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レビュー/AfterShokz OpenMove はじめての骨伝導イヤホン・ランニング用として

レビュー/AfterShokz OpenMove はじめての骨伝導イヤホン・ランニング用として

2020年9月18日発売の「AfterShokz OpenMove(骨伝導ワイヤレスイヤホン)」を買いましたのでレビューです。

おもにランニング時の音声学習用として、「良いところ」や「イマイチなところ」をお話していきます。

目次

耳をふさぐと危険だし、耳が痛くなる。

このたび、2020年9月18日発売の「AfterShokz OpenMove(骨伝導ワイヤレスイヤホン)」を買いましたのでレビューです。

買ったのは、「ランニング用」として使うため。わたしは、ほぼ毎日走っているなかで、「音声学習」を利用しています。そのときに使える「骨伝導イヤホン」を探していました。

これまでは、長きにわたって「ANKER SoundBuds Sport NB10」を使ってきたのですが↓

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カナル型で耳がふさがれるので、外を走るうえでは「安全面の問題」を感じること。また、ずっと耳に入りっぱなしだと「耳が痛くなる問題」もありました。

そこで見つけたのが、骨伝導ワイヤスイヤホンの「AfterShokz OpenMove」です↓

 

骨伝導イヤホンは、振動によって骨を震わせることで聴覚神経に伝える、というしくみです。鼓膜で聴くのではなく、骨で聴く、みたいな。

なんにせよ。耳をふさぐことなく「音声学習」できるのがメリットです(もちろん、音楽を聴くのもOK)。周囲の音も聴こえますから、安全面の問題を減らすことができます。耳も痛くならない。

そんな「AfterShokz OpenMove」について。実際に使ってみた結果、「良いところ」と「イマイチなところ」とをお話していきます。

 

AfterShokz OpenMove の良いところ

まずは、AfterShokz OpenMove の良いところから見ていきましょう。

耳をふさがない

冒頭でも触れたとおり、骨伝導イヤホンである AfterShokz OpenMove は、耳をふさがずにすみます。装着したときの耳まわりのようすはこんな感じです↓

AfterShokz OpenMove 耳まわり

モデルは息子(小6)

骨伝導する部分は、「耳の穴の前方」あたりに位置します。したがって、耳の穴は「全開放」です。イヤホンからの音を聴きながらも、周囲の音は耳から取り込める。

両方聴こえるという感覚はミョーなものですが、これが骨伝導イヤホンを使う「最大のメリット」だと言ってよいでしょう。

メガネやマスクといっしょに使える

わたしは「常時メガネ」です。メガネが無いと、ちょっと離れた人がだれだかはわからない。それくらい眼が悪いので、メガネ無しでは生きていけません。ちなみに、コンタクトは眼に合いませんでした…

だから、メガネをしつつもイヤホンができるかどうか? は、とても重要なポイントだったりします。では、AfterShokz OpenMove はどうかと言うと。

だいじょうぶです。メガネといっしょに使えます。干渉しないわけではありませんが、ジャマでジャマでしようがない… ということはないです。

また、最近ではマスク着用が欠かせませんが。「メガネ + マスク + AfterShokz OpenMove」でもだいじょうぶです。姿は怪しげになりますけど↓

AfterShokz OpenMove メガネ+マスク

モデルは息子(小6)

同種製品のなかでは軽量

AfterShokz OpenMove の重さは 29gです。同種製品の骨伝導イヤホンのなかでは、かなり「軽量」の部類に入ると言ってよいでしょう。

AfterShokz OpenMove の前身にあたると思われる AfterShokz Titanium は 36g なので、だいぶ軽量化がはかられたようです。

ちなみに、これまで使ってきた ANKER SoundBuds Sport NB10 の重量は 19g なので、それと比べるとだいぶ重いですね。このあたりは、「骨伝導」だからなのでしょう、きっと。

とはいえ、29gの AfterShokz OpenMove を着けていて「お、重い…」と感じることはありません。

イヤホンからひととおりの操作ができる

AfterShokz OpenMove には、イヤホンに「3つのボタン」が付いています↓

AfterShokz OpenMove マルチファンクションボタン

左耳の側

AfterShokz OpenMove 電源・音量ボタン

右耳の側

これらのボタンで、ひととおりの操作ができます。再生や停止、音量の上げ下げはもちろん、次の曲・前の曲へのスキップ、電話に出る・切る、なども。

これだけできれば、いちいちスマホを取り出して操作をする必要がありません。走りながらスマホを取り出すのはメンドーなので、ランニング用イヤホンとしては助かります。 

音質が良い

AfterShokzブランドはもともと、骨伝導イヤホンのなかでも「音質」に定評があります。これは、わたしが今回、AfterShokz OpenMove を選んだ理由のひとつでもあります。

