おうちコーヒーに欠かせないアイテムのひとつ、ミル(グラインダー)。豆を挽くのに必要です。とはいえ、手動のミルだとタイヘンだし、メンドーなんだよねぇ…そこで、コスパ抜群のリンクス OneSecondをご紹介します。
コスパ抜群の電動ミルが登場だ!
こんにちは、コーヒー好き税理士のモロトメジョーです。きょうも、コーヒーしてますか?
突然ですが、わたしは「豆を挽く」派です。えっ、どういうこと?と、おもわれたかもしれませんが。もともと挽いてある「粉」の状態ではなく、「豆」の状態で買ってきたものを挽いてから、コーヒーを淹れるということです。
うわー、めんどくせぇ…というのであれば、違います。粉の状態は、豆の状態に比べると「おそろしいほど」に劣化のスピードが速く、せっかくのコーヒーのおいしさが損なわれやすいのです↓
だとすれば、できるだけ豆の状態で保存をして、コーヒーを淹れる直前で粉に挽くほうが、よりおいしいコーヒーを飲むことができるわけで。豆を挽くという、メンドーな手間をかけるだけの価値はあります。
そこで必要になるのが、豆を挽くための道具である「ミル(グラインダー)」です。手動と電動があります。とはいえ、手動はさすがにめんどいよ…という人が多いでしょう。なので、今回は電動ミルのご紹介です↓
本記事の執筆日現在(2024年2月25日)では、まだ発売されたばかりの商品です。興味をひかれて、さっそく試してみたところ、想像以上によくて、コスパも抜群!というわけで、くわしくレビューします。
リンクス OneSecond 電動コーヒーミルをレビュー
リンクス OneSecondは、基本的に「良いところ」ばかりですが、購入するにあたって「注意したほうがよい点」についてもお話をします。
リンクス OneSecondの良いところ
ボタンをワンプッシュでおしまい
操作はいたって、カンタン。まずは、モーターが内蔵されている本体を、ホッパー(豆を入れる場所)から取り外して、ホッパー内に豆を投入します。あとは、スイッチボタンをポチッとするだけ。
豆の量にもよりますが、ホッパーの容量いっぱい近くまで投入しても、挽きはじめからおわりまでは2分30秒くらいといったところです。やや長いかなとおもわれるかもしれませんが、そのあいだは別のことをしていられますね。
自動停止機能が付いている
豆を挽いているあいだは、別のことをしていればいいとは言ったって。ほったらかしでもだいじょぶなの?と、おもわれるかもしれません。つまり、挽きおわったら、スイッチを切らないといけないのでは?
ノン、ノン。その必要はありません。なぜなら、自動停止機能が付いているから。ホッパー内の豆を挽きおわると、勝手にスイッチを切ってくれるので、その場を離れていても問題ありません。これは、地味に便利です。
挽き目をカンタンに調整できる
わたしがおもうに、リンクス OneSecondの最大の推しポイントはこれです。なんと、挽き目を本体外側のダイアルで、お手軽に調整できます。しかも、38段階で。これはスゴいですよ。
そもそも、挽き目の調整は、本体の「内部」で調整できるタイプがほとんどだといえます(電動でも手動でも)。この点、リンクス OneSecondは、本体外側にダイアルがあるので、内部にアクセスする必要がなくてお手軽です。
しかも、ダイアルには目盛りも付いているので、いまの挽き目が一目瞭然。一般的なミルは、目盛りがないものが多く、いまの挽き目が一見しただけではわかりません。と考えると、リンクス OneSecondは素晴らしい!
