2年近くブログを毎日書き続けて、増やした仕事・減らした仕事があります。
それはどんな仕事なのか? なぜ、増えた・減ったのか? ということについてお話しします。
ブログを2年続けた結果、増やした仕事・減らした仕事
毎日ブログを書き続けて、きょうで698日め。もうすぐ2年になろうか、というところです。
独立開業と同時にはじめたブログによって、「増やした仕事」と「減らした仕事」があります。それぞれ次の3つです ↓
ブログで増やした仕事 | ブログで減らした仕事 |
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これらは、ブログを続ける中で、「意図的に」増やそうとしてきた・減らそうとしてきた仕事です。
増えた・減ったの「実績」は道なかばではありますが、増える・減るの「傾向」はだいぶはっきりしてきました。
上表・左側の3つの仕事は少しずつ増え続けているし、右側の仕事は少しずつ減り続けている(あるいは、増えていない)。そういう状況です。
どんな仕事を増やし、どんな仕事を減らしたいかは人それぞれではありますが。
どうしてブログによって仕事が「増えた・減った」のか? その理由について、このあとお話をしていきます。
ブログによって仕事が「増えた・減った」3つの理由
ブログを書くことで、どうして仕事を増やしたり、減らしたりすることができたのか? わたしが考えている「理由」は3つです ↓
- 増やしたい仕事をテーマにした記事を量産している
- 読者対象を初心者・入門者に絞っている
- 毎日書き続けている
以上の「理由」について、実際に増えた仕事・減った仕事と結びつけながらお話をしていきます。
《理由①》増やしたい仕事をテーマにした記事を量産している
「フリーランスの経理」「銀行融資」という2つのテーマについて、多くの記事を書いてきました。
言うまでもないことですが、それらのテーマに合った仕事を増やそうと考えているからです。具体的には、次のような仕事です ↓
- フリーランス向け経理・確定申告セミナー
- フリーランス向け経理コンサルティング(税理士なしでも経理ができるように)
- 社長・個人事業者向け銀行融資セミナー
- 銀行融資・財務支援コンサルティング
とはいえ、ブログでは「2つのテーマ」以外にも、雑記的な記事(おすすめアイテム、ランニング、日々の気づきなど)も書いています。ただし、メインは「2つのテーマ」に関することです。
そのように考えているので、平日は、「2つのテーマ」を交互に執筆。土日祝日は雑記。というバランスにしています。ほかにも、
- トップページで、経理と融資の「記事まとめページ」「おすすめ新着記事」を表示
- 毎日発行のメルマガ、週2回発行のメルマガでも情報提供
- サイトのキャッチフレーズに「経理」「融資」のキーワードを使用 など
結果として、「ブログ記事を読んでいて」「メルマガを読んでいて」をきっかけに、セミナーやコンサルティングのお問い合わせ・お申し込みをいただいています。
わたしの場合には、ブログ・メルマガを書き続けるほどに、お問い合わせは増える・安定する傾向にあります。逆に、ブログをはじめたころは「さっぱり」でしたが…
記事を増やすことで、人の目に触れる機会が増え、目に触れた際にも記事が多いことで説得力・安心感を与えられるようになりました(そういうご意見を実際に伺っています)。
また、そのセミナー参加をきっかけにコンサルティング、という流れもできますので。「2つのテーマ」記事を量産することで、セミナーとコンサルティングの仕事を増やしています。
いっぽうで。税理士のお仕事の典型と言える「顧問業務」については、お問合わせ自体が「とても」少ないです。原因のひとつとして、「経理」「融資」をテーマにした反動だと考えています。
問い合わせが少ないわけですから、顧問業務の仕事は、セミナーやコンサルティングのようには増えません(「減った」というよりは「増えない」という見方)。
とはいえ、わたし自身は顧問業務は10件まで(本投稿日時点の考えとして)と決めているので、「意図したとおりである」とも言えます(あくまで、いまのところはですが)。
以上をまとめると。特定のテーマに関する記事の比重を高めることは、そのテーマに関する仕事を増やすという面で有効である。ということです。
《理由②》読者対象を初心者・入門者に絞っている
前述したように、ブログ記事の「テーマ」を絞っているのと同様に、「読者対象」も絞るようにしています。
テーマを絞った時点でも、読者対象は絞られてはいるのですが。そこからもうひと絞り、です。
具体的には、「初心者・入門者」向けにブログ記事を書く。「経理」「融資」について、入口のところで困っている人がたくさんいるはず、と考えているからです。
なにかしなきゃいけない、とは思っているけれど。なにからはじめてよいかがわからない。そんな人たちが少なくないだろう、と。
また、難しいことをほんとうに易しく伝えることができる人はそう多くない(競合は少ない)、とも考えているので。
一般に難しいと思われている「経理」「融資」について、誰よりもわかりやすく書く! という心持ちでブログを書いています(まだまだ精進が必要です…)。
結果として、執筆に繋がった仕事があります。勘定科目の判断について書いたブログ記事がきっかけでした ↓
「ありそうでなかった(切り口のハナシ)」「新人でもわかりそう」とのことでご依頼をいただいた経緯があります。
みんなが知っている(少なくとも税理士であれば)ようなことであっても、読者対象をきちんと絞ることで「オリジナリティ」を持たせることができる、と実感できた出来事でした。
執筆だけでなく、セミナーやコンサルティングについても「初心者・入門者」の方から、お問い合わせ・お申し込みをいただきます。
「わかりやすい」「読みやすい」という理由から、ブログ・メルマガをお読みいただいている方々からであり。これも、読者対象を絞った効果だと考えています。
《理由③》毎日書き続けている
前述した《理由①》《理由②》のとおり、ブログを書くことで「仕事を増やした」ことから。結果的に、「営業活動」という仕事を減らすことができました。
たとえば、他のセミナーや交流会などに参加をして名刺交換をする、チラシを撒くなど、「リアル」の営業活動。
わたしはもともと、そのような営業活動が好きではなく、得意でもありません。それを、ブログを書くことで、減らす・なくすことができています。
反面、そのブログを書くための時間は必要です。わたしの場合は、毎日2時間半がブログ執筆時間の目安です。書くスピードが遅いのかも、ですが。実際にそのくらいかかっています。
ですから、「毎日2時間半」というまとまった時間を確保するために、「事務作業」の仕事を減らすようにしています。たとえば、
- クラウド会計を利用して、経理の手作業を減らす
- ペーパーレス化を進めて、紙の整理・管理作業を減らす
- クラウドデータサービスを使って、データのバックアップ作業を減らす
- 固定電話を持たず、迷惑電話への対応を減らす
- Webゆうびんを使って、郵送作業を減らす など
このように、事務作業を従来よりも減らすことで得た時間を、ブログを書く時間に充てています。
もちろん。事務作業を減らしたことで得た時間は、ブログを書く以外の時間にも充てられるものですから。ブログを書くためだけに「事務作業」を減らしているわけではありませんが。
ブログを毎日書くことが結果として、「事務作業」という仕事を減らすことに貢献している、ということです。
まとめ
ブログで増やした3つの仕事、ブログで減らした3つの仕事について、お話をしてきました。
ブログで、仕事を増やしたり、減らしたりすることはできる。わたしはそう考えています。
そのために、1年365日、毎日2時間半という時間をかけてブログを書き続けています(仕事を増やす・減らすためだけではありませんが)。
じぶんの仕事を考えるきっかけとして、また、その仕事を増やす・減らす手段として。ブログを書いてみるのはいかがでしょうか。
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きょうの執筆後記
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