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会社が『現金預金を増やす』ための3つの方法

会社が『現金預金を増やす』ための3つの方法

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利益か、それともおカネ(現金預金)か? と問われれば。利益もだいじではあるけれど、「まずはおカネ」です。

というわけで。会社が「現金預金を増やす」ための3つの方法について、お話をしていきます。

先立つものはカネ。

会社が「現金預金を増やしたい」と考えることがあるでしょう。また、会社は「現金預金を増やすべき」でもあります。

なぜなら、たとえ黒字であっても、現金預金が無くなれば会社はつぶれてしまうから。逆に、どれだけ赤字であっても、現金預金があれば会社はつぶれることはないからです。

したがって。利益か、それともおカネ(現金預金)か? と問われれば。利益もだいじではあるけれど、「まずはおカネ」ということになるでしょう。要するに、先立つものはカネなのです。

そこで。会社が「現金預金を増やす」ための方法についてお話をしていきます。具体的には、次の3つです ↓

会社が「現金預金を増やす」ための3つの方法
  1. 税金を納める
  2. 過剰・投機・私費におカネを使わない
  3. 銀行から借りておく

これら3つの方法について、このあと順番に見ていきましょう。

 

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会社が現金預金を増やすための3つの方法

《方法1》税金を納める

会社が現金預金を増やすための3つの方法、1つめは「税金を納める」です。

などと言うと。税金を納めたらおカネが減ってしまうじゃないか! と思われるかもしれませんが。それは違います。勘違いです。

たとえば、1,000万円の利益を出せる会社があったとします。法人税率が 30%だとしたら、納める法人税は 300万円です(1,000万円 × 30%)。

この 300万円という税金を見て、「もっと税金を減らしたい!」と考える社長がいます。そう考えること自体に問題はないのですが、「方法」に問題がある… ということが少なくありません。

その方法とは、「経費を増やす」です。

税金を納めるくらいなら経費を増やす! との考えで、モノを買ったり、飲み食いをしたり… 本来であれば 1,000万円の利益を出せるところ、経費を増やして、利益を 500万円まで圧縮したとしたらどうでしょう?

こうなります ↓

 税金を払う税金を減らす差額
利益1,000万円500万円500万円
税金300万円150万円150万円
手元に残る現金預金700万円350万円350万円

社長の思惑(税金を減らしたい)どおり、税金は 300万円から 150万円に半減しました。ところが、です。

税金を支払ったあと、手元に残る現金預金(=税引後利益)もまた半減してしまいました。もともとは 700万円も残るはずだったのに、350万円まで減ってしまいます。

税金を減らせば、手元の現金預金も増える。これは、多くの会社・多くの人が勘違いをしているところです。税金を減らすと、手元の現金預金は減ります。

実は、税金を納めたほうが、手元に残る現金預金は増えるのです。

結論として。現金預金を増やしたいのであれば、税金を納めることです。税金を嫌わずに、出せる利益はきちんと出すことです。

この点で。税金を減らすために経費を増やすのはとんでもない愚行である、と理解をしておきましょう。

《方法2》過剰・投機・私費におカネを使わない

いましがた、税金を減らすために「経費」を増やさないこと、との話をしました。税金を減らすための「経費」におカネを使うな、ということですね。

ところで。経費のほかにも、おカネを使わないようにしなければいけないものがあります。

それは、「過剰」「投機」「私費」の3つです。これらは、貸借対照表の「資産」として掲載されています(対して、「経費」は損益計算書に掲載されています)。

まずは「過剰」について。たとえば、大き過ぎる工場、立派過ぎる店舗、スペックが高過ぎる設備(機械・備品)、高級過ぎる社長車、などなど。

そこまでのモノが必要なの? といった資産が「過剰」にあたります。貸借対照表に掲載されている資産を眺めてみて、過剰がないかを確認してみましょう。過剰な分だけ、現金預金を失っているということです。

