「サウナ+ひとり仕事」がおすすめな理由を語ってみます。わかっている人には、いまさらなハナシですが、わかっていない人には気づきがあるに違いない! というハナシです。
なにごとも、いちどは試してみるのがよい。
2016年4月に開業して以来、「ひとり仕事(人を雇わないで仕事)」を続けています。そんな「ひとり仕事」と「サウナ」は相性がよいのではないか? などと言い出せば、「いきなりコイツは何を言い出すのか?」とおもわれるのかもしれませんが。
わたし自身、ときおり「サウナ+ひとり仕事」に出かけています↓
最近では(というか、そこそこ前から)サウナの人気も高まり、「サウナ+コワーキングスペース」という施設も増えているようですから、もし体験がないのであれば、いちどは試してみるのがよいでしょう。
そんなわけで本記事では、「サウナ+ひとり仕事」がいまさらおすすめな理由についてお話をしてみます。具体的にはこちらです↓
- リフレッシュ効果が大きい
- リセット効果で集中状態が続く
- 睡眠の質が良くなる
- 免疫力が高まり、カラダが強くなる
- 自律神経が整い、ココロが強くなる
それではこのあと、順番に見ていきましょう。
「サウナ+ひとり仕事」がいまさらおすすめな理由
リフレッシュ効果が大きい
サウナの効果の1つに、「リフレッシュ効果」があります。
仕事をぶっ続けていれば、息が詰まるということもあるでしょう。ひとり仕事の場合には、ひとりであるだけに没入しすぎてしまいがちです。良くも悪くも、誰に声をかけられるわけでもありませんし。
なので、ひとり仕事ほど「意識的なリフレッシュ」が大切だと考えています。そこで、サウナです。でもなぜ、サウナにリフレッシュ効果があるのでしょうか?
それは、「サウナからの水風呂、水風呂からの外気浴」という一連の流れによって、いわゆる「ととのう」な状態になるからです。「ととのう」とは、科学的にどういう状態なのかは後述するとして。
ここで押さえておきたいのは、「サウナからの水風呂、水風呂からの外気浴」という一連の流れです。
サウナには入っても、水風呂には入らない。水風呂には入っても外気浴はしない。という人もいるようですが、もったいない。もったいなさすぎる。もったいないオバケがでます。いや、でない。
なにはともあれ、「水風呂なし、外気浴なし」となると、サウナのリフレッシュ効果をじゅうぶんには得られないものと考えておくのがよいでしょう。
いちおう、わたしなりのサウナルーティーンをご参考までに↓
- カラダを洗う(最低でも、かけ湯はする)
- サウナに入る(初心者は温度が低い、下段のほうへ)
- 安静時の脈拍の2倍くらいを目安に待つ(5〜10分くらい)
- 水風呂に1〜2分くらい浸かる(かけ湯・かけ水をしてから)
- ベンチ・ベッドで5〜10分くらい外気浴
これで1ルーティンです。一般的には、これを2〜3回繰り返すのがよいとされています。
リセット効果で集中状態が続く
さきほど、「サウナは、ととのうことでリフレッシュできるんだよ」というハナシをしました。では、ととのうとは科学的にはどういう状態なのか?
まず、サウナに入ると血管が拡張します。その直後に水風呂に入ることで、血管は急激に収縮します。このとき、交感神経優位(緊張状態)となるわけですが、水風呂を出て外気浴をすることで、収縮していた血管や体温・脈拍が元に戻り、副交感神経優位(リラックス状態)へと反発を起こすのですね。
わたしの個人的な感覚だと、「ふわふわ」した感じや、「スースー」した感じがあって、「リフレッシュしてるわぁ」という気持ちになります。
あわせて、じぶんのカラダやココロが「リセット」されたような感覚もあって、ふたたび集中力を取り戻したような気持ちにもなります。
まぁ、「気がするだけなんじゃないの?」と言われればそれまでですが。でも、「サウナ+コワーキングスペース」に行くと、「仕事に集中→サウナでリセット→仕事に集中→サウナでリセット→…」の無限ループが成立しますので、気がするだけでもないとおもいますよ。うん。
ちなみに、「サウナ+コワーキングスペース」に行くときには、スケジュールには気をつけましょう。漫画やらテレビやらベッド(リクライニングシート)やら、果てはアルコールまで、さまざまな「誘惑」がありますから。
なので、わたしは「60分〜90分仕事→サウナ→60分〜90分仕事→サウナ→…」のように、ざっくりスケジュールを組んで臨むようにしています。
睡眠の質が良くなる
サウナの本場であるフィンランドでは、「サウナに入れば、睡眠薬はいらない」というハナシがあるそうです。どうして? ということではありますが。
