多くの人が毎日のように使っているパソコン。年末だから!ということではなく、こまめに掃除をしましょう。ということで、パソコンの見た目となかみの掃除に関するお話です。
頻繁に使うものだからこそ、こまめに掃除を。
きょうは、2022年12月24日。ことしも残りわずかとなり、毎年、この時期になると話題になるのが「掃除」です。そんな掃除の対象として、本記事では「パソコン」を取りあげてみます。
IT全盛のいま、多くの人が毎日のようにパソコンを使っていることでしょう。では、そのパソコンをきちんと掃除していますか?
パソコンに関して言えば、頻繁に使うものだからこそ、「年にいちどの大掃除」というよりは、「こまめ」に掃除をしたいものです。その理由と、掃除の方法については、このあとお話をしていきます。
ちなみに、わたしが考えるパソコンの掃除は、「見た目」と「なかみ」の両方です。見た目が汚れているのも気になりますし、なかみが汚れているのも気になります。
というわけで、さっそく掃除をはじめていきましょう。
パソコンの見た目の掃除
まずは、見た目の掃除から。パソコンの見た目が汚れていたらどうでしょう? たとえば、ディスプレイやキーボード、マウスなど。
あからさまに汚れていれば、気になるでしょう。もし気にならないというのであれば、それは気持ちの汚れをあらわしているのかもしれません。
だって、汚れた部屋よりも、きれいな部屋のほうが気持ちがよいですよね。なので、パソコンの見た目も、きれいに掃除しておくに限ります。
それに、パソコンをきれいな状態に保っておければ、将来、リセール(売却・下取り)のときにも「より高値」で引き取ってもらえるのもメリットです。
では、実際にわたしが使っているおすすめの掃除グッズと、掃除方法をご紹介していきます。
無水エタノール
唐突に、気分を害するようなことを言って申し訳ありませんが。キーボードはトイレの便座よりも汚い、というハナシがあります。ことの真偽はともかくとして、掃除をしていないのであれば、多かれ少なかれ汚れてはいるはずです。
白いキーボードであれば、黄ばんでいる… とか。黒いキーボードであれば、テカテカとした皮脂汚れが目立つ… とか。わたしは、そういうのが気になってしまうタチです。はい。
そんな人にはとくにおすすめなのが、無水エタノール。と言われても、なんだか怪しげな薬物のようにおもわれるかもしれませんが。無水エタノールは、アルコールの一種であり、ふつうに市販されています。
「無水」の文字どおり、水で希釈されていない、純度100%のエタノールです。ちなみに、消毒用エタノールは希釈されていて、純度80%ていどです。それはそれとして、無水エタノールが優れているのは…
- 油(脂)汚れにめっぽう強い
- 揮発性が高く、精密機器にも適している
なので、キーボードについた指の皮脂、食べ物の油分などは、無水エタノールが得意とするところ です。キーボードの黄ばみや、皮脂汚れはよく落ちます。そのあたり、以前に別記事も書きました↓
エアダスター
ノートパソコンのキーボードや、外付けのキーボードなど。キーボードの「すきま」には、ほこり汚れがたまっているものです。そんなときには、エアダスターが役立ちます。
エアダスターには電動式もありますが、「威力」で言えば、スプレー式のほうが上でしょう。とてもよく、ほこりを吹き飛ばしてくれます。
わたしは、外付けキーボードとして、HHKBというキーボードを使っているのですが、すきまが多いタイプで、どうしてもほこりやらゴミやらが内部に入り込んでしまうのですね。
ときどきエアダスターを吹きかけるのですが、ひくほどほこりやゴミが吹き出すことがあって、「あぁ、やっぱりときどき掃除をしないとな…」と実感させられています。
あまりにも汚れを放置すれば、故障の原因にもなりかねませんから。ときどきは、キーボードの掃除をするのがよいでしょう。
クリーニングクロス
ディスプレイ(画面)の汚れが、どうにも気になります。とくに、皮脂汚れが。指でディスプレイを触る人がいますが、「あぁ、直接触っちゃダメぇ…!」とおもってしまう派です。
それはおいといて。うっかりディスプレイを触ることもあれば、ほこりが溜まることもあるでしょう。なので、ディスプレイも定期的に掃除が必要になります。
リモートワークが増えて、他人のディスプレイを見る機会は減りましたが。たまにリアルで会ったときに、ディスプレイが汚れていると「だらしない人」だとおもわれてしまうかもしれません。
そんなわけで、わたしは「持ち運びやすいクリーニングクロス」を使っています。大判のマイクロファイバークロスですが、小さなポーチに収納できるのですね。これは便利。
わたしは「メガネっ子」なので、メガネをふくのにも重宝しています。おすすめです。
