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はじめての1年連載を終えて再認識した『継続発信』のメリット3つ

はじめての1年連載を終えて再認識した『継続発信』のメリット3つ

情報誌の1年連載を終えて、再認識した「継続発信のメリット」についてまとめてみます。

目次

ブログの毎日更新=情報誌の毎月連載

2020年末から、情報誌『企業実務(日本実業出版社・毎月発行)』に1年の連載をさせていただきました。先日、さいごの原稿をお送りしたところです(2021年11月号に掲載予定)。

連載にいたった「きっかけ」は、ブログ記事。まずは、読み切り(単発)での依頼をいただき、その後、連載の依頼をいただく。という、流れでした。

それはそれとして。連載ははじめてであり、わたしの「執筆人生(まだ5年くらいですけど)」において、間違いなく10大ニュースに入るくらいうれしいことであり。なにはともあれ、無事(あまりの不人気で打ち切られたりすることなく)に終わりそうでホッとしています。

そんないま考えているのは、「ブログの毎日更新(2016年4月〜きょうまで)」と「情報誌の毎月連載」には共通点がある、ということです。具体的には、「継続発信」という共通点。

毎日か毎月か、の違いこそありますが。継続的に発信をしているのはいっしょ。再認識した「継続発信のメリット」をまとめてみます。次の3点について↓

継続発信のメリット3つ
  1. 体系的な発信ができる
  2. 少ボリュームで書きやすい
  3. 財産につながる

それではこのあと、順番にお話していきます。

継続発信のメリット3つ

体系的な発信ができる

情報誌での連載は、「体系的な発信ができる」ということでした。今回は、年間で12回の連載でしたから、12回に分けて「順番」に話を進めることができます。具体的にはこんな感じです↓

企業実務・年間連載 各回のテーマ
  1. 「コロナ融資」と「通常の融資」との違い
  2. 無借金経営のメリットとデメリット
  3. お付き合いする銀行の選び方
  4. お付き合いする銀行の増やし方
  5. いくら借りられそうかを知る方法
  6. 銀行は会社の決算書を疑う・修正する
  7. スムーズに融資を受けるために必要な書類
  8. 融資を受けやすいタイミング
  9. 銀行に必ず聞かれる「資金使途」の種類
  10. 借りておしまいにしない、借りてからやるべきこと
  11. 黒字のときこそ会社がやるべき銀行対応
  12. 銀行の「事業性評価」に応える会社は融資に強い

というように、順序立てて話ができる、つまり、体系的に話ができるのは「継続発信ならでは」でしょう。読み切りとなると、ボリュームの関係上、そうもいきませんので。

これは、ブログでも同じかなぁと思います。継続して更新することで、ブログサイト全体として、体系的に見せることは「可能」です。わたし自身、同テーマの「まとめページ」をつくるなどして、体系的に見せるようにもしています↓

銀行・融資の記事まとめ

いうなれば、1冊の本のようにまとめられるのは、継続発信のメリットのひとつです。読者の方にとって、より理解しやすく・より理解を深められるかたちで、情報を届けることができます。

いっぽうで。情報誌の連載をしていて感じたのは、1回あたりのボリュームが少ないこと。今回は、見開き1ページ、約 3,000字(図版を含む)のボリュームです。

このボリュームのなかに、1つのテーマを「まとめる」のは骨が折れます。わたしの場合には、いったん好き放題に書いてみて、そのあとボリュームにあわせて削っていくスタイルです。

これがなかなか、スムーズにはボリューム内におさまらず。どこを削ればいいのか、思案が続きました。ある意味、よいトレーニングになります。ブログではボリューム無制限ですから、冗長になっていることがよくわかるというものです。

小ボリュームで書きやすい

さきほど、連載は「1回あたりのボリュームが少ない」という話をしました。削る苦悩はありますが、そうは言っても、3,000字のボリュームに対して 10,000字書いたりすることはありません。