サウナに入ったら、「脈拍が安静時の2倍くらい」がサウナを出る目安だと前述しました。たとえば、安静時の脈拍が 60回(1分あたり)だとしたら、120回くらいになったらサウナを出ましょう、ということです。
このときの脈拍は、軽い運動に相当するものであり、例を挙げれば「ウォーキング(速歩き)」や「軽めのジョギング」など。ゆえに、「サウナ=運動」と考えることもできるでしょう。
実際に、サウナには「ダイエット(代謝促進)」や「脂肪燃焼」の効果もあると言われますから、運動に近いものを感じます。
で、運動をすると、その疲労感から「睡眠の質が上がる(=寝付きが良くなる・睡眠が深くなる)」ことが多くの研究からわかっています。
やはりサウナも似たようなものなのでしょう、サウナ後は「適度な疲労感」をともなうものです。わたし個人は、「ふだんにも増してよく眠れる」との実感があります。
また、サウナに入ることで、サウナに入らなかった場合と比べて、睡眠の質が2倍に上がった(深い睡眠が2倍に増えた)という研究結果もありますから、わたしの気のせいでもないでしょう。
ちなみに、「仕事→サウナ→仕事→サウナ→…」のサイクルのなかでも、疲労と眠気はやってきますので、あいまには「昼寝」を挟み込むのがおすすめです。
「サウナ+コワーキングスペース」であれば、休憩室やリクライニングシートなどがあります。20〜30分ていど昼寝をすると、さらに集中力がブーストすること間違いなしです。
なお、あまり昼寝をしすぎると、起きたときにかえって眠気をともなうものであり、夜の睡眠にも影響しますから気をつけましょう。
免疫力が高まり、カラダが強くなる
サウナの習慣がある人は、サウナの習慣がない人に比べて「風邪になる確率が 50%も低い」という研究結果があります。それはスゴい… というハナシですよね。
理由としては、サウナによって免疫力が高まったからだと言われています。これは、前述した睡眠の質とも無関係ではないでしょう。
ひとり仕事には「替え(の社員)」がいませんから、じぶんが風邪など病気になるとダイレクトに「仕事(収入)」に影響します。ですから、「カラダは強いに限る」という点で異論はないはずです。
だとしたら、「サウナの習慣」はカラダを強くする手段の1つではありますよね。免疫力が高まるのだとすれば、風邪に限らず、新型コロナやインフルエンザなどに対する効果もゼロではないでしょう。
なお、さきほどの研究では、「週に2回以上で6ヶ月間」を習慣と位置づけています。そこまでの頻度で通うかどうかはともかく、サウナには免疫力を高める効果があることを知っていて損はありません。
たまにしかサウナに行かないとしても、いわゆる「プラセボ効果」は期待できますし。
自律神経が整い、ココロが強くなる
いましがた、サウナでカラダが強くなるという話をしました。カラダだけではなく、ココロだって強くなるのがサウナのスゴいところです。でもいったい、どういう理屈なのか?
さきほど、「サウナ→水風呂→外気浴」の流れによって、交感神経優位から副交感神経優位に移行する、みたいなハナシをしました。ここでいう「交感神経」や「副交感神経」は自律神経とも呼ばれるものであり、心身のバランス調整に寄与しています。
健康な人であれば、時間帯や環境にあわせて、交感神経と副交感神経とをスムーズに切り替えられるのですが、不摂生をしていたり、大きなストレスを抱えていたりすると、切り替えがうまくできなくなってしまい、うつ病や自律神経失調症をもたらすのが問題です。
現代人は、夜遅くまで働いたり、夜遅くまで明るいところにいたり、夜遅くまでテレビやスマホを観たりすることが多く、自律神経のバランスを崩しがちだと言われます。
ひとり仕事で、カラダを壊すのも困りますが、ココロを壊すのも困りますよね。
この点で、サウナの「サウナ→水風呂→外気浴」という流れによって、交感神経と副交感神経の切り替えを繰り返すと、自律神経が整う・強くなることがわかっています。
さらには、前述したとおり睡眠の質が良くなることから、睡眠によるストレス解消効果によって、ココロが整う・強くなるということもあるでしょう。
心身両面に良い効果をもたらしてくれるサウナは、かなりの万能ぶりです。
まとめ
「サウナ+ひとり仕事」がおすすめな理由についてお話をしてきました。わかっている人からすれば、いまさらなハナシではありますが。わかっていない人には、気づきもあるハナシだったのではないでしょうか。
とはいえ、人それぞれ向き不向きはあるものです。なのでまず、いちどは試してみることをおすすめします。もしかしたら、うまくハマるかもしれませんし、ハマらなければやめればいいハナシです。