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「結果としてがんばる」という生き方のコツ

「結果としてがんばる」という生き方のコツ

「がんばる」というのもカンタンではありません。ましてや、がんばり続けるのはいっそうカンタンではありません。というわけで、「結果としてがんばる」という生き方について、そのコツをお話してみます。

目次

がんばるじぶんでありたいならば。

突然ではありますが、毎日を生きるうえで「がんばる」のは大事な要素のひとつです。もちろん、人それぞれの生き方がありますから、必ずしも「がんばる」ことが必要ではありません。

が、わたし自身は「がんばる」は大事なことだし、「がんばる」ことができるじぶんでありたい、と考えています。でも、「がんばる」というのもカンタンではありません。ましてや、がんばり続けるのはいっそうカンタンではありません。

そんなときにおもうのは、「結果としてがんばる」生き方ができるのばのであればそれでいい、ということです。

がんばる! というと、強い意志力が求められるように感じます。ところが、意志力を身につけるのも容易ではありませんから、意志力に代わる何かがあったほうよいに違いない。というわけで、わたしが考えていることは次のとおりです↓

「結果としてがんばる」という生き方のコツ
  • 自由度を上げる
  • 機嫌を良くする
  • しくみをつくる
  • タラレバを捨てる

これらは、「結果としてがんばる」という生き方をするためのコツとも言えるものです。このあと順番にお話をしていきます。

「結果としてがんばる」という生き方のコツ

自由度を上げる

わたし自身の経験を例に挙げると、会社勤めをしているときには「がんばる」のがツラい時期がありました。がんばってはいたかもしれないがツラい… すると、長続きはしないものです。実際に、わたしも心身の不調をきたして退職しました。

それはそれとして、なぜ、がんばるのがツラかったのか? 自由度が低かったからです。じぶんで決められることが少なく、じぶんの意志とは関係なく「やらなければいけない」ことばかりでした。

いっぽうで、独立したいまおもうのは、「(会社勤めをしていたころよりは)自由度が高い」ということです。

かなりの部分をじぶんの自由に決められますから、「がんばりやすい環境にある」と感じています。実際、じぶんが好きでしていることが多くもあり、気分的にも楽しいものです。

心理学では、「選択肢が多い環境にある人ほど勇気を持てる」みたいな研究結果もあるそうなので、わたしの感覚もあながち間違ってはいないでしょう。自由度が上がると勇気が持てるし、がんばりやすい、ということです。

よって、「結果としてがんばる」ことができるように、できるだけ自由度を上げるのは有効なコツだと考えています。仕事で言えば、わたしのように独立をするという方法もありますが、会社勤めをしていても、自由度を高めることはできるでしょう。

最近では、勤務場所や勤務時間に選択の自由がある会社、副業自由の会社なども増えています。そういった環境であれば、「結果としてがんばる」ことがかないやすくもなるのではないでしょうか。

ちなみに、「自由度が上がる=じぶんで決めなければいけない」と考える人にとっては、自由度が上がることはかえって苦痛にもなりえます。ですから、自由度を上げることが万人共通のコツとは言えないことは申し添えます。

機嫌を良くする

がんばるにあたっては、機嫌が良いほうがいいと考えています。少なくとも「機嫌が悪いよりは良いほうがいい」ということであれば、あまり異論もないのではないでしょうか。

機嫌が良ければ、同じことをするのでもラクにできたり、スムーズにできたり… ということもありますよね。すると、「結果としてがんばる」ことにもつながります。

なので、わたしは「いかにじぶんの機嫌を良くするか」には気をつけているつもりです。

とくに朝、1日を機嫌良くスタートできるようにしています。たとえば、軽い運動(散歩やジョギング)、シャワーをあびる、瞑想をする、ハンドドリップで美味しいコーヒーを淹れる、など。

じぶんなりに、機嫌が良くなる行動を「ルーティーン」にできると、毎日の機嫌も安定することでしょう。

ゲーテさんも、「人間の最大の罪は不機嫌である」という名言を残しています。じぶんの不機嫌は周囲にも伝播し、やがてまた、じぶんに返ってもくるものです。結果として、がんばりにくい環境をつくってしまいます。

