じぶんの行動にともなう時間経過を、日々計測しています。そんないわゆる「タイムキープ」にこだわれば得られるものがあるからです。いったい何が得られるのか?をお話ししてみます。
狂気の沙汰とさえ言われた僕の
もうずいぶん長いこと、「タイムキープ」にこだわっています。ここで言う「タイムキープ」とは、じぶんの行動にともなう時間経過を計測することです。
ツールは、「TaskChute Cloud」を使っています↓
手順としては、1日のはじめに「向こう24時間の予定」を分単位でスケジュール。あとは、そのスケジュールに沿って、タイムキープしていくという流れです。
その作業自体は、「なんら難しいことはない」わけですが。わたしが知る限り、ここまでのタイムキープをしている人は、ごくごく少数派だと言ってよいでしょう。
ある人からは「狂気の沙汰だ」とさえ言われたことがあります。それはさておき… なぜ、わたしがタイムキープにこだわるのか?こだわれば得られるものがあるからです。それがこちら↓
- じぶんのペースをつくれる
- やりたいことをぜんぶやれる
- 尻に火をつけられる
- あわてずにすむ
- 振り返りができる
これらについて、このあと解説をしてみます。タイムキープに興味を持つきっかけ、タイムキープに取り組むきっかけになるようでしたら幸いです。
タイムキープにこだわれば得られるもの
じぶんのペースをつくれる
タイムキープで得られるもので一番はこれかなぁ、と感じています。ずばり、「じぶんのペースをつくれる」ことです。
タイムキープの手順として、1日のはじめに「向こう24時間の予定」を分単位でスケジュールすることは前述しました。そのスケジュールには、じぶんのルーティーンを織り込んでいます。
朝はまず、〇〇をやって、次は〇〇をやって、そのまた次は…みたいな。これにより、じぶんのペースをつくることができます。すると、1日をよりスムーズに過ごせるものです。
また、日々、タイムキープを続けていると、「じぶんにとって良いペース」がわかってきます。どの時間帯に、どういうことをするのが効率的か、より生産的かといったことが見えてくるのです。
それにあわせてスケジュールできれば、やっぱり、1日をよりスムーズに過ごせます。逆に、出たとこ勝負の1日を過ごしていると、ロスが大きくなるものでしょう。
もちろん、「ロスも人生の糧である」的な解釈はできるわけですが、わたしは、できることならスムーズに過ごしたい派です。ロスもしかたはないけど、なければないほうがいい、とおもっています。
やりたいことをぜんぶやれる
などと言うと、言い過ぎかもしれませんが。やりたいことをぜんぶやりたい、できるだけやりたいというのであれば、タイムキープは大きな効果を発揮するものだ、とは考えています。
あらかじめ予定を組む際、じぶんがやりたいことを織り込む。そのうえで、予定に沿ってタイムキープをすることで、やりたいことを実行できる確率は格段に上がります。
いっぽうで、まずは「やらなければいけないこと」や「やるべきこと」から手をつけて、時間が余ったら「やりたいこと」をやろうというのでは、多くの場合、やりたいことはできずにおわる…というのが経験則です。
なぜか?タイムキープをしない限り、時間が余ったりはしないから。だと、わたしは結論づけています。だから、やりたいことがあれば、まず予定として織り込む。そして、他の予定を含めて、タイムキープする。すると、やりたいことをやれる日が増えるはずです。
尻に火をつけられる
毎日、1日のはじめに「向こう24時間の予定」をスケジュールする段階で、たとえば、「〇〇の仕事は〇〇分でやる」と所要時間を決めています。これにより、尻に火がつくのはメリットです。
いわゆる「締め切り効果」と呼ばれるものであり、逆に、締め切り時間が決まっていないと、意識的にも無意識的にも、のんびりしてしまうのがヒトだといえます。
時間はあればあるだけ使ってしまう、パーキンソンの法則なんて話もあるわけですし。だとしたら、あらかじめ時間は制限して、タイムキープするほうがよいに違いありません。
にもかかわらず、タイムキープしないのはなぜなのか?ひとことで言えば、怠慢です。わたしもかつてはそうでしたから、わかります。タイムキープなんて、窮屈だしメンドーだし。
その怠惰を許すと、ロスは多くなるものです。ロスを完全になくすことはできませんが、少しでもロスを減らしたいのであれば、わたしはタイムキープを強くおすすめします。効果は実証済みです。
あわてずにすむ
タイムキープが習慣になってからというものの、「時間がなくてあわてる」ことが激減しました。正直言えば、多少あわてることはありますが。本気であわてることは、ほぼありません。
そりゃあ、そうでしょう。あらかじめ、分単位でスケジュールしていて、それをタイムキープしているのですから、問題が起きればすぐにわかるし、すぐに対応することができます。
これに対して、なんのスケジュールもなく、出たとこ勝負で過ごしているとどうなるか?おもいのほか時間がかかっている、おもいのほかロスしていることに気が付かず、夕方近くに大慌て…みたいなことをしていたのがわたしです。
これは、本当によくありません。やるべきことがおわらなければストレスになりますし、残業でもしておわらそうとすれば、カラダを壊す原因にもなるでしょう。
また、あわてればあわてるほど、じぶんのチカラを発揮できなくなるのも問題です。結果、余計にロスが増えていく…という悪循環。あわてたくなければ、タイムキープをはじめましょう。
振り返りができる
わたしが、TaskChute Cloudというツールを使っていることは前述しました。これにより、当初の予定と、実際とでどれだけのズレが生じたのかをカンタンに確認することができます。
つまり、振り返りができる、ということです。振り返りが大事であるのは、言うまでもありませんが。振り返りをしている人も、やっぱり、ごくごく少数派だと言ってよいでしょう。
振り返りをしないから、また同じミスやらロスやらを繰り返して、やりたいことができない毎日が増えるわけです。やらなければいけないこと、やるべきことさえ、おわらない毎日が増えるわけです。
いっぽうで、何らかの振り返りができれば、ミスやロスを多かれ少なかれ減らすことができます。すると、やりたいことができる毎日に、少しずつでも近づくことができるのですね。
なので、わたしは、夜に振り返りをしています。その振り返りの「材料」になるのが、タイムキープの記録です。
まとめ
じぶんの行動にともなう時間経過を、日々計測しています。そんないわゆる「タイムキープ」にこだわれば得られるものがあるからです。いったい何が得られるのか?をお話ししてみました。
本記事が、タイムキープに興味を持つきっかけ、タイムキープに取り組むきっかけになるようでしたら幸いです。
- じぶんのペースをつくれる
- やりたいことをぜんぶやれる
- 尻に火をつけられる
- あわてずにすむ
- 振り返りができる