かつて「フツーの税理士」だったわたしですが。いまは「税理士 × 銀行融資」での存在感をアピールすべくやっていることについてお話をします。
フツーの税理士にならないために、フツーの税理士と言われないために
その昔(10年以上前だから、ほんとうに昔)、当時の先輩税理士からいただいたアドバイスをいまでもよく覚えています ↓
「フツーの税理士になるな」
思いっきり「フツーの税理士」だったわたしには、なんのことやらよくわからずに。「はぁ、わかりました」的な、なんとも冴えない相づちを返すばかりでした。
けれども、いまはわかります。痛いほどよくわかります。
だって、フツーの税理士のまま、ひとり独立開業して生きていくことは困難なのですから。あまたいる税理士のなかから、だれが「フツーの税理士」を選ぶと言うのか?
だから、アイタタタ… といまさらながらに思うわけですが。
そんなわたしもいまは、「銀行融資(支援)」をウリにしています。あまたいる税理士のなかでも、銀行融資に強みあり。
「税理士」と「銀行融資」の掛け合わせ、「税理士 × 銀行融資」で、じぶんの存在感をアピールすることを考えて行動実現しています。
もちろん、「〇〇 × 〇〇」でアピールすることは、税理士に限ったことでもないでしょう。
というわけで、「〇〇 × 〇〇」の一例として。わたしが「税理士 × 銀行融資」のためにやっている3つのこと、についてお話をしてみます ↓
- 見つけてもらえるようになる
- 選ばれるようになる
- 時間とおカネを集中投下し続ける
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
「税理士×銀行融資」のためにやっている3つのこと
見つけてもらえるようになる
じぶんがいくら「税理士 × 銀行融資」を名乗ったところで、誰かに見つけてもらえなければどうしようもありません。
見つけてもらうための方法はいろいろあるわけですが、わたしは「ブログ」を選んでいます。
独立開業と同時に開設した当ブログ。約2年半が経ちました。
そのあいだに、こんなことをはじめてきました ↓
- 銀行融資に関する記事の投稿
- 銀行融資に関するセミナー企画とその告知
- 銀行融資に関するコンサルティングメニューの企画とその案内
記事はコツコツと増やし続けて、セミナーは徐々に種類・開催の数を増やして、コンサルティングメニューもこっそり(?)と種類を増やしてきました。
それらによるひとつの成果として、特定キーワードによるネット検索順位は次のようになっています(2018年10月27日現在) ↓
キーワード | Yahoo! | bing | |
順位 | 順位 | 順位 | |
税理士 銀行融資 横浜 | 1位 | 1位 | 2位 |
税理士 融資 横浜 | 3位 | 3位 | 3位 |
税理士 銀行融資 | 4位 | 4位 | 1位 |
税理士 融資 | 50位 | 50位 | 3位 |
「銀行融資」や「融資」というキーワードは競合が強いのか、当初、なかなか順位を上げることができずにいました。
それでも、じぶんなりにいろいろ試行錯誤しながら粘った結果、ようやくここまできた… というカンジです(検索順位のしくみはブラックボックスゆえ、なにが効果的だったのかは特定はできない)。
とはいえ、いまでも「横浜」という地名が検索ワードにないと、順位はだいぶ下がってしまったり。など、まだまだではありますが。
まだまだではあるけれど、じぶんが目指す「税理士 × 銀行融資」として、見つけてもらえるチャンスは上がってきているはずです。
「とりあえずネットで検索しよう」が多勢の世の中ですから、想定キーワードでの検索順位はいつも気にかけています。
選ばれるようになる
ネット検索の順位が上がり、「見つけてもらえる」ようにはなったとしても。選ばれなくては意味がありません。
競合他社と比較をされて負けてしまえばおしまいです。そこでわたしがやっていることはなにか?
ひたすら銀行融資の記事を書く・書き続ける、です。
銀行融資(支援)をウリにしている税理士事務所はそこそこあるにしても、ブログ記事で情報を発信している・し続けている税理士事務所となると、確実に数は減ります。
いま現在、わたしは 200を超える記事を当ブログに投稿していますが、そこまでのコンテンツ量を持つ税理士事務所となれば、さらに数は減るはずです。
比較をされたときに、コンテンツ量ではそうそう負けないぞ! というのがわたしの狙い。
「これだけの情報を提供できる人なら信頼できそうだ」との基準で選んでいただけるように、ブログ記事を書き続けています。
もっとも、実際にその基準で選ぶ人がどれだけいるかは未知数なのですが… まったくのゼロではないだろう、と信じているわけで。
わたし自身、「ひとり税理士」ですから、できる仕事量に限りがあります。「マス(大多数)」のなかで勝てずとも、「ニッチ(すきま)」のなかで勝てればOK。
その「ニッチ」をブログの世界に求めて、日々、銀行融資の記事を書き連ねています。
ちなみに。出し惜しみしなければいけないようなじぶんであれば、「底が知れている(ぜんぜん大したことない)」とも言えるでしょう。
そう考えると、出し惜しみせず情報提供が続けられるかどうかは、「じぶんのウリがたしかに存在するかどうか」の確認作業でもあったりします。
時間とおカネを集中投下し続ける
「税理士 × 銀行融資」というじぶんのウリを維持する・向上させるにあたり。時間とおカネを投下し続けています。具体的には、
- 新旧問わず、一般向け・銀行員向けを問わず、銀行融資に関する本を購入して読み続ける
- 銀行融資に関するセミナー・勉強会に参加し続ける
- ブログ執筆やセミナー講師を続けることで、伝達力を磨き続ける
- 銀行融資に関するサービスメニューを提供し続けることで、経験値を上げ続ける
これらは、あたりまえと言えばあたりまえのことばかりなのですが。実際にできるかどうか・やるかどうかは、また別のハナシです。
わたし自身、「あれもやりたい、これもやりたい」という思いがありますから。油断をすると、別なことに時間やおカネを割いている、ということにもなりかねません。
多くのヒトが、必要以上に「分散」をしてしまう傾向にあるようです。「あれもこれも」と手を出すものだから、チカラが分散し、どれも中途半端(もちろん、わたしも経験しています…)。
いろいろとチャレンジすることを否定するものではなく、それとは別に、「これ!」と決めたものへのチカラが削がれないように注意しなければいけない、ということです。
ですからわたしは、「税理士 × 銀行融資」に時間を使うことができているかを、日々記録して確認できるようにしています(時間をかければいいわけではないが、かけなさすぎはダメ)。
また、「税理士 × 銀行融資」におカネを使うことができているかも、日々の経理で記録して確認できるようにしています(おカネをかければいいわけではないが、かけなさすぎはダメ)。
じぶんのチカラ(時間・おカネ)を「集中投下する」という「意識」だけではアヤシイので、記録・確認できる「しくみ」を持つようにしています。
時間もおカネも限りあるものだからこそ、意図せず分散してしまうのは避けたいものです。
まとめ
「税理士 × 銀行融資」になるためにやっている3つのこと、についてお話をしてきました。
「〇〇 × 〇〇」は税理士に限ったことではありません。「フツーの〇〇」で勝負にならないのであれば、やはり「〇〇 × 〇〇」にチャレンジすることが必要でしょう。
そのときに、見つけてもらえるか、選んでもらえるか。そして、「〇〇 × 〇〇」であり続けるために、時間とおカネを集中し続けることを考えてみるのはいかがでしょうか。