多くても 4,000〜5,000字くらい。このボリュームであれば、あまり大きな負担にはならず、ムリなく書けるボリュームだと言えるでしょう。

わたしの場合には、ブログやメルマガで、毎日同じくらいのボリュームを書いていることもありますので、だいたいどのくらいの時間があれば書けそうかも想像がつきます。

いっぽうで。1冊の本くらいのボリュームになると、そうはいきません。かつて、Kindle本(7万字くらい)を執筆したときには、負担感がありましたし。

いまは、30万字を超えるボリュームの本を書いていますが(そのボリュームで発行されるかは未定)、正直、大きな負担(じぶんが望んだ負担であり、やりがいのある負担ではありますが)を感じているところです。

それに比べれば、連載における1回あたりのボリュームは、書きやすいボリュームだと言えます。ブログにおける1記事あたりのボリュームも同じようなものですね(人にもよるでしょうが)。

書きやすいボリュームだからこそ、継続しやすいのはメリットでしょう。

連載については「毎月1本」というのが、よい「ペースメーカー」にもなりました。長い距離を走る場合でも、途中途中に「目標物」があると走りやすいものなので。

毎日のブログもまた同じようなところがあって。日々24時間を過ごすにあたり、やはり、よいペースメーカーになっているように感じます。わたしの場合は、「原則、朝にうちに書き上げるスタイル」なので、なおさらかもしれません。

財産につながる

少しいやらしいハナシにはなりますが、だいじな部分でもありますのでふれておくと。連載をいただくことで、毎月、原稿料をいただけることになります(具体的な金額についてはご容赦願います)。

これはひとつの「安定収入」になるので、じぶんの「財産」につながる点はメリットです。もちろん、読み切りでも原稿料はいただけますが、当然、金額は1回分ですし単発ですから。連載に比べると、どうしても心もとないものがあります。

もっとも、「財産」は金銭面だけのハナシではありません。連載をした、という「実績」もまた、1つの財産になります。その実績も信用になり、次のご依頼をいただけることもありますので。

と、考えると。ブログにも似たようなところがあります。書けば書くほど、記事がストックされて、そのストックもまた「財産」と呼べるものでしょう。実際、執筆をするにせよ、セミナー・YouTubeなどで話すにせよ、ブログ記事を活かすこともできています。

また、いまでは 2,000本近くストックされたブログ記事から、継続的に「広告収入」や「アフィリエイト収入」が発生しています。わたしにとっては、財産につながる収入源のひとつです。

ブログをはじめた当初は、半信半疑の部分もありましたが、「継続発信にはたくさんのメリットがある(本記事で挙げた3点以外にも)」と、いまでは確信をしています。まったくもう、現金なやつですね。

ちなみに。このたびの連載では、『ひとり税理士ブロガー・モロトメジョーの「コロナ時代の資金繰り改善セミナー」』というタイトルをつけていただきました。わたしがゴリ押しをしたのではなく、出版社さんのほうからのご提案です。

こういったタイトルで、1年のあいだ連載をさせていただいたことには、いわゆる「ブランディング効果」もあるのではないでしょうか(実際の効果のほどを測定できてはいませんが)。

露出の頻度を高めるというのは、ひとつの戦略でもあります。継続発信は、その具体策だと言えるでしょう。ブログに限らずですが、継続発信は財産形成に役立ちます。

 

まとめ

情報誌の1年連載を終えて、再認識した「継続発信のメリット」についてまとめてみました。

ブログの毎日更新にしても、情報誌の毎月連載にしても。継続発信には、同じメリットを確認することができます。毎月連載への足がかりとしても、ブログの継続発信からはじめるのはおすすめです(毎日更新かどうかはともかく)。

継続発信のメリット3つ
  1. 体系的な発信ができる
  2. 少ボリュームで書きやすい
  3. 財産につながる
はじめての1年連載を終えて再認識した『継続発信』のメリット3つ

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