新型コロナウィルスの影響もあり、広がりを見せる「在宅ワーク」という働きかた。
そこで。これからはじめる!在宅ワークがはかどる10のコツ、についてお話をしていきます。
おうちで仕事は、自由がゆえの悩みがある。
本記事の投稿日現在(2020年4月11日)、世の中では新型コロナウィルスが大きな問題になっています。
一部に緊急事態宣言も出され、外出自粛の一環として「在宅ワーク」が推奨されているところです。
とはいえ、急に「おうちで仕事」と言われても。おうちで仕事なんてしてこなかったし、仕事として「はかどる」のかねぇ…? と疑問に思う人もいるでしょう。
また実際に、「ちっともはかどらんっ!」と悩んでいる人もいるかもしれません。おうちは自由度が高いがゆえに仕事にならない・なりにくい、という一面があるのは事実です。
そこで。「おうちで仕事」をはじめてまる4年になるわたしが、これまでに身につけてきた「在宅ワーク」がはかどる 10のコツについてお話をしていきます。こちらです ↓
- これまでの常識を疑う
- 着替える
- 時間管理する
- 残業をやめる
- 外部連絡を断つ
- 場所を変える
- 休憩する
- 昼寝する
- 運動する
- パソコン周りの環境を整える
新型コロナウィルスはきっかけに過ぎず、終息後も「在宅ワーク」は働きかたのひとつとして定着する可能性があります。
これからはじめる在宅ワーク。ぜひとも、じぶんにとっての「はかどるコツ」を見つけ、身につけておきましょう。
それではこのあと、10のコツを順番に見ていきます。
これからはじめる!在宅ワークがはかどる10のコツ
《コツ1》これまでの常識を疑う
職場に行って仕事をしていた「これまでの常識」を疑うことからはじめましょう。職場での常識をおうちに持ち込まないことです。
たとえば。わたしが勤務していたころは、職場に「大きな書庫」がありました。物理的に大量の「紙」を保管するためです。
もしも、その感覚で在宅ワークをはじめたら? わたしの家は「紙」で埋め尽くされてしまうことでしょう。
だから、独立して「おうちで仕事」をはじめてからは、なるべく紙を持ち込まない・増やさないようにしています。
書類は印刷せずにデータ化する。もともと紙の書類はスキャンしてデータ化する。データはDropboxなどのクラウドサービスを利用するなどして。
結果として、書類を探す手間もなくなり(パソコンですぐに検索できる!)、書類を引っ張り出す時間もなくなり(パソコンですぐに表示できる!)、仕事はより「はかどる」ようになりました。
一事が万事です。これまでの常識に縛られていないか? じぶん自身に対して、注意を怠らないようにしましょう。縛られたままでいると、「ほんとうははかどる」はずのチャンスを逃しているかもしれません。
《コツ2》着替える
どうせ出かけないのだから寝間着のままでもいっか、ということはしないようにしています。
仕事をするときには、仕事着に着替える。仕事着を身につけることで、仕事モードに切り替える。わたしは、仕事着に「スイッチ」の役割を持たせています。プライベートから仕事へのスイッチ。
と、言っても。おうちのなかで、スーツを着たりはしませんし。ワイシャツだって着ない。この冬にいたっては「上下スウェット」でした。以前はもうちょっとパリッとしてたんですけどね… なんかだんだん…
でも、スウェットとはいえ、「仕事のときしか着ないスウェット」として、普段着や寝間着とはきちんと区別をしています。だから、わたしのなかでは、そのスウェットを着ればお仕事モードです。
おうちにいると、仕事とプライベートの区別がつきにくくなります。それでメリハリがなくなると言うのなら、「着替える」ことを取り入れてみましょう。
《コツ3》時間管理する
おうちにいると、職場にいるのと比べて「自由度が高い」のはメリットでもあり、デメリットでもあります。
近くにはテレビがあったり、ゲームがあったり、本があったり。気がつけば、「あれ、仕事してないじゃん」みたいな。これでは、仕事もはかどりません。
