経理に対するネガティブ・イメージ。
イヤイヤながらもしかたなく・・・
時間やコストがかかるだけ・・・
変えることができます。そういうお話です。
”できる×わかる=かわる” のがトクする経理
事業者の義務ともいえる経理がネガティブならば、それは「損する経理」です。
対して、ポジティブな「トクする経理」とは?
これからシリーズでお話をしていきます。
今回は、「トクする経理とはなにか」「トクする経理の効用」についてです。
ほんとうにトクをする経理とは
トクする経理とはなにか?結論。
– トクする経理の公式 – 経理ができる×経理がわかる=明日がかわる |
「トクする経理」の効用は、「明日がかわる」ことです。
明日がかわるだなんて大げさだと思いますか?でもかわるんです。
一般に、経理の効用としてよく言われること。
それは「経営の判断が速くなる・正しくなる」。
きちんと経理をすることで事業の状態を速く・正しく把握できる。
把握できれば、速く・正しい判断ができる、ということですね。
たしかにそれもあります。
でも、それは「序の口」です。
トクする経理は、さらに「もう2歩」踏み込みます。
はじめの1歩 | 経営判断がかわる |
もう1歩 | 仕事のあり方、ライフスタイルがかわる |
さらにもう1歩 | 経理の価値がかわる |
経理残業?ありえないっ!
トクする経理のもう1歩、「仕事のあり方、ライフスタイル」。
特に個人事業や、零細規模で事業をされていると、経理に対する「人員・時間」は後回しということがあるでしょう。
「本業」あっての事業ですから、限られた人員・時間はまず本業に投下されます。
すると経理はどうなるか?
営業時間が終わってから・・・休みの日にまとめて・・・
そんなことも少なくありません。そう、残業です。
経営者や経理担当者、ときにはそれ以外の社員も経理のために駆り出されて残業。
そんなことはありませんか?
本来、営業時間後や休日は、「休み」であるべきです。
自由な時間があるから、よい休みをとり、よい仕事ができる、と言いますよね。
残業まではしていなかったとしても、「経理の人出は減らしたい、時間をかけたくない」のが経営者の本音でもあるでしょう。
従来の考え方や手段、方法をほんとうに見直すことができれば、経理に関わっていた「人」の「時間」の質は変えられます。
が、夢のような魔法の話をしているわけではありませんので、話はそうカンタンではありません。
さきほどお話しした「ほんとうに見直す」ことが必要になります。
「ほんとうに見直す」ことにあたるのが、はじめの公式にあった、「経理ができる」「経理がわかる」ようになること。
詳しくは次回以降にお話します。
税理士を待っていたのでは遅すぎる
トクする経理のさらにもう1歩、「経理の価値」。
経理の価値として、「経理の結果」について考えてみます。
そもそも、経理は税理士に代行をお願いしている場合。
ある程度は自社(自分)でやっているが、税理士がチェックに来て、数字がわかるようになる場合があります。
個人事業や零細規模の事業では、自社(自分)で完結しているケースはまれです。
自社完結のケースはさておき、税理士を待つ経理は、経理の結果を税理士の都合に任せることになります。
毎月訪問や報告がある税理士であれば、たとえば今月は15日、来月は20日ごろ、とか。
税理士にも複数のお客さまとの都合があります、これは仕方ありません。
つまり「経理の結果」として、スピードのコントロールは不可能です。
先月の結果を、翌月末にもらってもねぇ・・・と思いませんか?
さらに、「経理の結果」としての成果物はどうでしょう。
多くの場合、税理士は「試算表」を成果物として提示します。
事業の財産・債務や、売上・利益といった数字が羅列された帳票ですね。
税理士によっては見やすいグラフに加工したりしてくれます。
ただどちらも、税理士側のタイミングで、多くの場合に紙で提示される、という意味では試算表もグラフも同じものです。
前置きが長くなりましたが、そんな成果物もまた変えられます。
「いますぐ」「どこにいても」「ほしいモノを」「ほしいカタチで」、経理の結果を受け取ることはできるのです。
受け身の経理から、自ら結果を取りにいける経理に価値は変わります。
もちろん、従来の考え方や手段、方法をほんとうに見直す必要はありますが。
こんな意見もあるでしょうか。
「税理士に見てもらわなければ、間違えてしまうかもしれない」。
その通りです。税理士にチェックをしてもらうのはよいでしょう。
でも、チェックの前段階までは自社(自分)で。
そうすれば、チェックの日は税理士任せでも、「ほしい結果」については自分でコントロールできるようになります。
試算表やグラフそのものが欲しいわけではありませんよね。
経理は鮮度
反論があるかもしれませんが、経理は”巧遅は拙速にしかず”だと考えます。
正確で遅いよりも、正確さはそこそこでも速いほうに分がある。
トクする経理がいちばんに求めるのは「1円、10円の正確さ」ではないからです。
細かな精度は、専門家にゆだねておけばよいこと。
トクする経理の前提は「知りたいことをより速く」。
これは自社(自分)自身が取り組むべきことです。
経理を税理士に代行してもらうことと比べてしまえば手間は残ります。
それでも、引き換えに手にする「かわる明日」があるのなら。
明日がかわるほどの経理、選ぶのも自社(自分)自身です。
自分で経理をするなんてできるワケがない?そんなことはありません。
従来の考え方や手段、方法にこだわりさえしなければ、必ずできます。
↓↓ つづく ↓↓
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きょうの執筆後記
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このご時世、経理を任せるべき「アイツ」はそこかしこに居ます。
お付き合いには少々気を付けるべきこともありますが、頼れる「アイツ」。そう「アイツ」です。
めんどくさくてスミマセン。