2019年3月2日(土) パンのフェスfeat.ファンダフル リレーマラソン in 横浜赤レンガ倉庫2019(神奈川県)の参戦レポートです。
家族でタスキをつなげ!パンのフェス・リレーマラソン
2019年3月2日(土)、晴れ渡る「横浜・赤レンガパーク」にて、家族4人でリレーマラソンに参加をしてきました。
参加をしたのは、「パンのフェスfeat.ファンダフル リレーマラソン in 横浜赤レンガ倉庫2019」です。って、イベント名が長っ!
というわけで、以下、「パンのフェス・リレーマラソン」と略します。
ちなみに、この「パンのフェス・リレーマラソン」は、パンイベントとしては日本最大級をうたう「横浜・パンのフェス」と同時開催されるマラソン大会です。
種目は、親子マラソン(距離1km)、ハーフリレーマラソン(距離 21km)、フルリレーマラソン(距離 42.195km)が用意されています。
わたしたち家族(夫婦・中学1年生の娘・小学4年生の息子)が参加したのは「ハーフリレーマラソン」。概要はこんな感じです ↓
人数 | 1チーム 2〜10名 |
距離 | 21.1km(1.1km × 1周 + 1km × 20周) |
制限時間 | 2時間30分 |
部門 | 男子の部、女子の部、混成の部、ファミリーの部 |
わたし自身は、これまでマラソン大会の参加経験がそれなりにありますが。他の家族は、距離2kmの親子マラソンを1度きり。
そんな家族で挑んだハーフリレーマラソンの結果は… ↓
無事、完走! の「戦績レポート」はのちほどにして。
まずは、パンのフェス・リレーマラソンの「おすすめポイント」や「注意点」から、お話をはじめてみたいと思います。
パンのフェス・リレーマラソンおすすめポイントと注意点
次回大会以降、参加を検討される方の参考になれば、ということで。
わたしたち家族が参加をした「ハーフリレーマラソン・ファミリーの部」について、おすすめポイントや注意点などをまとめてみます。
【おすすめ】最低1km走れば交代できる
ところで、「家族全員でリレーマラソンに出たいんだ!」ということでいろいろな大会を探していました。
とはいえ、マラソン・ランニングの経験が長いのは家族でわたしだけ。あまり「酷な」大会では、トラウマになってしまうかもしれん。
そこで考えたのは、「できるだけ短い距離で交代ができる」こと。その結果、目をつけたのがこの大会でした。
コースは、1周1kmの周回。最低1周走ればよく(逆に何周走ってもよい)、なんどでも好きな順番で交代できます。とにかくみんなで、トータル 21周する。
子どもがいるわが家としては、このルーズな感じがよろしいわけで。「いざとなったら、あとはぜんぶパパが走るからさ」と説得することが可能です。
というわけで、めでたく家族みんなで参加をすることがかないました^^;
また、コースが短い1kmの周回ですから、子どもでも迷ったり不安なく走ることができるのもいいですね。コース図はこんな感じです ↓
【おすすめ】景色がいい、フラットで走りやすい
さきほど「コース図」をご紹介しましたが、「海沿い(横浜港)」です。コースの大半で、海を見ながら気持ちよく走ることができます。
今回は、雲ひとつ無い晴天だったこともあり、さらにきれいな景色を楽しみながら走ることができました。
すぐ近くには、国際客船ターミナル「大さん橋」があり、運が良ければ寄港中の豪華客船を眺めることも。
実際、「飛鳥 Ⅱ」と「ダイヤモンド・プリンセス」という、とても大きな客船が並んでいたのも迫力満点でした ↓
また、コースはフラット(平坦)であり、起伏に苦しむことなく走れるのも優しくてよいですね。
【おすすめ】ほどほどに賑やか
これまで 10を超えるマラソン大会に参加をしてきましたが。なかには、「えっ、参加者これだけですか?」と目を疑うものもありました(失礼)。
その点、この「パンのフェス・リレーマラソン」は、ちょうどよく賑わっていてよいのではないでしょうか。
賑わっていれば、「大会」としての緊張感がでますから、ランナーの気合いも高まるというものです。
なお、参加人数や参加チーム数は、公表されていないようなのですが。わたしが足で調べた独自情報によれば、本大会の参加チーム数はこんな感じのようです(違っていたらすみません) ↓
参加チーム数 | |
ハーフ・男子の部 | 98チーム |
ハーフ・女子の部 | 22チーム |
ハーフ・混成の部 | 50チーム |
ハーフ・ファミリーの部 | 25チーム |
合計 | 195チーム |
1チームが2〜10名なので、どれくらいの人数になるのかはわかりませんが。
それでも、ハーフについてはいちどに 200人近くが、1kmのコース上にいるわけですから、まずまずの賑わいをご想像いただけるのではないでしょうか。
ご参考までに、スタート直前の賑わいがこちら(左手に見える建物は、赤レンガ倉庫です) ↓
【おすすめ】レース中にネットでタイムを確認できる
また後述しますが、チームには「タスキ」が配られます。このタスキをつないで、ゴールを目指すわけですね。
ところで、そのタスキには「計測チップ」が付けられており、周回ごとのラップタイムを自動で記録してくれます。
おすすめなのは、そのラップタイムをレース中からすぐに見られる、ということ。スマホで専用サイトに繋げば、お手軽カンタンに確認ができるしくみです ↓
上記は、6周目を終わったところでの情報です。
「ゴール予想時刻」なんていうのが出ているのもいいですね。あたりまえですが、後半に向かって失速していくようすが、ここからわかります(どんどんゴール予想時刻が後ろにズレ込む…)。
【注意点】けっこうガチで走る系?