なので、わたしは「時間管理」には気を使うようにしています。具体的には、分単位で1日のスケジュールを組む。休憩時間も含めて、1日24時間のスケジュールをしてから、1日を過ごすようにしています。
ヒトはスケジュールがなければダラダラしがちなものだし、スケジュールがあればそれを守ろうとするものです。
ダラダラしちゃうんだよなぁ、というのであれば。ぜひスケジュールを組むところからはじめましょう。おうちでジャマをしてくるのは他人ではなく、じぶん自身です。じぶん自身のジャマが入らいないようにスケジュールを活用する。
このとき、「なにをやるか(いわゆるタスク)」をリストアップするだけではいけません。それをいつやるのか、何時から何時までにやるのかまでスケジュールに落とし込む。ここがポイントです。
ツールとしてはTaskchute Cloudがおすすめになります。こちらの記事も参考にどうぞ ↓
《コツ4》残業をやめる
前述の「時間管理する」にも通じることとして、残業をやめましょう。
おうちで仕事をしていると、「定時」があいまいになりがちです。また、終電や終バスなどを気にする必要もなく、キリなく仕事をしてしまう可能性があります。
結果、夜ふかしとなれば「体内時計」が狂い、心身の調子を崩す原因にもなるところです。よくありません。
人生は、「ライフ(生活)」と「ワーク(仕事)」の両輪です。在宅ワークで「ワーク」ばかりとなれば、「ライフ」がなくなってしまいます。じぶんの「ライフ」を守ることができるように、残業はやめましょう。
では、どこまでが定時で、どこからが残業なのか? それをはっきりさせるためにも、前述の「時間管理」が重要になります。まずは、「残業をやめる」という意思決定をする。そのうえで、対策として「時間管理」をする。
わたしは、仕事は「夕飯まで」と決めています(だいたい18時前後)。夕飯までがワークで、それ以降はライフです。
[ad1]《コツ5》外部連絡を断つ
お客さまや社内の連絡などで、電話やメールが耐えない… という状況がありえます。
顔を合わせる事ができない分、在宅ワークになったら余計に、電話やメールでの連絡が増えた…ということもあるでしょう。
連絡は必要なことではありますが。あまり連絡ばかりしていると、仕事がはかどらなくなってしまいます。
とある研究によれば、いちど途切れた集中力を回復させるには 20分かかる、とのハナシもあります。仕事をしている最中に、電話の着信やメールの通知があれば、そのたびごとに 20分の時間を失っているとも言えるのです。
では、どうするか?
連絡をする「時間帯」を決めましょう。その時間帯以外は、パソコンやスマホの「通知機能」をオフにする。電話の着信やメールの通知には「気づかない」ようにすることです。
わたしは1日3回。朝15分、昼10分、夕方10分を、メールを確認・返信する時間と決めています(電話は原則、使わないようにしています)。これで、「連絡が遅い!」と叱られたことはありません。
そもそも連絡をしすぎだし、かんたんに連絡を受けすぎなのでは? と、発想を変えてみましょう。
《コツ6》場所を変える
わたしは、基本、仕事部屋のデスクで仕事をしています。
が、それだけではなく。アウトドア用の椅子とMacBook Proを持ち出して、ベランダで仕事をしたり。本は部屋のなかで歩きながら読んだりもしています。
環境を変えることで、「集中力」を保つためです。集中力を保てれば、当然、在宅ワークがはかどります。
おうちで仕事となると、「いつもの場所感」は強いもの。職場のように他人からの刺激もないので、緊張感も下がりがちです。すると、集中力の低下にもつながるところですから、場所を変えてみるのもよいでしょう。
いろいろな場所で仕事をしてみることで、多様な環境でも仕事がはかどる「適応力」を養うこともできます。
《コツ7》休憩する
在宅ワークがはかどるためには、「集中力」が欠かせません。前述した「場所を変える」のほかにも、集中力に役立つのは「休憩」です。
人間の集中力は「60分〜90分」ていどだと言われています。そのくらいの時間がたったら、意識的に休憩をすることが大切です。
