ひとり独立して『退化したスキル』と『進化したスキル』

独立とスキル

” 独立したら、いろいろとガマンが効かなくなったわぁ ”

って、それ。ある種のスキルが退化してますよね。というわけで、ひとり独立して「退化したスキル」と「進化したスキル」についてのお話です。

ひとり独立して「退化したスキル」と「進化したスキル」

「能力」あるいは「技能」などと訳されることが多い、「スキル」について。

人は生きるうえで、また働くうえで、実にさまざまなスキルを有しているものです。

ただし、そのスキルも環境の変化・時間の流れのなかで、進化をしたり、あるいは逆に、退化をするものがあります。

そんなわけで。会社員を18年間していたわたしが、ひとり独立をしたことにより、「退化したスキル」と「進化したスキル」についてお話をします。こちらです ↓

退化したスキル
  1. YESと答えるスキル
  2. ストレスに耐えるスキル
  3. 混んでる電車に乗るスキル
  4. いまに満足するスキル
進化したスキル
  1. 家にいるスキル
  2. ひとりで発信するスキル
  3. おカネを使うスキル
  4. じぶんを管理するスキル

それでは、このあと順番に見ていきましょう。

 

ひとり独立して「退化」したスキル

それではまず、ひとり独立をして「退化したなぁ」と感じるスキルのハナシから。

YESと答えるスキル

いまにして思えば。独立前、つまり、会社勤めをしていたころは、「なんでもかんでもYES」の姿勢でした。

夜遅くでも電話やメールがあれば対応する。仕事を頼まれれば受け入れて、残業・休日出勤を増やしてでも終わらせる。疲弊していました。

当時は、「組織に属するとはそういうことだ」とあきらめていたところもありますが。いまは違います。

業務時間も、業務内容も、業務量も、決めるのはじぶんです。組織のしがらみはありません。

だから、じぶんが決めたこと以外はNOでいいし、むしろ、NOと言わなければいけない。結果、YESと答えるスキルは退化します。

ストレスに耐えるスキル

会社勤めをしていたころは、朝起きたら「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」とばかり考えていました。

いまは?と言うと、「あれもやりたい、これもやりたい」です。そういう意味では、ストレスフリーです。

そんなストレスフリーに慣れてしまったことから、たまに判断を誤って「やらなきゃ」を受け入れてしまったとき(NOと言えなかった…など)には、凄まじくストレスを感じます。

昔(と言っても2年前ですが)は「やらなきゃ」ばかりだったのですから、じぶんのことながら「よくやっていたなぁ」と感心します。いまはムリです。

とはいえ。これはこれで決してラクができるわけではなく。また違ったストレス(この先も食べていけるか?とか)に耐えるスキルは必要です。

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混んでいる電車に乗るスキル

独立してからは、自宅兼事務所という環境なので「通勤」がありません。また、できる限り午前中は外出の予定を入れないようにしています。

というわけで、通勤時間帯の電車に乗る機会がほとんどないことから、混雑した電車に乗ることがひどく苦手になりました(得意だという人もそういないでしょうけれど)。

都心部に行くと、通勤時間帯に限らずいつも混んでいる路線もありますから。そんなときには、ウンザリした気持ちと疲労感でいっぱいになります。

なんてことを言っていると、「甘いことばかり言って!だからフリーランスは…」などと叱られるのかもしれませんが。

それでも、通勤時間を含めて「単なる移動」は少ないほうがよいし、快適に移動できるほうがよいに決まっている。独立してなお、混んでいる電車を選ぶ理由がありません。

いまに満足するスキル

朝早くから出社して、夜遅くに帰宅する。休日もほとんどない。そんな時期がありました。

それでも、「まぁ、しかたない。じぶんだって精一杯やっているのだ」と考えていました。満足とまでは言えないけれど、不満でもない。そう思いこむようにしていたところがあります。

そうでもしなければ耐えられない、という防衛本能のようなものでしょうか。当然、本気で満足をしているはずなどないのですから、それでも満足だと言うのは特殊スキルでしょう。

独立をしたいまは、いたずらに満足をするようなことはありません。やりたいことに限りはなく、まだまだやりたいことばかりという点では不満足でしかありません。

いっぽうで。ひとりで仕事をするという環境には心底満足をしているわたし。満足も不満足も、正しく感じることができるようになったようです。

 

