「おすすめのカフェインレスコーヒー豆はどれだ?」ということで、ちまたで手に入れやすいカフェインレスコーヒー5種(スターバックス・タリーズ・無印良品・カルディ・illy)を比較していきます。
カフェインの摂り過ぎに注意
こんにちは、コーヒー好き税理士のモロトメジョーです。きょうも、コーヒーしてますか?
コーヒーはおいしいのですが、飲み過ぎには気をつけなければいけません。その理由の1つが、カフェインです。カフェインを摂り過ぎるとカラダを壊します。壊さないまでも、夕方以降のカフェインは、睡眠の質を下げるのもデメリットです。
なので、カフェインレスコーヒーもうまく使っていきましょう。でも、いったいどのカフェインレスコーヒーを買えばいいのか? どこで買えばいいのか?
だれか、だれか助けてください… ! と、世界の中心でカフェインレスコーヒーを叫ぶあなたのために。今回は、「おすすめのカフェインレスコーヒー豆はどれだ?」ということで、ちまたで手に入れやすいカフェインレスコーヒーを比較していきます。エントリーしているコーヒーはこちらです ↓
- illy / デカフェ
- スターバックス / ディカフェ ハウス ブレンド
- タリーズ / オーガニック デカフェ エチオピアモカ
- 無印良品 / オーガニックコーヒー カフェインレス 豆
- カルディ / ドリップ 有機デカフェ エチオピアモカ
これら5種のカフェインレスコーヒーそれぞれの特徴をお話ししつつ、さいごには、おすすめのカフェインレスコーヒーについてもお話をしていきます。
それでは、いってみましょう!
ちまたのカフェインレスコーヒー5種を比較する
illy / デカフェ
イタリアで 1933年に創業したイリカフェ社のカフェインレスコーヒーです。商品紹介によれば、
イリーは世界中から厳選した9カ国のアラビカ種コーヒーを使用し、オリジナルのレシピでブレンドをしています。厳選されたアラビカ種豆100%を使用したイリーエスプレッソは、芳醇なアロマとバランスのとれた味わいが特徴です。極細挽きでエスプレッソ、中挽きにしてドリップコーヒーでもお楽しみいただけます。
とのこと。もはや、これを見ているだけでも「美味しそうなコーヒー」です。
なお、このカフェインレスコーヒーの産地は「ブラジル・エチオピアほか」とされています。味わいとしては、「ブラジルの割合多めかなぁ」という感じ。酸味よりは苦味が立ちます。
全体としては「スッキリ」な印象であり(悪く言うと、ちょっと薄め…)、今回比較する5つのなかでは「いちばんクセがない」、わりと万人受けするカフェインレスコーヒーではないでしょうか。
製法について、商品紹介によれば、
デカフェイリーの100%アラビカコーヒーブレンドを、安全な脱カフェイン法(超臨界二酸化炭素抽出法)にてカフェインレスコーヒーにしました。
カフェインを抜く方法はいろいろあるわけですが、「ヘンな薬剤とかは使っていませんよ」ということですね。その昔は、あまりカラダによくなさそうなカフェインレスもあったようなので。
また、パッケージ(缶)に記載されている英語を翻訳すると、「0.1%以下のカフェイン含有量」だそうです。これはスゴい。ちなみに、日本では「90%以上のカフェインを取り除いたコーヒー」をカフェインレスコーヒーと表示する決まりです。
「illy / デカフェ」は、Amazonや楽天市場などで購入することができます。お値段は、200gで 1,100円〜1,200円くらい(豆のほかに、粉も選べます)。ところで、この「缶」がいいんですよね。かわいらしいうえに、密閉性が高く、飲みおわったあとも、ほかのコーヒー豆を保管するのに使えます。
スターバックス / ディカフェ ハウス ブレンド
おまたせ。われらがスターバックスのカフェインレスコーヒーです。昔からずっとある「ハウスブレンド」のカフェインレス版になります。商品紹介によれば、
