指輪型トラッカーのOura Ringを使いはじめて4年。最近では、ストレス計測が可能になり、ますます手放せません。というわけで、わたしがトラッカー使う理由についてまとめてみました。
Oura Ring、ストレス計測できるってよ。
Oura Ringという、指輪型トラッカー。かれこれ4年以上にわたって使い続けています。トラッカーといえば、腕時計型が主流ですが、それに比べて「拘束感」がないのがお気に入りです。
まぁ、その代わり、なくさないよう注意しなければなりませんが(笑)それはさておき、Oura Ringは進化を続けていて、いまは第3世代。そして、つい最近では「ストレス計測」ができるようになりました。
トラッカーを通じて、体温や動き、心拍数や心拍変動などのデータを取得・分析することで、日々どれくらいのストレスを受けているかが、可視化できるしくみです。うーん、すごい。
というわけで、ある日のわたしの計測結果がこちらになります↓
情緒不安定かっ!と、ツッコミを入れられそうなほど、わたしのストレスは「上がり下がり」を繰り返してはいますが。Oura Ringのインサイトによれば「普通」らしいです。
でもさぁ、ストレスを可視化することで、それを見てよけいにストレスを感じるんじゃないの?と、おもわれるかもしれません。あぁ、こんなにストレスを受けているんだ。あわわ…みたいな。
たしかに、そういう受け止め方もあるでしょう。ですが、わたしは違います。ストレスをはじめ、本来、可視化ができない(あるいは難しい)ものを、あえて可視化することにはメリットがあるとの考えです。
この点、わたしが日々、トラッカーを使う理由がこちらになります↓
- 基準を持てる
- ズレがわかる
- 振り返りになる
これらの理由について、このあと、もう少しくわしくお話をしてみます。
僕がトラッカーを使う理由
基準を持てる
Oura Ringは、ストレスのほかにも、睡眠の質やコンディションなども可視化してくれます。というと、別にトラッカーに頼らずとも「体感」でわかるだろう、とおもわれるかもしれません。
ですが、体感とは実に頼りないものであり、いうなれば、ゆらぎやすい主観です。なので、実はちゃんと眠れているのに、あまり眠れないと感じてしまうことがあります。その逆もしかりです。
この点、トラッカーがあれば、ゆらぎない基準ができるのはメリットでしょう。その基準は、ヒトの主観のようにはゆらぎませんから、いつも一定の客観的な見方が可能になります。
とはいえ、基準自体に対する疑問はあるでしょう。その基準は絶対なのか?その基準は正しいのか?など。もちろん、絶対ではありませんし、すべてにおいて正しいともいえません。
それでも、「ひとつの基準」を持てることに意味がある、というのがわたしの考えです。繰り返しになりますが、ヒトの基準や主観はゆらぎやすいものであり、だとすれば、ゆらぎない基準が助けになります。
どう助けになるのか?それが、次のお話です。
ズレがわかる
トラッカーを使う理由として、「基準を持てる」ことを挙げました。いっぽうで、その基準が絶対的な正解ではない、とも言いました。それでも、基準がじぶんの助けになるのはなぜなのか?
なんであれ基準があれば、ズレを認識することができるようになるからです。たとえば、ガジェットからの通知によれば、きょうのコンディションは悪いらしい。でも、体感における自覚はない。
というのであれば、ズレです。また、別の日には体感で調子が悪い。ガジェットの通知を見ると、やはりコンディションが悪いことを示している…だとすれば、ズレが生じた日と、生じなかった日とでは何が違うのか、違ったのか?
そこを考えてみることで、じぶんの「ズレ(体感や主観の)」がわかるようになってきます。ところが、トラッカーがなく、ゆらぎない基準がなければ、じぶんのズレに気付けるものではないでしょう。
再三の繰り返しになりますが、体感や主観といったものは、ゆらぎやすいものだからです。壊れていて、はかるたびに結果が変わる体重計では困りますよね?でも、体感や主観とはそのようなものです。
いっぽうで、トラッカーが示す基準はどうなのか?絶対的な正解ではない、と言ったじゃないか。と、おもわれるかもしれません。この点、トラッカーは「必ず1kg多く計測される体重計」といったところでしょう。
正確な体重をはかれないという点では壊れていますが、それでも必ず1kg多く計測されることがわかっているなら基準にはなります。そこにゆらぎはないからです。
なので、わたしはトラッカーを全面的には信用しないまでも、1つの基準として、その基準とのズレをはかるために、トラッカーを使い続けています。
振り返りになる
トラッカーにより示される計測結果は、振り返りのきっかけにもなります。たとえば、ストレスの計測結果。1日のおわりに眺めてみて、「ストレスが高いときには何をしてたっけ?低いときには何をしてたっけ?」などと、振り返りができるわけです。
すると、ストレスへの対応・対策を考える機会ができます。ところが、そういった計測結果がなく、じぶんの体感や主観ばかりとなると、振り返りのきっかけをつくりにくいものでしょう。
実際に目にすることではじめて、ようやく真剣に考える。という経験は、誰にもあるはずです。だから、目標や夢があれば「紙に書いて、見える場所に貼りましょう」なんてハナシもあります。
それはそれとして。人生は日々の積み重ね、振り返りの積み重ねと考えるのであれば、振り返りの機会を増やすことです。そのためには「しくみ」をつくること。しくみの1つとして、トラッカーによる可視化が有効であることを、わたしは実体験からおすすめできます。
しくみもなく、意志(振り返りをするぞ!)に頼ってもうまくはいかないこともまた、多くの人が経験しているはずです。振り返りのきっかけとして、トラッカーを利用するのはどうでしょうか。
まとめ
指輪型トラッカーのOura Ringを使いはじめて4年。最近では、ストレス計測が可能になり、ますます手放せません。というわけで、わたしがトラッカー使う理由についてまとめてみました。
本記事が、トラッカーを使っていない方が、トラッカーを使いはじめるきっかけになったり、すでにトラッカーを使っている方が、あらためてトラッカーを使う目的を考えるきっかけになれば幸いです。
- 基準を持てる
- ズレがわかる
- 振り返りになる