照り付ける太陽、きらめく海。これぞ完璧な夏、湘南!
そんな湘南藤沢エリアで行われた「ロゲイニング」イベントに参加してきました、という体験記です。
走るオリエンテーリング「ロゲイニング」に参加
このたび参加をしたイベントはこちら ↓
ロゲイニングイベント ~この夏行きたい湘南のロケ地!湘南藤沢「走ろうにっぽん」ロゲイニング~
ロゲイニングとは、平たく言うと「走るオリエンテーリング」。Wikipediaによれば次のとおりです ↓
ロゲイニング(rogaining)とは地図、コンパスを使って、山野に多数設置されたチェックポイントをできるだけ多く制限時間内にまわり、得られた点数を競う野外スポーツである。オリエンテーリングと似ているものの、チェックポイントが多数設置されていること、チェックポイントを辿る順序が決められていないなどの違いがある。
そんなロゲイニングですが。今回のイベントの舞台は、湘南藤沢エリア。
夏の海を横目に走って回るなんて、さぞかし爽快であろう。と、申し込んだイベントです。
ロゲイニングを甘く見たわたしは、結果、撃沈するのですが・・・ それはもう少しあとの話。
イベントの概要についても触れておきます。
イベント概要
今回参加したイベントの概要は次のとおりです ↓
~この夏行きたい湘南のロケ地!~
湘南藤沢「走ろうにっぽん」ロゲイニング1.主 催 走ろうにっぽんプロジェクト事務局
2.日 時 平成29年8月19日(土)
3.参加費 3,500円(税込)/人
※複数名で参加する場合は街中を走行する関係上、1チーム5名以内とさせていただきます
※ファミリーの部は中学生以上有料、小学生以下2名まで無料
※小学生以下2名以上で参加の場合はお菓子抽選会への参加は2名分まで4.持ち物
必須 デジタルカメラ or スマートフォン or カメラ付きケータイ、筆記用具
任意 コンパス、飲み物、ジップロック(地図保管用)、カッパ(雨天の場合)などイーモシコム イベントページより抜粋
ロゲイニングイベントへの参加は、今回で2回目になります。
前回はみなとみらいエリアで行われたイベントに、家族4人で参加をしました ↓
子供連れで夏の街を走り回るのはなかなか過酷であったため、今回は存分に走るべく、単身での申し込み。
ひとりでも、家族など複数人でも参加できるイベントです。
湘南の海に「口だけ男」現る!太陽・人混み・坂道で撃沈・・・の体験記
それではここから、体験記となります。
今回のイベントで回ったチェックポイントの箇所など、一部ネタバレを含みますことご了承のうえでお進みください。
09:40 藤沢商工会館 ミナパーク 到着
今回のスタート地点でもあり、ゴール地点でもある、藤沢商工会館 ミナパーク ↓
スケジュールに合わせて、9時40分ごろ到着。本日のスケジュールはこちら ↓
09:30 参加者受付開始
09:50 ルール説明
10:00 地図配布、スタート
13:00 フィニッシュ(制限時間180分)
チェックポイント通過数確認後、抽選会へイーモシコム イベントページより抜粋
つまり。10時になると一斉に地図が配られ、そこから13時までの3時間。いくつのチェックポイントを回ることができるかを競います。
「競う」といってもこのイベントでは順位があるわけではなく。通過したチェックポイント数が多いほど、レース後の抽選会での抽選回数が増えていくというお楽しみ。