さきほど、スタート地点の様子をお伝えしました。ファミリーで参加をする場合、ここへ子どもを行かせるのはやめたほうがいいかな、と思います。
つまり、第1走者は大人のほうがよいのではないかと。
なぜなら、けっこうガチな感じで走られる方が多く(いや、それがあたりまえなのですけど)。スタート直後は、なんかコワいです。
リレーということもあるのでしょう(1周で交代できる)。行けるところまで全力ダッシュ! という勢いで飛び出していく人たちの多いこと。
ですからまず、子どもが大人に「巻き込まれて」転んでケガをしてもかないませんし。
また、子どもの場合、このようなペースに合わせようと想定を超えて飛ばしすぎ、ヘロヘロになってしまうかもしれません。まぁ、それもよい経験ではあるのでしょうが。
スタートしてしばらくすると、コース上も落ち着いてくるので、子どもはそのあたりからがよいだろう。というのが、個人的な意見です。
参加者全体で見れば、小学生、あるいはもっと小さいであろう子どもまで、そこそこの数の子どもが参加をしています。
制限時間の「2時間半」という縛りはありますが、まさに大人から子どもまで楽しめる雰囲気がある大会ではあります。
ちなみに、わが家は「ささやかなコスプレ」として、家族4人でおそろいのミニオン風帽子をかぶって出走しました(当記事のアイキャッチ画像参照)。
ところが(?)、周囲にはささやかなコスプレをしている人さえほとんどおらず。ちょっとしたかぶりものをしている人が数えるほど。
あとはどちらかと言うと、「そろいのTシャツ」で一致団結! です。このへんも「ガチ」を感じます。個人的に。
【注意点】タスキがじゃまくさい
さきほど、【おすすめ】として「タスキ」の話をしました。計測チップにより、タイムがわかっていいですよ。
ただ、走っている分には、タスキはじゃまくさいです。なんか、肩からすぐにズリ落ちてくるし。って、それはわたしが極度のなで肩だからか…
いやいや、それはそれとして。まぁ、じゃまではあります。
あとから気が付きましたが、長さを調節できるような仕様になっているようですが、それがイマイチ理解できず。
わりと長めに長さを固定した(固結びした)のもよくなかったようです。いちど走りはじめてしまうと、途中で直すというのも難しく。
というわけで、走る前に「じゅうぶん検討」してください。快適にタスキをつなぐために、タスキの機能を検討してください。はい。
ところで、「家族でタスキをつなぐ」というのも新鮮なものであり、かつ、なんかイイものですね。だから、リレーや駅伝のたぐいにはタスキなのでしょうけれど ↓
【注意点】風が強いと寒い
海沿いは景色がよいのはおすすめなのですが、風が強いとキツいです。遮るものがありませんから。
そして今回は、「風が強い」日でした。レジャーシートは重しをおかないとめくれ上がるし、いちどは帽子も飛ばされるし… そして、なにより寒い。
リレーマラソンですから、待っている時間があります。走っているときはまだいい、にしても。止まっているとカラダも冷えてきますから注意が必要です。
わが家の場合には4人で交代(パパが2周、あとの3人は1周ずつのローテーション)で走り、じぶんの走る番が終わるとだいたい 15〜20分待ちになりますから。
3月もはじめ、もうすぐ春ですね。なんて言っていると、思わぬ寒さにやられてしまいます。防寒、防風対策を忘れずに。
具体的には、帽子、手袋、耳あて、ネックウォーマー、ウィンドブレーカー(代わりにレインコートでも)、など。
とくに子どもがいるような場合は念入りに、状況に応じて調節しやすいよう準備をしておくと安心でしょう。
【注意点】施設系は可もなく不可もなく?