加えて、AfterShokz OpenMove は、上位モデルにあたる AfterShokz Aeropex と同じ、Qualcomm製のチップ「QCC3024」を搭載、「PremiumPitch 2.0」の技術を採用していることから「高音質」が売りです。

骨伝導イヤホンに、通常のイヤホンと同じ音質を求めてはいけない、とは言われますが。それでも音質が良いに越したことはありませんので、AfterShokz OpenMove の高音質は、良いところのひとつでしょう。

ボーカルモードがある

AfterShokz OpenMove には、イコライザー機能があります。

スタンダードモードのほかに、ボーカルモード、イヤプラグモード に切替可能です(イヤホンのボタンで切り替えられます)。

ボーカルモードにすると、「人の声を際立たせる」ことができるため、音声学習にも向いています。実際に試してみると、スタンダードモードよりも、聞き取りやすいと感じました。

また、イヤプラグモードは、周囲の音を遮断するために「耳栓」をして AfterShokz OpenMove を使うためのモードです。いやいや、それならふつうのイヤホンを使いますわ… ということでして。わたしは使いません。

にもかかわらず。ごていねいに、耳栓が付属してます↓

AfterShokz OpenMove 耳栓

防水なので安心

AfterShokz OpenMove は、「IP55」という防塵防水規格を満たしています。

わたしは雨が降っていてもランニングはするので、防水機能は必須です。この点、IP55であれば、そこそこの雨が降っても問題はないものと思われます。

もっとも、水分だけではなく塩分を含む「汗」に関しては、どこまでの耐久性があるかははかりかねますけど。まぁ、それはほとんどのイヤホンで同じことが言えるので目をつぶります。

完全ワイヤレスではないから落ちる心配なし

AfterShokz OpenMove は、「完全ワイヤレス」ではありません。

完全ワイヤレスとは、左右のイヤホンがつながっていないタイプのワイヤレス。これに対して、AfterShokz OpenMove は、左右のイヤホンがケーブルでつながっています。

でも、ランニングをするうえでは、これが良い。むしろ、完全ワイヤレスでないほうがいい。

わたしはふだんは、完全ワイヤレスイヤホンの AirPods Proを使っています。でも、これをランニングで使うつもりはありません。その理由のひとつが、耳から外れて落ちる可能性がゼロではないからです。

左右のイヤホンがケーブルでつながれ、耳にひっかけるタイプの AfterShokz OpenMove は、外れて落ちるという心配はほぼゼロです。アタマを振りまくっても落ちません(振りまくるシーンもないけど)。

思ったよりも音漏れしない

骨伝導イヤホンではよく聞かれる「音漏れ」。骨伝導のしくみ上、いたしかたないところもあるようです。

では、AfterShokz OpenMove の音漏れはどうか? と言うと。思ったよりも漏れないみたいです。聴くものによって違うのでしょうか、最大ボリュームの半分くらいで音楽を聴いていても周囲では聴こえないらしく。

最大ボリュームの7割くらいまで上げると、ちょっと音漏れしてるかな(なにを聴いているかはわからず)、くらいになります。周囲が騒がしければ、音漏れは気にならないレベルでしょう。

もっとも、わたしはランニング用ですから、音漏れを気にしていません。常にだれかが隣にいるでもなく、周囲の音のほうが大きいでしょうから、音漏れしたとしても害はないですね。

手を出しやすい価格

AfterShokz OpenMove の価格は、税抜 9,090円です。

骨伝導イヤホンの価格もピンきり。安かろう悪かろうだとムダな買い物なので、あまり安い骨伝導イヤホンはちょっと… でも、はじめての骨伝導イヤホンで、あまり高いのもちょっと…

AfterShokzブランドの上位モデル AfterShokz Aeropex も候補だったのですが。そちらの価格は、税抜 18,180円。AfterShokz OpenMove の倍です。さすがに 2万円近いのは躊躇します。わたしの場合。

そこに、新製品の AfterShokz OpenMove が 1万円切りで登場したので、即買いをしたしだいです。1万円以下、という点では「手を出しやすい価格」と言えるのではないでしょうか。

