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年始だし、ふだんは言わない『僕のミッション』というハナシ

年始だし、ふだんは言わない『僕のミッション』というハナシ

きょうは 2020年1月1日。年始でもありますし、所信表明的に「わたしのミッション」についてお話をしてみることにします。

目次

「ミッション」だなんて、こっ恥ずかしいのだけれど。

きょうは 2020年1月1日。あらたしい年を迎えて、これが最初のブログ記事です。

年始でもありますし、ふだんは言わない(これまで言ったことがない)けれど、実はだいじなハナシをしてみようかと思います。

それは、じぶんの「ミッション」というハナシ。世の中的には、似たような意味合いで「経営理念」とも呼ばれているものです。

「ミッション」や「経営理念」などと言うと仰々しくもありますが。なにも会社や組織ばかりが、ミッションや経営理念を掲げるわけではありません。

ひとり税理士(≒フリーランス)のわたしにだって、わたしなりの「ミッション」はあるのですね。実は。

とはいえ。これまで、そのミッションをあらためて公(おおやけ)にするようなこともなく。

なぜなら、わざわざ公表するのもちょっと「こっ恥ずかしい」ですし。また、わたしのミッション自体、「だれかに理解を求めるものではない」ので公表する理由もないからです。

ところが。会社・個人事業者の銀行融資をお手伝いするなかで「ミッションや経営理念がだいじだ」というハナシをするもので(最近はとくに)。「じゃあ、アナタのミッションはなんなのですか?」と言われることが無きにしもあらずな状況です。

そんなこともあっての「わたしのミッション」というハナシ。年始でもありますし、所信表明的にお話をしてみることにします。

 

「7つのBE」というミッション

わたしは、じぶんのミッションを「7つのBE」としてまとめています。ちなみに、ここで言う「BE」とは。英語の「be動詞」の「BE」のことです。

「相手」に対する3つのBE

7つのBEのうち、まずは「相手」に対するBEについて。「相手」とは、仕事を通じてかかわる相手、つまりはわたしにとっての「お客さま」です。

その「お客さま」に対する3つのBEがこちら ↓

相手に対する3つのBE
  • BE RELIEVED(安心して)
  • BE LOGICAL(合理的に)
  • BE POSITIVE(積極的に)

上記3つのBEそれぞれについて、少し補足の説明をします ↓

BE RELIEVED(安心して)

わたしがお客さまに関わることで、まずは「安心して」いただきたいな、ということを考えています。そういう意味での「BE RELIEVED」です。

たとえば、わたしはお客さまの資金調達や資金繰りのお手伝いをしています。

その結果、円滑な資金調達ができて、余裕がある資金繰りを実現することができれば。お客さま(経営者)が安心して日々の経営に取り組むことにつながります。

フリーランスの方向けに「はじめての確定申告・経理セミナー」を毎月開催しているのも、やはり「安心して」ほしいからです。安心して、独立・起業を迎えてほしいからです。

どうしたらお客さまにより「安心して」もらえるか? わたしは、それを第一に考えて、仕事に取り組むようにしています。

BE LOGICAL(合理的に)

わたしはじぶんの仕事を通じて、お客さまには「WHY(なぜ)」を理解していただきたいと考えています。

特定の分野の専門家として「HOW(ノウハウ)」をお伝えするのはもちろん、あわせて、その「WHY(なぜ)」もお伝えをしようということです。

WHY(なぜ)とは、つまり、「理屈」であり。理屈もわからずに「HOW(ノウハウ)」ばかりに頼ると、間違いを起こしてしまいかねません(前提が違うのに、同じノウハウで対応しようとする… とか)。

さらには、「理屈がわからないから」と、感情や感覚でものごとを判断してしまうこともあるでしょう。しかし、それがいかに危険なことか・良くないことかは、あの稲盛和夫さんがおっしゃっているところです。

ですから、わたしは「WHY(なぜ)」をお伝えすることで、お客さまがより「合理的に」判断できるようにと考えています。そういう意味での「BE LOGICAL」です。

BE POSITIVE(積極的に)

さきほど、「BE RELIEVED(安心して)」と「BE LOGICAL(合理的に)」というお話をしました。

お客さまが「安心して」、また、「合理的に」判断できることで、より自信を持っていただくことができれば。より「積極的に」行動することができるはず、そのように考えています。

なにごとにおいても「積極的に」がだいじであることは、あらためてお話をするまでもないでしょう。経営においてもやはり「積極的に」はだいじ。そういう意味での「BE POSITIVE」です。

以上、3つのBE(安心して・合理的に・積極的に)は「お客さまの状況」をあらわしています。

お客さまが「3つのBE」の状況を実現できるように、わたしはお客さまに関わっていきたい、仕事をしていきたい、と考えています。

「じぶん」に対する3つのBE

7つのBEのうち、続いては「じぶん」に対するBEについて。「じぶん」に対する3つのBEがこちら ↓

じぶんに対する3つのBE
  • BE SINCERE(誠実に)
  • BE STUDIOUS(勉強熱心に)
  • BE ENJOY(楽しく)

上記3つのBEそれぞれについて、少し補足の説明をします ↓

BE SINCERE(誠実に)