ですから、じぶんの機嫌を甘く見てはいけません。たとえ、少々機嫌が悪いときにでも、じぶんの機嫌をうまく手懐ける方法を見つけておくとよいでしょう。

なお、わたしにとっては、「少し長めの距離をランニングする」というのがその方法だったりします。

しくみをつくる

前述した「機嫌」も含めて、ヒトの調子にはムラがあるものです。なんとなく気分が乗らない、やる気がでない、サボりたい、といったことはけして珍しいことではありません。

それでも、「結果としてがんばる」ためにはどうすればよいか? わたしは、しくみをつくることだと考えています。しくみにもいろいろあるわけですが、なかでももっとも強力なのは「習慣」です。

このブログは毎日更新を続けて、きょうで 2,351日めになります。完全なる自画自賛ですが、「なかなかがんばっている」というのが自己評価です。ブログをはじめた当初は「かなりの苦痛」を抱えた時期もありましたから、そう考えると「奇跡のがんばり」だと言ってもよいでしょう。

では、いまもがんばっているのか? といえば。もちろん、まったくがんばっていないわけではありませんが、当初ほどにはがんばっている感覚はありません。

ブログの毎日更新は「あたりまえ」のものとして、習慣になったからです。習慣化についてはよく言われることですが、「毎日のハミガキ」はがんばらなくてもできますよね。ブログでもなんでも、習慣化すればハミガキと同じです。

いやいや、ハミガキにかかる「時間」と、ブログにかかる「時間」とではだいぶ差があるのだから、ちっとも同じではないだろう? と、思われるかもしれませんが。

それは、「時間の確保」の問題であって、「習慣化」の問題ではありません。時間をきちんと取れるのであれば、ハミガキでもブログでも「習慣化の本質」にはなんら変わりがない。というのは、いまの持論です。

習慣化については、以前にこんな記事も書きました↓

タラレバを捨てる

タラレバというと、「過去のこと」というのが一般的なイメージです。つまり、「もしあのとき、〜していたら」とか、「もしあのとき、〜していれば」みたいな。

ここで言うタラレバは、それとはちょっと違います。過去ではなく、未来に関するタラレバです。つまり、「もしいずれ、〜になったらどうしよう…」とか、「もしいずれ、〜になるようならばどうしよう」みたいな。

未来を憂う気持ちは、多かれ少なかれ誰にでもあるものですが、憂いすぎるのはよくありません。起きるかどうかもわからないことに気をそがれてばかりいると、がんばることができづらくなるからですね。

がんばることで成果が出るか出ないかはわかりません。どんなにがんばっても、もしかしたら成果は出ないかもしれない。成果が出なければどうしよう? と不安になるかもしれない。

というように、「結果(=成果)」にばかり目を向けていると、未来のタラレバにとらわれることになってしまいます。ではどうするか?

結果ではなく、「変化」に目を向けることだと考えています。結果はどうあれ、「がんばろう」としたじぶんには、変化があったはずです。少なくとも、がんばろうと「チャレンジ」をした、という変化があります。

そのチャレンジが、次のチャレンジにつながるはずだし、次のチャレンジにも活きるはずです。だから、結果はどうあれ、「そのチャレンジをがんばる」という「現在」に集中すればよし。

というわけで、タラレバ思考を捨てましょう。完全に捨て去るのは困難ですが、捨てようというトレーニングを続けることで思考にも「変化」はあらわれるものです。

まとめ

「がんばる」というのもカンタンではありません。ましてや、がんばり続けるのはいっそうカンタンではありません。というわけで、「結果としてがんばる」という生き方について、そのコツをお話してみました。

じぶんもがんばりたい! という人にとって、ヒントになるような話であれば幸いです。

「結果としてがんばる」という生き方のコツ
  • 自由度を上げる
  • 機嫌を良くする
  • しくみをつくる
  • タラレバを捨てる
「結果としてがんばる」という生き方のコツ

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