【レビュー】ハマれるボードゲーム「カタン スタンダード版」がおすすめ

カタン スタンダード版

なにかおすすめのボードゲームはありません?

あるよ。「ボードゲームの王様」と言わしめた「カタン」がね。

というわけで。今回は、ボードゲーム・カタン スタンダード版のご紹介です。

目次

ひとりでゲーム機いじってないで、みんなでボードゲームをやらないか?

スマホアプリやゲーム機もいいけれど。ボードゲームもどうですか?

みんなで1枚のボードを囲んでワイワイガヤガヤ。っていうのも楽しいよ。

我が家でも家族4人、ときどきボードゲームを楽しんでおります ↓

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今回ご紹介するのは、ドイツ発祥のボードゲーム「カタン スタンダード版」です。これまたハマります。

カタンのゲーム概要

ゲームに同梱されている取扱説明書によれば、

「カタン」は1995年にドイツで生まれ、世界中で何百万人もの人々に愛されているボードゲームの最高峰です。

《ボードゲーム・カタン スタンダード版 取扱説明書より引用》

とのことで、世界的に有名なゲームのようですね。でもわたしは知りませんでした、はい。

たまたま、ネットでAmazonをフラフラしているときにみつけた。それがわたしにとっての「カタン」です。

それはともかく。概要でしたね、概要・・・

無人島 カタンで開拓競争!

ゲームの舞台は、大航海時代の無人島。未知の世界を求めて旅立った探検家が、航海の果てに辿り着いた場所がその「無人島 カタン」です。

広大な大地に豊富な資源を蓄えるカタン島には、新天地を夢見る開拓者たちが次々と上陸。島の開拓競争がはじまります。

どこかで聞いたことがあるようなないような、という設定ではありますが。

それぞれのプレイヤーが開拓者となり、ゲームボードに描かれたカタン島をめぐって開拓競争。それが、ゲームの大きな概要です。

資源を獲得し、建設・開拓する

「開拓競争」の内容について、もう少し具体化しておくと。

もっともカタンの島を開拓したプレイヤーが、開拓競争の勝者です。

そりゃそうだろな、ということなのですが。はたしてなにをもってもっとも開拓したかというと、「ポイント数」で判定します。

カタンでは、プレイヤーの開拓行為について、それぞれポイントを定めています。たとえば、

  • 開拓地(街的なもの)をひとつ建設したら1点
  • 都市(開拓地のバージョンアップ版)をひとつ建設したら2点
  • 街道を誰よりも長く建設したら2点
  • 島に居座る盗賊団を誰よりも成敗できたら2点 など

これらのポイントを累計していき、いちばんはじめに10点に達したプレイヤーの勝利となります。

3~4人で、小学校中学年くらいから

どのような人におすすめか、というと。

人数は3~4人がおすすめ。4人が最大人数であり、もっとも盛り上がる。2人でもできますが、きっとつまらない。

なぜなら、カタンは「プレイヤー同士の交渉」が醍醐味だからです。2人だけで交渉しても・・・だし、人数が多いほうが駆け引きに幅が出ます。

対象年齢は販売元の情報によると「8歳以上」。ウチの息子が9歳(小学校3年生)ですが、「わりとギリ」な感じがします。

ルールが複雑ではないため、もっと小さい子でもできるとは思いますが。楽しく「やりあう」には8歳以上というのは的を射ている、と言えるでしょう。

ちなみに我が家は、夫婦+娘12歳+息子9歳の4人プレイですが、ベストマッチングなゲーム環境です。ちょうどいい。

所要時間は1時間~1時間半

1回のゲーム時間は、だいたい1時間~1時間半のあいだに収まることが多いです。

わりと序盤は進展が少なく、後半は展開が大きくなるというカンジで進みます。

短くもなく、長すぎもしない、という所要時間なのではないでしょうか。

ゲーム選びの基準にしてね!カタンのおすすめポイントはここだ

カタンの詳しい遊び方にまでは触れません。それは、実際にプレーするときに知れば十分でしょう。

【参考】カタン公式WEBサイトによる公式ビデオ→ https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=BAWr8J9LBmA

