もしもいま、大地震なんかが起きたとしたら… 自宅兼事務所にいる可能性が極めて高いわたし。
というわけで。自宅兼事務所での被災に備えるわたしが、実際に「防災グッズ」として用意しているものについてのお話をしていきます。用意すべき防災グッズのチェックリスト代わりにしていただけましたら幸いです。
自宅兼事務所での被災を想定する
会社員をやめて、独立をして以来。きょう(2020年8月8日)まで、かれこれ4年と4ヶ月ほどのあいだ、自宅兼事務所で生活をしています。
最近では、新型コロナウイルスへの対応もあって、さらに自宅兼事務所にいることが増えました。というか、ほぼほぼ自宅兼事務所にいる、と言っていい。
お客さまとの面談は、できるかぎりオンラインに切り替えました。毎月開催しているセミナーもすべてオンライン。自宅兼事務所でできる仕事を増やすようにもしています(YouTube動画の投稿やkindle本の執筆など)。
もしもいま、大地震なんかが起きたとしたら… わたしは自宅兼事務所にいる可能性が極めて高い。にもかかわらず、外にいたとしたら、それはもう「相当運が悪かった」と思うしかありません。
それはともかく。ここしばらくのあいだに起きると予測されている大地震や、近年増えている豪雨などの自然災害への備えとして。じぶんと家族を守るために、「自宅兼事務所で被災する」ことを想定して防災グッズを用意しています。
というわけで。自宅兼事務所での被災に備えるわたしが、実際に「防災グッズ」として用意しているものについてのお話をしていきます。
「ウチの備えはだいじょうぶかな?」と、チェックリスト代わりにしていただけましたら幸いです。
ライフラインを確保するための防災グッズ
災害によって、自宅兼事務所の電気・水道・ガス、いわゆる「ライフライン」が断たれてしまう可能性があります。
言うまでもなく、ライフラインは「生きるために不可欠な要素」でもありますから、その確保のための備えをしておきたいところです。
そこで、わたしが実際に用意している防災グッズがこちらになります ↓
まずは「電気」ですね。停電したときのために、「ポータブル電源(蓄電池)」と、それを日光でも充電できるように「ソーラーパネル」を用意しました。
東日本大震災のとき、わたしは職場で被災をした経験があります。周囲が長時間にわたり停電したのですが、電気を確保することができず、携帯電話の充電もできない… 厳しい状況でした。
また、夏場に停電したような場合。扇風機くらいは使えないと熱中症の可能性も高まります。そのようなことから、「最低限のポータブル電源(コンセントも使えるやつ)は必要かなぁ」との考えです。
ちなみに。上記のポータブル電源であれば、スマホは約 69回充電できます。消費電力 20Wの扇風機であれば、24時間くらいは使い続けることが可能です。
さらに。LEDライト内蔵のポータブル電源なので、ランタン代わりとして停電時の「明かり」も確保できます。
ライフラインのなかでも、水道やガスに比べると、電気の復旧は速いとは言われますが。それでも、数日ていどは続くものと想定しておくべきでしょう。
2019年には台風 15号の被害によって、千葉県内の一部で2週間ていど停電が続きました。2週間ものあいだ電気無しは、どう想像してみてもキツイです。
だから、「ソーラーパネルもあったほうがいいかな」と考えて、防災グッズとして用意をしています。ポータブル電源やソーラーパネルにご興味あれば、こちらの記事もどうぞ ↓
続いて、「ガス」。こちらはベタに「ガスコンロ」と「ガスボンベ」を準備ですね ↓
ガスコンロがあれば、カップラーメンを食べたり、乾麺を茹でたりといった「かんたんな調理」ができます。非常食もありますけど、そちらは「ほんとうにどうしようもないとき用」です。
自宅兼事務所であれば、日ごろから食材(備蓄も含めて)があるはずですから。ガス調理できるようにガスコンロを用意しておくと、「食糧不足の不安」が軽減できます。
さいごに、「水」に対する防災グッズがこちらです ↓
災害時の水は、「3日分を目安」に用意したほうがいいと言われています。では、1日分はどれくらいかと言うと、「1人あたり1日3リットル」です。
ちょっと多いなぁ、と思われるかもですが。災害時は、食事の回数が減ったり、食事の量が減ったりすることで、食事のなかから摂れる水分がふだんよりも少なくなります。
ゆえに、脱水状態にならないように。ふだんよりも多めの水分を用意しておく必要があるのです。
わが家は4人家族なので、「3リットル × 3日 × 4人 = 36リットル」になります。上記のような「保存水」に加えて、完全に断水するまでのあいだに貯水するための「タンク」も用意しています ↓
タンクがなくても、「大きなゴミ袋」なんかがあれば代用はできますが。それでも、「蛇口」が付いていたりするほうが使いやすいでしょう。
また、「取っ手」付きのタンクであれば、給水車が来たときなどにもスムーズに対応することができます。タンクを用意するのであれば、「取っ手」付き、かつ「蛇口」付きのタンクがおすすめです。
上記の「保存水」と「タンク」に加えて、「携帯浄水器」も用意しています ↓
この浄水器で、大腸菌やコレラ菌などの細菌を除去できるそうです。しかも、5,000リットルまで。ほんまかいな、という感じですが。
