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銀行に対して粉飾決算をする会社が迎える3つの隘路

銀行に対して粉飾決算をする会社が迎える3つの隘路

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背に腹は代えられず、粉飾決算に手を染めてしまう会社もあるでしょう。けれども、粉飾決算にはなにもいいことがありません。

その証として、銀行に対して粉飾決算をする会社が迎える3つの隘路についてお話をしていきます。

うっかり粉飾決算をすることがないように。

会社の業績が厳しい。決算書の内容が良くない。これでは、銀行から融資が受けられない… しかたない、決算書を粉飾しよう。

という会社があります。もちろん、粉飾決算がいけないことであるのは周知のとおりです。それでも、背に腹は代えられず。粉飾決算に手を染めてしまう会社もある、ということです。

では、そのような会社が、のちに迎える「隘路(あいろ)」について。お話をしてみることにします。具体的にはこちらの3つです↓

銀行に対して粉飾決算をする会社が迎える3つの隘路
  1. 銀行からのおとがめなし
  2. 資金繰りが破たんに近づく
  3. ここぞというときに借りられない

これらの隘路、つまり、望まざる状況を知ることで、うっかり粉飾決算をすることがないように「決意」をしていただけましたら幸いです。言うまでもなく、粉飾決算にはなにもいいことがありません。

それではこのあと、3つの隘路を順番に見ていきましょう。

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銀行に対して粉飾決算をする会社が迎える3つの隘路

【隘路1】銀行からのおとがめなし

銀行に対して粉飾決算をする会社が迎える3つの隘路。1つめは、「銀行からのおとがめなし」です。

粉飾決算をしたからといって、必ずしも銀行からとがめられるわけではありません。むしろ、多くの場合、おとがめなしではないかと推測します。

とはいえ。これを聞いて、「なぁんだ、粉飾はバレないのか」と考えてはいけません。粉飾をした決算書が銀行にバレるかバレないか、と言えば。ほぼバレている、と考えていいでしょう。銀行には粉飾を見抜く「眼」があります↓

見抜かれやすい粉飾決算事例

融資NG間違いなし?銀行に見抜かれやすい『粉飾決算』事例7選

にもかかわらず、おとがめがないのはなぜなのか?

銀行は「もめごと」を好まないからです。「おたくの会社、粉飾してますよね」などと言えば、詫びるどころか居直るような社長もいるらしく。逆にクレームをつけられたりすると、担当の銀行員は出世に響きます。

銀行が「減点主義(評価の対象がミスやトラブル)」なのは、よく知られるところでもあるでしょう。だったら、「だまっている」ほうが利口です。結果として、粉飾をしてもおとがめがない。

おとがめがないだなんて、それなら良かった。と、考えるのであれば違います。銀行のおとがめは「言葉」にこそ出なくても、「行動」にはあらわれるからです。

その行動とは。ひとことで言えば、「新規融資はしない」ということになるでしょう。

あたりまえのことですが、粉飾決算をするような会社に対して、銀行がこれ以上の融資をする理由がありません。貸しても返ってこないとわかっているのに、融資をできるはずがありません。

ですから、銀行に粉飾がわかれば、その後は会社が融資を依頼しても断られるばかりとなります。当然、銀行のほうから融資を提案してくるなんてこともありません。

銀行から「言葉」によるおとがめがないからと言って、粉飾を続けていると。その後の融資が受けられずに、いよいよ資金繰りも八方塞がり… 困ったことになってしまいます。

【隘路2】資金繰りが破たんに近づく

銀行に対して粉飾決算をする会社が迎える3つの隘路。2つめは、「業績悪化が止まらなくなる」です。

粉飾決算とは、「不正な経理処理により、虚偽の決算書を偽装すること」を言います。ですから、粉飾された決算書をぱっと見ただけでは、その会社の「ほんとうの状態」がわかりません。

では、ほんとうの状態がわからなくて困るのは誰か? と言うと。ほかでもない、会社自身(というか社長自身)です。

決算書などの「数字」は、社長が経営判断をするうえでの判断材料になるものです。その数字が粉飾によってメチャクチャなのだとすれば、経営判断に使うことなどできませんよね。