とはいえ。なにをもって「過剰」というのか? なにをもって「〜過ぎる」というのか? と思われるかもしれません。

過剰か否かの基準はただひとつ。その資産を取得するのに支出した金額以上に、現金預金を生み出すかどうか? です。

スペックが高すぎる設備では、設備を取得するのに支出した金額を回収することができません。高級過ぎる社長車もまた、取得するのに支出した金額以上に、現金預金を生み出すこともないでしょう。

続いて、「投機」について。たとえば、値上がり目的で買った株式、値上がり目的で買った土地、値上がり目的で買った仮想通貨など。

値上がり目的で買った資産が、ほんとうに値上がりするかどうかはわかりません。実際に、値下がりした資産を抱え込んでいる会社は少なくないのです。

資産を買った当人は「将来への投資だ」と言うかもしれませんが。多くの場合、ハタから見れば「投資ではなく投機」です。当たるも八卦当たらぬも八卦の投機です。

値下がりすれば、当然に現金預金を減らすのですから注意しなければいけません。

さいごに「私費」です。貸借対照表の勘定科目で言うと、「仮払金・立替金・役員貸付金」など。

このなかに、社長個人で使ったおカネが混じってはいないか? ということです。会社のおカネを使って、社長個人でなにかを買ったりすると。貸借対照表には、「仮払金・立替金・役員貸付金」といった勘定科目が登場します。

言うまでもなく、社長個人のことは社長個人のおカネですべきであり、会社のおカネを使うようではいけません。

以上。会社の現金預金を増やすための3つの方法、2つめは「過剰・投機・私費におカネを使わない」というお話でした。

《方法3》銀行から借りておく

会社が現金預金を増やすための3つの方法、3つめは「銀行から借りておく」です。

じぶんのおカネだけで、じゅうぶんな現金預金があればよいのですが。なかなかそうもいかないのが現実でもあります。

そもそも。じゅうぶんな現金預金とは、どれだけの金額を言うのか?

平均月商(年間売上高 ÷ 12ヶ月)の3〜6ヶ月分くらいが、持つべき現金預金の目安だと言えます。そのくらいの現金預金があれば、有事(たとえば新型コロナウィルス)の際にも落ち着いた対応ができるでしょう。

少なくとも、現金預金が平均月商の1ヶ月分未満… ということはないようにしなければいけません。言うなれば「自転車操業」であり、有事に耐えることもできないからです。

この点で。自社の現金預金が足りないのであれば、「借りてでも」という考え方が必要になります。銀行から融資を受ける。

と、言うと。借金をするのはイヤだ… と思われるかもしれませんが。ここで言う銀行融資は、手元の現金預金を増やすためのもの。ただの借金とは違います。

たとえば、銀行から 500万円の融資を受ける。すると、借金が 500万円増えますが、増えるのはそれだけではありません。現金預金も 500万円増えます。

したがって、この場合の借金は無いのといっしょです。借金と同時に増えた現金預金で、返そうと思えばいつでも返せるのですから。

もちろん、別途、利息の支払いは必要ですが。手元に 500万円もの現金預金を置くことができるための「コスト」と考えれば、それほど高いものではないはずです。

会社が、じぶんのおカネだけではじゅうぶんな現金預金を持てないのであれば。銀行から融資を受けて、現金預金を増やすことも考えておきましょう。借金を毛嫌いしないことです。

結果として、有事にも会社が持続できる可能性は高まります。

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まとめ

たとえ黒字であっても、現金預金が無くなれば会社はつぶれてしまいます。逆に、どれだけ赤字であっても、現金預金があれば会社はつぶれることはありません。

ゆえに、会社は「現金預金を増やす」ことを考える。そのための3つの方法を押さえておきましょう。

会社が「現金預金を増やす」ための3つの方法
  1. 税金を納める
  2. 過剰・投機・私費におカネを使わない
  3. 銀行から借りておく

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