ちなみに今回の参加者は約20名ほど(子供は3名くらい)。わりと少なめ? 開催地や時期によっては、もっと多いときもあるようですが、この暑さですからねぇ。
というわけで、参加者の服装・装備・表情を見る限り。「走りに自信あり」といった心の声が聴こえてくるようです。
10:00 地図配布 おおいに意気込む
迎えたスタートの時、10時。参加者に地図が配布されます。
国土地理院発行の電子地形図をもとに作成されたという地図の縮尺は「1:25,000」。相変わらずこの縮尺は大雑把すぎるだろ ↓
というわけで、頼りになるのはスマホのGoogleマップ。充電、予備バッテリーは必須です。って、ロゲイニングの趣旨に反していないのだろうか、わたし・・・
それはそれとして。地図に配置されたチェックポイントは全部で31か所。乗り物でも乗らない限り(←もちろんダメ)すべてを回ることは不可能です。
ゆえに、制限時間を見ながら、どのチェックポイントをどの順序で回るのかがロゲイニングの醍醐味となります。
前回は家族全員、子供連れで参加をした際には、制限時間2時間半で約11kmを走破。
今回は単身で飛ばし放題、制限時間は30分多い3時間。「こりゃ、20kmくらいは行きたいよねぇ」と意気込むわたし。家でもそんなことを言って出てきました。結果やいかに。
10:07 藤沢市役所(チェックポイント1番目)
まずはスタート地点からほど近いチェックポイントを回ります。藤沢市役所 ↓
チェックポイントでは写真を撮ることで、「確かに行ってきました」という証拠を残します。それをゴールをしたあとスタッフの方が確認をする流れです。
ちなみに今回のロゲイニングは、「この夏行きたい湘南のロケ地!」との触れ込み。それぞれのチェックポイントには、ロケの歴史があるわけで。この藤沢市役所は ↓
「ドラゴン桜」警視庁大田北警察署
・・・・・・ ドラマは見ていたはずだが、ダメだ、ピンと来ない。悩んでもしかたがないので先を急ごう。
10:18 奥田公園(チェックポイント2番目)
チェックポイント2つめは、奥田公園 ↓
奥田公園のロケ歴史は ↓
「わたしを離さないで」龍子先生が恭子に声をかけた場所
もうダメだ、まったくわかりません! もともとドラマとかあまり見ないし・・・ 純粋に走ろう、そうしよう。
10:30 江の島方面へ走る
ここから先はしばらくチェックポイントは無し。走ることに集中です。
今回のマップの特徴は、チェックポイントが特定の場所にわりと集中していること ↓
大きく、「江の島の島内」「海岸沿い」「茅ヶ崎」の3つ。
スタートからはちょっと遠い「茅ヶ崎」はあきらめ、「江の島の島内」「海岸沿い」をできるだけ拾う作戦で走ります。
10:42 龍口寺(チェックポイント3番目)
さきほど2つめのチェックポイントからのんびり走ること3km。
海沿い近くまで進み、龍口寺へ ↓
わたしにはもう、何のロケ地なのかさっぱりですが、ピンとくる方のために一応載せておきます ↓
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」九条櫻子と磯崎齋が訪れた寺
そそくさと写真撮影を済ませて、江の島へ向かいます。まもなく、眼の前には海と江の島が!
普段海を見慣れていない人間が海を見ると、テンションが上がるのはなぜでしょう?
