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感動が止まらない!Mr.Children新曲「ヒカリノアトリエ」に見えた音楽愛と仕事観

ヒカリノアトリエ

ミスチルファン待望の新曲「ヒカリノアトリエ」がリリースだぜっ!

2014年11月リリースの「足音 〜Be Strong」から2年と2カ月。

久しぶりの新曲という意味を超えて、その1枚のシングルCDに込められた「音楽愛と仕事観」とは?感動が止まりません。というお話です。

目次

【いきなりのネタバレ注意】
無音25秒の名曲「I LOVE CD Shops!」

ネットでの音楽配信が主流となりつつある昨今にあって、いまだわたしが「CD」を買い続けている唯一のアーティストがMr.Children。今回も買いました。「ヒカリノアトリエ」。

その「ヒカリノアトリエ」は、2017年1月11日にリリースされたシングルCDで全6曲。「6曲」というのが公表されている収録曲数です。ところが実際は…

ご注意ください!ここからネタバレです。ということで、誤ってネタバレしないよう「空行」を入れます。ネタバレを見たくない方は、ここでお引き取り下さい!

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本投稿日現在、リリースから10日が経過。いまさらネタバレもなにもないでしょうが、「どうしても」25行の空行を入れたくて。空行の理由はいずれわかるとして本題へ。

公表曲6曲+シークレット曲2曲=全8曲

実は「ヒカリノアトリエ」には、公表の6曲のほかに、2曲のシークレットが収録されています。

そのうちの1曲目は「I LOVE CD Shops!」という曲。といっても、「25秒の無音」が続く。ただそれだけの曲です。

CDジャケットやそのブックレット内にも「シークレット」の記載はありませんので、ヘタをすると気付かずに終わってしまいかねません。

25秒の無音に込められた想い

この無音の「25秒」には意味があります。というか、「意味がある」とファンの間では言われています。

それは、Mr.Childrenデビュー25周年の「25」という数字に掛けたものである、ということ。

そしてこの無音の7曲目を挟んで、さいごにシークレット2曲目を加えて全8曲です。

こんどはこの「8」にも意味があると言われています。それは、ミスチルメンバー4人+サポートメンバー4人=8人。8人の「8」に合わせた、という話。

ちなみに、この8人につけられたバンド名が、今回の新曲タイトルでもある「ヒカリノアトリエ」だそうです。

真偽のほどはわかりませんが、そんな数字に込められた「遊びゴコロ」を裏付ける話があります。それが、「 I ♥ CD shops! 」プロジェクトです。

シークレット曲「I LOVE CD Shops!」のタイトルに込められた想い

2曲あるシークレットのうち、1曲目のタイトルは「I LOVE CD Shops!」。さきほどお話しした無音の25秒曲です。

2016年11月7日。Mr.Childrenの桜井和寿さんは、公式サイトにて次のようなコメントを出されています。少し長めの引用をさせていただきます。

ライブで訪れた街のCDショップに訪問するというプロジェクト「I ♥ CD shops!」を始めようと思います。

ツアーでいろんな町に訪れたとき、本番当日の午前中ぷらぷらとその町を散歩するんです。 すると商店街がシャッターストリートと言われるような感じの寂しいところもあって、で、その中でCDショップを営んでいる方もいて。
ふとデビュー当時のことを思い出して、「あぁ…俺ら、昔こういう街のレコードショップに行ってサインをして”Mr.ChildrenのCDを置いてください!”とお願いして廻ったなぁ」って。。。
そんな、お世話になった方への感謝の気持ちと、そして、これだけ配信の時代になって、お客さんがCDをなかなか手に取らなくなった現在、なおも音楽に対する愛情を持ち続けながらCDショップを営んでいる方へのリスペクトと親愛の気持ちを、何か行動に移せないかと考えました。
恩返しというのはちょっとおこがましいですが、CDショップの方々と一緒になって、「CDを手に取る喜び」「お店に足を運ぶワクワク感」を、 改めて感じてもらえるようなプロジェクトになるといいなぁと思っています。

Mr.Children 公式サイトより引用

これ以上、わたしが多くを語る必要はありませんが。このプロジェクトには、音楽への深い愛情、音楽に携わる者としての覚悟に基づく仕事観を感じずにはいられません。

デビューから実に25年。Mr.Childrenが四半世紀にもわたり、音楽界の「頂」に居続けられる理由がそこにはあるように感じます。

桜井さんが言う「CDを手に取る喜び」の延長線上に、今回のCDに収録されたシークレット「I LOVE CD Shops!」があるのだと考えれば。

さきほど推測された「遊びゴコロ」も、あながち間違いだというわけでもないだろう。という気になります。

そんな思いも感じながら聴く、待望の新曲「ヒカリノアトリエ」は。よりいっそうその輝きを増して、きょうも僕の心に響きます。

 

それじゃぁ、レビューいってみよう!