座りっぱなしもよくないので、立ち上がってストレッチをするとか。わたしはよくスクワットをしています。30秒から1分くらい、全力でスクワットをするとアタマもすっきりです。
ちなみに。休憩時間中にスマホをいじるのはよくありません。いろいろなところに意識を持っていかれますので、休憩にならないからです。また、夢中になるあまり、思いのほか休憩が長引いてしまう可能性もありますね。
休憩するなら、アタマはきちんと休ませる。ボーッと遠くを眺める。数分、散歩をしてみるなども、アタマを休ませるのには良いそうです。
[ad1]《コツ8》昼寝する
集中力の回復をはかるのであれば「昼寝」がおすすめです。
午前中のあいだだけでも、仕事や作業で脳はかなり疲労しています。結果として、記憶力や集中力が低下する。適度な昼寝によって、記憶力や集中力が回復することが研究によってわかっています。
いっぽうで。長すぎる昼寝は、夜の睡眠に悪影響です。あくまで、「適度な昼寝」がポイントになります。時間にして 15分〜20分ていど。それ以上は、眠りが深くなりすぎてしまうので注意です。
職場では「人目」があるので昼寝はちょっと… という人でも。おうちだったら落ち着いて昼寝ができますよね。
昼寝をするのとしないのとでは、午後のはかどりかたがまるで違う。これは、実際に昼寝を習慣にしてみるとわかることです。在宅ワークには、ぜひ昼寝を取り入れてみましょう。
《コツ9》運動する
集中力の回復をはかるのに、休憩や昼寝もいいですが。実は、運動をするのもおすすめです。
なぜなら、運動をすることで、ドーパミンとノルアドレナリンの分泌をうながすことができるから。
運動をすることで、集中力を高めるはらたきを持つ「ドーパミン」の分泌が増えることがわかっています。だとしたら、運動後の仕事もはかどりそうですよね。
また、運動をすることで、やる気を高めるはたらきを持つ「ノルアドレナリン」の分泌も増えます。これも仕事がはかどることに役立つはずです。
また、ウォーキングやランニングなど、一定のリズムを刻むような運動は「セロトニン」の分泌を増やします。
セロトニンは抗うつ作用がありますので、気分の落ち込みにも強くなるという効果が期待できます。落ち込んでいると仕事もはかどりませんから、自己療養・自己回復する術(すべ)を持つのは大切なことです。
というわけで。わたしは、「ランニング」を習慣にしています。朝のうちに5〜10kmくらい。月間 120kmを目安に走っています。
《コツ10》パソコン周りの環境を整える
多くの職種で欠かせない仕事道具として「パソコン」が挙げられます。
在宅ワークをするのであれば、パソコン周りの環境を整えるのがよいでしょう。具体的には、性能が悪いパソコンは使わない。買い換える。
職場から支給されているパソコンを使わなければいけない場合は別にして。じぶんのパソコンを使えるのであれば、できるだけ性能がよいものを使う(必要に応じて買う)。
起動にも時間がかかる、処理スピードが遅い、よくフリーズする。そのようなパソコンでは仕事の効率が落ちてしまいます。
たとえば、性能が悪いパソコンを使うことで、1日15分をムダにするとしたら。1ヶ月で 7.5時間です。30分ムダにしていたら 15時間です。それが2ヶ月、3ヶ月… となれば、それはもうとんでもない時間の損失でしょう。
そう考えると。性能の良いパソコン(得てして値段が高い)は「それほど高い買い物ではない」と言えます。
また、パソコンだけではなく、周辺機器もあわせて検討してみましょう。とくに、ディスプレイ。ノートパソコンだけよりも、外付けディスプレイがひとつ加われば、作業は格段にはかどります。
まとめ
新型コロナウィルス対策として、「在宅ワーク」が推奨されるようになりました。
新型コロナウィルスはきっかけに過ぎず、終息後も「在宅ワーク」は働きかたのひとつとして定着する可能性があります。
これからはじめる在宅ワーク。ぜひとも、じぶんにとっての「はかどるコツ」を見つけ、身につけておきましょう。
- これまでの常識を疑う
- 着替える
- 時間管理する
- 残業をやめる
- 外部連絡を断つ
- 場所を変える
- 休憩する
- 昼寝する
- 運動する
- パソコン周りの環境を整える