家での仕事はついダラダラしてはかどらないんだよね・・・
というのは、家で仕事をするフリーランスの悩みの一つ。ちょっと休憩のつもりが、だいぶ休憩。気が付けばいろいろやり残したまま、もう夕方。なんで・・・?
そんな悪習慣を断ち切るカギは、ちょっとした時間管理にあります。時間管理術でデキるフリーランスに転向です!
時間管理を侮る人ほど時間をムダにする
「いまさら時間管理だなんてありきたりな・・・」と言う人に限って、時間をムダにしています。時間管理などしていなかったりします。わたしもそうだったからわかります。
ギクっとしたあなた。ここはひとつダマされたと思って、「家でもダラダラしない時間管理術」にとりくんでみませんか?だいじょうぶ、ほんとにダマしたりしませんから。
家でもダラダラしない時間管理術 3つのポイント
これからお話しする時間管理のポイントは3つです。
- リストではなく、スケジュールを持て!
- 休憩は予定して休め!
- 省みるスベを持て!
リストではなく、スケジュールを持て!
きょうやることリスト、いわゆる「ToDoリスト」を持っている人は少なくありません。ところが、きょうの「スケジュール」となると途端にその数は激減します。
手帳で時間管理はできない
「スケジュール」と言っても。手帳に予定やイベントが書き込んであるものとは違います。もしかして、それで時間管理をした気になってます?残念ながら、
手帳レベルのスケジュールでは、時間管理の役には立ちません。
たとえば、こんなカンジ ↓
空いている時間はナニすんの?ということ。管理すべきは、この空いている時間。
ほんとうは空いていないのに、空いているように見えている「余白」こそ管理すべき時間です。
リストだけではいつも肝心なことが終わらない
その「余白の時間」で、ToDoリストをつぶしていくんだと言う人がいます。では、聞きます。いつも、ずっと、ToDoリストに残ったままのモノはありませんか?
わたしはよくありました、そのパターン。人は放っておくと「緊急かつ手軽」なモノに着手しがちです。手を付けやすいし、急ぎだからと自分に言い訳も立ちやすいからそうなります。
だから、「重要かつ手軽でない」モノはいつも後回し。自分の成長に必要なこと、あたらしい仕事へのチャレンジ、そんな大事なことばかりがリストに残り続けてはいませんか?
朝起きてから夜眠るまでのスケジュールを立てろ!
ということで、わたしが朝起きてやることは「1日のスケジュール」です。文字通り、朝起きてから夜眠るまでのスケジュールを立てます。
それこそToDoリストを見ながら重要性を判断し、スケジュールに落としていきます。当然、「余白」時間はありません。
緊急なモノはやらなければいけませんが、緊急度合いに注意が必要です。3日以内にやればいいものは、きょうやらなくてもイイという程度の緊急さです。
「そこそこ緊急だし手軽だから」という理由で、そんなモノばかり手をつけていると。やっぱり、「重要かつ手軽でない」モノにはいつまでたっても手をつけられません。
ポイントは、「重要かつ手軽でない」モノをバランスよく、毎日のスケジュールに取り込むことです。これすなわち、ルーティーン化。
休憩は予定して休め!
ダメだ、余白のないスケジュールなんて死んでしまう・・・なんてことはありません。余白がないことと、休憩がないこととはイコールではないんです。
休みを予定しないから休み過ぎる
なんとなく疲れたからちょっと一休み。というのが多くの休憩のパターンでしょう。ところが、これが思わぬ悪影響を及ぼします。ちょっとのつもりが、もうちょっと、もうちょっと。
気が付けば、もうこんな時間。という経験はありませんか?そうなってしまうのは、「休憩を予定していない」から。スケジュールに織り込んでいないからです。
はじめから休憩することを決めておく
がんばりすぎるから、反動でたくさん休憩してしまうということがあります。ですから、はじめから休憩時間を適度にスケジュールしておきましょう。
休憩の終わりが決まっている、次の予定が決まっているからこそ、「休み過ぎ」を回避できるのです。
休憩は心置きなくトコトン休め!
スケジュールされた休憩ですから、存分に休みましょう。仕事の合間にテレビをみようが、ゲームをしようが、昼寝をしようが。
何をして休むにも、周囲を気にしなくていいのがフリーランスの特権です。
仕事だけではなく、休むことにもしっかり集中する。メリハリです。ダラダラ仕事、ダラダラ休憩しないこと。
省みるスベを持て!
1日をスケジュールしようとも、休憩を予定しようとも。それでも「完璧な1日」は1日たりともありません。だって、人間だもの。
スケジュールは守れると思うな
はっきりいって。1日のスケジュールなんて、その通り守れるわけがありません。電話、メールなど、「邪魔」が入ることは少なくありません。急にお腹がイテテ・・・ということもあるでしょう。
その瞬間から、スケジュールは崩れます。でも、イイんです。それはそれで。
スケジュールは「守る」ことが大事なのではなく、「守ろうとする」ことが大事なんです。
遅れたスケジュールを取り戻せ!
なんらかの事情で崩れたスケジュールを嘆くばかりではなく。残りの時間で、スケジュールへの復帰を試みる。それが大事。いちばん大事。
あなたが過ごしたかった1日、スケジュールした1日はまだ終わっていない。スケジュールがあるからこできることがあるはずです。
航路から逸れた船を、もういちど航路に戻す。それが「スケジュール」という航路をつかさどる、あなたに課せられた使命です。
それでもダメだった1日もあることを記録に刻め
そうは言っても。スケジュールがありながらも、結局、自分に負けてダラダラしちまった・・・そんな日もあるでしょう。人間、そんなに強くはありません。
だから、記録します。スケジュールに対する実績をすべて記録します。
スケジュールよりも10分早く済んだことも、5分休憩が伸びてしまったことも、電話で15分潰れてしまったことも。ぜんぶです。ウソだろ、と思われるかもしれませんがホントです。
ここまでやらなければ、せっかくスケジュールを立てたイミは半減します。なぜなら、スケジュールを守れない理由が理解できないままになるからです。
ほんとうの時間管理は、自分自身と向き合うこと
ヒトの時間に対する感覚は「超テキトー」です。10分で済ませたと思っていた仕事が、実は30分かかっていた。30分かかると思っていた仕事が、10分で終わった。
時間に対する「記憶」も、「見積もり」もイイ加減なんです。それは「記録」をしなければわかりません。
記録によってしか把握できない、その「超テキトー」「イイ加減」こそがスケジュールを守れない一番の理由です。
記録を続けることで、すこしづつですがその傾向が見えてきます。傾向に対する対策が見えてきます。
誰もが目をそむけたくなる「超テキトー」「イイ加減」に向き合うこと。それが、ほんとうの意味での時間管理です。
まとめ
家で仕事がはかどらないフリーランスのための時間管理について、話をしてきました。
時間管理を怠って、時短テクに走るヒトがいます。それでは、時短で生み出された時間も、ちがうムダな時間に消費されるだけ。
ムダにされている時間から目を背けてはいけません。まずはムダにしている時間に目を向けてみましょう。
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きょうの執筆後記
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かくいうわたしも。時間管理がうまくいっているとは言えません。だからこそ、時間管理をし続けているわけです。
TaskChute Cloudというツールを使って分単位の時間管理をしています。分単位のスケジュール、分単位の記録を「手」でやるのはタイヘンですから。
効果は大きく、いちどはじめたらやめられない、といったカンジです。