管理職なら読むべき本 おススメの3冊

読書する女性

この4月からはフリーランスでひとり身。
それでも前職では、税理士法人の社員税理士(一般会社でいう役員)として、それなりのあいだ「管理職」に就かせていただいていました。

税理士事務所の職員としての税理士業務を行いながら、管理業務も並行するという「プレイングマネージャー」スタイルです。

「管理業務の遂行」という面では、正直、時間的に集中することはむずかしい環境でした。
しかし一方で、常に「管理職としての矜持」に縛られていたといえます。
プレイングマネージャーとしては、当然といえば当然ですね。

そんな日常の中で、管理職としてのテーマであり続けたのが、

・管理職とはなにか?
・チームはどうあるべきか?
・組織をどう変えていくか?

管理職であれば、みな一度は掲げるテーマでしょう。
自分の場合は一度なんかでは済まず、ずっと悩み続けたテーマです。

悩みや迷いに答えを求め、管理や組織論については、当時多くの書籍を読みました
(実践の成果について、「胸を張る」ことはできませんが・・・)。
その中から、鋭い切り口で多くの示唆を与えてくれる、おススメの3冊を管理職の経験別にご紹介します。

目次

悩みはじめの”管理職入門者向け

管理職に就いて、1~2年目の入門におススメの1冊。
難しいテーマを読みやすい「小説」として扱いながらも、内容は決して浅くありません。

巨大プロジェクトの管理者である主人公が、話中で気づきや考察として残す「日記」には、大きな納得感と多くの活きる学びがあります。

ソフト開発のプロジェクト管理が話の舞台ではありますが、管理の本質にかわりはなく、どんな業種にも「汎用」可能です!

学べること
 ・管理の本質
 ・プロジェクト管理
 ・組織の人間関係と人事管理
 ・時間管理 など

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悩みに翻弄されている”中堅管理職”向け

管理職に就いて、3~5年目の中堅におススメの1冊。
深まる悩みに「具体的な手を!」と声をあげる管理職に、ひとつの答えを提示してくれます。

この本の1番の軸は、「変革を成功に導く8つの段階」という、組織変革の具体的行動ステップにあります。

人間が持つ「心や気持ち」をないがしろにすることなく、むしろ、いかにして向き合い解決するかに迫ります。
130の組織、400名の面談から得られたエピソードを収録。
ありがちな机上の空論への疑いを退け、解決へのイメージを広げます!

学べること
・組織変革のステップ
・組織における人間心理
・チームのつくり方
・ビジョンの描き方と周知 など

もはや悩みと共存を決めた”永遠の管理職”向け

管理職に就いて、5年目以上のベテランにおススメの1冊。
500ページを軽く超えてくる大容量には、読むたびに新しい学びがあります。
というか、深さが過ぎて、1度や2度で理解するのは困難です・・・

きびしい環境変化に耐え、目的を遂げ続ける組織であるには、個人個人だけではなく、「組織が全体として機能する」ことと説きます。

先に紹介した2冊と比べると、「理論」の書としての要素が強く、その実践は良い意味で読者にゆだねられているといえます。
手にしたら最後、管理の本質をえぐる座右の書として鎮座します!

学べること
・学習する組織とは
・組織の学習障害
・問題解決のための「システム思考」
・自己内省としての「自己マスタリー」 など

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  きょうの執筆後記
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本日は趣きを変えて書籍紹介です。
本はそれなりに読んでいるので、どなたかの参考になれば、と。
テーマを変えて、ときどきは紹介していきたいと思います。

 

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