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会社が銀行融資を借り換えるメリット・デメリット総まとめ

会社が銀行融資を借り換えるメリット・デメリット総まとめ

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A銀行からの融資を、B銀行から融資を受けて借り換える。というのは、会社が取りうる選択肢のひとつです。

そんな「借り換え」について、メリットとデメリットをまとめてみます。

ものごとには良い側面と悪い側面とがある。

会社が銀行から受ける融資について、「借り換え」という選択肢があります。

たとえば、A銀行から 1,000万円の融資を受けているとして。B銀行からあらたに 1,000万円の融資を受けて、A銀行からの融資を返済する。これが「借り換え」です。

このケースで言えば。融資を増やしたいB銀行が、「A銀行の融資を奪おう!」と、会社に借り換えを提案する。提案を受け入れてもらいやすいように、A銀行よりも低い金利を提示する。といった感じです。

そんな「借り換え」について。会社にとっての「メリット」と「デメリット」をまとめてみます。なにごとも、良い側面と悪い側面とがあるものです↓

会社が銀行融資を借り換えるメリット
  • 返済額が減る
  • 借入本数が減る
  • 融資条件が良くなる
  • プロパー融資を受けられる
会社が銀行融資を借り換えるデメリット
  • 借り換え前の銀行から融資が受けられなくなる
  • メインバンクがなくなる可能性がある
  • 追加費用が発生することもある

これらのメリット・デメリットについて、見落としているものがないかを確認したうえで、借り換えするのかどうかを判断するようにしましょう。

それではこのあと、順番に見ていきまます。

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会社が銀行融資を借り換えるメリット

返済額が減る

たとえば、A銀行からの融資残高が 3,000万円。残りの返済期間は3年だとします。したがって、毎年の返済額は 1,000万円という状況です(3,000万円 ÷ 3年)。

ここで、B銀行から借り換えの提案があったとします。融資金額は 3,000万円、返済期間は5年。この場合、毎年の返済額は 600万円です(3,000万円 ÷ 5年)。

というように。返済額を減らすことができるのは、借り換えのメリットになります。資金繰りをラクにしたいのであれば、借り換えは有効な選択肢です。

いっぽうで、返済期間は延びてしまうわけですが。資金繰りが厳しい会社ほど、背に腹は代えられないのであり、デメリットとまでは言えないでしょう。

なお、借り換えの対象になる融資は1本とは限りません。たとえば、A銀行の融資2本(3本でも4本でも)をまとめて借り換え、ということもあります。A銀行とC銀行の融資をB銀行で借り換え、ということもあります。

借入本数が減る

複数の融資を、1本の融資にまとめて借り換える場合。借入の本数が減ることになります。借入の本数が減ると、その分だけ管理の手間が省けるのはメリットです。

逆に、借入の本数が多いと。返済額や返済期間の管理、折り返し融資(返済があるていど進んだところで元の融資額まで借り直す)の見極めが必要になります。借入本数が多いほどメンドーです。

また、借入本数ばかりでなく取引銀行の数も多いとなると。銀行とのお付き合い、という点でも手間があります。

取引銀行とは定期的なコミュニケーション(面談・情報提供)が欠かせませんし。融資残高に応じて、預ける預金を調整するという対応も必要です↓

「融資残高に合わせて銀行に預金を置く」の理由と効果、具体的方法

『融資残高に合わせて銀行に預金を置く』の理由と効果、具体的方法

このあたりの手間を考えると、借入本数が減るのは借り換えのメリットになります。

融資条件が良くなる

冒頭でもお話をしたとおり、借り換えは「銀行の側」から提案されることが多いものです。

この点で。会社に提案を受け入れてもらえるようにと、既存の融資よりも良い融資条件を提示されることが多くなります。提示されないのであれば、交渉するのもよいでしょう(というか、しましょう)。

