フリーランスにとっての「3種の神器」ってなんだろね?
というわけで。いまどきフリーランスの僕がいま選ぶ、お仕事3種の神器をご紹介します!
これがなければ仕事にならない!お仕事3種の神器
大学卒業来18年の勤め人生活を辞め、フリーランスに転身すること早1年と3か月。
フリーランスの名が示すとおり、どの組織に身を置くこともなく、誰を雇うこともなく、ひとりで仕事をしています。
自由という大きなメリットがある反面、資源(ヒト、モノ、カネ・・・)の乏しさという欠点を抱えるのが「ひとり」のさだめ。
そんなフリーランスの僕を助ける3種の神器について、期待できる効能・得られた効果を含めてお話しします。
- 《フリーランスの神器①》チャットワーク
- 《フリーランスの神器②》クラウドサービス+スキャナ
- 《フリーランスの神器③》ブログ
《フリーランスの神器①》チャットワーク
ひとつめの神器は、「チャットワーク(chatwork)」です。
効能:どれだけ電話の着信・発信を減らせるか?
チャットワークは、ChatWork株式会社が提供する「クラウド会議室」サービスです。
サービスの利用メンバーとグループを形成し、次のような機能を利用することができます。
- グループチャット
- タスク管理
- ファイル共有
- ビデオ通話、音声通話
いずれも便利な機能ではありますが、もっとも期待をし、効果をあげたのが「グループチャット」です。
グループチャットは「LINEのトーク」と同じようなもの。際立った特異性はありません(詳しくはchatworkのWEBサイトをご覧ください)。
これになにを期待していたのかというと、「電話を減らす」こと。電話の発信・着信を減らすことです。
というわけで。基本的に、お客さまとはお互いに、チャットワークを使って連絡をすることにしています。
結果として。思い通りというか、思いのほかというか、電話はほとんど使いません。電話は「急用」の位置づけです。
効果:なぜ、電話は減ったのか?
電話は便利な反面、困った一面もあるもので。それは、繋がるかどうかは相手しだいであるということ。
「あたりまえじゃんか!」ということですが、これがなかなかの時間泥棒ゆえ、困ったものです。
繋がらなければかけ直さなければいけない、あるいは、折り返しの電話を待たなければいけない。
繊細な人だと、「いつかかってくるんだろう?いつかな、まだかな?」とソワソワしてしまい仕事が手に付かない。やはり時間泥棒。
勤め人時代、電話を多用していたわたしはこれで時間を失い、ストレスを溜めておりました・・・ あ、「ボクって繊細なの」アピールではありません。
それはともかく。ひとりで仕事をしていく中で、電話連絡に時間や心を奪われているヒマはないのです。
でもそれって、わたしに限らず、お客さまにとっても同じことなんですよね。
ですから、わたしがお願いをしたからということはありますが、以前は電話の多かったお客さまもチャットワークを使っていただけるようになりました。
「便利で手軽だ」と喜んでもいただけ、双方にハッピーです。
補足:LINEやFacebookなどではダメだったのか?
補足として、LINEやFacebookなどではダメなのかというと。
そんなこともないでしょう。できることはあまり変わりませんから。
ただ、チャットワークは「ビジネス仕様」であるため、セキュリティ面も含めて、お客さまにご理解を頂きやすかったことは挙げられます。
プライベートで使っているLINEやFacebookの中に、仕事の情報が混在するのもいろいろな意味で望ましくはありませんし。
ちなみに、チャットワークとメールとの使い分けは「手軽さ」です。
メールは「〇〇さま いつもお世話になっております。」から始まるのに対し、チャットワークはいきなり要件ズバリです。チャットですからね。
それが、お互いの手間を減らし、結果的にスピーディーなコミュニケーションをもたらします。返事が速くなる、ということです。
《フリーランスの神器②》クラウドサービス+スキャナ
ふたつめの神器は、「クラウドサービス+スキャナ」。これで何をしたいかと言うと、「ペーパーレス」です。
効能:どれだけ紙を減らせるか?