 

AfterShokz OpenMove のイマイチなところ

続いて、AfterShokz OpenMove のイマイチなところを見ていきましょう。

挟みこまれる感覚がある

AfterShokz OpenMove は、装着すると「挟み込まれる感覚」があります。

骨伝導する部分が、耳の穴の前方あたりに少々「押し付けられる」ので、挟み込まれているように感じる。はじめのうちは「違和感」もあります。

人によっては、イヤな感覚かもしれません。アタマの大きさによって、挟み込まれる強さも多少は変わるでしょうし。

ただ、30分も着けていれば慣れましたし、1時間ほど着けっぱなしにしていても、挟み込まれている部分が「痛くなった」ということはありませんでした。感覚には個人差のあるところでしょうが。

アタマを挟み込まれるのが嫌であれば、「完全ワイヤレス」型の骨伝導イヤホンも検討してみると良いでしょう。

音楽に没入できるほどの音質ではない

さきほど、AfterShokz OpenMove の良いところとして、「音質が良い」を挙げました。

けれども、ふつうのイヤホンほどに音質が良いとは言えません。あくまで、「骨伝導イヤホンのなかでは」という限定付きだと考えたほうがよいでしょう。

実際に、これまで使っていた ANKER SoundBuds Sport NB10や、ふだん使いしている AirPods Pro に比べると、あきらかに音質は劣ります。音楽についてはとくに、です。

ただ、わたしはランニング用でもあり、音楽を聴くよりは「人の声(音声学習)」を聴くので、AfterShokz OpenMove の音質に不足はありません。

なにを聴くかによって、音質に対する評価は変わるのではないか、と思います。

バッテリーもちが最大で6時間

AfterShokz OpenMove のバッテリーもちは6時間です。

同種製品と比べると、わりと短いほうではないでしょうか。その分、たびたび充電が必要と考えると、イマイチなところだと言えます。軽量化と引き換えのデメリット、なのかもしれません。

ただ、ふだんのランニング用であれば、いちどに何時間も使うものではないので。1週間くらいは充電無しでいけます。また、フルマラソンで使うとしても、6時間あればなんとかもちます(わたしは5時間以上かかるので…)。

なので、わたしにとっては「許容範囲」です。

なお、充電端子は「USB Type-C」(ケーブルが同梱されています)。汎用性が高い端子なので、他の製品のケーブルでも使えるのはいいですね。

端子を接続する部分は「キャップ」でカバーされています。キャップの耐久性は気になるところです↓

AfterShokz OpenMove 充電端子

右耳の側

ワイヤーが硬め

左右のイヤホンをつなぐワイヤーが硬めです↓

AfterShokz OpenMove ワイヤー

これまで使ってきた ANKER SoundBuds Sport NB10 のワイヤーはやわらかく。どっちが好みかと言われれば、やわらかいほうです。

ワイヤーが硬いと、首を上にあげたときに「ワイヤーが当たる感覚」が強くなります。これがちょっとイヤと言えばイヤですね。

ランニングをしていて息が上がってくると、首が上にあがってしまう。息が上がらないようにトレーニングすればいい、ということかもしれません。はい。

デザインがもうちょっと…

AfterShokz OpenMove のデザイン(色使いも含めて)については、「カッコいい!」とまでは思っていません。もちろん、個人的な感覚として。

なんかこう、垢抜けないというか。はっきり言えば、ちょっとヤボったいし、ちょっとダサい。

色は「ホワイト」のほうがいいな、と思ったのですが。「なんだか汗で黄ばみそう…」ということで、「ブラック」を選びました。そのブラックと、グレーのワイヤーという組み合わせが好みではなく。

同じ AfterShokzブランドで言えば、上位モデルの Aeropex のほうが、デザインは良く。さすがに、価格が倍するだけのことはあります。

ただ、デザイン以外の機能・仕様面で言えば、OpenMove は Aeropex と遜色がなく、デザインのために倍のおカネを払うにはいたりませんでした。

ランニング用として、少々酷使することを考えると、あまり長持ちするとも思えず。コスパ重視です。

 

 

まとめ

2020年9月18日発売の「AfterShokz OpenMove(骨伝導ワイヤレスイヤホン)」をレビューしました。

品質と価格のバランスで見て、とてもコスパが良い製品なのではないかと思います。はじめての骨伝導イヤホンとしても、ランニング用のイヤホンとしてもおすすめです。

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