10:58 江の島 湘南港北緑地(チェックポイント4番目)
片瀬海岸と江の島の島内とを結ぶ江ノ島弁天橋は、天気の良い土曜日ということで人が多め。人混みを避けつつ危険がないスピードで、江の島島内を目指します。
まずは、島内入り口付近の湘南港北緑地へ ↓
そして相変わらずわからないロケ地の言われ ↓
「タイヨウのうた」藤代孝治が雨宮薫のギターを直した公園
このあとは大量チェックポイントゲットだぜ! ということで、いよいよ島内へと向かいます。思えば、これが破滅へのはじまりでした・・・
11:10 江ノ島シーキャンドル(チェックポイント5番目)
江の島の島内は基本「山」です。登ったり、下ったりの起伏がそれなりにあります。途中、急な階段も少なくありません。
登りはツラいので「エスカー」という乗り物もあります。なんのことはない、有料のエスカレーターですが利用者は少なくありません。
また島の入口付近からは、ラクに島の奥へと行けるよう観光船も出ていています。それくらいの険しさはある、というメッセージです。
もちろん、エスカーやら観光船やらに乗るわけにいかないわたしは「足」で進みます。
まずは登って登って、高台まで。江の島のランドマーク、展望灯台の「江ノ島シーキャンドル」へ ↓
茂みの向こうにちょこっと見えているのがシーキャンドルです。もっと良い写真撮れないの? と思われるかもですが。
カメラの腕が悪いのではなく、「こういうアングルで撮りなさい」という見本が決まっておりまして。と、一応の自己弁護まで。
恒例のロケ地情報は、
「好きな人がいること」柴崎千秋が櫻井美咲と別れたあとに柴崎冬真といた場所
なんのこっちゃ。
11:12 江ノ島亭(チェックポイント6番目)
さらに島内を進み、江ノ島のメジャーなお食事処「江ノ島亭」へ ↓
「彼女が死んじゃった」安西ハジメたちが食事をした店
ここまで、人混みを避けるという動き、そして坂道や階段を走って登るという動きで来ました。
結果、持病の腰痛が悪化・・・ もともと前日から調子が悪く、腰には朝からコルセットを巻いての参加でした。← 言い訳がましい。言い訳だけど。
それでも腰は痛いわ、通気性が悪くて汗はいつも以上だわで急に疲労感。距離にしてまだ7km程度、焦りも募ります。
ここで起伏の多い江ノ島のチェックポイントはあきらめ、平地に戻ることを選択。来た道を戻ります。
11:19 江島神社 鳥居(チェックポイント7番目)
島内入口付近まで戻り、江の島のシンボルのひとつ、江島神社の真っ赤な鳥居 ↓
お昼に近づき、いっそう人が増えてきました。江の島のメイン商店街「弁財天仲見世通り」は、もうまともに走ることができない混み様です。
人を避けるのもけっこう疲れるものだ、と実感。島内まで深追いしたことを後悔しつつ、チェックポイントが集まる海岸沿いへ向かいます。
11:28 片瀬漁港(チェックポイント8番目)
江の島の島内を離れ、片瀬海岸まで戻り。8つめのチェックポイント、片瀬漁港に到着 ↓
日差しもいっそう強くなり、汗の量が普通よりもすごいなぁ、と感じつつも。コルセットのせいだろ、とあまり気にもせず。
ここでふと、あまり水分を摂らずにきたことを思い出し、スポーツドリンクを少々。ここまでの水分摂取は500mlのペットボトルで1/3程度。
あとにして思えば、水分摂取が少な過ぎました。というのが、このあたりでの反省です。
なんでしょうね、人混みやら腰痛やらで、ちょっといろいろと面倒くさくなってひたすら走っていました。ダメですねぇ・・・
11:31 新江ノ島水族館(チェックポイント9番目)
海岸沿いを西へ向かいます。このあたりはチェックポイントが集中するエリア。
これまた江の島のランドマーク、新江ノ島水族館へ ↓
「好きな人がいること」櫻井美咲と柴崎千秋がデートした場所
昔、こどもがまだ小さいころ。年間パスポートを持っていたので、そこそこよく通ったっけ。特に意味のない情報を思い出すあたり、意識が若干飛んでいる証拠です(笑)
11:38 ラッキーキャラに遭遇
意識が若干危うい感じで海岸沿いを走るわたしの前に、突如ラッキーキャラが登場です ↓
爽やかなこの男性は、イベントスタッフ。イベントエリアの中を走っているらしく、出会うことができるとなんと5ポイントっ!
チェックポイント5つ分って、ちょっとラッキーすぎるだろ。というほどのラッキーキャラの登場にテンションが復活。
証拠の写真撮影を済ませて、次のチェックポイントへ向かいます。
11:40 片瀬西浜海水浴場(チェックポイント10番目)
ようやく10番目のチェックポイント、片瀬西浜海水浴場へ ↓
江の島が綺麗に見渡せるナイスビューポイントです。
「好きな人がいること」高月楓が柴崎千秋に別れ話をした海岸
さらに海岸沿いを西へと走ります。
11:44 湘南海岸公園(チェックポイント11番目)
綺麗な海を見ながら走ることがこんなにツラいことでもあるとは・・・ 強い日差しを遮ることもない海岸沿いはある意味地獄です。
ラッキーキャラとの遭遇で復活したはずのテンションもダダ下がり。なんとか11番目のチェックポイント、湘南海岸公園 ↓
「ホットロード」宮市和希が春山洋志のケガを心配して泣いた公園
11:48 決断の末にヒヨる
スタートから2時間弱。距離にして約10km。このあとどうしたものか?
