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おウチでハンドドリップするなら、たまには「金属フィルター」のススメ

おウチでハンドドリップするなら、たまには「金属フィルター」のススメ
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おウチでハンドドリップして、コーヒーを飲んでいるというのなら。いちどは試しておきたいのが「金属フィルター」です。

ペーパーフィルターとの違いをふまえて、金属フィルターについてお話ししていきます。

目次

金属フィルターとは?

こんにちは、コーヒー好き税理士のモロトメジョーです。きょうも、コーヒーしてますか?

さて、おウチでハンドドリップでコーヒーを淹れている、というあなたに質問です。「金属フィルター」で淹れたコーヒーを飲んだことはありますか。

もしなければ、いちどは金属フィルターを試してみるのをおすすめします。

とはいえ、そもそも「金属フィルターってなに?」と思われるかもしれません。ざっくり言うと、「壁面に金属(おもにステンレス)のメッシュがほどこされたドリッパー」になります。

ちなみに、わたしが使っているのはこちら。HARIOのカフェオールドリッパーです(CFOD-02-B)↓

とはいえ、「ペーパーフィルター」を使うのとなにが違うのよ? と、思われるかもしれません。そこで、ペーパーフィルターとの違いもふまえて、次のようなお話をしていきます↓

このあとのお話の内容
  • 金属フィルターのメリット3つ
  • 金属フィルターのデメリット3つ
  • 金属フィルターがおすすめの場面
  • 金属フィルターによるドリップのポイント
  • 金属フィルターのあと始末

それではこのあと、順番に見ていきましょう。


金属フィルターのメリット3つ

コーヒー豆をまるごと味わえる

金属フィルターを使う、最大のメリットがこれです。コーヒー豆をまるごと味わえる。「まるごと」とは、どういうことなのかというと。おもに、コーヒーオイル(油)と微粉です。

これらは、ペーパーフィルターを使った場合には、取り除かれることになります。それはそれで、ペーパーフィルターのメリットでもあるわけですが。

いっぽうで、「コーヒー豆が持つ、すべての成分をダイレクトに味わいたい」というのであれば、ペーパーフィルターよりも金属フィルターに分があります。

そのあたり、もう少し具体的に表現してみると。コーヒーオイルや微粉の影響もあって、より豊かな風味と、コク深さが引き出されることになります。

また、トロっとしたなめらかな口当たりは、「金属フィルターならでは」です。ペーパーフィルターしか知らない人からすると、ちょっとびっくりするレベルだと言ってよいでしょう。

コーヒー豆の状態にもよりますが、カップに注がれたコーヒーには「かなりの油(コーヒーオイル)が浮いていることにも驚くはずです。

ペーパーフィルターがいらない

金属フィルターを使う場合には、フィルターのなかに直接、コーヒー粉を投入します。ですから、ペーパーフィルターがいりません。

ペーパーフィルターを買う手間もないし、買ったあとペーパーフィルターを保管するスペースも必要ない(意外と地味にスペースをとる…)。コーヒーを淹れる際に、ペーパーフィルターをセットする手間もなくなります。

さらには、淹れおわったあとの「紙ゴミ」もありません。よって、金属フィルターは、いわゆる「エコ」であり、環境にやさしい、というメリットがあります。

コスパがよい

金属フィルターは、おもにステンレス製で錆びにくいのが特徴です。使用後に、きちんと洗っていれば(くわしくは後述)、数年単位で使い続けることができるでしょう。

この点で、ペーパーフィルターの場合には、ペーパーフィルター買い続けることになりますから、金属フィルターに比べるとコスパが悪いと言えます。

金属フィルターの値段もさまざまですが、前述した「HARIO・カフェオール(CFOD-02-B)」は、Amazon価格で 1,000円前後。コスパがよいもの、と考えられます。


金属フィルターのデメリット3つ

油っぽい・粉っぽいと感じるかも

さきほど、金属フィルターのメリットの話で、コーヒーオイルと微粉についてふれました。これが、デメリットになる場合もあります。

コーヒーオイルを「油っぽい」と感じる人もいるでしょうし、微粉を「粉っぽい(舌触りがイヤ)」と感じる人もいるでしょう。このあたりの感覚は、人それぞれです。

ただし、「油っぽくなりすぎる」や「粉っぽくなりすぎる」ことを防ぐ手立てはありますので。くわしくは、「ドリップのポイント」として後述します。

ちなみに、金属フィルターで淹れたコーヒーは、ペーパーフィルターで淹れたコーヒーに比べると、「濁った」ような見た目になりがちです。そういったことも含めて、金属フィルターは「好みが分かれる」のもデメリットと言えるでしょう。

コーヒーオイルの摂りすぎに注意?

