わたしの経験から、独断と偏見にもとづき、「人生を変える習慣ベスト10」をお話してみます。
40歳をすぎてからでも、変わった人生。人が変わるのに、いつからだって遅いことなどありません。
人生に遅すぎることなどない。
2016年に、20年以上続いた会社勤めをやめて独立。5年半ほどがたったいま。ふりかえると、「人生がだいぶ変わったなぁ」と感じるところです。
それは、「独立したから」だとも言えますが。それだけではなく、「いろいろな習慣を身につけたから」でもあり、むしろ、そちらのほうが理由としては大きいのではないか? とも思うわけです。
つまるところ、習慣だいじ。そういうことです。
そこで、わたしの経験から、独断と偏見にもとづき、「人生を変える習慣ベスト10」をお話してみます。まぁ、世の中にあるすべてのランキングは、だれかしらの独断と偏見にもとづいているに決まっているのですが。
なにかひとつでも、ご参考になる習慣があれば幸いに思います。ちなみに、それらの習慣によって、わたしの人生が変わったのは 40歳を過ぎてから。月並みな表現とは言え、人生に遅すぎることなどありません。
というわけで。第10位から、いってみましょう!
人生を変える習慣ベスト10
10位・ニュースから距離をとる
テレビやネットなどから、「受け身」でニュースを見るのをやめています(必要な情報をじぶんから取りに行きます)。いちばんは、じぶんの人生に影響するようなニュースはほとんどないからです。
それこそ、じぶんの人生をふりかえってみたときに、人生を変えたニュースがいくつあったのか? おそらく数えるほどしかないか、あるいは、まったくないということだってあるでしょう。
にもかかわらず、仮に1日30分、ニュースを見ていたらどうなるか?
1年で 182.5時間、日数にして 7.6日という時間を、じぶんの人生とは関係のないところに使っていることになります。それが 10年続いたら、76日です。恐ろしいくらいの時間になります。
さらに言えば、ニュースを見たあとに、その内容が気になってモヤモヤしてしまうことがありませんか? そのモヤモヤしている時間も含めたら、もっとたくさんの時間を溶かしていることになるでしょう。
さぁ、あなたはそれでもニュースを見続けますか?
9位・たんぱく質の摂取を増やす
たんぱく質は、炭水化物・脂質と並ぶ「3大栄養素」のひとつ。各種臓器や皮膚、骨や歯、毛髪や爪などカラダの材料として、たんぱく質が必要になります。
この点で、たんぱく質が不足すると、カラダの不調の原因になりかねません。
ところが、意外と、たんぱく質を摂取できていないことに気がつきました。1日あたり、おおむね 50〜60gのたんぱく質が推奨されているところです。
なお、運動習慣がある人だと、さらに多く。体重1kgあたり 1.2g〜2.0gのたんぱく質が、1日あたり摂取量の目安になります。わたしは、運動習慣があるのでこちらです。
では、そのくらいのたんぱく質をとれているのか? というと。わたしの場合、油断をすると不足します。代わりにとりすぎなのが、糖質でしょう。とくに、白い悪魔「白米・小麦粉・砂糖」はヤベぇです。
放置しているか否かで、10年後、20年後の健康に少なからず差がでるように思う。
なので、糖質をたんぱく質に置き換えるような食事をするようになりました。そのあたりは、スマホアプリ(わたしが使っているのはカロミル)を使って、管理・コントロールしています。
8位・毎朝、参拝する
わたしは毎朝、参拝を欠かしていません。と言っても、神社に出向いているのではなく。じぶんの部屋に小さな神棚をつくり、その前で参拝をしています。
信仰心が厚いのか? というと、けしてそういうわけではありません。参拝によって、毎朝、じぶんのスイッチを入れるため、じぶん自身に対して誓いをたてるためです。
カンタンに言えば。これから、きょうも1日がんばるぞ。と、そういうことですね。わたしは放っておくと、わりとダラダラしてしまうタイプなので、神さまの前で姿勢を正すのがいいように思います。
わたしと同じタイプの自覚があれば、神棚おすすめです。1日をシャキっとはじめるか、ダラっとはじめるかでは、間違いなく前者のほうがよいでしょう。パフォーマンスにも差が出るはずです。
日々の積み重ねが人生、シャキっとはじめて、シャキっと生きましょう。
7位・通知を断つ
あっ、メール来た。おっ、LINE来た。えっ、ニュース速報来た。うわっ、電話かかってきた。なんて、通知まみれの毎日を送ってはいませんか? わたしは、送っていました。が、いまは通知を断っています。