ナッツやココアの味わいが特徴で、スターバックス ローストによって引き出された香りやコクなど、すべてのバランスがよいコーヒー。
あぁ、わかるよ。いわれずとも、わかっている。というわけで、味わいのほうは「スタバらしさ」が全開です。ひとことでいえば、「It’s スモーキー」。良くも悪くも、「もう焦げ焦げだろう、この豆」というくらいの極深煎りです。ホロホロです。産地は、ブラジルとコロンビア。
そんなこともあって、今回比較する5つのなかでは、もっとも苦味が立ちます。好きな人は好きだし、苦手な人は苦手かも… な、人を選ぶカフェインレスコーヒーだといってよいでしょう。
脱カフェインについては、スターバックスによれば、
特別な製法によりカフェインを99%以上除去し、『ディカフェ ハウス ブレンド』として登場です。
とのこと。特別な製法ってなに? とはおもいますけれど。とにもかくにも、カフェインは 99%以上カットです。
お値段は、250gで 1,440円。最近の値上げもあって、だいぶ高くなりましたね。コーヒー好きとしては、ちょっとツラいところです。
「スターバックス / ディカフェ ハウス ブレンド」は、最寄りのスタバに行けば購入できます。豆で買うもよし、お店で挽いてもらうもよし。ただ、挽いて「粉」にしたあとは、とんでもないスピードで劣化がはじまります。おすすめは豆で買って、飲む直前にじぶんで挽くことです↓
タリーズ / オーガニック デカフェ エチオピアモカ
スタバかタリーズか、みたいな推し論争もありますが。スタバに続いて、タリーズのカフェインレスコーヒーを見ていきましょう。商品紹介によれば、
エチオピアの豆らしい華やかな香りと、フルーティな風味をお楽しみいただけます。なめらかな甘みが余韻となってあと味に広がる、心地よい味わいです。
でた、エチオピア 100%。エチオピアといえば、フルーティ。エチオピアといえば、酸味です。というわけで、味わいはフルーティにして華やか、心地よい酸味が立ちます。
エチオピアの良さがしっかりとわかるカフェインレスコーヒーです。「いまのカフェインレスって、ほんとうにスゴいんだなぁ」と感じることもできるでしょう。
脱カフェインについては、商品紹介によれば、
エチオピア タデGGハイランド農園産コーヒーを、マウンテンウォーター製法でデカフェ化しました。
水を使ってカフェインを除去する、いわゆる「ウォータープロセス」ですね。カフェイン除去率は「95%以上」とのこと。
「タリーズ / オーガニック デカフェ エチオピアモカ」のお値段は、200gで 1,380円。スタバと比べると、グラムあたりのお値段が高めですが、品質の高さを考えれば合点がいきます。また、「欠点豆(形や色などに異常がある豆)」の混入割合が低いのも Goodです。
そういう意味では、スタバの豆は欠点豆の割合が高め。深煎りすぎてモロいだけ説もありますが。なんにせよ、タリーズの豆は「見た目もきれいだなぁ」とおもいます。
無印良品 / オーガニックコーヒー カフェインレス 豆
無印も、けっこういろいろなコーヒー豆を売っているんですよね。まず語っておきたのが、「圧倒的なコスパの良さ」になります。
お値段は、200gあたり 690円。今回比較する5つのなかでは、圧倒的にお安い。だいじょうぶか、こんなに安くてだいじょうぶなのか。だいじょうぶです。商品紹介によれば、
無印良品では、「過去3年以上殺虫剤や除草剤、化学肥料などを使用していない土壌で栽培していること」「豆の焙煎をはじめ加工段階においても添加物、加工補助剤などを使用していないこと」という2つの条件を満たした、人にも環境にもやさしいオーガニックコーヒーを取り扱っています。
きた、オーガニック。ちなみに、産地はホンジュラス。って、どこ? とおもわれるかもしれまsんが。場所でいうと、中央アメリカです。グアテマラ、ニカラグア、エルサルバドルに囲まれています。なお、ホンジュラスのコーヒー生産量は、世界7位です(2020年時点)。