個人的に感じている、金属フィルターの最大のデメリットがこれです。コーヒーオイルの摂りすぎは、カラダによくないとの話がありまして…

そもそもコーヒーには、悪玉コレステロールを増やす成分(カーウェオールやカフェストール)が含まれています。その悪玉コレステロールが増えると、心疾患による死亡リスクが高まるそうで。

美味しいコーヒーと言えども、そうなると気になりますよね。ところが、「ペーパーフィルターで濾過して抽出したコーヒー」であれば、そういった悪い成分を大幅(数十倍レベル)にカットできることがわかっています。

つまり、ペーパーフィルターをつかって、ハンドドリップするコーヒーならだいじょうぶなのではないか、というわけです。逆に、だいじょうぶではなさそうなのが、いちばんはフレンチプレス(コーヒープレス)。次いで、金属フィルターということになるでしょう。

コーヒーを飲まない人に比べて、コーヒーを飲む人のほうが死亡率が下がるとの研究結果があるいっぽう。フィルターを使わないコーヒーを飲む人は、コーヒーを飲まない人に比べて心疾患の死亡率が高かったとの研究結果があります。

とはいえ、よほど頻繁に、金属フィルターで飲むのでなければだいじょうぶだろう、というのが私見です。なので、金属フィルターは「たまに使う」という使いかたをしていますし、そういった使いかたをおすすめもします。

あと始末がちょっとメンドー

くわしくはのちほどお話をしますが、金属フィルターの「あと始末」はちょっとメンドーです。といっても、ペーパーフィルターに比べると、ということではありますが。

なにしろ、ペーパーフィルターのあと始末がカンタンすぎるのです。ご存知のとおり、フィルターごとゴミ箱にポイしておわりですからね。

金属フィルターはそこまでカンタンではありません。フィルターに直接、コーヒー粉を入れているうえに、使い捨てではないわけですから。粉を捨てて、フィルターを洗わねばならない、というデメリットがあります。


金属フィルターがおすすめの場面

別に、ペーパーフィルターでじゅうぶんでしょう。と、思われるかもしれませんが。金属フィルターを使うのに「おすすめの場面」について、お話をしてみます

ペーパーフィルターしか知らない

しつこいようですが、金属フィルターで淹れたコーヒーを「いちど」は飲んでみることをおすすめします。少なくとも、「いつもと違うコーヒー」の存在を体験できるはずです。

フィルターひとつで、違うコーヒーを飲めるのですから、試してみる価値はあるでしょう。せっかく、手間ひまかけてハンドドリップしているのなら、いろいろなコーヒーを飲んでみて、じぶんに合ったコーヒーが見つかれば、なお良しです。

どっしり・まったりなコーヒーを味わいたい

金属フィルターは、コーヒー豆の成分をまるごと引き出すこともあって、イメージとしては「どっしり・まったり」なコーヒーになります。

これに比べると、ペーパーフィルターで淹れたコーヒーは「かろやか・すっきり」です。あとは好みの問題ではありますが。どっしり・まったりなコーヒーを味わいたいときには金属フィルター、という使い分けができると、日々のコーヒーにも幅が出るのではないでしょうか。

焙煎度に合わせて

コーヒー豆には、それぞれ「焙煎度」による違いがあります。たとえ同じ豆だとしても、焙煎度が違えば、味わいはまったく変わるものです。

では、金属フィルターに合った焙煎度はあるのでしょうか。ぜったいにこれ、というものはないものと考えています。

ただ、焙煎度が深い(深煎り)のコーヒーの場合、金属フィルターを使ったうえに、抽出時間が長くなってしまうようだと、濃厚すぎる・重すぎるコーヒーになる可能性はあるでしょう。

でも、逆に。コーヒーオイルまで抽出することで、深煎りの良さを最大限に引き出した、コク深いコーヒーを味わえるのも金属フィルターに魅力です。

なので、金属フィルターを使うにあたって、絶対的な焙煎度はなく。どちらかと言えば、ドリップのしかたを考えたほうがよい。ということで、ドリップのポイントを確認していきましょう。

金属フィルターによるドリップのポイント

コーヒー豆の鮮度

コーヒー豆は鮮度が落ちると、酸化が進みます。この過程で、コーヒー豆に含まれる油が酸化をすることで、よくない味わいの原因になってしまうことはあるでしょう。

油(コーヒーオイル)までを抽出する、金属フィルターであればなおさらです。なので、金属フィルターでドリップする場合にはとくに、鮮度の良い豆を使うのがおすすめになります。