わたしは、自宅兼事務所でフリーランスをしています。当然、物理的なスペースは限られています。
勤め人時代の認識で仕事をしていたら、たちまち「紙」で埋め尽くされてしまうことを危惧したわたしにとって「ペーパーレス」は避けて通れぬ道でした。
そこでペーパーレスへの取り組みとして使っているツールは、
- ハンディスキャナ・・・ 富士通 ScanSnap iX100
- 複合機・・・ EPSON PX-M650A
- クラウドストレージ・・・ Dropbox、Evernoteほか
- クラウド契約サービス・・・ クラウドサイン
必要に応じてハンディスキャナを持ち歩きスキャン、事務所では複合機でスキャン。
スキャンしたデータは、クラウドストレージのDropboxやEvernoteなどに保存。
また、顧問契約書などの契約書類は紙ではなく、クラウド上で契約を行うサービスである「クラウドサイン」を使っています。
契約書を作成する手間もなく、印紙も必要なく、ペーパーレスにも貢献するサービスと言えます(プリントアウトして保管する場合は別ですが)。
これらを用いてもなお、完全に紙を無くすことはできていませんが、「劇的」に減らすことはできています。
効果:自分の居場所で仕事を制限しない
ペーパーレスが進んで、紙が無くなってよかったね。紙が増えなくて良かったね。
フリーランスにとってのペーパーレスの効果はそれだけではありません。
ペーパーレスの効果のひとつとして、「場所で仕事が制限されない」ことも挙げられます。
さきほど触れたとおり、ペーパーレスの過程でデータ化された「書類」は、クラウドストレージ上に置かれます。
結果として、PCやスマホなどがあれば、どこに居ようとデータにアクセスできるようになりました。
ペーパーレスが中途半端であった勤め人時代、外出時には会社に電話をして、「〇〇の書類を見てもらえますか?」などと頼んだものです。
しかし、いまは「ひとり」。そういうわけにはいきません。自分のことは自分でやらねば、です。
ペーパーレスを徹底していくと、どこに居ても同じように仕事をすることが可能になります。事務所でなければ仕事ができない、ということはありません。
また、副次効果として。普段の持ち物を減らすことができます。
昔は、容量が拡大するアジャスター付きビジネスバッグをパンパンにしていましたが。いまや膨らむこともないアタッシュケースひとつです。
補足:紙を捨てるツールも大事
ところで、「シュレッダー」がペーパーレスを推し進める効果は見逃せません。
言うまでもなく、シュレッダーとは紙を裁断するものなわけですが。これが有るのと無いのとでは、ペーパーレス化のスピードに差が出ます。
せっかく紙をスキャンしても、「あ~捨てるのメンドくさ」とか言っていると紙は意外と減りません。溜めっぱなし。
仕事の書類ですからね、そのままゴミポイはできません。問題の無い大きさまで手でちぎって・・・ということになると捨てるのもおっくうになります。だから溜めっぱなし。
そこにシュレッダーがあると、捨てることに躊躇がありません。シュシュシュっとね、すぐに裁断できます。
わたしも当初は「シュレッダーまでは要らんだろ」と思った時期もありましたが。フリーランスもちょっとしたシュレッダーは持っておくと便利です。
ちなみに、これを使っています。オシャレで静音、おすすめです ↓
《フリーランスの神器③》ブログ
3つめの神器は、「ブログ」です。そう、いまご覧になっているこのブログです。
効能:どれだけ営業活動を減らせるか?
フリーランスとして開業したときから、ブログを書きはじめました。毎日更新を続けて、きょうで460日になります。
とんでもない時間を費やしてきましたからね。何物にも代え難い大切な財産のひとつとなりました。
そんなブログですが、当初はじめた目的のひとつに「営業活動」があります。
繰り返しになりますが、フリーランスは「ひとり」です。営業活動は大事なことではあるけれど、いつもそこにばかり時間をかけてはおられません。
やらなければいけないこと、やりたいことはほかにいくらでもあるのです。
だったら営業活動は、24時間文句も言わずに働いてくれるとウワサの「ホームページ」に任せようじゃないか。ということでのブログでもありました。
結果、リアルではまったく営業活動をしていないにもかかわらず、自主開催セミナーについてはコンスタントにご参加を頂けるようになりました。
まだまだ実績には乏しいものの、原稿執筆依頼もいただいております。
いずれにしても、生身ではまったく営業活動をしていないのにもかかわらず、です。
まぁ、営業活動にのみフォーカスすれば費用対効果の問題はありますが。そこは改善の余地、大いにありということにして。
ただ、フリーランスにとってのブログの効果は「営業活動」に留まりません。
効果:だから僕はサボらない、否、サボれない
さきほど、ブログを「毎日更新」していると言いました。ブログに関しては平日、休日を問わず、365日無休です。
すると幸か不幸か、毎日に「緊張感」が生まれます。きょうも、そして明日もブログを書くんだ! という緊張感です。
その緊張感が良いか悪いかは別にして(ヒトによってはそんなものは要らない、と)。おかげで、日々の生活に「張り」が出ます。
くだけた表現をするなら、「サボることがしにくい」生活になる。ブログにはそんな効果もあります。
フリーランスは自由であるがゆえに、いかようにもサボれてしまうというところがあります。上司もいない、管理もされない。
ちょっとスケジュールに余裕があったりすると、「ちょっと休んじゃおっかなぁ」みたいなこともあるでしょう。ところが、ブログがあるとそうもいかず。
わたしはブロガーではなく、税理士という本業がありますので。毎日、ブログを書いたら「きょうはおしまいっ!」というわけにはいきません(そうなればいいな、とは実は思います・・・)。
ということは、ブログは相応の時間で切り上げて、本業もやらなければいけない。もっと言えば、勉強もしなくちゃ、遊びも楽しまなきゃ、です。
結果、ブログ執筆も含めて、物事全般を計画的・効率的に進めようという姿勢が身に付きます。
傍から見ると神経症的な時間管理などを身につけてしまったのは、その最たる表れでしょう。
結局、「サボりたくともサボれない」という環境の中で、半ば強制的に、自己管理能力を高めざるを得ないようなところがあります。
わたしにとってのブログは、言うなれば「大リーグボール養成ギブス」のようなもの。巨人の星で、星飛雄馬が着けていたアレです。ご飯もまともに食べれない。
だから、そのギブスを外したとき。大リーグボールを投げることはないにせよ、ボクはとんでもないチカラを発揮するのかもしれません。
とはいえ、ブログを辞めるつもりはないのですけどね。そういう意味では、「抜かずの宝刀」でもあるわけで。いずれにせよ、自信にもつながる、というものです。
まとめ
フリーランスの僕を助ける3種の神器について、期待できる効能・得られた効果などをお話ししてきました。
同じフリーランスでも、3種の神器は人それぞれでしょう。時の経過とともに変化させるべきものでもあるでしょう。
いまの自分にとっての欠かせぬ神器とは何か? 折に触れて、考えて、磨くことが、フリーランスの仕事に差をつける。
そのように考えていますがいかがでしょうか。
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きょうの執筆後記
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