味わいはどうかというと。ずばり、ワイルド。そして、酸味が強め。なんでしょうね、大地の香りがします。わたしだけだったらすみません。でも、すごく大地を感じるのです。はっきり言うと、クセがあります。
はじめからこのコーヒーだけを飲んでいるとわからないかもですが、こうやって5つで比べてみると、圧倒的に「クセ」。でも、「マズいっ!」というのとは違います。個性です。そこは誤解なきようお願いします。
脱カフェインの方法はわかりませんが、「97%以上をカット」とのこと。カフェインレスコーヒーといっても、その除去率には差があるものですね。
なお、この「無印良品 / オーガニックコーヒー カフェインレス」は豆だけではなく、粉の状態でも販売しています。
カルディ / ドリップ 有機デカフェ エチオピアモカ
さいごに、カルディのカフェインレスコーヒーを。ほんとうは、ほかの4種と同じく「豆」で比較したかったのですが。コロナ以降、長らく販売休止が続いています。再開されるのをずっと待ち続け、おかげでこの企画もずっと保留していました。もう、ガマンできん。
そういった事情から、今回は、同じ豆を使った「ドリップバッグ」の商品で比較をしてみます。商品紹介によれば、
モカのフローラルで甘い香りの余韻がお楽しみいただけます。やや深煎りでローストアーモンドのようなコクが感じられるこだわったカフェインレスコーヒーです。
産地はエチオピア。同じエチオピアということもあって、前述のタリーズの味わいに似ています。しいていえば、タリーズよりも煎り具合がやや浅く、その分だけ酸味が立つかなぁ… くらいです。
エチオピアらしい華やかさがあって、はっきりいっておいしい。カルディには失礼なハナシですが、わたしの事前の期待値をはるかに超えてきました。
惜しむらくは、コスパの悪さ。「カルディ / ドリップ 有機デカフェ エチオピアモカ」は1パック(10g)で 130円です。まぁ、ドリップバッグですからしかたない。豆の場合には、200gで 1,274円なので、味わいで似るタリーズのコスパを上回ります。再販されるようになったら、ぜひ豆で買いましょう。
脱カフェインについては、商品紹介によれば、
薬品を使うことなく、天然水でカフェインを抜く技術を採用していますので安心してお召し上がりいただけます。
とのこと。カフェイン除去率については記載が見当たらず、「90%以上」の基準はクリアしているくらいの感じなのかもしれません。ほかの4種よりも除去率が低いのだとすれば、ちょっと気になるところではあります。
あなたにおすすめのカフェインレスコーヒー
ここまで、カフェインレスコーヒー5種の特徴についてお話をしてきました。以上をふまえて、あなたにおすすめのカフェインレスコーヒーについて、表にまとめてみます ↓
illy | スタバ | タリーズ | 無印良品 | カルディ | |
---|---|---|---|---|---|
味わい・特徴 | ノーマル | スモーキー・苦み | フルーティー | ワイルド・酸味 | フルーティ |
コスパ(10gあたり) | 60円くらい | 57.6円 | 69円 | 34.5円 | 130円 |
おすすめの人 | 万人受け | スタバ偏愛 | 酸味が好き | コスパ重視 | 酸味が好き |
今回は、10gのコーヒー豆(粉)に対して 150gの湯という割合で、飲み比べをしてみました。味わいはそれぞれ違うのですが、見た目はほとんどかわりません ↓
参考として、それぞれの豆(粉)を並べてみます。全体的に「深煎り」です。なかでも、スタバがとりわけ深いという感じです(画像ではわかりにくいですけど)↓
以上、じぶんに合ったカフェインレスコーヒーを探すのに、お役立ていただけましたら幸いです。