コーヒーについては、「カラダに良い説」と、「カラダに悪い説」とがありますが。
それはそれとして。コーヒー好きのわたしがやっている、「体と心に優しいカフェインの摂り方」のお話をしていきます。
違いはわからぬがコーヒーは美味い。
のっけから、わたくしごとではありますが。わたしは、コーヒーが大好きです。違いはわかりません。違いはわからない男です。でも、コーヒーは美味いし、好きです。
その「コーヒー」については、「カラダに良い説」と、「カラダに悪い説」とが存在しています。いずれも、いちどくらいはどこかで見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
コーヒーを飲んでいると、心臓病や脳卒中、がんのリスクが低下。コーヒーを飲んでいない人よりも死亡率が下がるだとか。つまり、カラダに良いと。
はたまた、コーヒーに含まれる有害物質(カーウェオールやカフェストール)や、カフェインの過剰摂取といったことが問題にされることもあります。つまり、コーヒーはカラダに悪いのだと。
ちなみに、砂糖たっぷり、ミルクたっぷりのコーヒーはカラダに悪いかと思います。それはそれで美味いんですけどね。美味いものはたいていカラダに悪い、と決まっています。だから、コーヒーはもっぱらブラックです。
なにはともあれ。飲みすぎない限りは、「好きなら飲めばいい」というのが、コーヒーに対するわたしの考えです。まぁ、元も子もないハナシですが。
いっぽうで。コーヒーを飲むにあたっては、「体と心に優しいカフェインの摂り方」に気をつけています。具体的には、こちらの3点です ↓
- 起き抜けにコーヒーを飲まない
- 昼寝する前にコーヒーを飲む
- 14時にはコーヒーをやめる
これらが、わたしのカフェイン(というかコーヒー)の摂り方になります。もちろん、それぞれに理由がありますので。
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
体と心に優しいカフェインの摂り方3選
起き抜けにコーヒーを飲まない
コーヒーが美味い、と感じるタイミングに「朝」があります。起き抜けに一杯のコーヒー。いわゆる「目覚めの一杯」って、想像するだけでも美味そうです。
けれども、「カフェインの摂り方」を考えるのであれば。起き抜けにコーヒーを飲むのは、やめておくことをおすすめします。なぜか、と言うと…
朝方、体のなかには「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。コルチゾールによって、わたしたちは気持ちが引き締まり、覚醒する。コルチゾールは「目覚めのホルモン」なのです。
ここに、覚醒作用があるカフェインまで加わると、目覚めをとおりこして、不安や緊張などにつながることがあります。よくありませんよね。
また、カフェインがコルチゾールの分泌を抑制するとも言われています。この場合、目が覚めない、スッキリしない… という状態を招いてしまう。
じゃあ、もう一杯コーヒーを飲もうか。みたいなことになれば、カフェインに対する耐性が高まり、カフェインによる覚醒効果が薄れます。
覚醒効果を得るためにさらにもう一杯となれば、カフェイン依存・中毒にいたる可能性もゼロではありません。
というわけで。わたしは起き抜けのコーヒーは飲まず、コルチゾールの分泌によって目覚めることを優先しています。じぶんの体のチカラで目覚める。
結果として、わたしが最初にコーヒーを飲むのは「9時」です。だいたいは、日課であるブログを書きながら、大好きなコーヒーを飲む。というのが、わたしの習慣になっています。
昼寝する前にコーヒーを飲む
午前中のあいだだけでも、仕事や作業で脳にはかなりの疲労が溜まります。すると、記憶力や集中力が低下してしまう。
そこで、適度な昼寝によって、記憶力や集中力は回復することが研究からわかっています。回復する理由は、脳に溜まった疲労物質である「アデノシン」が、昼寝の効果で取り除かれるからです。
なお、「長すぎる昼寝」はいけません。夜の睡眠をジャマしてしまうので。あくまで、「適度な昼寝」がポイントになります。時間にすると 15分〜20分ていどが最適。それ以上は、眠りが深くなりすぎてしまうので注意です。
この点で。昼寝をする直前に、一杯のコーヒーを飲む。つまり、昼寝前にカフェインを摂取すると、さらに昼寝の効果が高まることが、やはり研究でわかっています。
カフェインが作用するのは、摂取から 15分〜30分後。昼寝する直前にコーヒを飲んでおくと、昼寝から目覚めるころに、ちょうどカフェインの効果がではじめます。
すると、カフェインの覚醒効果ですっきりと目覚められる。さらに、カフェインには、アデノシンによる疲労を抑える効果もあることから、昼寝後は疲労しにくくなるとも言われています。
というわけで。わたしは、昼食後にはコーヒーを飲んでから昼寝をするのが習慣です。横にはならずに、イスの背を倒して、座ったまま眠ります。横になると、そのまま眠り続けそうなので…
このような「コーヒー + 昼寝」は、「コーヒーナップ」と呼ばれています。午後はどうにも眠くって… というのであれば、ぜひお試しあれ。
14時にはコーヒーをやめる
大好きなコーヒーではありますが。いまは、14時には飲むのをやめるようにしています。以前は、夜も飲んでいたりしたのですがやめました。
なぜなら、体のなかに残ったカフェインによって、睡眠の量が減ったり、質が悪くなってしまうからです。
言うまでもなく、睡眠はだいじなものであり。良い睡眠がとれなければ、心身にさまざまな影響があらわれることがわかっています。たとえば、
- アルツハイマー
- 老化
- 免疫力低下
- パフォーマンス低下
- うつ
- 肥満
- 高血圧・高血糖
というように、睡眠不足は「心身とも」に悪影響です。だから、カフェインが睡眠のジャマをするのであれば、注意をしなければいけません。
カフェインの「半減期」は、5〜8時間と言われています。もし、半減期を5時間とするのであれば、カフェイン摂取から5時間で体内のカフェインが半分に減る、ということです。
さらに5時間たつと(摂取から 10時間たつと)、その半分に。さらに5時間たつと(摂取から 15時間たつと)、そのまた半分に。
カフェインが多く体内に残っていると、その覚醒効果から、「寝付けない」とか「寝ていても目が覚めてしまう」といったことが起こります。睡眠の量が減ったり、質が悪くなる。
なので、そうならないように。眠るころには体内のカフェイン量を減らしておく必要があります。
わたしの就寝時間は 22時から22時半。体内のカフェインを、少なくとも半分には減らすことを考えて、コーヒーは14時までと決めています。
実際にどうか、と言うと。寝付きはめちゃくちゃいいので(すぐ眠りに落ちます)、睡眠の量が減っていることはありません。
睡眠の質については、フィットネストラッカーで「監視」もしていますが、大きな問題はなさそうです ↓
結果として。コーヒーは「9時〜14時のあいだに飲む」というのが、コーヒー好きのわたしがやっている「カフェインの摂り方」になります。
まとめ
コーヒーについては、「カラダに良い説」と、「カラダに悪い説」とがありますが。
それはそれとして。コーヒー好きのわたしがやっている、「体と心に優しいカフェインの摂り方」をお話しておきました。
へぇ〜、と納得できる摂り方があれば。あなたのコーヒーライフに取り入れてみるのはいかがでしょうか。
- 起き抜けにコーヒーを飲まない
- 昼寝する前にコーヒーを飲む
- 14時にはコーヒーをやめる