自主開催でセミナーを続けて3年になりますが、受講者が集まらないことはあるし、安定もしていない。
それでもセミナーあきらめずにすむ「よりどころ」についてお話をしていきます。
石の上にも三年と言うけれど。
2016年9月から、自主開催のセミナーをはじめて3年になります(2019年10月26日現在)。
セミナーをはじめた当初、まったくもって受講者が集まらないのはいたしかたないにしても。その後もいまにいたるまで、やはり集まらない時期はありましたし、安定したなどとは言い難い。
だいたい毎月3回くらいは開催をしていますが、最近でも、受講者がゼロのときもあれば、お一人さまというときもあります。
ゼロであれば、じぶんひとりで悲しめばよいものの。お一人さまとなると、悲しんでばかりもいられません。受講者の方に申し訳なくて… セミナー後は「懇親会」と銘打っていたのに、わたしとマンツーですし。
そんなわたしにも、「ひとりなんてぜいたくでラッキーじゃないですか!」と、おっしゃってくださる受講者の方もあり。顔で笑って、心で泣いている(感動・感謝もあります)というわたしです。
それはそれとして。
受講者が集まらない・安定しないセミナー開催ではありますが、いまのところは「やめる」とか、「頻度を落とす」ことは考えていません。あきらめていない。
なぜならば、あきらめずにすむ「よりどころ」があるからです ↓
- 続けていれば増える
- 出会いがある
- 話す実践の場になる
- より伝えられる
- ブログとの相性がいい
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
セミナーを開催してもなかなか受講者が集まらないなぁ、とか。セミナーをはじめたいけれど、受講者が集まらなかったらどうしよう。と思われている方のご参考になれば幸いです。
セミナー開催をあきらめない僕の5つのよりどころ
続けていれば増える
冒頭でお話をしたとおり、受講者はなかなか増えません。はじめてしばらくのあいだはとくに、です。
受講者が増えないということは、言うまでもなく、受講料(収入)も増えないということにほかなりません。
セミナーを「仕事」としてやる以上、「満席」が収益面でのベストです。逆に、ゼロやお一人さまとなれば当然、収益面での効率が下がります。
だとしたら、見込みのない仕事は「早々に見切りをつける」というのもだいじな判断になるでしょう。
それでも、あきらめが悪く、3年のあいだ続けてきた結果はどうなのか? 3年間のセミナー収入をグラフにしてみました ↓
これをどう見るかは、見る人しだいです。
わたしは、楽観的にも「続けていれば増える」と見ています。そもそも、「フツーもっと増えるでしょう」との見方もあれば、「人によるだろう」との見方もあるでしょう。
ただ、わたしにとっては「続けてきたら増えた」という事実が、あきらめない「よりどころ」のひとつになっています。
出会いがある
ベタな話ではありますが。人(受講者)との出会いは、セミナーの楽しさです。たとえお一人さまでも、その楽しさに変わりはありません。
セミナー中の会話を通じて(わりと質疑応答の時間・頻度を多めにとっています)、あるいはセミナー後の懇親会を通じて。
いろいろな人の考え方・生き方に触れることは、楽しさと同時に、いまのじぶんにとっての大きな刺激でもあります。
また、今年からは「遠征セミナー」をはじめました。ずっと地元・横浜に引きこもっていたのですが、名古屋、長野、仙台に出かけてセミナーを開催。11月には大阪セミナーを予定しています。
遠征先では「人」との出会いに加えて、「場所」や「食べ物」などとの出会いもあるので楽しさは倍増です。長野では「善光寺」を満喫しましたし ↓
セミナー開催にともなう「さまざまな出会い」はすべて人生の糧になる。これもまた、あきらめずにすむ「よりどころ」になっています。
話す実践の場になる
わたしは、独立開業してセミナーをはじめるまで。人の前で話をする、という機会はほとんどありませんでした。