ひとり独立して「進化」したスキル

続いて、ひとり独立をして「進化したなぁ」と感じるスキルのハナシを。

家にいるスキル

独立をしたいまの状況から省みるに。会社員時代、わたしはほとんど家にいませんでした。もう少し正確に言うと、「家庭」にいませんでした。仕事ばっかり、というヤツです。

家庭にいないだなんて、なんとまぁ切ないハナシなんでしょう。そう言われるかもしれませんが、ほんとうに切なすぎるハナシです。

どれだけ悔やんだところで、あの時間は二度と戻りませんし。あの日あのときの子どもたちとはもう会うことはできないのですから。

そんな反省もあってか、自宅兼事務所という環境を選びました。そして、自宅兼事務所で成り立つような仕事のしかたを選んでいます。

と、家庭にいるためのスキルを磨いていはいるのですが。「でも、いるだけじゃない?」と家族に思われているようだと、さらに切ないハナシとなります。怖くて確認はしてません。

ひとりで発信するスキル

独立をすると、「組織(会社)」という看板はなくなります。会社のおかげだったんだなぁ、と気付かされることもしばしば。

けれども、感心してばかりもいられませんので、ひとりになったらじぶんでなんとかしなければいけない。

という環境からか、発信するスキルが身についてきました。まずは、このブログがはじまりで、開業以来毎日、情報を発信し続けています。

いまは、メルマガも毎日発行しています。自主開催セミナーも毎月2本以上、企画・開催をしています。気がつけば発信、発信です。

これによって、個別相談やコンサルティングなどのお仕事もいただけるようになりました。与えられる看板はないのですから、発信をしながらコツコツ看板をこしらえるだけです。

おカネを使うスキル

独立したし、おカネも好きなように使えるぞぉ。どんどん使えぇ! というのが「おカネを使うスキル」ではありません。

そもそも。独立をすると、おカネの使い方に対して厳しくなるところがあります。「経費」と言ったって、じぶんのフトコロが痛むことから、とにかく財布のヒモを締めてしまったり…

けれども、いたずらに財布のヒモを締めていては、必要な「投資機会」を逃してしまいます。ビジネスチャンスをつかむにも、自己成長するにも、かけるべきおカネをかけなければいけません。

ですから。かけるべきときにかけるべきおカネを躊躇せず使うことができる、これが「おカネを使うスキル」です。

具体的には、帳簿つけ(経理)は毎日、月次決算は翌月1日。タイムリーに正確な数字を把握することで、不安を感じることなく、自信を持っておカネを使えるようになります。

じぶんを管理するスキル

独立してからは、良くも悪くも「ひとり」です。ひとりは自由が良いところではあるのですが、気をつけないと怠惰になります。

いやいや、怠惰になるのはオマエだけだろう。と言われるかもしれませんが。まぁ、わたしの場合には、放っておくと怠けるような気がしています。

そんなじぶんを知っていたからなのでしょう、じぶんを管理するスキルが身につきました。

スケジュール管理、タスク管理、時間管理、健康管理(心身ともに)。これらについては、各種のツールを使ったり、数値の記録を残したり、わりと「緻密」にやっています。

人によっては眉をひそめるほどの緻密さではあるようですが。自宅兼事務所という環境でも怠けるようなこともなく、油断して体調を崩すということもなく。管理も悪くありません。

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まとめ

ひとり独立して「退化したスキル」と「進化したスキル」についてお話をしてきました。

「スキル」と言うと、あればあっただけ良いような気もしますが。なくても困らない、むしろなくなったほうが良い、というスキルもあるよな。ということで記事にしてみました。

逆に。ほんとうは必要なのに、その必要性に気がついていない、というスキルもあるのでしょうが。

 

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  きょうの執筆後記
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ABOUTこの記事をかいた人

税理士レス経理エバンジェリスト、フリーランス型税理士。1975年生まれ。 フリーランスの経理・会社の銀行融資支援を得意にする、横浜市の諸留誕税理士事務所・所長。2016年4月、18年間の「勤め人」を脱して独立開業。以来、ブログを毎日更新中!