なお、鮮度とは「焙煎日からの経過日数」が長いか短いかです。もちろん、短いほうが鮮度が良いと言えます。保存のしかたにもよりますが、粉の状態であれば 10日くらいまで、豆の状態であれば1ヶ月くらいまで。

このあたり、くわしくはこちらの記事もどうぞ↓

豆の挽き目

一般的には、金属フィルターに適した挽き目は、「中挽き(グラニュー糖くらい)〜粗挽き(ザラメ糖くらい)」とされています。

あまり細かく挽きすぎると、金属フィルターが目詰まりするので、「ペーパーフィルターよりは粗めがいいのかなぁ」というのが基本的な考え方でしょう。

とはいえ、あまり粗く挽きすぎると、お湯が速く落ちることになります。粗挽きであるほど、粉のあいだにスキマができるからです。

すると、壁面がメッシュであり、ただでさえお湯が落ちるのが速い金属フィルターの場合、「薄すぎるコーヒー」になってしまう可能性があるので気をつけましょう。

最終的には、じぶんが使っている金属フィルターの「網目(メッシュ)の大きさ」を見ながら、ということになります。金属フィルターもいろいろです。

豆と湯量のバランス

コーヒー豆(粉)の量と、お湯の量と。そのバランスをどうするか。基本的には、ペーパーフィルターのときと、大きく変わるところはないものと考えます。

だとしても、いろいろな考え方があるわけですが。

よく言われているところとしては、1杯分として 10gの豆に対して、お湯は 150gとか(できあがりは 130〜140gくらい)。あとは、「豆1:お湯16」あたりでしょうか。

なお、わたし自身は、豆6gに対して、お湯 100gにしていることが多いです。

粉ふるいを使う

ぜったいではありませんが、粉ふるい(茶こし的なもの)を使うのもよいでしょう。わたしもときおり使っていて、こういったものがあります↓

金属フィルターのデメリットとして「粉っぽい」を挙げました。そこで、挽いた粉をいちど、粉ふるいにかけることで微粉を取り除き、粉っぽさを軽減することができるわけです。

とはいえ、微粉を取り除くとはすなわち、コーヒーをまるごと味わうという金属フィルターの良さを打ち消す行為でもあります。取り除きすぎには注意、といったところでしょう。

湯の注ぎ方

金属フィルターの壁面は「メッシュ(網目)」です。壁面がまさに「壁」になっているドリッパー(ペーパーフィルター)とは異なります。

ですから、お湯を注ぐときに、あまり壁面寄りはやめておきましょう。お湯が粉を通過せずに、落ちてしまいやすくなるからです。結果、「薄いコーヒー」になってしまいます。

そこで、注ぎ方としては、フィルター(真上から見たときに)の真ん中あたりを中心に、お湯を注ぐのがコツです。よく「の」の字を描くように湯を注ぐ、といいますけれど。大きな「の」ではなく、小さな「の」にしておきましょう。

なお、はじめに少量(粉の量と同じか、ちょっと多いくらい)のお湯を投入して、30秒ていど蒸らすのは、ペーパーフィルターと同じです。そのあとは、数回に分けてお湯を注ぎます。

お湯を多く注ぐほど、抽出時間は短くなり、コーヒーの濃度としては薄くなる点には注意です。

金属フィルターの網目の大きさや層(1層メッシュのほかに、2層メッシュの製品もあります)にもよりますので、なんどか試しながら、ベストな抽出時間を探りましょう。

また、挽き目が粗くなるほど、抽出時間は短くなります。抽出時間については、挽き目も調整しつつ… などと考えていると。たいへんに奥深い世界です。

金属フィルターのあと始末

金属フィルターは、あと始末がメンドーだ。との「デメリット」についてふれましたが。それほどメンドーなわけではありません。あくまで、ペーパーフィルターに比べれば、です。

ひとことで言えば、フィルター内の粉を捨てて、フィルターを洗えばいい。以上になります。

注意点としては、粉が目詰まりしないようにきちんと洗うこと(ニオイの原因にもなるので)。中性洗剤で洗うのもよいとされていますが、わたしは、基本的に水洗いのみにしています。洗剤のニオイが残るのはイヤなので。

なんどか使い続けているうちに、目詰まりやニオイが気になるようなら。熱湯で湯通しするか、熱湯(場合によっては洗剤入りで)つけ置きするとよいでしょう。

いずれにしても、それほどタイヘンという手間ではありませんね。

まとめ

同じコーヒー豆であっても、金属フィルターによる味わいは、ペーパーフィルターとは別モノです。

おウチでハンドドリップして、コーヒーを飲んでいるというのなら。いちどは、「金属フィルター」を試してみるのはいかがでしょうか。

おウチでハンドドリップするなら、たまには「金属フィルター」のススメ

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