そんなこともあって、いざセミナーをはじめてみると。人の前で話をするのはなんと難しいことか…と、いまも感じ続けています。
もちろん、話し方の勉強やリハーサルなどの練習もだいじなのですが、実践に勝るものはなく。人の前で話したければ「実践(を重ねる)がいちばん」というのがわたしの考えです。
この点で、あきらめずにセミナーを開催し続けているからこそ「実践の場」を増やすことができています。
実践という面では、受講者の人数は関係なく。たとえ1人でも、人の前で話をする場であることに変わりはありません。
受講者が何人のセミナーであっても、必ず反省があるし、学ぶべきところがあります。
だから、「セミナーをやりたい」と考えるのであれば、受講者が集まらない・安定しないとしても、まずは「実践」を継続する。実践の場をつくり続ける。というのも、あきらめずにすむ「よりどころ」です。
より伝えられる
わたしはこうしてブログでも「伝える」ことをしています。同じように、伝えたいことがあるからセミナーもしています。
ただ、同じ伝えるであっても、「ブログ(書く)」と「セミナー(話す)」とでは、伝わり方には差があるようです。
つまり。ブログ(書く)ではうまく伝わらないのだけれども、セミナー(話す)だとうまく伝わることがある。そういうことです。
もっとも、わたしの「書くチカラが不足している」のも原因ではあるのですが。それを差し引いても、面と向かって話しができることには相応の「アドバンテージ」があるなぁ、と感じているわけです。
講師の表情、身振り手振り、声のトーン・強弱、動きのあるスライド、必要に応じた板書など。セミナーには「書く」にはない要素が多くあります。
ほかにも、受講者の方の顔色を見て、「うまく伝わらなかったかな?」と思えば、補足をすることもできますし。受講者の方から直接質問をいただくことで補足もできる。
そういったことを繰り返すことで、より伝わりやすい言葉や表現を身に着けていく、という一面もあります。
そう考えると。なにかを伝えるのであれば、セミナーは「強力なツール」であり、「強力な機会」だと言えるでしょう。これもまた、あきらめずにセミナーを続けている「よりどころ」です。
ブログとの相性がいい
さきほどブログの話をしましたが。セミナーの開催はブログとの「相性」がいい、とも感じています。
セミナーでは、受講者の方の「生の声」を聞くことができるので、「ほんとう」の疑問や悩みを知ることができる。これは貴重です。
ふだんから、読者の疑問や悩みを「想像」して、それに応えられるようにブログを書いていたりするわけですが。
そのような疑問や悩みが、はたして「ほんとう」に実在するかは定かではありません。こちらの一方的な思い込みだった… もあるでしょう。
その点、セミナーでいただく疑問や悩みは間違いなく「ほんとう」です。
というわけで。セミナー中のご質問や、セミナー後のアンケートでいただくご質問について、日々のブログ記事で回答していることがけっこうあります(「誰々さんへの回答です」とは書きませんが)。
これによって、同じ疑問や悩みを持っている読者の方のお役にも立てるはずです。
ちなみに。回答の記事を書いたときには、「書いたのでよかったら読んでみてください」とのご連絡をしたりもしています。「よくわかりました!」などのご返信をいただけることもあり、こちらとしてもうれしいことです。
このように、セミナーを続けていると、日々のブログにも活きるのは「相性」がよく。あきらめずにすむ「よりどころ」にもなっています。
まとめ
自主開催でセミナーを続けて3年になりますが、受講者が集まらないことはあるし、まだまだ安定もしていません。
それでもセミナーあきらめずにすむ「よりどころ」はいろいろあるので、「続ける」という選択にも魅力があります。
セミナーを開催してもなかなか受講者が集まらないなぁ、とか。セミナーをはじめたいけれど、受講者が集まらなかったらどうしよう。と思われている方のご参考になれば幸いです。
- 続けていれば増える
- 出会いがある
- 話す実践の場になる
- より伝えられる
- ブログとの相性がいい