変化が早いこの世のなかで生き残るためには、「巧遅拙速」が大事なのではないか?
ということで。腰の重い僕が、「巧遅拙速」を実現するためにやっている3つのことについてお話をしていきます。
うまくて速けりゃ苦労しない。
「巧遅拙速」という言葉があります。かんたんに言えば、「いくらうまくても遅いよりは、ヘタでも速いほうがよい」ということですね。
あのマーク・ザッカーバーグさんも、こんな名言を残されています↓
完璧を目指すよりまず終わらせろ。
マーク・ザッカーバーグさん / Facebook 創業者
もっとも、わたしはけして「完璧主義者」などではないのですけれど(できうる限りは完璧に、とは思うけれど)。それでも「まず終わらせる」のは得意ではありません。
元来が「保守的」で、腰の重さに原因があるのですが。とにかく、巧遅拙速を実現することが得意ではない。
けれども、変化が早いこの世のなかで生き残るためには、あるていどの「巧遅拙速」を実現することが大事なのではないか。と、考えているところです。
そこで。腰の重いわたしが、巧遅拙速を実現するためにやっていることについてお話をしていきます。次の3つです↓
- 遅れた場合のデメリットを考える
- 飲み込めるコストを決めておく
- ネタになれば良しと割り切る
わたしと同じように、「そうは言っても腰が重いんだよねぇ…」と悩んでいる方の参考になるようであれば幸いです。それでは、このあと順番に見ていきましょう。
腰が重い僕が『巧遅拙速』を実現するためにやっている3つのこと
遅れた場合のデメリットを考える
腰の重いわたしが「巧遅拙速」を実現するためにやっていることの1つめ。それは、「遅れた場合のデメリットを考える」です。
ひとまず卑近な例で言いますと、「お買い得品が売ってる!買おうかな、どうしようかな」と迷っているあいだに売り切れる… みたいな。
お買い得品を買うことに「うまい・ヘタ」があるのかどうかはよくわかりませんが。売り切れるまでゆっくり考え込んでいたのは「巧遅」と言ってもよいでしょう。
わたしは、この手の後悔をしたことがなんどもあります。はい。
また、別の例でいうと。こうして日々ブログを書いているなかで、旬なネタを「書こうかどうか」で迷うことがあります。
でも、「もうちょっと情報を調べてから、情報が出揃ってから」などと躊躇しているうちに、ほかのブロガーさんたちに先を越されてしまう… みたいな。
もちろん、「不正確」はいけませんが、少々の「不十分」は受け入れるいっぽうで「旬」を重視する、という選択肢だってあるはずです。
でも、なかなかできないんですよねぇ。腰が重いから。そこでやっているのが、「遅れた場合のデメリットを考える」です。
判断に迷ったときには、あれこれ考えるよりも優先的に、「遅れた場合のデメリットはなんなのか?」を具体的に考えてみる。
さきほどの例で言えば、「欲しいものが売り切れて手に入らなくなる。あるいは、高値で買わざるを得なくなる」とか。「ブログのネタをひとつ失う、あるいは、ネタにしても二番煎じになる」とか。
それらデメリットが受け入れがたいものであれば、すぐ動く。すぐやってみる。
人間は、「デメリット(=損)」を嫌うものなので、 デメリットを避けるための行動をとりやすくなります。結果として、早く動くことができる。
相田みつをさんが、こんな名言を残されています↓
やれなかった やらなかった どっちかな
相田みつをさん / 詩人
「やれなかった」のならともかく、「やらなかった」のでは後悔もしますよね。
というわけで。腰が重いと感じたときは、遅れた場合のデメリットを考えてみるのはどうでしょう。
[ad1]飲み込めるコストを決めておく
腰の重いわたしが「巧遅拙速」を実現するためにやっていることの2つめ。それは、「飲み込めるコストを決めておく」です。
ここで言う「コスト」とは、おもに「おカネ」や「時間」を指します。なにかをやるにあたっては、おカネや時間がかかるもの。
またまた、さきほどの「お買い得品」の話であれば。お買い得品を買うのには、おカネがかかります。