とはいえ。飲料用の水が全然ない! というときにでも、「お風呂に貯めてあった水」なんかを飲むことはできそうなので、携帯浄水器も用意しておくことにしました。
なお、わが家にはわりと大量の「炭酸水」があります。ふだんから炭酸水を飲む習慣があるため、です。いま現在は、500mlのペットボトルが 100本くらい。これだけでも 50リットル…
非常時の飲料水としてはもちろん。前述したガスコンロでの調理にも使えそうなので、「ま、いっか」という感じです。
その他、自宅兼事務所で過ごすための防災グッズ
前述のライフラインに加えて、自宅兼事務所のなかで過ごすにあたって、用意している防災グッズを見ていきます。
まずは、災害用のトイレです。自宅兼事務所の便器にかぶせて使うタイプ ↓
断水していると、災害用トイレが必要です。トイレを用意する目安は、「ひとまず7日分」と言われています。
ひとりあたり1日5回、4人家族だとすると、「5回 × 4人 × 7日 = 140回分」ということです。なかなかの量ですね…
1日何回トイレに行くかは人それぞれですし、家族であれば、あるていど共有することで回数を減らすこともできるでしょう。そのあたりは、要検討で。トイレ問題は重要です。
重要なことで言えば、「食糧」もありますね。保存食がいろいろと売られていますから、好みに応じて用意しておくとよいでしょう。
少しレパートリーがあると、被災という厳しい状況のなかでも「活力」にもなるのかなと考えます。わが家で用意しているものはこちらです ↓
おやつ的なものもあるといいかも、です。さきほどの「食糧」とあわせて、避難所などへ行くときにも持っていけますし ↓
あと用意している防災グッズは、「身だしなみ」関連になります。被災時に身だしなみなんて… と思われるかもですが。不便ななかでも、少しでも快適であるに越したことはありませんので。
歯みがきシート、体拭きシート、水が要らないシャンプーを用意しています ↓
避難所へ行く、外へ出るための防災グッズ
自宅兼事務所は、わりと「堅牢な建物(だと信じている)」なので、あるていどの大地震でも耐えられる。被災後も、自宅兼事務所で過ごすことができる可能性は高い。と考えています。
なので、前述したような「自宅兼事務所で過ごす」ための防災グッズを用意しているわけです。
ただそれでも、自宅兼事務所にいることはできない… というケースもありえます。避難所に行かねばならない… そんなときがあるかもしれません。
ですから、避難所へ行くため・外に出るための防災グッズも用意しています。まずは、ヘルメット ↓
ヘルメットまで用意する? と思われるかもですが。使わなきゃ使わないで幸せなことです。でも、自宅周辺で電柱や木、建物などが被害を受けていたら、避難所に行くのにも危険でしょう。
また、近くには妻の実家もあるので、様子を見に行くということがあるかもしれません。そのようなときには、ヘルメットがあったほうが安全です。なので、ヘルメットは家族分を用意しています。
なお、ヘルメットもいろいろありますが、安全のために「国家検定合格品」と明示されたものを選ぶようにしましょう。
その他、避難所などへ行くとき用に、リュックサックやボストンバッグに下記の防災グッズを準備しています ↓
- フェイスタオル
- 割り箸
- プラスチックフォーク、スプーン
- 紙コップ
- ビニール袋
- 三角巾
- 包帯
- 絆創膏
- フルーツナイフ
- ラップ
- 耳栓
- アイマスク
- 使い捨て下着
- 軍手
- 布ガムテープ
- 養生テープ
- 油性マーカー
- マスク
- 折りたたみコップ
- アルミ温熱シート
- レインコート
- 笛(居場所を知らせる用・救助を求める用)
- ウエットティッシュ
- レジャーシート
- ツメ切り
- マルチツール(ドライバー、缶切り、栓抜き、ナイフなどが一体化してるやつ)
- ライター
- カッター
- 乾電池
- カミソリ
- 懐中電灯
- 手鏡
- ポケットティッシュ
- ミニ裁縫セット
- 運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証のコピー
- 銀行口座情報(銀行名・支店名・口座番号)のメモ書き
- ちょっとした額の現金、小銭
と、いろいろありますが。とりわけ重要なものとして、「布ガムテープ」が挙げられます。
布ガムテープは用途が多く。たとえば、油性マーカーで文字を書いて貼っておけば、メモ代わりに使えます。骨折時に、添え木などを固定するのにも使えます。止血もできる。割れた窓の補修なんかもできる。
防災グッズとして、絶対に備えておくべきなのが、布ガムテープです。
また、運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証のコピーなどを、防災グッズといっしょにしておくとよいでしょう。
避難時に現物がすぐに見つからなかったり、現物を持ち出す余裕がないときにでも、コピーがあると助かります。被災時に身分を示したり、行政手続きを受けるような場合に便利です。
銀行から預金を下ろすにあたっては、通帳などがなくても、「銀行名・支店名・口座番号」のメモ書きがあれば対応してもらうことが可能です。
まとめ
自宅兼事務所での被災に備えるわたしが、実際に「防災グッズ」として用意しているものについてのお話をしてきました。
「ウチの備えはだいじょうぶかな?」と、チェックリスト代わりにしていただけましたら幸いです。