スマホもパソコンも、最低限の通知を残して、あとは通知オフに設定です。メールもLINEも、ニュースも電話も、じぶんのタイミングで、1日に数回確認をすれば問題はありません。
世の中に、そこまで「緊急」なものなど存在せず、通知をオンにしていることで、じぶんが勝手に「緊急」と位置づけているだけです。それによって、貴重な集中力が奪われていることを忘れてはいけません。
いちど集中が途切れると、23分の時間を失うことが研究によってわかっています。通知を受けるたびに、23分の時間を捨てていると考えたら… いったいどれだけの人生をムダにすることになるのか。
これを聞いて恐怖を感じたのであれば、ぜひ、少しでも通知をオフにするようにしましょう。
6位・6分でいいから本を読む
その昔は、あまり本も読んでいなかったのですが。いまは、2日に1冊のペースで本を読んでいます。おもな目的は、インプット(情報の収集)です。
と、考えたときに。本を読む人と読まない人とのあいだに、どれくらいの差が生まれるのか? 2日に1冊とは言わないまでも、1週間に1冊読めれば、1年で約 50冊になります。20年たったら 1,000冊です。
本を読んでいる人であれば、1,000冊分の「引き出し」ができたといえるでしょう。本を読まない人との差は歴然です。
ちなみに、「本をただ読むだけでは意味がない」というのは、よく言われるところです。読んだことから、行動に移せなければ意味がない。そんなことが言われます。
まぁ、たしかにそうなのですが。それでもわたしは、ただ本を読むだけにも人生を変えるだけのチカラはあると考えています。1,000冊の本を読めば、文章を読み解くチカラや、思考するチカラ、発想するチカラなどが、必ず鍛えられるはずです。
それに、読書には「ストレスを減らす」という効果があることもわかっています。具体的には、6分間の読書によって、ストレスが68%も軽減(心拍数の低下、筋肉緊張緩和)されるとのこと。
たったの6分ならば、毎日だってできますよね。わたしは寝る前には、必ず本を開いています。
[ad1]5位・なんでも記録をとる
わたしはいろいろと記録をとっています。毎日の起床時間や就寝時間、飲酒の有無、摂取カロリー、消費カロリー、体重・体脂肪、ランニングの記録、読書の記録、あたらしくチャレンジしたことの記録、失敗の記録、などなど。
ここまで記録をするのは、独立してからはじめた習慣ですが。記録には、いろいろな効果があります。ひとつは、「自信になる」ことです。たとえば、体重。うまくコントロールできていれば、じぶんのがんばりを肯定できる。やればできる! という、自己効力感が高まります。
また、記録には「継続しやすくなる」という効果もあります。たとえば、ランニング。記録を続けていると、記録が途切れることに抵抗が生まれるものです。この抵抗が、継続力につながります。
さらに、記録は「目標設定」にも効果的です。過去の記録(数字)から、じぶんの能力や力量をはかることができるので、それをもとに具体的な目標設定ができるようになります。
なお、記録をとるためには「道具」を準備するのもよいでしょう。わたしは、睡眠時間・睡眠の質、運動量などを記録するために「Oura Ring(フィットネストッラカー)」を使っています。
これによって、じぶんの調子を「気分」だけではなく、「客観的」な数値で可視化できるようになりました。人生を変えてくれた買い物のひとつです。
4位・スキマなく予定を組む
毎朝、予定を組んでいます。翌朝起きる時間までを分単位でびっちりと、スキマなく予定を組むのが、いまのわたしのスタイルです。と聞いて、多くの人は「うへぇ…」と嫌気がすることでしょう。
わたしも聞くだけであれば、そう思います。ところが、いざ実際にやってみると、「どうしていままでやってこなかったのか?」と、過去のじぶんを問い詰めたい気分です。
ところで。分単位で予定を組むのは、予定を完璧にこなすためではありません。そんなの無理ゲーです。30分でおわると組んでいた予定が1時間かかることはあります。途中で、急用が入ることだってあります。
それでも、スキマなく予定を組むのは、「目の前に集中するため」です。ヒトは気がつくと、マルチタスクにおちいっています。なにかをしていたつもりが、気がついたら、別のなにかをしているものです。
メールを書いている途中で、ネットサーフィンをはじめてみたり。読書をしていたはずなのに、メールチェックをはじめていたり。マルチタスクによって、時間が奪われ、疲弊します。