なにしろ、銀行は「貸したい」のですから、会社にとって良い融資条件になりやすいのは借り換えのメリットです。

ひとくちに「融資条件」と言ってもいろいろあります。金利の高低、担保・保証の有無、返済期間の長短など。既存の融資よりも良い条件を引き出すことができれば、以降の融資はその条件が「基準」になります。

良い条件があれば、それを基準に銀行どうし競ってもらうこともできるでしょう。より良い条件を引き出す「きっかけ」になるところです。

プロパー融資を受けられる

いましがた「融資条件」のお話をしました。そのなかのひとつに「プロパー融資」が挙げられます。

プロパー融資とは、信用保証協会付きではない融資。信用保証協会付き融資は、会社が返済できない場合には信用保証協会が肩代わりをしてくれるため、銀行にとっては安心・安全な融資です。

ゆえに銀行は、まず信用保証協会付きで融資をしたがります。とはいえ、信用保証協会付き融資には「上限」がありますし、会社は利息とは別に信用保証料も負担しなければいけません。

ですから、できることならプロパー融資を受ける。というのが、会社が持つべき考え方になります。

借り換えは、その考えを実行に移すチャンスです。銀行は「貸したい」のですから、プロパー融資を交渉する余地はふだんよりも大きいことでしょう。プロパー融資を受けられる可能性が高い、これも借り換えのメリットです。

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会社が銀行融資を借り換えるデメリット

借り換え前の銀行から融資が受けられなくなる

よく聞くハナシとして。借り換えられることは、銀行にとって「屈辱」である… というものがあります。

借り換えられる銀行にしてみれば、じぶんのお客を他社(ほかの銀行)に奪われるということであり。じぶんのお客に裏切られたということでもあります。たしかに、屈辱です。

その屈辱の矛先は、会社に向くことを覚えておきましょう。借り換えがあったことが記録されれば(まず記録されます)、借り換え前の銀行から融資を受けるのは厳しくなります。これは、借り換えのデメリットです。

会社にしてみれば、融資の選択肢をひとつ減らすことになるわけですから。慎重に判断をすべきところだと言えます。

メインバンクがなくなる可能性がある

借り換え前の銀行が、自社にとってのメインバンクだという場合には、よくよく考えなければいけません。いましがたお話をしたとおり、借り換え後は融資を受けられなくなるからです。

いや別に、借り換え後の銀行にメインバンクになってもらうからだいじょうぶ。などと考えているのであれば、危険があります。メインバンクかどうかを決めるのは、会社ではなく銀行のほうだからです。

借り換え後の銀行が、はじめての融資であれば。お付き合いは浅いのですから、すぐさまメインバンクと考えてくれるかどうかはわかりません。

そこへきて会社の業績が傾きだしてしまった… 銀行からの支援が必要。ところが、借り換え後の銀行はクールにそっぽを向いている。ということはありえるハナシです。

メインバンクを借り換えるのであれば、相応の覚悟をもってのぞみましょう。

追加費用が発生することもある

借り換え前の融資について、不動産が担保になっている。借り換え後の融資にも、その不動産を担保に提供するような場合。抵当権を付け替えるための費用が発生することもあります。

また、借り換え前の融資について、繰り上げ返済をした場合の「違約金」が定められている場合。借り換えによって、違約金の支払いをしなければいけません。

これらの「追加費用」によって、借り換えのメリットが台無し… ということはありえます。借り換えをする前には、「追加費用」の発生がないか、銀行に確認をしておくようにしましょう。

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まとめ

A銀行からの融資を、B銀行から融資を受けて借り換える。というのは、会社が取りうる選択肢のひとつです。

そんな「借り換え」について。メリットとデメリットの両面を押さえておきましょう。良い面もあれば、悪い面もあります。

会社が銀行融資を借り換えるメリット
  • 返済額が減る
  • 借入本数が減る
  • 融資条件が良くなる
  • プロパー融資を受けられる
会社が銀行融資を借り換えるデメリット
  • 借り換え前の銀行から融資が受けられなくなる
  • メインバンクがなくなる可能性がある
  • 追加費用が発生することもある

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