建物の日陰を見つけ、休みつつ考えます。考えられるルートは2つ。足を延ばして2つのチェックポイントを拾うか、帰路について途中で1つだけ拾うか ↓
結局、ヒヨって帰路につくことを選択。通常であれば足を延ばしても全然間に合う距離でしたが、もはや腰と足に自信がなく・・・ とにかくゆっくり走って帰ろう、と。
このロゲイニングでは制限時間をわずかでも超えてはいけません。
どれだけのチェックポイントを回ろうと、制限時間内にゴールにたどり着かなければいけないのです。
誰だ、20kmくらい行けるだろうとか言ってたヤツは? わたしです。口だけ男、湘南の海に現る。
12:10 住宅街をひたすらに・・・歩く
ゆっくりでも走って戻ろうと考えたわたしでしたが、もう走れませんでした。
自分でもびっくりです、10kmそこそこ走ったくらいでこんなになってしまうとは。100mくらい引きずるように走るのがやっと。
走っては歩き、走っては歩きの繰り返し。
気が付けば、こんなに暑いのに寒気がして腕に鳥肌が・・・ もしかして熱中症ってこんなカンジ? と怖くなり走るの終了。
水分を摂りながら、できるだけの速足で歩く。もはやできることはそれだけでした。あぁ、なんたる情けなさ。
12:25 セントラファエロチャペル湘南大聖堂(チェックポイント12番目)
ひたすら歩いて藤沢市街まで戻り、さいごのチェックポイントに選んだセントラファエロチャペル湘南大聖堂へ。
もう写真を撮るのもメンドーでしたが、それでもパシャリ ↓
「ヤマトナデシコ七変化」久留米が中原ナスコと結婚しようとした協会
まだだいぶ時間は残っていましたが、あきらめてゴールへと向かいます。
12:42 ゴール
もしかして、一番にゴール? かと思いましたが先客もいました。とにかく無事にゴールです。
フィニッシュタイムの写真撮影をして終了 ↓
このあとスタッフの方々と一緒に、チェックポイントの報告、撮影した写真の確認。ポイント換算の結果、わたしの抽選回数は3回に。
くじ引き的な抽選の結果・・・ 3等、ランニングポーチ!
うん、でもこの前、息子がもらったのと一緒。とかは言わないで、ありがたく頂戴いたしました。残りの2回は残念賞のアメちゃんです。
このほかに参加賞としていただけるのは、
- アミノバイタルGOLDゼリー
- アミノバイタルGOLD 2000ドリンク 500ml
- 「走ろうにっぽん」オリジナルてぬぐい(おとなのみ)
- お菓子詰め合わせ(こどものみ)
参加費用 3,500円を思うと十分です。
まとめ 2時間42分、距離14.8km
今回のロゲイニング、2時間42分で、距離は14.8km。しかも、途中からは走ることができずに歩くという ↓
2週間後には、20kmのレースにも申し込んでおり、なんとも不安要を残す結果となりました。
普段は早朝に走っているためよくわかりませんでしたが、暑さと日差しに対する注意が必要であることは教訓にします。
結局、このイベントの間、水分は500mlのペットボトルを飲み切らないほど。イベント直後にけっこう厳しい状況になりました(夜には復活!)。気をつけましょう。
なお、走ろうニッポンプロジェクトのロゲイニングは全国各地で開催されています。
コースの楽しさもさることながら、マラソンなどとは違い、自分のペースで参加できるのも魅力です。ご興味のある方はぜひ。
わたしもまたリベンジに挑みます!
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きょうの執筆後記
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