
この点、わたしは「無刻印」を好みます。キートップ(キーの表面)に文字の刻印がないキーボードです。見た目がシンプルで美しいし、プロっぽい感じもするしいいじゃないですか。って、あまり共感をえられるものではなさそうですけど。
まぁ、それがどんなポイントであれ、じぶんのテンションが上がるキーボードを選びましょう。そういう話をしています。
ちなみに、わたしが使っているのは、外付けキーボードなら「HHKB Professional HYBRID Type-S(無刻印/墨・英語配列)です↓
ノートパソコンは、MacBook Air M2を使っていて、キーボードには「ブラックアウトステッカー」を貼って、無刻印化しています。美しいMacが、さらに美しさを増すのでおすすめ↓
というように、テキスト入力をする際、触っていて心地よいキーボード、心地よいから触りたくなるキーボードを選べると、テキスト発信はより継続しやすくなるものと考えます。
ものごとを継続するのは、道具選びも意外と重要なのです。
まとめ
それなりのあいだテキスト発信を続けてきたわたしが考える、キーボード選びのポイントについてお話をしてみました。キーボードなんてどれだって同じ、というわけでもありません。
本記事が、ご自身のキーボードをあらためて見直すきっかけになるようでしたら幸いです。
- 速く打てる
- ラクに打てる
- テンションが上がる