電卓物語。今は昔、名機CS-2128といふ電卓ありけり

CS2128

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税理士試験受験での危難の数々を払い続けてきたわたしの愛機、CS-2128。
SHARPが生んだ名器と言われたそれは、役目を終えた今もなお、わたしの部屋のかたすみで戦いの時を待ちます。

これからの電卓の話をしよう

いまは昔ほど、電卓を使わなくなりました。
パソコン上で計算が済んでしまうことがほとんど。
そして何より、電卓がなければ戦えない「税理士試験」は遠い昔のこと・・・
税理士になって12年になります。

おまえCASIO派?オレはSHARP派!

使用機会が激減したとはいえ、税理士という職業柄、やはり電卓は持ち続けています。
いまは、税理士試験のときのように寝ても覚めても電卓をガシャガシャ叩かねばならない、ということはありません。
持っている電卓も、だいぶ様変わりしました。

今回はその辺の、ニッチでマニアックなお話しです。
でもさいごは、いまのおススメ電卓もご紹介しますよ。
そちらは税理士やその受験生でなくてもぜんぜんOKなノーマルなヤツです。

マニアな世界もちょっとは覗いてみようかなということであれば。
話をはじめましょうか。

電卓といっても、当然いろいろあります。
価格でいえば100均で売っているものもあれば、万を超えるものまで。

ですが「税理士(受験生)が使う電卓」ということでいくと、そこは「CASIO製かSHARP製か」ということになります。
そういうものだと思ってください。実際にそうだから。

20年近く税理士事務所の仕事をしていますので「同業者の電卓」は多くを目にしてきました。
あくまでわたしの肌感覚ですが、CASIO派が7割、SHARP派が3割といったところでしょうか。

SHARPの業績が傾いたからではありません。
いつの時代もCASIO派が優勢だったと感じています。
なんでかはよくわかりません。実際にそうだから。
いずれにしても電卓といえば、世界的にもCASIOとSHARPは双璧なんです。間違いない。

「実際、CASIOとSHARP、どっちの電卓がいいんだよ?」と聞かれたら。
「お好きなほうを」と言うことにしています。

どちらの電卓を使っても、「1+1」がときどき「3」になったりはしません。
CASIOのほうがSHARPよりも計算結果の表示が少し早い、なんてこともありません。

電卓としての基本性能は同じ。
その性能を最大限に引き出せるかどうかは使う人の腕しだい、いや、指しだいです。

SHARPのキー配列が好き。
CASIOのデザインが好き。
など、さいしょは自分が「お好きなほう」を選べばよいでしょう。
あとは慣れです。

慣れとしていちばん大きいのはキー配列。
これは電卓が変わるとすごく戸惑います。
電卓を打ちなれている人は、入力する指元は見ていません。ブラインドタッチです。

だから普段とキー配列が変わるともうダメ。
計算ミス連発か、スピードが半減します。
「+」「-」「×」「÷」のキー位置が電卓によってけっこう違いますから。

そういえばキー配列については、「左手打ちはSHARP」「右手打ちはCASIO」なんて言われたこともありました。
スピード勝負の税理士試験についていえば、右利きであれば「右で筆記、左手で電卓」が有利だって。
でも心配はいりません、そんなことで合否が分かれるほど底の浅い試験ではありません。

あとはキーの役割が、CASIOとSHARPとで微妙に違います。
たとえば「定数計算」と言われているもののキーの使い方など。
輪をかけてマニアな定数計算の違いなど、ここでは説明しませんけれど違いはあります。

なんにせよ慣れだとお話をしました。
ただ、慣れるとそのあと「移る」のは難しいかもしれません。
とくに税理士試験受験生は日々電卓を打ち込みますから、大げさでなくほんとうに指に染みついてしまいます。

電卓を打ち込み20年。CS-2128を超える電卓はまだ無い

わたしがはじめて「まともな」電卓を手にしたのは大学生のころ。
日商簿記1級を受験していたときのことです。

そのときのわたしに「CASIOかSHARPか」の選択はありませんでした。
当時、所属していたサークルの部室に置いてあった電卓を拝借。
それが、「SHARP」のCS-2128でした。泥棒じゃん・・・
いちおう所有者らしき人がいないかは確認しましたよ、たしか。

CS-2128

傷だらけ、垢だらけの戦友

そのときは知る由もなかったことですが、このCS-2128は「名機」とされています。
「名機」かどうかなどわからないけど、それまでの人生で目にしてきた電卓とは違う「まともな」電卓だからもらっとこう、くらい。
やっぱり泥棒っぽいですね。でも違います。

CS-2128はいまも所持しています。
外見はだいぶ痛みましたが、きちんと使えます。
調べてもよくわからなかったのですが、もしかすると昭和に製造されているくらい古いものかもしれませんが普通に使えます。

でも、後にも先にも。
電卓とは20年付き合っていますが、CS-2128の「心地よさ」を超える電卓はありません。

その「心地よさ」は言葉で表現できるものではありません。
わたしの語彙力の問題は多分にありますが、ほとんどフィーリングの問題でもありますから。
機会があったらぜひ一度、叩いてみてほしい。

