意図せずダラダラしてしまう。これを「サボる」というのであれば、できるだけサボらないようにしたいものです。というわけで、僕が実践もしている「サボらない技術」について話します。
確実に着実におわりへと
ヒトは意図せずダラダラするものである。と言ったのは、僕です。そして、意図せずダラダラすることを、僕は「サボる」と定義しています。逆に、意図してダラダラするのは最高です。休暇は大事。
つまり、ダラダラするなら、はじめからそう決めておけ!ってことであり、決めてもいなかったのにダラダラしないようにするにはどうしたらよいか?これは、僕が人生をかけて挑む問題でもあります。
人生をかけて?またまた、大げさなんだからぁ。と、おもわれたかもですが。まったくもって、全然、大げさじゃあないですよね。だって、人生は有限なのだから。知ってるとおもうけれど。
僕の人生も、あなたの人生も、いまこの瞬間にも、確実に着実におわりへと近づいています。だからこそ、「できるだけ」サボらないように生きたいよねー、と僕はおもっているのですね。
そういう考え方は、好き嫌いが分かれることでしょう。それもわかったうえで、僕が考える「サボらない技術」についてお話をしてみます。この先は、ご興味ある人だけに、お読みいただければです。
サボらない技術
というわけで、僕がいま考えて、実践もしているサボらない技術をご紹介していきます。
いま何をしているかを自覚する
サボるとは、意図せずダラダラすることだといいました。だとしたら、理屈のうえでは、ダラダラしないことを意図することでサボりは防げます。理屈のみならず実践するには?
いま何をしているかを自覚することです。「僕はいま、〇〇をしている」と自覚ができていれば、うっかりダラダラしにくくなります。そのために、僕は「ツール」を使っています。
具体的には、TaskChuteというタスク管理ツールです。これにより、じぶんがいま何をしているか(=何のタスクを実行中か)を、常に可視化できます。
そのTaskChuteでは、常にたった1つのタスクだけしか実行中にできないので、何か別のことをしようというときには、タスクを切り替えなければなりません。
なので、タスクをはじめるときには「いまから、〇〇をやるぞ」とわかるし、タスク実行中も「いま、〇〇をしている」とわかるし、ほかのことをやろうとするときには「いまは、〇〇をしているはずだけど大丈夫?」と気づくことができます。
うっかりダラダラしそうになったときには、「いま、〇〇をしているはずだけど」と気づきやすくなるわけです。
ちなみに、TaskChuteでは、各タスクの経過時間も計測しているため、タスクを実行中のままダラダラはしにくくもなっています。
1440分をスケジュールする
各タスクの経過時間を計測するだなんて、息苦しい…と、おもわれるかもですが。いっぽうで、休憩の時間も、しっかりと組み込んでいます。
というのも、僕は朝イチの段階で、次の朝起きるまでのスケジュールを組んでいるのです。このときに、休憩の時間もスケジュールしていて、休憩の時間には存分にダラダラします。
前述もしたとおり、よくないのは意図せずダラダラすることであり、意図してダラダラは最高だと考えているからです。人間、ダラダラすることも必要だし、実に贅沢な時間の使い方でしょう。
ところが、人生は限られているのですから、ダラダラしてばかりでは人生のおわりぎわに後悔することになりかねません。それだけはイヤだ、と僕は心底おもうのです。
人生が限られるように、時間もまた限られています。1日は24時間、もう少し解像度を上げると、1日は1440分です。24時間と考えるよりも、1440分と考えるほうが、よりリアルに感じられることでしょう。
というわけで、僕は分単位でスケジュールをしています。さきほどもいったように、朝イチの段階で、次の朝起きるまで(1440分)を、分単位でスケジュールするのです。
これにより、僕は時間の有限を日々認識しているし、うっかりサボりにくくもしています。いまのところ、僕にとっては最善の方法であり、ほかによい方法は見つかっていません。
きちんと後悔する
じゃあ、僕はまったくサボらないかといえば…サボります。これまでお話をしたことは「サボりにくくする方法」ではあるものの、「まったくサボらない方法」とまではいえません。
だからこそ、人生をかけて挑むべき問題なのです!などとエラそうに話すことではなく、それでもサボる僕に必要なのは、「きちんと後悔する」ことだったりします。
つまり、「僕は、サボってしまいました」と、きちんと認識して、後悔する場面が必要なのです。その場面とは…
前述したTaskChuteでは、朝イチにスケジュール(タスク)を組んで、その後は、スケジュールを1つ1つ実行していくことで、各スケジュールの経過時間を記録しています。
すると、当初の予定時間と実際の経過時間との差を把握することが可能です。これを、夜に眺めることにしています。差が大きいのはサボりが原因だったりもして、「あぁ、あのタイミングでサボったな」と振り返り、きちんと後悔する場にしているのですね。
そのうえで、なぜあのタイミングでサボったのか。なにかきっかけがあったのか、環境に問題があったのか、次に同じようなサボりをしないためにはどうしたらよいか。などと、考えてみます。
なので、きちんと後悔するのも大事です。サボったことを流していると、またサボります。サボりクセがつきます。それを「できるだけ」正していこうという試みです。
まとめ
意図せずダラダラしてしまう。これを「サボる」というのであれば、できるだけサボらないようにしたいものです。というわけで、僕が実践もしている「サボらない技術」についてお話ししました。
こういうのを、「息苦しい」と感じる人も少なくないのでしょうが、人生は人それぞれです。僕は、こう考えているし、こう生きている。それだけの話ではあります。ご参考になれば。