それよりも。「カタンっておもしろいのかな?」「買おうかな、どうしようかな?」という人のために。

カタンのおすすめポイントについてお話します。次の4つです ↓

  1. マンネリ化しないゲームマップ
  2. アイテムが煩雑でない
  3. 他人の番でも退屈しない
  4. 絶妙なゲームバランス
  5. ルールがシンプル

それでは、順番に見ていきましょう。

《おすすめ①》マンネリ化しないゲームマップ

ゲームの舞台「カタン島」は、ゲームのたびに変化します。なかなかに斬新で画期的であり、カタン最大のウリと言ってもよいでしょう。

カタン島は、19枚の地形パネルと、18枚の数字チップの組み合わせで構成されます。その組み合わせ、なんと2兆9,000億通り以上

カタン マップ

マップを構成する19枚の「地形パネル」と18枚の「数字チップ」

地形パネルと数字チップはランダムで配置するため、まったく同じマップでのゲームということはほぼありえません。

ゲームのたびにマップが変わる。当然、戦略も変えざるをえません。

いつも同じマップの上を、サイコロを振って進むようなマンネリボードゲームとはひと味違います。

《おすすめ②》アイテムが煩雑でない

ボードゲームの中には、各種の「駒・カード・おカネ」など、アイテム数が多く、扱いが煩雑なものがあります。

そういう点では、カタンのアイテム数はシンプルな部類に入るものと考えます。

さきほど触れた 19枚の地形マップ、数字チップのほかには、

  • サイコロ 2個
  • 資源カード 5種類 × 19枚
  • 発展カード 25枚
  • 街道コマ 15個 × 4人分
  • 開拓地コマ 5個 × 4人分
  • 都市コマ 4個 × 4人分
  • ボーナスカード 2枚
  • 建設コスト表 4枚

こうしてみるといろいろありますが、いざゲームをプレイしてみると、各プレイヤー周りにあるアイテムは割とスッキリしています。

アイテムが多いゲームもおもしろいですが、「場がわちゃわちゃ」しがちです。

アイテム数が少なく、スマートにゲームができるというのはひとつの利点と言ってよいでしょう。

《おすすめ③》他人の番でも退屈しない

これもカタン特有のおもしろさなのですが、他人の番(ターン)を見逃せないということ。つまり、退屈する場面が無い。

カタンでは、自分の番(ターン)になると、2つのサイコロを振ります。そして、

このサイコロの出目と同じ数の数字チップが置かれた地形マップに、開拓地・都市を建設済みのプレイヤーが「資源カード」を獲得することができます ↓

カタン 資源カード獲得

他のプレーヤーが振ったサイコロでも・・・

これを言い直すと。サイコロを振ったプレイヤー以外も、「資源カード」を獲得するチャンスだということです。

各種の開拓行為にはこの「資源カード」がたくさん必要なのであり、獲得のチャンスを見逃すわけにはいきません。

チャンスを生かすも殺すも自己責任(見逃したらおしまい)。プレイヤーは他人のサイコロにも集中し、もうゲームから目が離せません! という魅力があります。

《おすすめ④》絶妙なゲームバランス

カタンは完全な頭脳ゲーでもなければ、完全な運ゲーでもありません。

わたしの見立てで言えば、頭脳 70:運 30。絶妙なゲームバランスなんだな、これが。

各種ゲームの中には、時に運しだいで一発大逆転という大胆なものもありますが。カタンにはそういうところを感じません。

とにかくコツコツ粛々と開拓した者に、いちばん勝利が近づきます。

でもそれだけでもない。サイコロの出目や、「発展カード」というイベントカードにより、運が小さく変化するタイミングが訪れます ↓

カタン 発展カード

運を小さく変える25枚の「発展カード」

この運をうまくつかんだ者に、勝利への道が開けます。でもでも、「大逆転~!」というほどでもない。絶妙です。やればわかるさ。

《おすすめ⑤》シンプルなのに奥深い

ネットでカタンについて情報収集すると、「ルールが複雑で難しい」という意見と、「ルールがシンプルで簡単」という意見に分かれます。

はたしてどっちが正しいのかは、それぞれの主観なのかもしれませんが。

私見を述べるのであれば、「ルール自体はシンプルで簡単、なのに奥深い」です。勝手に奥深さを付け足しました。

説明書を見てもルールの数が特別多いわけでもなく、条件分岐するような複雑なルールが多いわけでもなく。

フツーなら、単調でつまらないゲームになりかねないところなのですがカタンは違います。「プレイヤー同士の交渉」というルールがそれです。

開拓行為には資源カードが必要だと前述しました。それぞれの開拓行為ごとに必要な資源カードの種類も異なります。結果、自力だけで必要なカードを揃えるのがなかなかに難儀なしくみです。

よって、プレイヤー同士の交渉による「資源カード」の交換は必須。これがゲームに奥深さを加え、勝利への難易度を上げる要因にもなっています。

「対象年齢が8歳以上」というのは、このあたりの駆け引きができるかどうかによる、ということでしょう。

まとめ

ボードゲーム・カタン スタンダード版についてお話をしてきました。

このカタンには6人まで遊べる拡張版や、マップが広がる拡張版も用意されています。

まずはスタンダード版をプレイして、カタンの魅力を感じてみてはいかがでしょうか?

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きょうの執筆後記
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