すると、社長は数字無しに経営判断せざるをえなくなります。数字がダメなら、あとに残るのは「感覚」だけです。

なかには、「数字はアタマのなかに入っている!」と言われる社長もいらっしゃいますが。じゃあ、お聞きします。6ヶ月前の預金残高はいくらでしたか?3ヶ月前の売掛金の残高はいくらでしたか? 先月末の借入金残高はいくらでしたか? 多くの場合、答えられないものです。

けれども、これらの数字がわかっていないと。社長は「資金繰りを予測する」ことが困難になります。いわば、出たとこ勝負の資金繰りになります。

粉飾をするような業績が悪い会社が「まずやるべき」は、資金(おカネ)の確保です。近い将来におカネが切れてしまうようでは、改善もなにもありません。

だからまずは現状で、どれだけおカネがもつのかを確認する。そのうえで、必要な資金を確保するためにどうすればいいかを考えることになります。

スタートとしての「現状」を確認するために、数字が必要です。粉飾された数字ではなく、ほんとうの数字が必要です。ほんとうの数字をもとにして、資金繰りを予測しなければいけません。

粉飾をした会社自身が「会社のことがわからなくなる」というのが、粉飾決算の恐ろしさです。粉飾をしていると、資金繰りの予測、資金繰りの改善ができずに資金繰り破たんが近づきます。

【隘路3】ここぞというときに借りられない

【隘路1】では、新規融資が受けられなくなるという話をしました。【隘路2】では、資金繰りが破たんに近づくという話をしました。

最終的に切羽詰まった会社は、銀行に助けを求めることになりますが。そんな「ここぞというときに借りられない」のが、3つめの隘路ということになります。

粉飾をしたことで「ほんとうの状態」がわからなくなった会社とは対象的に。銀行のほうは、「ほんとうの状態」を見透かしているものです。

そもそも銀行は、会社がつくった決算書を「すべて正しい」とは見ていません。修正すべきところがあれば修正をした決算書をつくって、銀行は融資の判断をしています↓

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ただの貸借対照表じゃダメ!銀行がつくる『実態貸借対照表』をじぶんでもつくってみよう

というように、銀行は粉飾に気づいているし、ほんとうの状態を見透かしてもいる。ゆえに、会社が「ここぞ」というときにでも融資で支援をすることができません。

それでももし融資ができるとしたら、信用保証協会付き融資か、担保付きの融資でしょう。これらの融資は、銀行が「回収しそびれる」ことがないからです(あるいは、回収しそびれる可能性が少ない)。

とはいえ、信用保証協会付き融資にも限度額がありますし、会社が提供できる担保にも限りがあります。

信用保証協会付き融資はすでに限度額いっぱい、提供できる担保も無いとなれば、粉飾をしている会社に銀行が融資をすることはありません。会社としては、たいへん厳しい状況です。

そんな会社に残された「さいごの手段」は、リスケ(返済猶予)になります。どうしても返済ができないので、一時的に返済を減らしてもらう、完全に止めてもらう。

このリスケの段階で、過去の粉飾をフルオープンにして、決算書をきれいにすることになります。

リスケのあいだは、原則、新規融資が受けられないので、もはや粉飾を隠しておく意味がありません。また、隠したままでは、銀行にリスケの合意を得ることもできなくなります。

なんにせよ、けして容易ではない、イバラの道だと言えるでしょう。

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まとめ

背に腹は代えられず、粉飾決算に手を染めてしまう会社もあるでしょう。けれども、粉飾決算にはなにもいいことがありません。

その証として、銀行に対して粉飾決算をする会社が迎える3つの隘路を理解しておくようにしましょう。うっかり粉飾決算をすることの予防にもなるはずです。

銀行に対して粉飾決算をする会社が迎える3つの隘路
  1. 銀行からのおとがめなし
  2. 資金繰りが破たんに近づく
  3. ここぞというときに借りられない

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