マウスやトラックパッドを使うよりも、速くてラクなのが「ショートカットキー」です。
というわけで。Macのファイル・フォルダ操作におすすめなショートカットキーをご紹介します。
まだマウスとかトラックパッドとか使ってるの?
なにげなくマウスやトラックパッドを使っている操作でも。実は、キーボード(ショートカットキー)を使ったほうが「速くてラク」だ、ということはあるもので。
ふだん、わたしがよく使っているショートカットキーのなかから、Macの「ファイル・フォルダの操作」に関するものをご紹介です。
もしも、「いまはマウス(あるいはトラックパッド)でやっているなぁ」というものがあったらぜひお試しを! という、おすすめのショートカットキーがこちらになります ↓
- Finderを開く
- ファイル・フォルダを開く
- 親フォルダに戻る
- ファイル・フォルダをコピペ・移動する
- 新規フォルダを作成する
- ファイル・フォルダを削除する
- ファイルをプレビュー(Quick Look)する
- ファイル名・フォルダ名を変更する
- ファイルを複製する
- ファイル・フォルダの情報を見る
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
Macのファイル・フォルダ操作ショートカット10選
Finderを開く
control + F3 → return
Macでファイルやフォルダを操作するにあたってはまず、「Finder」を開くことからはじまる。というのはよくあることでしょう。
そんなときには、とっても便利なショートカットキーがこれです。
「control + F3」で Dockにフォーカスされます。Dockの左端に Finderが置いてあれば、続けて「return」を押すだけです。2段階ではありますが、慣れてくれると連続して素早く操作できるでしょう。
新規で Finderを開いたときのフォルダを指定することができます。よく使うフォルダを指定しておくと便利です。くわしくはこちらの記事を ↓
ファイル・フォルダを開く
command + O
ファイルやフォルダを開くときに、マウスをカチカチ(あるいはトラックパッドをタプタプ)していませんか?
Finderを開いたあとは、キーボードの矢印キーでもファイルやフォルダの選択ができます。そのままの流れで、ショートカットキーで選択したファイルやフォルダを開くのが「速くてラク」です。
そんなときには、「command + O(オー)」。OpenのO、と覚えておきましょう。
ちなみに、開いたファイルやフォルダを閉じるときには「command + W」が便利です。Wってなんでしょう? Window… なのかな? 開いた窓を閉じる、みたいな。違ったらすみません。
親フォルダに戻る
command + ↑
Finderをキーボードで操作しているときに、「ひとつ前のフォルダ(親フォルダ)に戻りたい」というとき、ありますよね。
そんなときにもマウスやトラックパッドではなく、こちらのショートカットキーで、が便利です。commandと、矢印キーの「↑」を押しましょう
ファイル・フォルダをコピペ・移動する
- コピー … command + C
- ペースト … command + V
- 移動 … command + option +V
操作としてはよくやる「コピー&ペースト」。いわゆるコピペ。これも、マウやトラックパッドを使うよりも、ショートカットキーが「速くてラク」です。
まず、ファイルやフォルダをコピーするのは commnad + C。コピーしたファイルやフォルダをペースト(貼り付け)するときは command + V。
と、ここまでは知っているしやっている。でも、意外と知らないしやっていないのが、「コピーしたあとの移動」です。
さきほどのペーストとの違いは、コピー元を残すかどうか。コピー元を残すのがペースト、残さないのが移動。移動のほうは言い換えると、「切り取って貼り付け」ですね。
その「移動」のショートカットキーは、ペーストのショートカットキーに「option」を加えるだけ。ぜひ覚えておきましょう。
新規フォルダを作成する
command + shift + N
Finderを操作中に、「新規フォルダを作成したい」ということもあるでしょう。そんなときには、このショートカットキー。Nは、NewのNですかね。
これをマウスやトラックパッドで、右クリック(副クリック)して… とかやっていると、遅いし手間です。
なお、「新規フォルダをつくって、そこに複数のファイルを入れたい」というときに便利なショートカットキーもあります。ファイルを選択(shift + 矢印キー)したうえで、こちらです ↓
command + control +N
新規フォルダをつくってから、そこにファイルを突っ込むよりも「速くてラク」です。使ってみましょう。
Evernoteアプリを使っていると、「command + control +N」などのショートカットキーが、Evernoteのショートカットキーとバッティングすることがあります。
そんなときには、Evernoteアプリの「環境設定(command + ,)」から、「キーボードショートカットキー」の設定で調整しましょう。
ファイル・フォルダを削除する
command + delete
初歩的なショートカットキーのようにも思えますが。マウスやトラックパッドを常用していると、使っていないショートカットキーでもあります。
マウスやトラックパッドだと、右クリック(副クリック)して、メニューから「ゴミ箱に入れる」を選択して… と時間も手間もかかります。ショートカットキーをクセづけるのがおすすめです。
なお、「command + delete」は、完全削除ではなく「ゴミ箱」に入れるショートカットキーです。ゴミ箱を開けば、ファイルやフォルダは残っています。
これに対して、完全削除のショートカットキーはこちらです ↓
command + option + delete
いろいろ怖いので(間違って削除… とか)、わたしは使っていませんが。
ファイルをプレビュー(Quick Look)する
スペース
各種のファイルのなかみを、アプリを開かずに見ることができる便利機能が、Macの「Quick Look(クイックルック)」です。
対象のファイルを選択したら、スペースキーを押すだけ。ちょっとした確認をするときには、意外とよく使います。
ちなみに、全画面表示でQuick Lookするときには「option + スペース」というショートカットキーもあります。
ファイル名・フォルダ名を変更する
return
ファイル名やフォルダ名を変更するときには、対象のファイルやフォルダを選択して、returnキーを押すだけです。
ここでもマウスやトラックパッドを右クリック(副クリック)してから、「名前を変更」を選んで… などということがないようにしましょう。
ファイルを複製する
command + D
あるファイルを複製したい、というときに使えるショートカットキーです。ひとつの画像(jpeg、pngファイル)をいくつかのパターンで加工したいときなどに「複製」を使っています。
前述した「コピー」をしてから「ペースト」でもよいのですが、それだと2段階です。代わりに「command + D」を知っていれば、一発で終わります。
Dは、Duplication(複製)のDなんですかね。なじみのない Duplicationよりも、Doubleのほうがしっくりくるので、わたしはそう記憶していますです。
ファイル・フォルダの情報を見る
command + I
ファイルやフォルダについて。いつ作られたものだろう?とか、容量はどれくらいだろう? などの情報を知りたいときに便利なショートカットキーです。
対象のファイルやフォルダを選択したら、「command + I」を押すだけ。マウスやトラックパッドを右クリック(副クリック)して… という方法もありますが、やっぱり遅いしメンドーです。
I は、Informationの Iということでよろしいでしょうか。
まとめ
なにげなくマウスやトラックパッドを使っている操作でも。実は、キーボード(ショートカットキー)を使ったほうが「速くてラク」だ、ということはあるものです。
「いまはマウスやトラックパッドでやっているなぁ」というのもがあれば、ぜひショートカットキーを試してみましょう。
ふだん繰り返しよくやっていることであればあるほど、「速くてラク」が累積されますから、ショートカットキーの効果は絶大です。