フリーランスは孤独だ、と言うのであれば。それは、ある意味でしかたのないことです。事実、ひとりの時間・場面が多いのがフリーランスなのですから。
そこで。ひとり(フリーランス)がひとり(孤独)でいられるように、とわたしがやっていることについてお話をしていきます。
孤独の良さを活かすために、孤独の悪さにフタをする
” フリーランスとは、孤独なものである。”
などと言うと、異論が出るのかもしれませんが。
そうは言っても、フリーランスは「ひとり」でいる時間が多いものですし、「ひとり」で判断をしなければならない場面も多いものです。そう、会社員に比べれば。
もちろん、会社員に「ひとり(孤独)」の要素がまったくない、というわけでもないでしょう(集団のなかだからこその孤独感、とか?)。
それでもやはり、フリーランスのほうが「よりいっそう、ひとり(孤独)だ」というのが、以前は会社員だったわたしがいま実感していることです。
そんな孤独がもたらすものとして、「さみしさ」とか、「そこはかとない焦燥感」とか「自由すぎて怠惰」などを挙げるフリーランスは少なくないようです。
そのあたりは、当然と言うか、正直と言うか、わたしにも心当たりがありますね。はい。
いっぽうで、孤独には「孤独の良さ(自由!とか)」もあるわけで。その良さをじゅうぶんに活かすために、「孤独の悪い部分」にはしっかりフタをする。もう出てくんな!とフタをする。
というわけで。ひとり(フリーランス)を選んだ以上、ひとりで居続けることができるように。わたしがふだんやっていることのなかから一部、お話をしてみます ↓
- 朝イチの瞑想
- 習慣として走る
- 型を持つ
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
フリーランスが孤独でいられるようにやっている3つのこと
朝イチの瞑想
「瞑想」なんて言うと、どこか宗教めいたイメージがあったりするのでしょうか。
また、ひとくちに「瞑想」と言っても、その「ていど加減」はさまざまあるようです。
そのなかにあって、わたしがやっている瞑想は、「とてもライト(軽い)」なものだと自覚をしています。手順としてはこんなカンジです ↓
- 朝起きたらすぐにやる
- あぐらで床に座る
- タイマーをかける(わたしは2分)
- タイマーをスタートして目を閉じる
- 息をゆっくり(わたしは5秒くらいで)吸って、ゆっくり(やはり5秒くらいで)吐き出す
- できるだけ呼吸に集中して、ほかのことは考えない
- タイマーが鳴ったらおしまい
※ わたしは、上記の2分を2回やっています
上記のとおり。とくに難しいことはありませんし、時間や手間がかかるものでもありません。
では、この瞑想をすることで、「孤独」に対してどんな効果があるのか?
わたしの場合には、「気持ちのリセット」という効果を期待して続けています。
生きていれば毎日いろいろなことがありますからね。不安になったり、イライラしたり、悲しくなることもあるでしょう。
そういった気持ちについて、会社勤めをしていると、意外と会社に着いたらスイッチが切り替わる。気持ちがリセットされる。ということはあるものです。
通勤によって、イヤでも社会の空気に触れる。社内には上司・同僚・部下がいることによる緊張感からスイッチを入れざるを得ない。わたしはそうでした。
ところが、フリーランスになると。通勤もなし(自宅兼事務所の場合)、上司・同僚・部下もいない。外部的なスイッチはなく、気持ちがリセットしづらいのです。
そこで、気持ちをリセットする。とくに、ネガティブな気持ちを1日じゅうズルズルと引きずらないように、朝イチの「瞑想」を取り入れています。
前述した「瞑想手順」のなかに、「できるだけ呼吸に集中して、ほかのことは考えない」と書きました。これは、いわゆる「無心」を目指したものなのですが。
わたしは当然ながら、凡人・俗人のたぐいでして、無心になんてなれません(笑) だから、「呼吸」に集中します。
呼吸の長さ(秒数)を数えたり、呼吸の回数を数えたりに集中する。結果として、呼吸以外のこと・余計なことは考えない、という状況をつくるわけです。
この瞑想を、毎朝起きてすぐにやることが、1日をすっきりとした気持ちでスタートするきっかけになっています。