マラソン大会に参加するときに気になるものとして、各種の「施設」が挙げられます。
「施設」というのは、たとえば、荷物預かり所、給水所、トイレ、更衣室など。これらに関して言うと、可もなく不可もなく、ではあります。
そういう意味では【注意点】というには言い過ぎかもですが。大会参加に慣れていないと、戸惑うかもしれませんのでご紹介をしておきます。
荷物預かり所
本大会にはありません。なんと不親切な! と思われるかもしれませんが、リレーですからね。「じぶんたち」で管理してね、ということでしょう。
コース周辺にスペース(芝生)はじゅうぶんですから、ビニールシートを持っていくと役立ちます。待ち時間にカラダを休めることもできますので。
給水所
コース上にはありません。1kmの周回コースですしね… ただ、コースの側には1箇所、きちんとした給水所が設置されています ↓
そこでは終始(在庫切れ、になることもなく)、「OS-1」が提供されていました。これはなかなかいいですね。また、お水もいっしょに提供されています。
トイレ
会場である赤レンガパーク(公園)内に「公衆トイレ」が2箇所あります。
すぐ側には赤レンガ倉庫(商業施設)があるわけですが、「(ランナーは)そこのトイレは使っちゃダメよ」ということになっています。そうですか、そうですか。
更衣室
荷物預かり所は無いけれど(←なぜかつっかかるわたし)、更衣室はちゃんと用意されています。と言っても、「テント」です ↓
マラソン大会で更衣室がテントなのはぜんぜん珍しいことではないのですが。はじめてだったりすると、「えっ、屋内じゃないの?」なんて思ったり思わなかったりするのでしょう。
【注意点】駅からわりと遠く、会場近くにコンビニは無し
会場の最寄り駅はいくつかありますが、JRの桜木町駅または関内駅を選択すると、徒歩で 20分くらいかかります。なので、ちょっと遠い。
みなとみらい線であれば、徒歩 10分弱になる馬車道駅または日本大通り駅があります。
だからなんだ、ということではあるのですけれど。会場が遠いと、当然、疲労するんですよね。なので、子連れの場合にはいろいろ気をつけて(トークでごまかすとか)、ということです。
なお、会場の近くにコンビニはありません。
今回、会場に着いてから、息子(小4)が「おにぎり食べたい」とか言い出す始末。どうも朝ごはんが足りなかったようです、まったくもう。
しかたなく、近くのコンビニまで走ることとなり、思いもがけず 1.5kmもウォーミングアップすることになりました… 必要なモノは、最寄り駅で調達しておきましょう。
【注意点】結局、「パンのフェス」のほうはあきらめる
冒頭、この「パンのフェス・リレーマラソン」は、パンイベントとしては日本最大級をうたう「横浜・パンのフェス」と同時開催されるマラソン大会だ。と言いました。
じゃあ、マラソンが終わったらパンフェスだぁ! と考えたくもなりますが、現実はそう甘くはないようで。
リレーマラソンが終わるころには、ヒト、ヒト、ヒトの群れです ↓
日本人はいつからそんなにパンが好きになったのだ? ここまでして食べるパンにいったいどんな価値があるというのか? と首を傾げるばかりのわたしの疑問はともかく。
マラソンで体力を奪われた家族が、ここへ挑むのはマラソン以上に酷だろうと思います。いや、止めはしませんが。
パンのフェス・リレーマラソン・モロトメ家の戦績レポート
それではさいごに、家族リレーマラソン初参加のモロトメ家の戦績について、少々お話をさせていただき終わりにいたします。
ご興味あるかわかりませんけれど。父(43歳)、妻(45歳)、娘(中学1年生)、息子(小学4年生)だと「こんな感じかぁ」とのご参考になれば幸いです。
戦績の概要
ファミリーの部は「25チーム」の参加でしたから、初参加にしてはがんばったよね。と、思っております。
ちなみに、全体 195チームのなかでは 113位。もちろん順位がすべてはないものの、それはそれで励みになるものでもあります。
なお、平均ペースは1kmあたり5分弱。子どもがいるなかでは、決して遅くはないでしょう。
これは、家族の中ではマラソン大会の経験がいちばんあるパパが、さぞかしがんばったのだろう、と思いきや。
「そうでもない」というのが、次の戦績詳細です。
戦績の詳細
リレーでは、「パパが2周、あとの3人は1周ずつ」のローテーションを組みました。
全21.1kmの内訳は、パパ 9.1km。ママ、娘、息子が4kmずつ。その結果がこちらです ↓
こうして見ると。子どもたちが、さいごまでペースを落とさずにがんばったのだなぁ、とわかります。
パパに関して言えば、距離こそ走りましたが、「もうちょっと早く走れんのかい?」というカンジのタイムですね。これ。
ラストの2周に関して言えば、完全にペースも落ちてましたし。近々、ハーフマラソンを走る予定なので不安が増しました… がんばります。
なにはともあれ、家族みんなで走りきり、総じて「ナイスラン!」でした ↓