あらためて、「ヒカリノアトリエ」の曲自体について少々レビューを。

《 収録曲 》 
1. ヒカリノアトリエ <NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」主題歌>
2. つよがり (Studio Live)
3. くるみ (Studio Live)
4. CANDY (Studio Live)
5. ランニングハイ (虹 Tour 2016.11.7 FUKUI)
6. PADDLE (虹 Tour 2016.10.14 KUMAMOTO)
7. I LOVE CD Shops!
8. Over (弾き+語り 2Version  )

ヒカリノアトリエ

昨秋からはじまっているNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の主題歌です。でも、「べっぴんさん」は一度も見たことがないわたし。

「べっぴんさん」どころか、NHK朝の連ドラなるものをほぼ見たことがありません。なんでだ?という、どうでもいい情報はやめにして。

「ヒカリノアトリエ」は良い意味でも悪い意味でも「売れ線」の一曲。特にメロディーラインは、「安定の売れ線」です。

最高傑作の声が高い、直近リリースのアルバム「REFLECTION」の収録曲に比べると。ちょっと「優等生感」が出ています。

でも。こういう感じのミスチルソングは強いんだな、これが。もちろん、オリコンウィークリーランキングも初登場で1位を獲得。さすが。

やっぱり、ミスチルの醍醐味は「歌詞」だな。というわたしから、お気に入りのフレーズをチョイスさせていただきます。

ヒカリノアトリエ
Mr.Children
¥ 250

「一体何の意味がある?」つい 損か得かで考えてる

でも たった一人でも笑ってくれるなら それが宝物

「ヒカリノアトリエ」より引用
作詞・作曲:桜井和寿

あいかわらず、誰もが抱える心の闇に光をあてる唄は健在です。

つよがり、くるみ、CANDY(Studio Live バージョン)

「ヒカリノアトリエ」のあと、過去のリリース曲が続きます。まずは、スタジオライブバージョンが3曲。

いずれも切なくしっとりとした名曲ぞろい。クセなくきれいにまとめられたアレンジ、わたしの貧相なボキャブラリーで表現するとそんなカンジです。

「つよがり」「くるみ」「CANDY」…女の子なら「桜井サ~~ン、サイコー」とうっとりするような3曲です。えーっと、男でもウットリできます。桜井さんの声は本当に素敵です。

ランニングハイ、 PADDLE(Tour バージョン)

さきほどまでの「しっとり系」からは一転、アップテンポにアゲアゲの曲へと移行します。ツアーライブを収録しており、高揚感を引き出します。

これまで何度も聴いてきた曲でも、ライブバージョンで聴くとなんか盛り上がります。ひとりで…

寒い、寒いよ~、なんかすごく寒いんだよ~。でもだいじょうぶ、ライブは熱いから。

「ランニングハイ」で気持ちが昂り、「PADDLE」で超絶前向きな気持ちを完全固定。収録6曲の構成の妙。

I LOVE CD Shops!、 Over (弾き+語り 2Version  )

「I LOVE CD Shops!」がメッセージ性を求めた25秒無音の名曲であることは先に述べた通りです。

さいごに「Over」。さいごだけに「Over」なのか?「Over」は 1994年リリースのアルバム「Atomic Heart」の収録曲。タイトルを聴くだけで涙出る、ほんと。

この曲もツアーライブからの収録ですが、桜井さんの長め「トーク」が混じっております。「Over」秘話みたいなトーク。

歌詞の一部について、わたしも含め、多くの方の疑問であったであろう点にも触れています。物議を醸したと言われる歌詞がこちら↓

顔のわりに小さな胸や

「Over」より引用
作詞・作曲:桜井和寿

「顔のわりに小さな胸」これどういうことだ?と、桜井さん自身が切り込んでいるところはとてもオモシロです。最終的に、不徳のいたすところ(笑)と謝罪をしておられましたが。

その他エピソードを踏まえ、さいごは伸びのある素直な桜井Voiceによる唄で締めくくられています。

 

まとめ

Mr.Children、2年2ヶ月ぶりの新曲「ヒカリノアトリエ」についてのお話しでした。

これだけの曲を揃えて、お値段税込1,500円。マジか、という感じです。

本投稿日現在、ネット配信では「ヒカリノアトリエ」の1曲のみ。シークレットを含め、他の7曲はネット配信はありません。

あらためて「CD」の楽しさを感じるとともに、仕事観さえも大きく揺さぶられた「ヒカリノアトリエ」でした。もちろん、おすすめです。

 

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  きょうの執筆後記
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