はじめは半信半疑でしたが、続けているうちに「一定の効果」があることを実感できました。ご興味あれば、ぜひいちどお試しを。
習慣として走る
会社員を辞めて独立してからは、習慣として「走る」ようになりました。ランニングです。
だいたい1回あたり 5km〜10kmの距離を、1ヶ月で 120kmくらい走ることを目標に続けています(最近のランニング記録は、当ブログの最下部にあります…ひそかに)。
「走る」のは、はじめはカラダの健康目的でしたが、いまではココロの健康目的でもあります。
走るという行為もまた「孤独」です。基本的には、ひとりで走るものですから。
また、たとえレースや大会などで周囲に人が居たとしても、本質的にはじぶんひとりです。「走り続けるのか? それとも途中で走るのをやめてしまうか?」は、じぶんしだいです。
「走る(とくに走り続ける)」のは、決してラクなことではなく、ときに「きびしさ」や「ツラさ」を伴います。
そこをひとりで乗り越えていくようすは、まさに「孤独に耐える」という状況そのものと言ってよいでしょう。
ですから、習慣として走り続けることで、走っているときに限らず、日ごろの「ひとり(孤独)」についても強さを発揮できるようになるのではないか。
ひいては、ココロの健康につながるのではないか、と考えています(ある意味、都合よく)。
走ることはストレス発散や脳の活性化などに貢献する、というのは科学的にも言われているところです。
実際わたしも、ひとりでモヤモヤしていたけれど走ってみたらスッキリした! という経験は数知れず。
走ることを習慣にして、あえて「ひとり(孤独)」になる。結果、孤独に強くなる。こちらも試してみるのはいかがでしょうか。
というハナシをすると。「なにが楽しくて走るのですか?」なんて言われてもしまうのですけど… なにごとも向き不向きはありますね、はい。
型を持つ
孤独のきびしさやツラさに耐えかねて、じぶんを見失ってしまう。ということが考えられます。
見失うまではいかずとも、じぶんの軸がブレてしまう。というのもありうることです。
そんなときに、お決まりの「型」を身に着けていれば、見失ったりブレたりはしづらくなることでしょう。
ですから、わたしはわたしなりの「型」を持つようにしています。前述した「瞑想」や「ランニング」も、「型」のひとつです。
たとえばほかにも、次のような「型」があります ↓
- 毎朝、きのう集めた情報を整理する
- 毎朝、あすの朝起きるまでのスケジュールを立てる
- 毎朝、じぶんの指針(経営理念や人生のよりどころみたいなもの)を暗唱する
- 毎朝、タイピング練習をする
- 毎朝、経理をする
- 毎朝、神棚にお参りする(感謝を捧げて、努力を誓い、平和を祈る)
- 毎日、ブログを書く、メルマガを書く
- 毎日、きのうのじぶんが経験していないことをひとつ以上やる
- 毎日、きょうの失敗を振り返り、あれば記録に残す
- 毎日、本を読む、勉強をする などなど
上記のとおり。とても些細なものや「なんだそれ?」というものも含めて、いろいろな「型」を持っています。
そして、それらを日々、粛々と実行するようにしています。誰に言われるわけでもなく、誰のためにでもなく、じぶんのものとして実行し続ける。
そのようにして「確かな型」を身に着けたとき。じぶんの軸がよりハッキリするし、じぶんの軸がより太くなるのだろう。そのように考えています。
もちろん、その前提として「なにを型に選ぶか?」は重要です。もしも、じぶんに要らない型や、間違えた型の実行に励んでいるというのでは、もったいないハナシです。
そう考えると、「型選び」とともに、いちど選んだ型でも見直すことも必要でしょう。
それはそれとして、正しい型を選び、その実行に励んでいるというのであれば。いつどんなときでも(孤独のときにも)、強いじぶん・ブレないじぶんを打ち出すことに近づけることでしょう。
孤独のなかにあっても、じぶんが選んだ型を実行し続ける。だからこそ、孤独にも強くなる。そんな好循環を目指して(夢見て?)、きょうも型を実行しているわたしです。
まとめ
ひとり(フリーランス)がひとり(孤独)でいられるように、とやっていること。について、お話をしてきました。
孤独な時間・場面が多いのがフリーランスです。
孤独に悩んでいる、というのであれば。ただ悩んでいるよりもまず、対策を打ちましょう。本記事が、そのときの参考になりましたら幸いです。