この点で、「〇〇円までならばOK(迷わず買う)」という基準を持っていれば、おカネの面で迷う時間を減らすことができるでしょう。
また、なにか急な仕事や作業などが発生したときにでも、「〇〇分のあいだでできるものであればやってしまう」という基準を持っていれば迷わずにすみます。
〇〇分のあいだでできるなら、すぐやってしまう。それ以上かかるものは、いったん保留する。と、いった具合です。
このように、おカネや時間といったコストについて、「飲み込めるコスト」を決めておくと判断のスピードを上げることができます。
たとえば、わたしの場合、「あたらしい本は、欲しければ値段を躊躇せずに買う」というのが基準です。
もちろん、実際に読んでみたら「なんか違った…それほどおもしろくなかった…」となることもありますが。本は一冊 1,500円ぐらいなので、いまのわたしは「飲み込める」との考えです。
それに、あたらしい本であれば、メルカリなどですぐに売却して「コスト回収」をはかることもできますし。
また、急な仕事や作業などについては、「3分でできるかどうか」がひとつの目安です。3分でできないものはすぐにはやらない。
これは「巧遅拙速」に反するようですが、あまりかんたんに「急」を受け入れていると、じぶんの「効率性」が下がってしまうからです。
実際、3分でできることは少ないので、ほぼほぼ保留。あるいは先送りです。いっぽうで、3分ですむなら、すぐにやる。その場で、3分の時間を失ってでも飲み込んでしまう。
投資の世界には「見切り千両、損切り万両」という格言があります。損失が少ないうちに見切りをつけることには価値がある。結果として、損が少なくすむ 。
じぶんが「飲み込める損(=コスト)」を決めておくことで、損失を少なくすることができるのではないか。と、わたしは考えています。
[ad1]ネタになれば良しと割り切る
腰の重いわたしが「巧遅拙速」を実現するためにやっていることの3つめ。それは、「ネタになれば良しと割り切る」です。
ヘタでも速い、を躊躇する理由のひとつに「失敗」が挙げられます。ヘタがゆえに失敗してしまうのではないか、失敗はイヤだ… そんな感じです。
失敗したくはないものだし、失敗しなくていいのであればしないに越したことはありません。ただそれでも、「ネタになる」と考えれば、ガマンできることもあります。
わたしの場合、たとえば、ブログを書いたり、セミナーで話すときの「ネタ」にできる(すべてをネタにするかどうかは別にして)。
また、失敗したことをきっかけに、次は失敗しないように「勉強」をはじめる。つまり、失敗が勉強のきっかけになる。これも、失敗をネタにしたと言えるでしょう。
いずれにしても、長い目で見れば、失敗もじぶんにとってのプラスになりえるものです。
というわけで。ネタになれば良しと割り切る気持ちがあると、「ヘタでも速い」を受け入れやすくなるのかなと考えています。
そのために、失敗をネタにできる「場所」を用意しておく、失敗したら勉強する「習慣」をつけておくのがよいでしょう。
ちなみに。失敗については、アンソニー・ロビンズさんがこんなことを言っています↓
失敗というのは幻想に過ぎない。あるのは、行動を起こしたという結果だけだ。
アンソニー・ロビンズさん / 作家・講演家
成功か失敗かという「判断」よりも、行動という「結果」に注目する。行動がなければ、失敗もないが成功もない。ゆえに、成功するためには行動する。失敗は幻想。
こんなふうに、「失敗」に対する捉え方を はっきりさせておくことも、巧遅拙速を実現するのに役立つのではないでしょうか 。
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まとめ
変化が早いこの世のなかで生き残るためには、「巧遅拙速」が大事なのではないか?
ということで、腰の重いわたしが「巧遅拙速」を実現するためにやっている3つのことについてお話をしてきました。
わたしと同じように、「そうは言っても腰が重いんだよねぇ…」と悩んでいる方の参考になるようであれば幸いです。
- 遅れた場合のデメリットを考える
- 飲み込めるコストを決めておく
- ネタになれば良しと割り切る