GoogleHomeを使って声だけでEvernoteにメモをとる方法【IFTTT】

GoogleHomeとEvernoteとIFTTT

” わかっちゃいるけど、メモとるのってメンドーなんだよね ”

というあなた。GoogleHomeを使って、声だけでEvernoteにメモをとる方法はどうでしょう? というお話です。

目次

ヒトは「メンドーだから」メモをとるのを躊躇する

” メモをとるのはだいじなことだ。”

これを否定するヒトは、そういないでしょう。多くの人にとって、「メモ」はだいじなものなのです。

にもかかわらず。ヒトはしばしばメモをとらず、また、メモをとり忘れます。そして後悔をします。

あちゃぁ… あのときちゃんとメモをとっておけば、と。

なぜそんなことになってしまうのか? その理由のひとつに「メモをとるのがメンドーだったから」が挙げられます。

つまり。メモをとったほうがいいよな、と思いながらも。メモをする道具が見当たらない、準備するのがおっくう。そもそも、書くという行為もまたメンドーだし。

このような状況から、結局、メモすることを躊躇してしまう。わたし自身、多く経験してきました(自慢にならないけれど)。

そしていまもなお、油断をすればメモをとらずに済ませてしまうのですから。とにかく、メモをとることを躊躇せずに済む環境づくりを心がけています。

これからお話をすることもそのひとつ。スマートスピーカーのGoogleHomeを使って、声だけでEvernoteにメモをとる、という方法です ↓

image14

仕事場(自宅兼事務所)にいるときは、ちょっとしたことであれば、このしくみでメモをとるようにしています。

「GoogleHome(またはGoogleHome Mini)」に向かって、「メモして」とお願いをしてから、メモしたいことを口にすれば。

その口にした「音声」が、「IFTTT」というツールによって、クラウドサービス「Evernote」内に「テキストデータ(文字)」として格納してくれます。

これなら、ペンを手にする必要もなく、キーボードを叩く必要もありません。必要なのは「声」だけ。実際の「声」のやりとりはこんなカンジです ↓

あなた 「OK,Google、メモして、〇〇〇〇」

GoogleHome 「〇〇〇〇、とメモしました」

スマートスピーカーを持っているのであれば、ぜひともおすすめするメモ環境です。ということで、このあと、この環境づくりの具体方法・手順をお話していきます。

 

Google Homeを使って「声」でEvernoteにメモをとる方法

ここからは、Google Homeを使って「声」でEvernoteにメモをとるための具体的な方法についてお話をしていきます。

5〜10分くらいでできてしまうくらいの内容です。

《手順①》スマホにアプリ「IFTTT」をインストール

使っているスマホに応じて、AppleStoreまたはGooglePlayから「IFTTT」のアプリをダウンロードしましょう。

IFTTT(イフト)ってなんじゃいな、ということかもしれませんが。ひとことで言うと、あるサービスとあるサービスとを繋ぐ(連携させる)ためのアプリがIFTTTになります。

これからやることで言えば、GoogleHomeとEvernoteをIFTTTで繋ぐ、ということです。

ちなみに。IFTTTは、「IF This Then That」の頭文字を取ったモノ。「もし(IF)、これ(This)をしたら(Then)、あれ(That)をする」を意味します。

いまのところは、「ふーん、ようわからんけど」ということでもだいじょうぶです。このあとの手順で、「IF This Then That」がどういうことかはわかります。

ダウンロード・インストールが済んだら、アプリを立ち上げて、IFTTTに登録・ログインしましょう。GoogleやFacebookアカウントでもログインできます ↓

以下、iPhoneを利用した場合の画面で説明をします

image1

《手順②》アプレットをつくる

IFTTTにログインしたら、次に「アプレット」をつくります。

なんだ、アプレットって? ということであれば。「プログラム」みたいなものだと思っておきましょう。

ここでは、GoogleHomeとEvernoteを連携させるプログラム(≒アプレット)をつくるよー、ということですね。

では、「My Applets」を選択して、右上の「+」マークをタップしましょう ↓

image2

《手順③》IFTTTで、GoogleAssistantの設定をする

具体的にアプレット(≒プログラム)の作成を進めていきます。

下記の画面から「this」を選択しましょう。「もし(IF)、これ(This)をしたら(Then)、あれ(That)をする」のうちの「this(これ)」ですね ↓

image3

「this(これ)」は何か? を選択します。

検索窓に「goo…」などと入力をしながら、「Google Assistant」を検索。「Google Assistant」をタップして選択しましょう ↓

image4

この「Google Assistant」というサービスで、GoogleHomeの設定をします。

今回は、音声でテキスト(文字)をメモにしたいので、下記の画面から「Say a phrase with a text ingredient(テキストを含むフレーズを話しますよ、の意)」を選択しましょう ↓

