じぶんで「親孝行しています!」なんて言うのも不遜に過ぎる、とは思うのだけれども。
フリーランスで独立開業したからできた!と感じる親孝行について、お話をしてみます。
親孝行をしようと思って独立開業したわけではないけれど
18年の勤め人を辞めて、フリーランスとして独立開業してから2年半がたちました。
勤め人だったあのころと、独立した現在とでは、いろいろなことが大きく変化をしましたが。
ふと考えてみたら、「親孝行」についても変わったところがあるよなぁ。
親孝行をしようと思って独立開業したわけではないけれど。結果として、親孝行できるようになったところもあるのではないか。
というわけで、「フリーランスで独立開業したからできたと感じる5つの親孝行」についてお話をしていきます ↓
- ブログ・メルマガで「じぶんの毎日」を伝えられている
- じぶんの仕事で恩返しをしている
- 顔を合わせる機会が増えた
- 執筆でカタチを残せた
- 自立を見せられた
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
フリーランスで独立開業したからできたと感じる5つの親孝行
ブログ・メルマガで「じぶんの毎日」を伝えられている
独立開業してから、ブログを書くようになりました。
きょう(2018年11月4日)現在で、931日のあいだ、毎日書き続けています。
ブログに続いてメルマガも始めて、765日のあいだ、毎日発行を続けています。
ブログにしても、メルマガにしても、いろいろなことを書いてきました。
仕事のこと、プライベートのこと、きわめてマジメな話、そうでもない話、いろいろです。
それらの中には、日々のわたしの考えや気持ちであったり、出来事であったりが含まれています。
大仰に言えば、ブログやメルマガには、わたしの「生き方」「人生」が詰まっているわけです。
だいぶ大仰であることは抜きにしても。子が親に「じぶんのこと」を伝えるコミュニケーションと見れば、それもひとつの親孝行なのではないか。と、勝手に思っています。
実際、ブログやメルマガの内容について感想をもらったり、ときにはアドバイスをもらったり。というコミュニケーションもあります。
そこまでのコミュニケーションに至らなかったとしても、「とりあえず元気にやってます」的なメッセージを伝えることはできているでしょう。
いずれにせよ。ブログ・メルマガなんて、勤め人をしていたときには想像もできなかったことです。独立開業して環境を変えたからこそ、できたことだと考えています。
じぶんの仕事で恩返しをしている
独立開業してから、両親と仕事でも関わるようになりました。
と言うのは、父は会社経営者であり、母もその会社に携わっています。その会社に、わたしも仕事として関わるようになりました。
具体的な仕事の内容はともかくとして、これまでわたしが身につけてきた能力・技術を、会社に提供しています。
これまで両親にはいろいろな心配や負担もかけながら(いまもゼロではないのでしょうが…)、わたしも税理士になりました。
すこしはその恩返しができているかな、と感じることがあります。
わたし自身が「恩返し」と口にするのは不遜ではありますけれど、独立開業以前は「たしかにできていなかった」ことですから。それが、すこしはできるようになりました。
もちろん、勤め人だからできない、というわけではありませんが。独立開業していろいろな面での自由度が高まったことで、「できる環境」がより整ったということです。
そう考えると。勤め人が負っている「拘束」は、なかなかに大きなものだと感じます。時間の拘束、心理的な拘束、金銭的な拘束、仕事内容の拘束などなど。
顔を合わせる機会が増えた
前述した「仕事での関わり」に付随して、ということもありますが。両親と顔を合わせる機会が増えました。
わたしの実家は決して遠くないところにあるのですが、それでも顔を合わせるのは年に3〜4回ていど。というのが、独立開業前のことです。
いまは、少なくとも月1回は顔を合わせています。そのほかの機会を入れれば、年に 15回以上にはなるでしょう。
これは「とても大きな変化」だと、わたしは感じています。
あまり明るい話ではなく申し訳ありませんが、両親の年齢を考えると「あと何回、会うことができるだろうか?」というのは多くの子が考えていることでしょう。
よくよく考えてみれば、親だけではなく、じぶん(子)も歳をとっているわけで。じぶんが亡くなるリスクもまた、日々高まっているのです。
そのうえ、なにが起きるのかはわからないのが人生なのですから。両親にしても、わたしにしても、いつ会えなくなるかはわかりません。
どんなにきょうがんばっても、きのうの両親に会うことはできないし、過ぎ去った時間を取り戻すことはできない。
だからいま、以前に増して親子で顔を合わせられるようになったことは、独立開業したからできた親孝行だと考えています。
執筆でカタチを残せた
たいへん幸運なことに、独立開業後にいくつかの「執筆」の機会をいただきました。
具体的には、共著での書籍の執筆と、専門誌に掲載される記事の執筆です ↓
一般に、書籍や専門誌の執筆をする機会というのは、それほど多くはないでしょう。
少なくともわたしには、ありませんでした。
ということもあり、執筆はわたし自身も嬉しかったのですが、両親はもっと嬉しかったのではないかと思います。
「どのくらい嬉しいか?」と聞いたことはないので(聞くのもヘンだ)、あくまで推測ですが。とても喜んでくれたので、とても嬉しかったのだろう、と推測をするばかりです。
嬉しさの「ていど」はさておいても。執筆を通して、いままでにはなかった親孝行がひとつできたのかな。と考えています。
ちなみに。書籍や専門誌など、「カタチ(紙)」として残る仕事というのは、ちょっと特別なところがありますね。じぶんの名前が紙に刷られているとシゲシゲと眺めてしまいます。
ペーパレスだ!とか言いながらも、どういうわけかそこは「紙がいい」というワガママ。だからもっと執筆したいです。ってなんのアピールでしょうか、これ。
自立を見せられた
独立開業してから、2年半がたちました。おかげさまでいまのところ、フリーランスとして生き延びています。
独立した当初は、両親に心配をかけたでしょうし、いまも心配をかけていることでしょう。
けれども、時間を重ねていくことで、その心配が少しは軽減されるのを願っているわたしです。
と、心配をかけてこそいるけれど。
「独立」してやっていることは、勤め人とはまたちがう「自立」の姿を見せることができているのではないか。とも考えています。
独立してやっていくことの「タイヘンさ」となれば、わたしとは比にならないほど理解をしているであろう両親なのですから(40年以上のあいだ会社経営中)。
たとえ「いまのところ」ではあっても、独立している子どもの姿は親孝行になるのではないか。
と思っていたのですが。いま書いていたら、「やっぱり心配のほうがデカいんじゃなかろうか…?」との疑問が芽生えているしだいです。
まとめ
フリーランスで独立開業したからできたと感じる5つの親孝行、についてお話をしてきました。
勤め人からフリーランスへと環境が変化したことで、結果的にできるようになった親孝行の一例です。
独立開業には、そのような一面もあるのだな。とのご参考になれば幸いです。