パソコンのなかみの掃除
続いて、パソコンのなかみの掃除について。なかみといっても、分解して掃除をしようというハナシではありません。ハード的な掃除ではなく、ソフト的な掃除になります。
ソフト的な掃除には、「ディスククリーンアップ」や「初期化」といった方法もあるわけですが。そういったことよりも「お手軽」にできることにもかかわらず、実は意外とやっていない… でも、より本質的に大事な掃除をご紹介していきます。
デスクトップをまっさらに
デスクトップ画面には、いくつのファイル・フォルダを置いていますか? と聞いても、答えられないくらい置いている。というか、デスクトップが埋め尽くされている… という人もいるでしょう。
デスクトップの汚れは、心の汚れ。かどうかはわかりませんが、気が散ったり、探すのに時間がかかったりするのではよくありません。
なので、わたしはデスクトップをまっさらにしています。ただの1つも、ファイルやフォルダを置いていません。その昔はそうでなかったのでわかりますが、何ひとつないデスクトップはすこぶる気分が良いものです。
でも、ついついファイルを置いちゃうんだよね… ということもあるでしょう。実際、一時的にデータを保存したい場合もあるでしょう。
そこで、「INBOX」というフォルダをつくっています。要は、一時的なファイル置き場です。とりあえずのデータは、すべてそこへ保存します。そのうえで、毎朝、INBOXのなかみを確認して、しかるべきデータ名を付けて、しかるべき保存場所(クラウド)へ移動するのがマイルールです。
こうすると、デスクトップをきれいに保つことができます。なお、いま現在、デスクトップがごっちゃごちゃであれば、とりあえず「暫定フォルダ」をつくって、そこへぜんぶ放り込んでおきましょう。
そのうえで、データを使ったときには、しかるべき保存場所へ移動します。半年くらいたってもなお、暫定フォルダに残っているデータは、多分もう使わないのでしょうから削除の対象です。
メールボックスもまっさらに
メールボックスもまた、まっさらだと気分がよくなります。逆に、メールボックスにメールがあふれていると、うんざりした気分にもなるでしょう。わたしもそうでした。
でもいまは、違います。受信トレイは、メールチェックをするたびに「空にする」のがマイルールです。空にするためにやっているのは…
- 数分で対応できる返信は、その場で済ませて保留しない
- 返信に時間がかかるものは、返信のタイミングまでスヌーズする
- 迷惑メールは、自動振り分けで受信トレイをスルーさせる
といった方法です。すでに、受信トレイには大量のメールが… というのであれば、ひとまずアーカイブしてしまえばよいでしょう。
そのうえで、これから受け取るメールについては、前述したようなルールで対応するということです。なにかをはじめようとするときに、過去のことは水に流してしまうのは1つのコツでもあります。
大量の過去メールを、きちんと整理しようなどと考えてはいけません。そのあいだにもまた、大量のメールが受信トレイに積み上がってしまいます。
ゴミ箱を空にする
パソコン内のゴミ箱を空にしない人がいます。家にある、生ゴミが入ったゴミ箱をそのままにする人はいないでしょうが、パソコン内のゴミ箱はそのままにしているからフシギです。
なんて言っているわたしこそ、昔はそうでした。ゴミ箱にデータをためこめば、言うまでもなく、ストレージを圧迫します。パソコンのパフォーマンスにも影響するところです。
なので、定期的にゴミ箱を空にしましょう。WindowsでもMacでも、定期的・自動的にゴミ箱のなかみを空にする設定がありますから、それを利用するのもよいですね。
いやいや、もしかしたら復元が必要になるデータがあるかもしれないし… とかおもっていますか?
ありません。少なくとも、ここ1ヶ月のあいだゴミ箱に眠り続けているデータであれば、今後も復元される機会はないでしょう。万一あったとしても、不運だったとあきらめる潔さも必要です。
ゴミ箱にゴミを溜め続ければ、それだけストレージ容量が必要になります。パソコンを買うにも、ストレージ容量が小さいほうが安く買えるのですから、コスパにもかかわるところです。
ゴミ箱は、定期的に空にするクセをつけましょう。
まとめ
多くの人が毎日のように使っているパソコン。年末だから!ということではなく、こまめに掃除をしましょう。ということで、パソコンの見た目となかみの掃除に関するお話をしました。
見た目の掃除を怠れば、気持ちの汚れにつながったり、リセールに影響したり。なかみの掃除を怠れば、気が散ったり、パフォーマンスに影響したり… とならないように。こまめに掃除をしましょう。