銀行がコレをやるのは『オタクにはもう貸さない』のメッセージ5選

銀行からの「もう貸さない」のメッセージ

” なんか銀行から、いままでにないような高い金利を言われたんだけど… ”

それって、銀行が貸すつもりがないのかも。というわけで、銀行がコレをやるのは「オタクにはもう貸さない」のメッセージ、についてお話をします。

目次

銀行がコレをやるのなら、それは「オタクにはもう貸さない」のメッセージ

会社・事業を続けていくにあたり、欠かすことができない資金調達の手段が銀行からの融資です。

その銀行から、「もう貸さない」と言われたら。それはもう一大事です。

しかし銀行も、そう直接的には言わないもので。代わりに、間接的に伝えようとするところがあります。

たとえば、いままでにないような高い金利を要求する、とか。これは、「もう貸さない」のメッセージだということがあるのです。

そんな銀行からの「メッセージ」に気づけずにいると、その後の打ち手が遅れてしまうばかりです。

ダメならダメと早く気づいて、ほかの銀行にもあたるなり、別な手段を考えるなりしなければいけません。

そこで、おカネを借りる側が、気づくべき銀行からのメッセージを挙げてみることにします。次の5つです ↓

  1. 異常に高い金利を提示される
  2. 露骨に不満を言われる
  3. ムチャな担保・保証人を求められる
  4. 他の銀行での借入をすすめられる
  5. 定期預金の解約を拒まれない・すすめられる

それでは、このあと順番に見ていきましょう。

 

異常に高い金利を提示される

これまでの金利とくらべて、異常に高い(2〜3%以上の上乗せ)金利を銀行が提示してくる。

そこには、「もうオタクには貸したくない」というメッセージが込められている可能性があります。

融資を受ける側にとって、できるだけ低い金利でおカネを借りたい、というのが本音です。もちろん、銀行もそれを承知しています。

にもかかわらず。

あるとき急に、高い金利を求めるのは。これまでの金利では割に合わない(ほどリスクがある)から、もうこれ以上は貸したくないからです。

理不尽なまでに高い金利であれば、相手もあきらめてくれるだろう。銀行はそう考えています。

したがって、この場合には「〇%の金利なら借りれるのかぁ」ではなく、「もう借りれないのか」と理解をすべきところです。

 

露骨に不満を言われる

たとえば銀行から、「貴社はぜんぜん当行に預金をしてくれませんよね」などと不満を言われた場合。

言われたこちらとしては、なんだかムッとくるところです。それを銀行はわかって言っている可能性があります。

あたりまえのことですが、本来、「お客さま」をムッとさせるようなことは言わないわけで。

それでもあえて言うのですから、「オタクはもうお客さまではありません」というメッセージなのかもしれない。そういうことです。

なかには、普段から不満をクチにするような銀行員もいるかもしれませんが。

そんなことはなく、いつも丁寧に対応してくれていた銀行が急に不満を言いだした。銀行が融資を渋るときの兆候として覚えておきましょう。

 

ムチャな担保・保証人を求められる

もうほかに担保にできるようなモノもないとわかっているはずなのに、それでも銀行から担保を要求される。また、経営者以外の保証人を求められるなど。

ムリだと知りながらもあえて、担保だ、保証人だと言うのは、「融資を断る理由」にしようとしている可能性があります。

長く付き合いがあった銀行であればあるほど、担保や保証人の状況は理解しているはずなのであり。

融資先への協力姿勢があるのであれば、「ムチャを言う」ような表現はしないでしょう。融資先は「お客さま」であり、無礼はできないからです。

それなのに、融資先の状況・心情もかえりみずムチャを言うのですから。それはもう、「別に融資先から嫌われてもOK」という覚悟のあわわれです。

「ムリなのはわかっているはずなのに…」と感じたら、銀行から見限られていることを察しなければいけません。

 

他の銀行での借入をすすめられる

通常、銀行は「他の銀行に、お客さまを取られてたまるか!」と考えています。

また、良好な融資先であるほど、「取られてたまるか」の思いは強くなるでしょう。できることなら、じぶんの銀行だけでドンドン貸したい。

そうであるにもかかわらず、他の銀行での借入をすすめられるようであれば。銀行にとっては魅力的な融資先ではない。むしろ手放したい、というメッセージかもしれません。

完全に手放したい、とまでは考えずとも。銀行は、融資ができない・難しいと考えると、「他の銀行にも相談してみてください」というセリフを使います。

融資をしたくないという姿勢が強ければ強いほど、そのセリフを口にするタイミングは早くなるものです。

貸すつもりもないのに引っ張って、「結局借りられないのか!」と文句を言われてもかないませんから。

相談をしているのに、早々に他の銀行をすすめられるのであれば。融資をするつもりはない、ということです。

 

定期預金の解約を拒まれない・すすめられる

銀行はよく、融資先に「預金」をすすめます。銀行は、じぶんのところで預金をしてほしいのです。

ゆえに、銀行員からは「定期預金をお願いします」というハナシをよくされます。出し入れ自由な普通預金よりも、定期預金のほうが出し入れ少なく「固定」的に預かれますから。

そして、その定期預金を解約したい、などと言うと。「ちょっと待って。そこをなんとか…」となりがちです。

銀行が定期預金をすすめて、解約を拒む理由は2つ。

1つは、万一のときの「保全」目的です。貸しているおカネに対して、預かっているおカネがあれば安心だから。

もう1つは、収益性アップです。くわしいことは別記事にゆずりますが、預金があることで銀行は効率よくおカネを貸すことができるようになるから ↓

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というわけで。銀行が定期預金を得ることでメリットがあるのにもかかわらず、解約を拒まれず、解約をすすめられるようなことがあるのなら。

それは、「もう貸すつもりはない」というメッセージだと見るべきでしょう。

銀行にとってオイシイもの(定期預金)を手放してでも、貸すこと・貸し続けることのデメリットのほうが大きい。銀行はそう考えているのです。

まとめ

銀行がコレをやるのは「オタクにはもう貸さない」のメッセージ、についてお話をしてきました。

  1. 異常に高い金利を提示される
  2. 露骨に不満を言われる
  3. ムチャな担保・保証人を求められる
  4. 他の銀行での借入をすすめられる
  5. 定期預金の解約を拒まれない・すすめられる

これらに心当たりがあるのなら、いまの銀行以外に、他の銀行にもあたってみるなどの手を打ちましょう。

もちろん、いまの銀行から「もう貸さない」と思われてしまった原因を突き止めることも必要です。こちらの記事なども参考に ↓

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