それはイヤなので、どんなときも目の前の予定をひとつだけにハッキリさせるために、スキマなく予定を組んでいます。そのうえで、予定の開始と終了を記録しているので、マルチタスクを避けることも可能です。
これを実践するために使っているのが「TaskChute Cloud」。人生を変えてくれたツールです。
3位・運動をスケジュールする
「運動は大切だ」などというのは、いまさら言うまでもないでしょう。言うまでもないのですが、意外と、できていないケースはあるものです。わたし自身もそうでした。
すると、どうしても不健康に近づきます。いまはよくても、10年後、20年後には、確実に影響が出るでしょう。そんなのイヤだ、というのであれば。運動をするしかありません。
そこでわたしは、運動をスケジュールしています。いま現在は、筋トレとHIIT(高強度インターバルトレーニング)が、それぞれ1日おき。ランニングは、1週間に1回、15km〜20kmを目安に。
これらを毎日の予定のなかに、組み込んでいます。スケジュールすることなく、「時間があったらやろう」などと考えていて、できたためしがありません。
時間はつくらなければ縮むもの。時間はあると思えば思うほど、なくなるものでもあります。なぜなら、ヒトは基本的に怠惰なので、しばしば時間をムダにするからです。パーキンソンの法則なんてハナシもありますし。
健康を害して、人生が変わることがないように。あぁ、もっと運動をしておけばよかった… という後悔はしなくてすむように。できることから運動をはじめましょう。まずは、スケジュールからです。
2位・毎日、発信する
こうして、毎日ブログを書いています。雨の日も風の日も、盆暮れ正月も、1年365日休みなし。もうすぐ、2,000日を迎えようとしています。これによって、わたしの人生は変わりました。
ブログを起点に、仕事も生活も。いまのところ、じぶんが好きなこと・楽しいことを中心に、毎日を過ごせています。ブログという「発信」によって、じぶんの「軸」ができたおかげです。
軸があれば、じぶんが願う仕事にもつながりますし、軸があれば、迷いの少ない生活を送ることもできます(軸をいかに磨きあげるか、という迷いは絶えませんが…)。
もともとは発信などしたこともなく、ブログがはじめてでした。それでもいまは、メルマガ、YouTube、セミナー開催、情報誌や書籍執筆など、発信の幅を広げることもできています。
発信を広げ、続けることで、ますます「軸」は磨かれ、毎日がより充実していくはず。というのが、わたしの経験則です。もちろん、発信はブログに限らず、毎日である必要もありませんが。
ブログという「あるていどの文量」によって、得られる思考量や論理力もあるのかなぁ、とは思います。また、毎日だからこそ「また、あした」という選択肢もなく、継続できているのかなぁ、とも思います。
いずれにせよ、じぶんにできる範囲内で、発信に取り組んでみるのはいかがでしょうか。道具もサービスもたくさんありますから、発信をするのには便利な世の中です。
1位・睡眠を削らない
睡眠を削るなど、愚の骨頂だ。と、いまは考えています。でも昔は、徹夜を決めて、出勤する日々もありました。けれども、なぜ睡眠を削ってはいけないのか。
睡眠が不足すると、肥満になりやすくなる、認知機能が低下する(パフォーマンスが下がる、ミスが増える)、免疫力が低下する、老化が進むなど、問題だらけの状態になります。
睡眠が不足すれば、よくない方向に人生が変わってしまうかもしれません。
にもかかわらず、短時間睡眠を目指している人もいるわけですが。いわゆる「ショートスリーパー」は、10万人に4人とも言われていますから、ほとんどの人は「ちゃんと寝たほうがいい」ことになります。
とうわけで。忙しいからと言って、昔のわたしのように「睡眠を削ってでも…!」などとは考えないことです。おかげで、いろいろ病気にもなりましたし、入院もしましたし。
考えるのであれば、いかに睡眠を削らないようにするか、いかに睡眠の質を上げるかです。そのあたり、ご興味あれば、こちらの記事もどうぞ↓
まとめ
わたしの経験から、独断と偏見にもとづき、「人生を変える習慣ベスト10」をお話してきました。
40歳をすぎてからでも変わった人生。人が変わるのに、いつからだって遅いことなどありません。本記事で紹介をした習慣のなかに、なにかひとつでも「じぶんもやってみよう!」と感じていただけるものがあれば幸いです。