ちなみに、38段階もいる?と、おもわれるかもですが。それだけあると、ハンドドリップするにも、豆にあわせて、じぶんの好みで挽くことが可能です(挽き目によって、同じ豆でも味わいは変わります)。
また、ふつうのハンドドリップ以外にも、いろいろアレンジするのに便利です。メーカー推奨は以下のとおり↓
- 挽き目3 → カプチーノ
- 挽き目10 → エスプレッソ
- 挽き目12 → カフェラテ
- 挽き目16 → アフォガード
- 挽き目22 → ハンドドリップ
- 挽き目28 → カフェモカ
- 挽き目34 → アメリカン
というように、いろいろできると、おうちコーヒーの楽しみがいっそう広がりますね。
お値段がリーズナブル
さきほど、挽きおわるまでには2分30秒くらいかかる、といいました。この点、高価な電動ミルであれば、もっとずっと高速に挽くことができます。が、ミルに数万円もおカネをかけるのは…と、考える人も少なくないでしょう。
おうちコーヒーをこれからはじめるような場合には、とくにです。この点、リンクス OneSecondはリーズナブル!お値段は、3,580円。格安ミルに比べれば高いかもですが、電動かつ挽き目調整がカンタンであることなどを考えれば、わたしとしては、むしろ破格の安さです。
プロペラ式ではない
リンクス OneSecondは、リーズナブルな電動ミルだといいました。リーズナブルな電動ミルというと、プロペラ式を採用している製品が多くあります。文字どおり、プロペラのような刃をぶん回して、豆を粉砕するタイプです。
が、これだと、挽き目にムラが出やすく、粒度のムラが大きくなると、コーヒーの味わいが安定しづらくなったり、雑味が増えたりします。わたしは、それがイヤで、リーズナブルな電動ミルは避けてきました。
でも、リンクス OneSecondは、リーズナブルなのにプロペラ式ではありません。代わりに、コニカル式を採用しています。円すい状の回転する歯と、固定された歯のあいだに、コーヒー豆をとおすことで粉砕する方法です。
これだと、粒度のムラは少なくなります。また、刃にはセラミックを使用しているため、金属臭が移ることもありません。
リンクス OneSecondの注意点
デカい、重い
コンパクトタイプのミルに比べると、デカいし、重いです。サイズは、直径7.2cmで、高さは19.5cmなので、かなり存在感はあります。重さは425gなので、持ち歩くにはちょっと…という感じです。
ただ、高価な電動ミルほど大きくはありませんから、それほどの場所はとりませんし、ふだん持ち歩くわけでもなければ、重さも気にすることはないでしょう。使うときにも、置いておけばよく、持っている必要もありません。
いちどに挽けるのは25gまで
ホッパー(豆を入れる場所)の容量は25gとされています。焙煎度が深いと、そこまでは入らないかもですが。それでも、2人分(350mlなら、21gくらい)はしっかりと挽ける容量です。
ただ、もっといちどに挽きたい場合には、小さすぎることになります。とはいえ、電動ですから。2回に分けて挽いたとしても、そこまでメンドーということはないでしょう。
USB充電式
電源は、リチウムイオン電池であり、USB(Type-C)での充電となります。
1回の満充電に2.5時間かかり、それで利用できる回数は15回ていどです。コーヒーを頻繁に飲む場合、わりと頻繁に充電が必要になるでしょう。
それが煩わしい…ということはありそうです。また、リチウムイオン電池がどれくらいで劣化するかも、気になるところではあります。長くもってくれるとよいのですが。
ただ、もともとがリーズナブルなので、あるていどもってくれればよし、と考えることもできるでしょう。
若干のムラがある
リンクス OneSecondは、コニカル式であり、プロペラ式に比べるとムラは少ないというハナシをしました。ただ、実際には、ややムラがあるかなぁ、とは感じます。参考に、挽き目22にようすがこちらです↓
わたしは、切れ味のよいステンレス刃の手動ミルも使っていますが、そちらに比べると若干ムラがある…という印象ではあります。ただ、強烈なこだわりがなければ、じゅうぶんに許容できる範囲でしょう。
モーター音がする
リンクス OneSecondは電動ミルなので、あたりまえですが、利用中はモーター音がします。ウィーンという音ですね。これが、数分のあいだは続くわけで、うるさいといえばうるさいことにはなります。
でもまぁ、バカみたいにうるさいわけではなく、他の電動ミルでも同じようにはうるさいですし、手動ミルだってゴリゴリと音を出します。なので、リンクス OneSecondだけの注意点ではありませんが、念のため申し添えました。
まとめ
おうちコーヒーに欠かせないアイテムのひとつ、ミル(グラインダー)。豆を挽くのに必要です。とはいえ、手動のミルだとタイヘンだし、メンドーなんだよねぇ…そこで、コスパ抜群のリンクス OneSecondをご紹介しました。
少々の難点はありますが、補ってあまりあるコスパだといってよいでしょう。現状、はじめてのミルとしてもおすすめです。