image5

画面にしたがって、設定を続けます。なにやら英語でいろいろと書いてありますけれど。

「What do you want to say?(なんて言いたいの?)」の欄に、メモをするときの言葉を入れます。合言葉みたいなものですね。

冒頭で触れた例の「OK,Google、メモして、〇〇〇〇」であれば、「メモして」の部分がそれにあたります。

GoogleHomeは、「メモして」の言葉を認識して、アプレット(プログラム)を発動させるわけです。

具体的には、次のように入力します。ポイントは、「メモして」のあとの「 $」です。「$」の前には半角スペースを入れることに気をつけましょう ↓

image6

画面をそのまま下にスクロールして、次の項目を設定します。

「What do you want the Assitant to say in response?(GoogleHomeにどのような返事をさせたいの?)」の欄に、「$ とメモしました」と入力をしてみましょう。

「$」のうしろには、半角スペースの入力を忘れずに ↓

image7

これによって、GoogleHomeは「◯◯とメモしました」と復唱してくれるようになります。なお、ここで言う「◯◯」にあたるのが「$」です。

じぶんの好みで、GoogleHomeからの返事についてを設定しましょう。

続いて、「Language(言語)」欄で「Japanese(日本語)」を選択して、「Create Trigger」をタップしましょう ↓

image8

これで、「もし(IF)、これ(This)をしたら(Then)、あれ(That)をする」のうちの「this(これ)」の設定は終了です。

このあと、残りの「That(あれ)」を設定します。

《手順④》IFTTTで、Evernoteの設定をする

下記の画面が表示されているはずなので、こんどは「That(あれ)」をタップしましょう(「This」のところには「GoogleAssistant」が設定されたことがわかります)↓

image9

続いて、「that(あれ)」は何か? を選択します。今回のIFTTTで「That(あれ)」に当たるのは「Evernote」でしたね。

検索窓に「ever…」などと入力をしながら、「Evernote」を検索。「Evernote」をタップして選択しましょう ↓

image10

画面にしたがって、設定を続けます。あいかわらず英語でいろいろと書いてありますけれど。

今回は、Evernote内にメモをつくりたいので、「Create a note(メモを作成するよ)」を選択しましょう ↓

image11

このあと、Evernoteへのログインを要求されますので、指示に従ってログインをしましょう。

ログインが完了すると、ふたたび設定画面に戻ります。今回は次のように設定をしてみます ↓

image12

「Title」欄には、Evernote内にメモがつくられるときの、そのメモ(ノート)の「タイトル名」です。上記例では、「メモ」としました。

「Body」欄は、初期設定のまま「TextField」としています。

「Notebook」欄は、Evernoteのどのノートブックに、つくったメモを格納するかということです。上記例では「000_INBOX」というノートブックを指定しています。

(※ INBOXについての考え方はこちらの記事をどうぞ→ 忘れる・実行できないを解決!フリーランスのタスク管理法

「Tags」欄は、メモにつけるEvernote上のタグをどうするかです。上記例では、タグをつけないこととして、空欄にしています。

上記の入力・設定が済んだら、画面下の「Create action」をタップしましょう。

次のような画面が表示されるはずなので、画面下の「Finish」をタップします ↓

image15

これで、すべての設定が完了です!

さぁ、思う存分に「声」でメモるべし

あとは、声に出してメモるだけです。メモのしかたは覚えていますよね ↓

あなた 「OK,Google、メモして、〇〇〇〇」

GoogleHome 「〇〇〇〇、とメモしました」

ペンを持たずとも、キーボードを叩かずとも、メモがとれる環境です。存分にメモをとっていきましょう。

GoogleHomeにうまく聞き取ってもらうコツをつかむ必要があったり、あまり長い文章などは聞き取ってくれなかったりもしますが。ちょっとメモをとるくらいであれば、じゅうぶんに使えます。

わたしも仕事場(自宅兼事務所)では、GoogleHome Miniを使って積極的にメモをとっています。

 

まとめ

GoogleHomeを使って声だけでEvernoteにメモをとる方法についてお話をしてきました。

IFTTTを使えば、GoogleHomeに話しかけることで、SNSに投稿することなどもできます。

必要であるならば、あわせて環境づくりをしてみましょう。

 

************
  きょうの執筆後記
************

ブログには書けない・書きにくいことその他。きょうの「執筆後記」は毎日メルマガでお届け中です。

よろしければメルマガ(無料)をご登録ください! → 登録はこちらから

GoogleHomeとEvernoteとIFTTT

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

目次