CS-2128のキー配列、キーの質感・打感、電卓自体の大きさ。
すべてがそろって、最高の「心地よさ」を生み出しています。

電卓が生み出す最高の心地よさ?
あらためてみると、われながら「なんだそれ?」です。マニアックすぎます。

でもね、これを言ったらその「スゴさ」、少しはわかってもらえるでしょうか。
CS-2128はネットオークションでは、いまだに平均8,000円前後の値をつけます。
20年以上前の中古電卓ですよ。
名機を超えて、神機です。

わたしにとっての現役を退いたとはいえ、まだ戦える力を宿し続けています。

わたしの電卓遍歴 卓上用電卓編

そんなわけで、わたしはSHARP派です。
生粋のSHARP派です。
CASIO製はムリ。そんなことはないだろう。でもムリ。

SHARPオンリーの電卓歴について、さらっとご紹介です。

CS-S932

CS-2128の血を継ぐ「後継機」と言われた電卓。

デカい、重い、厚い。
この電卓のモチーフはきっと弁当箱なんだろうな、とずっと本気で思っていました。
これを持ち歩くのはある意味で「修行」です。

残念ながらCS-2128の「心地よさ」には遠く及ばず。
おまけに表示画面の角度をつける機能が早々に故障。

そこそこお値段も張るのに、長続きをしない電卓でした。
もう、販売も終了したようです。
処分してしまったため、画像はamazonさんから拝借です。

CS-S932

EL-N802

完全、見た目重視で購入。
今現在のレギュラー機です。

仕事はパソコンですから、ほとんど使いませんが仕事場ではいつも傍にいます。

SHARP製の中では珍しくスタイリッシュなデザインです。
デザインならCASIOというイメージはありますが、これはまずまずいいのではないでしょうか。

恐ろしくリーズナブルであり、専門家の道具としてはどうなのよ?と言われかねないところはあります。
とはいえ、「早打ち対応」「サイレントキー」などの求めたい仕様は「全部入り」です。

「赤い」のがわたしのお気に入りポイント。シャア専用です。
「見せて貰おうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを」
いや、モビルスーツはけっこうです。電卓の話なので。

色は赤以外にも、黒とシルバーをご用意しています。SHARPさんが。

わたしの電卓遍歴 携帯用電卓編

やはり仕事柄、電卓はいちおう携帯しています。
スマホの電卓アプリでいいのかもしれませんが、いざというときに「早打ち」に対応できません。

いつが「いざ」なのかもよくわかりませんが、スマホのアプリと実物とでは安心感が違うものなのです。
スマホの無感覚な画面をポチポチしても落ち着かないのです。
職業病みたいなものです、はい。

鞄の中身を極力減らしたいと考えはじめたわたしは、電卓もできるだけ小さいものをと考えました。

膨らんだビジネスバッグで「残念なヒト」にならないために

2016.06.02

EL-MN110

しかし小さな携帯用電卓といえど、そこはやはりSHARPです。
そして選んだのがコレ。

EL-MN110

小さいです。おどろくほど小さいです。
名詞よりちょっと大きいぐらい。
税理士というテイでこれを取り出すと、だいたい驚かれます。
むしろヒかれます、小さすぎて。
あんたそれでも税理士か?はい、税理士ですがなにか。

それでも「早打ち対応」「プラスチックキー」の仕様。
「プラスチックキー」は必須です。
ゴムっぽいキーは打つと凹むので早打ちできません。

仕様はOKですが、とにかくまぁ打ちにくいです。
指先に注意を払わないと、近隣のキーを押しまくりです。

消しゴムの「MONO」とのコラボというデザインはよかったのですけどね。
ゴメン、ムリ。
指先の器用さに自信のある方はどうぞ。

EL-WA21

携帯用電卓の現役機がコレです。

いわゆる「手帳サイズ」と言われている大きさ。
さきほどのEL-MN110に比べると格段に打ちやすい。

そして「バックスペースキー」がついているのは便利です。
打ち間違えたときは、「CE」キーよりも早く対応できます。
打ち間違えない方には関係ありません。

「バックスペースキー」は卓上型でもついていなかったりします。
必要な方は気を付けて買いましょう。

デザインもなかなか良いです。
よく見ると端がラウンドカットされた形です。
色もマットな黒でシックです。

EL-WA21

左 ラウンドカット、右 EL-MN110との比較

携帯性、打ちやすさではいまはこれがわたしのベスト。
鞄の中に常時忍ばせています。

余談ですがほぼ同じものとして、EL-VW31があります。
EL-WA21と迷ったものです。
仕様・デザインは悪くないのですが色味が・・・

ディープブルー、シャンパンゴールド、スタイリッシュレッド。
画像ではいまいちわからないのですが、実物をみると「キラッキラ」。
わたしからすると、太陽光の下では使わないでくださいレベルです。
反射します。

大きいサイズも展開しているこのシリーズをお使いの方はよく見かけます。
キラッキラは人気です、たぶん。

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  きょうの執筆後記
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昨日は、終日事務所。
開業後はじめての法人税の電子申告。無事終了です。
夕方以降雨が降りそうだったので、日中にランニング。
その分、仕事は夕方以降にずらし、変則的な仕事の仕方をしてみました。

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ABOUTこの記事をかいた人

税理士レス経理エバンジェリスト、フリーランス型税理士。1975年生まれ。 フリーランスの経理・会社の銀行融資支援を得意にする、横浜市の諸留誕税理士事務所・所長。2016年4月、18年間の「勤め人」を脱して独立開業。以来、ブログを毎日更新中!