わたしは仕事をするうえで、お客さまに対しては「誠実に」あることをだいじにしています。

誠実に、だなんて当たりまえじゃないか。と、思われるかもしれません。そのとおり、誠実であることなど当たりまえのことです。

けれども。世の中を見ていると、「お客さまに対する誠実さ」を欠いたがために、大きな問題を起こしてしまった会社は決して少なくありません。

あすはわが身です。反面教師です。じぶんだけはだいじょうぶ、とは考えない。誠実さがだいじであることが当たりまえなのと、じぶんが誠実であることはイコールではない。

そのように考えて、じぶんに対するBEのいちばんに「誠実に」を掲げています。そういう意味での「BE SINCERE」です。

BE STUDIOUS(勉強熱心に)

人生、いつまでたっても勉強。わたしは、そのように考えています。わたしばかりでなく、多くの人が同じように考えているのでしょうけど。

勉強を続けているからこそ、じぶんが選んだ道・選んだ分野で、お客さまに対して仕事ができる。また、勉強を続けているからこそ、じぶん自身の成長をうながすことができる。

そのためには、考えているばかりではなく、「勉強熱心に」を実行することでしょう。こうして日々ブログを書いていることもその一環だと言えます。

ブログを書くこと自体がひとつの勉強であり、ブログを書く前提に勉強があるからです。

また、毎日たとえ5分でも10分でも、じぶんがやりたい勉強に取り組む時間を持つようにもしています。まとまった時間を持てるのがいちばんですが、理想ばかりを求めていてはいつまでたっても勉強はできないからです。

と、偉そうなことを言っていますが。ほんとうに毎日5分10分では、なかなか勉強にもなりませんし。実際にはまったく勉強できない日がないわけでもありません。

そんな現実のなかで、少しでも、できる限り「勉強熱心に」と。「BE STUDIOUS」を掲げています。

BE ENJOY(楽しく)

仕事を楽しく、などと言うと。もしかしたら反感があるのかもしれません。

それでもわたしは、じぶん自身の過去の経験から、楽しく仕事をすることの大切さを知っています。

かつてのわたし(独立する前の勤め人時代)は朝起きたら、「あれをやらなきゃ、これをやらなきゃ」と、「やらなきゃ(義務)」に縛られていました。毎日の通勤がつらくてしかたなかった…

けれどもいまは、朝起きたら、「あれもやりたい、これもやりたい」です。毎日、じぶんがやりたい仕事ができるのですから、楽しいに決まっています(やりたい仕事をやるためにも、前述した「勉強」が必要になります)。

だから、わたしは仕事を「楽しく」したい。そういう意味での「BE ENJOY」です。

また、じぶんばかりではなく、お客さまにも「楽しく」あっていただけたらなぁ、とも考えています。楽しさの基準は人それぞれですが、楽しくないよりは楽しいほうがいいでしょう。

そのときに、まずはじぶんが楽しくなければ、楽しく仕事ができていなければ、お客さまに「楽しく」を伝えることはできません。ゆえにまずは、「じぶん自身が楽しく」をミッションとして掲げています。

「相手」と「じぶん」に共通するBE

ここまで、「相手」に対する3つのBEと、「じぶん」に対する3つのBEと。ぜんぶで6つのBEについてお話をしてきました。

さいごにもうひとつ。「相手」と「じぶん」に共通するBEがあります ↓

相手とじぶんに共通するBE
  • BE HAPPY(幸せに)

上記のBEについて、少し補足の説明をします ↓

BE HAPPY(幸せに)

じぶんの仕事を通じて、「じぶん」自身も、「相手」であるお客さまも、ともに「幸せに」いられることがベストだと考えています。

幸せに、だなんて。これまた当たりまえの話ではありますが。やはり現実には、必ずしも「幸せに」仕事をしているわけではない… というケースはあるものです。

なにかしらの不満を抱えながらも、諸事情あってお付き合いを続けている。そんな経験がある人は少なくないのではないでしょうか。

なんの不満もない、諸事情もないのがベストではあるけれど、現実にはなかなか難しいということでもあります。

そう、難しからこそ、ミッションとして掲げる価値があるのです。

諸事情あれば、じぶんの考えや判断がブレることもあります。当たりまえの「幸せに」をあきらめてしまうことがあります。そんなときに、よりどころのひとつになるのが「ミッション」です。

ふだんからじぶんが掲げているミッションだからこそ、ブレそうなときにでも立ち戻ることができるようになります。逆に、よりどころがないと、ブレてしまいがちになります。

幸せのカタチは人それぞれではありますが。それはそれとして、相手もじぶんも「幸せに」いられること。「幸せに」は、だれにとってもだいじな価値だと考えて、「BE HAPPY」を掲げています。

まとめ

「わたしのミッション」についてお話をしてきました。7つのBE、というお話です。

ミッションや経営理念が無い、つくっていない会社・個人事業者があります。だから、会社や事業が悪くなる、などということはありませんが。

会社や組織、あるいはじぶん自身の「明確なよりどころ」として、ミッションや経営理念を「文字」にしておくのがおすすめです。

文字として目に見えるからこそ、ふだんから見返したり、こうして伝えることもできるから、ですね。

僕のミッション 7つのBE
  1. BE RELIEVED(安心して)
  2. BE LOGICAL(合理的に)
  3. BE POSITIVE(積極的に)
  4. BE SINCERE(誠実に)
  5. BE STUDIOUS(勉強熱心に)
  6. BE ENJOY(楽しく)
  7. BE HAPPY(幸せに)
年始だし、ふだんは言わない『僕のミッション』というハナシ

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